ノーベル生理学・医学賞授与

2018年10月2日（火）晴れ

・2018年ノーベル生理学・医学賞を京大本庶佑特別教授（76）と米テキサス大ジェームス・アリソン教授（70）に授与。
ヒトの体を守る免疫の仕組みを突き止め、がん免疫療法の発展に貢献。
これを生かし小野薬品　<4528> ［終値3210.0円］と米製薬大手ブリストル・マイヤーズ・スクイブ（BMS）が共同開発、
「オプチーボ」発売。
賞金は900万スウェーデンクローナ（約1億1500万円）を2氏で分け合う。

・日本株が約27年ぶりの高値を回復。
1日の東京株式市場で日経平均株価は前週末比125円（0.5％）上昇、
終値は2万4245円と、バブル崩壊後に株安が進んだ1991年11月以来の高値に。
日本企業の収益力の改善手掛かりに日本株を見直す機運高まっている。
9月上旬の安値から約1カ月で1900円あまり上昇。昨年末比6.5％高。
27年前と比べると米ダウ工業株30種平均は8.6倍、ドイツ株式指数（DAX）は8.7倍まで上昇。

・トランプ米政権は9/30深夜（日本時間10/1午後）、北米自由貿易協定（NAFTA）再交渉でカナダと妥結。
新協定はメキシコを含む3カ国の枠組みを維持するが、
米国への乗用車輸入台数に数量規制導入するなど、管理貿易の色彩が強まる。
NAFTAを前提に北米に進出した日本の自動車メーカーは生産・調達戦略の見直し迫られそう。
新協定の名称は「米国・メキシコ・カナダ協定（USMCA）」に変更、「自由貿易（Free Trade）」の文言を外す。
カナダ・メキシコからの乗用車輸入でそれぞれ年260万台の数量枠を設け、枠内であれば高関税を課さず。
米国に人気の高い小型トラックは輸入制限の対象外へ。
自動車部品でもカナダに年324億ドル（約3兆7千億円）、メキシコに年1080億ドル（約12兆3千億円）の輸入枠設ける。
6年ごとに協定内容再交渉し、更新で合意できなければ16年間で失効する「サンセット条項」も盛り込む。

・安倍晋三首相2日、内閣改造と自民党役員人事実施へ。
党三役の総務会長には加藤勝信厚生労働相が内定。
2019年の統一地方選と参院選に向け、党選挙対策委員長に甘利明氏起用。
麻生太郎副総理・財務相、河野太郎外相、世耕弘成経産相、菅義偉官房長官、茂木敏充経済相留任。

・日本経済新聞社が売上高100億円以下の上場企業995社「NEXT（ネクスト）1000」を対象に、
5年続けて営業損益改善した企業調べ、8社が5年前比改善額が10億円超。
上位にはニッチ市場で高いシェア得る企業が入った。
1位M&Aキャピタル　<6080> ［終値6580円］M&A仲介　5年前比営業増益幅　30.77億円
2位日進工具　<6157> ［終値2974円］超硬エンドミル　17.74億円
3位トリケミカル　<4369> ［終値4815円］半導体用化学薬品　15.59億円
4位学情　<2301> ［終値1787円］就職情報　13.14億円
5位アバールデータ　<6918> ［終値2275円］電子制御装置　13.06億円
6位シグマ光機　<7713> ［終値2079円］レーザー関連部品　12.55億円
7位IBJ　<6071> ［終値728円］結婚情報サービス　11.64億円
8位アビスト　<6087> ［終値4205円］設計・開発受託　10.45億円

・ノーベル生理学・医学賞に京都大本庶佑特別教授、手術や投薬、放射線治療に続く第4の治療法の道開く。
「オプチーボ」に結実。

・免疫研究は日本の「お家芸」と言える分野。
免疫研究の層は厚く、世界をけん引するような研究成果を次々生みだしてきた。
伝統は今も引き継がれている。

・日本車北米戦略、今回の3カ国合意で完成車や部品に関税がかかる最悪な事態は避けられた。
ただ新合意はカナダとメキシコでの増産に歯止めをかける米政権の意図が鮮明。
米国は両国から関税ゼロで輸入する乗用車の上限をそれぞれ年260万台と設定。
米国での雇用増加を狙う。
現状の対米輸出は両国とも180万台程度も、メキシコは今の増産ペースが続くと21年にも上限に届く。
メキシコ生産車で部品の現地調達率の高い日産自　<7201> ［終値1051.5円］などは、調達先の見直し迫られる可能性も。

・米国が利上げと中国との貿易戦争を同時並行で進める中、
変わる世界マネーの流れが日経平均株価を27年ぶりの高みに押上げた。
新興国から引き揚げられた資金が先進国に還流、ドル高・米株高が進む。
その過程でイタリア債務問題や英国の欧州連合（EU）からの離脱抱える欧州との比較からも、
日本株へ資金振り向ける動きも続く。

・東京海上HD　<8766> ［終値5617円］
年内にもインターネット上で買い物と同時に保険に加入できるシステムを企業向けに販売する。
電子商取引（EC）事業者や旅行会社の需要取り込む。

・JXTGエネルギー　<5020> ［終値860.7円］ベトナム南部で参画目指した製油所について、建設計画が白紙に。
提携相手のベトナム国営石油会社ペトロメックスが中止を決めた。
新車販売が低水準にとどまっていることも背景に。

ここから【コロ朝プレミアム】に掲載
http://www.koronoasa.com/info/

2018年週末の【銘柄研究】検証（2018年9/11）
http://www.koronoasa.com/?p=43479

・ノーベル賞　本庶佑氏　がん免疫治療法開発。新薬薬「オプチーボ」で実用化。

・日銀　<8301> ［終値39000円］1日発表、9月の企業短期経済観測調査（短観）、
大企業製造業の景況感示す業況判断指数（DI）が前回6月調査から2ポイント下落のプラス19で3四半期連続の悪化に。
3期以上悪化が続いたのは2007年12月～09年3月までの6期連続で悪化して以来。
大企業非製造業のDIも下落、8四半期（2年）ぶりの悪化に。
相次ぐ自然災害に加え、通商問題や原材料高が景況感を悪化させた。

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※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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第三者割当

ソフィアHD　<6942> ［終値929円］50万株　1000円　10/18　割当先　E-BONDHD
立会外分売

ファイバーゲート　<9450> ［終値1998円］10/17-19　47万6000株

<> ［終値円］/-　円　万株

<> ［終値円］/-　円　万株

公募・売り出し価格

CRGHD　<7041> ［IPO円］1120円

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、まちまち。
ダウ工業株30種平均だけが大きく上昇で、S&P500種指数やナスダック総合指数は前日終値付近に。
朝方は北米自由貿易協定（NAFTA）再交渉の合意受け、上昇も上げ幅縮小。
フェイスブック（▲1.2％）とインテル（▲1.8％）の下落でナスダック総合指数は下落。

アップル（+0.67%）グーグル（+0.15%）フェイスブック（-1.23%）アリババ（-1.68%）エヌビディア（+2.97%）
ネットフリックス（+1.95%）アマゾン・ドット・コム（+0.07%）バイオジェン（-0.21%）バークシャー（+0.31%）
ラッセル2000（-1.39%）HTG(ハイイールドファンド)（+0.27%）NBI（バイオテクノロジー株指数）（-0.82%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約68.6億株、過去20日間平均約68.9億株とほぼ同水準。

欧州株式市場の主要3指数はまちまち。
ギリシャ(アテネ総合)株価指数（-0.06％）、イタリア（MIB）株価指数（-0.49％）と下落。

1日の東京株式市場で日経平均（+0.52％）は2日続伸。
年初来高値更新、27年ぶりの高値。
東証株価指数（TOPIX）（+0.04％）も2日続伸。
東証マザーズ（-0.24％）は2日ぶり反落、日経ジャスダック平均（+0.51％）、東証2部（+0.46％）は2日続伸で終了。

東証1部出来高は12億1087万株、売買代金は2兆4411億円。
東証1部騰落数は値上がり958(45％)銘柄、値下がり1,079(51％)銘柄、変わらず68(3％)銘柄に。

業種別ランキングでは16種上昇、17業種下落に。
値上がり上位は、鉱業、卸売業、繊維、石油石炭、証券商品、ガラス土石、化学、電気機器、・・・
値下がり上位は、陸運、空運、非鉄、輸送用機器、倉庫運輸、電気・ガス、水産・農林、小売業、・・・

東証1部値上がり上位は、ランドビジネス　<8944> ［現在462円　+80円］オプティム　<3694> ［現在5170円　+700円］
ネオス　<3627> ［現在945円　+85円］GMOPG　<3769> ［現在7610円　+570円］

値下がり上位は、アジアパイル　<5288> ［現在747円　-103円］ハピネット　<7552> ［現在1795円　-202円］
ERIHD　<6083> ［現在1110円　-92円］ハニーズHD　<2792> ［現在950円　-72円］

3メガバンク三菱UFJ　<8306> ［現在713.5円　+4.4円］みずほ　<8411> ［現在197.7円　-0.5円］
三井住友　<8316> ［現在4618円　+32円］

2018年週末の【銘柄研究】検証（2018年9/11）
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