イタリア財政悪化への不安

2018年10月3日（水）くもり

・第4次安倍改造内閣が2日、皇居で認証式を経て発足。
「少子高齢化に真正面から立ち向かい、全ての世代が安心できる社会保障へと改革を進めていく」と表明。
憲法改正に関しては、秋の臨時国会への自民党改革案の提出めざす意向改めて強調。
「あすの時代を切り開くための『全員野球内閣』だ」と説明。

・ドイツのメルケル政権2日、大気汚染の原因となっている旧型ディーゼルエンジン車の買い替えと改修促す新対策決定。
14都市の最大140万台対象、奨励金受け取った車を買い替えるか、環境性能高める改修受けるように保有者に求める。
費用は独フォルクスワーゲン（VW）など自動車メーカーの負担で、数千億円規模に。
旧型車を新型やガソリン車などに買い替える際に、自動車メーカーが最大で1万ユーロ（約130万円）程度の奨励金出す。
海外メーカーにも同様の措置求める。

・2018年10-12月期産業天気図予測、産業・工作機械、自動車、精密機械が悪化。
米中貿易戦争が深刻化する中で輸出を取り巻く環境が厳しさを増している。
内需型産業は横ばいも、相次ぐ大型の自然災害の影響が長引く恐れもあり、予断許さず。
景況感が1番上の「晴れ」と2番目の「薄日」がそれぞれ1業種ずつ減る。

・安倍晋三首相2日夜の初閣議で、西日本豪雨ｎ復旧費など計上する2018年度補正予算案の編成指示。
「自然災害が相次ぎ、全国で大きな被害が発生した。
新しい体制のもと政府・与党一丸となって復旧・復興をさらに加速させる」と述べる。
10月下旬召集予定の臨時国会の冒頭で補正予算案の成立を目指す。

・日本株が連日で27年ぶりの高値。
2日の東京株式市場で日経平均株価は前日比24円（0.1％）高の2万4270円と1991年11月来の水準にある。
日本企業の変化を再評価する動きがある。
バブル崩壊過程だった27年前の91年当時と比べ、けん引役の顔ぶれ変化が鮮明。
2日時点の時価総額上位10社中、4社が91年より後の上場した企業。
時価総額12兆円で2位のソフトバンク　<9984> ［終値11190円］は94年公開。
7位のキーエンス　<6861> ［終値66940円］は連結売上高の5割以上を海外で稼ぐ。27年間で時価総額を19倍に。
一方、かつて時価総額トップ10に7社が入っていた銀行は2社に。

・トランプ米政権は北米自由貿易協定（NAFTA）再交渉を妥結に持ち込み、日本や欧州、中国との通商交渉に軸足移す。
自動車や鉄鋼に高関税を課すと脅しをかけ、相手国に国際ルール違反の輸出数量規制を飲ませる手法目立つ。
トランプ氏の「米国第一主義」は歯止め利かず、対日交渉でも自動車の数量規制や為替条項など要求する可能性も。

・イタリアの長期金利が2日、財政悪化への不安背景に4年ぶりの高水準（3.4％台）に上昇。
欧州連合（EU）のユンケル委員長1日、イタリアが9/27に決めた財政赤字方針巡り、
「EUと合意した財政目標から逸脱している」と批判。
「ギリシャ危機の対処が終わったところで、イタリアで同様な危機が生じるのを見たくない」と　ユーロ危機再燃に懸念。
イタリアは15日までに19年予算案を欧州委に提出しなければならない。
欧州委はEUの財政規律ルールに違反していないかを判断し、必要なら予算案修正を求める。

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2018年週末の【銘柄研究】検証（2018年9/11）
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・尖閣諸島（沖縄県石垣市）周辺の日本の排他的経済水域（EEZ）内で、中国が新たに海上ブイ設置。
気象観測のほか、軍事目的で海中データ収集している可能性も。
活動を常態化し、領有を既成事実化する狙いもあるとみられる。

・週明け1日のニューヨーク原油先物相場は大幅続伸、指標WTI（ウエスト・テキサス・インターミディエート）11月渡し、
前週比2.05ドル高の1バレル＝75.30ドルと、2014年11月下旬以来約3年10カ月ぶりの高値に。

・厚生労働省2日、風疹が流行している東京、千葉、神奈川、埼玉、愛知の5都県に対し、
妊娠希望する女性や妊婦の同居家族に免疫があるか調べる抗体検査を推進するよう通知。

・2018年ノーベル物理学賞を、レーザー分野における研究で米仏加3氏に授与。
光ピンセットの開発や視力回復手術などに応用。

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※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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公募・売り出し価格

テンポイノベーション　<3484> ［終値1246円］67万9900株

イーソル　<4420> ［IPO］1680円

Delta-Fly Pharma　<4598> ［IPO］4770円

TOB（公開市場買い付け）

キューピー　<2809> ［終値2645円］買い手自社　買い付け価格　2313円　期間　10/3～10/31

新規公開株

銘柄  コード　　市場　　　発行株数　　公募価格　　主幹事証券　注目度

2018/10/3　ブリッジインター 7039  マザ 業種 サービス業 公開株数 351,600 公開価格 2,310円 引受証券 日興他 注目度 B
事業内容：インサイドセールス（電話やウェブなどの非対面営業）に関する
アウトソーシング受託業務を主軸にした法人営業改革支援

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、明暗分かれる。
イタリアの政局を不安視される中、北米自由貿易協定（NAFTA）再交渉妥結を好感、ダウ工業株30種平均は最高値更新。
ナスダックとSP500種株価指数は軟調。
中小型株指数ラッセル2000のこのところの下落がちょっと懸念も・・・

アップル（+0.89）グーグル（+0.40%）フェイスブック（-1.91%）アリババ（-1.09%）エヌビディア（-1.00%）
ネットフリックス（-1.12%）アマゾン・ドット・コム（-1.65%）バイオジェン（-2.03%）バークシャー（+0.24%）
ラッセル2000（-1.01%）HTG(ハイイールドファンド)（-0.08%）NBI（バイオテクノロジー株指数）（-0.53%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約71.9億株、過去20日間平均約69.3億株を上回る。

欧州株式市場の主要3指数はそろって下落。
英国市場は3営業日続落。
イタリアの政局を不安視、英国の欧州連合（EU）離脱交渉の先行き不透明感が背景と。
ギリシャ(アテネ総合)株価指数（-1.47％）、イタリア（MIB）株価指数（-0.23％）と下落。

2日の東京株式市場で日経平均（+0.10％）は3日続伸。
東証株価指数（TOPIX）（+0.33％）も3日続伸。
香港はちょっと下げ加速で、東京市場も影響受けたようなところも・・・

日経平均の8連騰のあと1日休み、3連騰となり、サイコロジカルラインは、11勝1敗（91.7％）となっております。
相場もお休みしたそうな感覚ですが・・・

東証マザーズ（-2.00％）は2日続落、
日経ジャスダック平均（-0.27％）は3日ぶり反落、東証2部（+0.34％）は3日続伸で終了。

東証1部出来高は14億7398万株、売買代金は3兆0653億円。
東証1部騰落数は値上がり1,061(50％銘柄、値下がり957(45％銘柄、変わらず92(4％)銘柄に。

業種別ランキングでは23業種上昇、10業種下落に。
値上がり上位は、石油石炭、鉱業、ゴム、非鉄、医薬品、輸送用機器、倉庫運輸、卸売業・・・
値下がり上位は、不動産、情報・通信、空運、水産・農林、ガラス土石、建設、その他金融、・・・

東証1部値上がり上位は、フェリシモ　<3396> ［現在1457円　+138円］ぐるなび　<2440> ［現在1021円　+89円］
大坂チタニウム　<5726> ［現在1939円　+139円］モバファク　<3912> ［現在1766円　+123円］

値下がり上位は、象印　<7965> ［現在1377円　-168円］LITARICO　<6187> ［現在2448円　-230円］
田淵電機　<6624> ［現在213円　-20円］日本マイクロニクス　<6871> ［現在743円　-68円］

3メガバンク三菱UFJ　<8306> ［現在714.0円　+0.5円］みずほ　<8411> ［現在198.6円　+0.9円］
三井住友　<8316> ［現在4617円　-1円］

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ただ、上がるから乗っていかなきゃといった動きもあるところですが・・・

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