「債務上限」が3/2に復活

2019年3月2日（土）晴れ　藤本誠之さんセミナー

・2日間にわたったベトナムの首都ハノイでの米朝首脳会談で、両首脳は非核化巡る合意見送る。
トランプ米大統領は制裁解除に応じる条件として、全ての核・ミサイル施設の廃棄を含む全面的な非核化を要求。
経済再建へ少しでも実利得ようとした北朝鮮金正恩委員長とは折り合えず、米側が描いた「ビッグディール」は幻に。

・「全てやってくれ。そうすれば、私たちもまた全てをやる用意がある」。
米朝首脳会談から一夜明けた1日、米国務省高官はトランプ氏が首脳会談で金正恩氏にこう呼びかけたと明かした。
「全て」とは、北朝鮮が全面的な非核化を進め、その見返りに米国が制裁を完全に解除すること。
交渉筋が「ビッグディール」と呼ぶ包括合意を指す。

・政府が10月の消費税引き上げ時に実施するキャッシュレス決済へのポイント還元制度の全容判明。
5％分の還元対象に、決済に伴う値引きサービスも加える。
ポイントだけでなく値引きも優遇の対象とし、スマートフォン使う多様な決済に対応する。

・セブン-イレブン・ジャパン　<3382> ［終値4902円］24時間営業の見直しに向けた実験始める。
売上高や収益、来客数などの変化を検証し、
全2万店超の約98％を占めるフランチャイズ（FC）加盟店で時短営業導入するかを検討する。
実験期間は少なくとも数カ月間予定。全国各地にある直営10店で営業時間を午前7時から午後11時までに短縮する。
人手不足背景に、外食や小売りで24時間営業の見直しが広がっている。

・一般会計総額が過去最大の101兆4571億円となる2019年度予算案は1日夜、衆院予算委員会で、与党など賛成多数で可決。
2日未明にも衆院本会議で可決し、衆院通過する見通し。年度内成立が確立する。

・経団連に加盟する企業の採用説明会が1日解禁され、2020年卒業予定の大学生の就職活動が本格的に始まった。
ただ、経団連非加盟の外資系やIT（情報技術）企業などは先行して採用活動始めており、
すでに学生の10人に1人以上が内定持つ。
売り手市場の人材争奪戦は激しさ増し、4月末からの10連休前に内定前倒しする動きが企業に広がっている。

・大学生の就職志望業界に変化。
2月時点調査、素材・化学が首位に浮上。業績が堅調な企業が多く、働き方改革が進んでいるイメージが人気の理由と。
1位（前年2位）素材・化学　16.4％　2位（1）情報・インターネットサービス　16.3％
3位（5）医薬品・医療関連・化粧品　16.2％　4位（7）建設・住宅・不動産　15.4％
5位（6）電子・電機　6位（3）水産・食品　7位（9）調査・コンサルタント
8位（8）情報処理・ソフトウエア・ゲームソフト14.0％　9位（4）銀行　12.8％　10位（13）総合商社　12.3％

・韓国・文在寅大統領1日、日本統治下の抗日独立連動「三・一運動」から100年を記念する政府式典で演説。
日本との関係巡り歴史問題で反省求める一方、
「朝鮮半島の平和のため、日本との協力を強化する」と述べ、足元の協力は必要だと訴え。
日本企業への賠償命令が相次ぐ元徴用工訴訟への対応策には今回も触れず。
日韓の深刻な対立状況の出口は当面、描けず。

・内閣府1日、2月の消費者心理表す消費者態度指数は41.5と前月比0.4ポイント低下。
低下は5カ月連続、2016年11月（41.0）以来の低水準。
内閣府は消費者心理の基調判断を「弱い動きがみられる」から「弱まっている」に変更、6カ月ぶりに下方修正。
ただ「急激に落ち込んでいるとは見ていない」とも説明。

・三菱UFJFG　<8306> ［終値578.4円］1日、
独2位の銀行、DZバンクの子会社から航空機ファンナンス事業を2019年後半にも買収する。
買収金額は非公表だが、約7千億円とみられる。リスクはあるが好採算を見込める事業を拡大する。

・中国の景気減速が日本国内での産業資材の荷動きにじわりと影響し始めた。
中国国内での工作機械やスマートフォン（スマホ）の販売不振を映し、
鋼材や電子部材などで中国輸出関連の出荷鈍ったとの声目立つ。
輸出需要が落ち込めば国内でだぶつき、取引価格の下押し要因に働きそう。

・米連邦政府の借入限度額定めた「債務上限」が3/2に復活し、米政権は自由に国債発行できなくなる。
特例措置で9月までは資金確保できそうだが、上限を上げなければ米国債の債務不履行（デフォルト）を引き起こしかねず。
債務問題は再び「政争の具」となるものの、
政府債務は過去最悪の約22兆ドル（約2450兆円）に膨らんでおり、市場への影響は格段に大きい。

・トランプ米大統領の元顧問弁護士マイケル・コーエン被告は28日、非公開の議会証言に応じた。
証言は異例の3日連続。下院情報特別委員会の民主党トップ、アダム・シフ議員は
「（被告が）完全に協力した」と評価、トランプ氏の疑惑追及に向けた有力な根拠になると自信示した。

・松屋フーズ　<9887> ［終値3790円］3月末にもロシア・モスクワに1号店を初出店する。
大手牛丼チェーンでは初。ロシアで高まる日本食人気を取り込む。5年で30店舗整備し、売上高で30億円目指す。

・米テスラが電気自動車（EV）の本格普及に向けた新たな手を繰り出す。
2/28に主力車「モデル3」の廉価版を米国で発売したのに合わせ、
イーロン・マスク最高経営責任者（CEO）がオンライン販売への全面移行表明。
米国に130ある販売店は一部除き、閉鎖へ。

・市場が期待　来期V字回復企業（3）オリンパス　<7733> ［終値4995円］内視鏡はオリンパスの稼ぎ頭で世界シェア7割握る。
内視鏡含む医療事業の売上高は全体の約8割を占め、19年3月期に前期比3％増の6640億円と過去最高見込む。
患者負担が少ない点が支持され、内視鏡は需要が拡大している。
新製品の投入は20年3月期の発売が濃厚。
コストの削減もV字回復への期待高める。

・1日の東京株式市場で日経平均株価は2万1602円と約2カ月半ぶりの高値に。
半導体や電子部品関連銘柄に買い集まる。次世代通信規格「5G」への需要も見込み、先高観が広がっている。
1日は太陽誘電　<6976> ［終値2286円］TDK　<6762> ［終値9070円］アドバンテスト　<6857> ［終値2737円］が4％高。
きっかけは、財務省発表した2018年10-12月期法人企業統計。
設備投資の前年同期比の伸び率を産業別にみると、電子部品などの情報通信機械が60.3％増と大幅に伸びた。

・財務省1日、2018年10-12月期法人企業統計、
金融・保険業除く全産業の経常利益は前年同期比7.0％減、19兆4763億円、10四半期ぶりに減少へ転じた。
設備投資、5.7％増12兆530億円、売上高3.7％増、371兆6227億円で、いずれも9四半期連続で増加。
経常利益の水準が10-12月期では過去3番目と依然高いことなどから、
財務省は「景気の緩やかな回復が続いていることを表す結果となった」としている。
経常利益は、製造業が10.6％減、6兆9324億円、非製造業が4.9％減、12兆5439億円で、いずれもマイナス。

・厚生労働省1日、1月の憂苦求人倍率は、前月と同じ1.63倍。
総務省が同日発表した1月の完全失業率、前月比0.1ポイント上昇の2.5％で2カ月ぶりに悪化。

週末の【銘柄研究】【コロ朝プレミアム】に掲載
http://www.koronoasa.com/info/
底打ち出直りとなりそうな銘柄です。

※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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株式分割

日本テクノラボ　<3849> ［終値2545円］3/31 　1株→2株

ビープラッツ　<4381> ［終値11130円］3/31 　1株→2株

立会外分売

エヌリンクス　<6578> ［終値559円］3/4　542円　19万2000株

公募・売り出し価格

ダイコー通産　<7673> ［IPO］1540円

新規公開株

銘柄  コード　　市場　　　発行株数　　公募価格　　主幹事証券　注目度

2019/3/5 日本国土開発 1887  東証 公開株数 15,474,400 公開価格 510円  引受証券 三菱ＵＦＪ他 注目度 B
事業内容:土木・建築工事の施工管理および建築設計業務を中心とした総合建設業

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（今日の一言）

週末の海外ＮＹ株式市場は、反発。
米中協議への期待感が買いを後押しした。
ただ米中製造業統計はさえず、相場の重荷になった。

アップル（1.05%）グーグル（+1.88%）フェイスブック（+0.51%）アリババ（+0.46%）エヌビディア（+1.42%）
ネットフリックス（-0.22%）アマゾン・ドット・コム（+1.95%）バイオジェン（+1.86%）バークシャー（+0.91%）
ラッセル2000（+0.89）HTG(ハイイールドファンド)（+0.28%）NBI（バイオテクノロジー株指数）（+2.15%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約79.5億株、過去20日間平均約72.7億株を上回る。

週間ベースでは、ダウは0.0％安、10週ぶりの小反落、ナスダック総合指数は0.9％高、10週続伸（累計19.9％上昇）
S&P500種指数は0.4％高、5週続伸（同5.2％上昇）で取引を終えた。

週間ではダウは、過去最高タイの10週続伸にはほんの少し届かず・・・

欧州株式市場の主要3指数は上昇。
決算が主な材料となった。
ギリシャ(アテネ総合)株価指数（+0.72％）、イタリア（MIB）株価指数（+0.17％）と続伸して終了

1日の東京株式市場で日経平均（+1.02％）は2日ぶり反発。
東証株価指数（TOPIX）（+0.50％）も2日ぶり反発。
昨日の下落を取り返しましたね。
米朝首脳会談で非核化合意が出来なかったとのことや、トランプ米大統領顧問弁護士の反乱などで、
米国市場の下落を懸念した売りの買い戻しも。

東証マザーズ（+1.18％）、日経ジャスダック平均（+0.27％）、東証2部（+0.20％）はそれぞれ2日ぶり反発で終了。

東証1部出来高は11億4848万株、売買代金は2兆0623億円。
東証1部騰落数は値上がり1,180(55％)銘柄、値下がり859(40％)銘柄、変わらず91(4％)銘柄に。

業種別ランキングでは26業種上昇、7業種下落に。
値上がり上位は、水産・農林、医薬品、精密機器、不動産、証券商品、その他製品、小売業、電気機器、・・・
値下がり上位は、海運、鉄鋼、非鉄、空運、電気・ガス、輸送用機器、金属製品。

東証1部値上がり上位は、ソルクシーズ　<4284> ［現在740円　+76円］ヨシムラFH　<2884> ［現在600円　+44円］
レオパレス21　<8848> ［現在259円　+18円］グローバルグループ　<6189> ［現在943円　+61円］

値下がり上位は、ダイニチ工　<5951> ［現在711円　-34円］ジーテクト　<5970> ［現在1641円　-76円］
パスコ　<9232> ［現在949円　-41円］キャリアDC　<2410> ［現在1308円　-56円］

3メガバンク三菱UFJ　<8306> ［現在578.4円　+1.7円］みずほ　<8411> ［現在175.5円　+0.3円］
三井住友　<8316> ［現在3971円　+29円］

週間ベースでは、日経平均株価は0.8％高、3週続伸（累計6.2％上昇）、
東証株価指数（TOPIX）0.4％高、3週続伸（同5.0％上昇）。
東証マザーズ指数は1.3％高、3週続伸（同8.9％上昇）、日経ジャスダック平均は0.1％安、3週ぶり反落、
東証2部指数は0.2％高、3週続伸（同3.0％上昇）で終了。

重要イベントの多い2月最終週（2/25～3/1）でしたが、全体としてはしっかりとした展開。

2月の月間ベースでは、日経平均株価は2.9％高、東証株価指数（TOPIX）2.6％高、ともに2カ月続伸。
東証マザーズ指数は2.3％高、日経ジャスダック平均は2.7％高、東証2部指数は2.3％高、それぞれ2カ月続伸で終了。

ただ日経平均株価も東証株価指数（TOPIX）も直近高値からの下落の半値水準に届きそうで届いていないところ。
日経平均株価の半値水準は2万1698円であと100円弱、TOPIXは1624であと9ポイント。
とりあえず、早めにクリアしてほしいところですね。
もたもたしていると、3月下旬から4月上旬には、ゴールデンウィーク10連休の怖さが脳裏に浮かんできそうです。

3/6から3/28は水星逆行となってきます。
システム障害が起きやすいと・・・
またトレンドが継続しない傾向で、乱高下が起きやすいとのことです。
早めの利益確定が良さそうとの声も・・・

3月は気を引き締めて臨みたいと思っております。
ヘッジ的なポジションも入れていきたいと思っています（今は丸焼け気味ですが・・・）

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【コロ朝セミナー】3月特別篇特別篇　藤本誠之氏登壇（東京・茅場町駅前）

2019年3月2日（土）開催14:20～16：50（開場　14：10）

ハロー貸会議室茅場町駅前　相場の福の神参上

「相場の福の神」3月は中小型材料株相場も。

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2019年3月の相場展望と有望注目銘柄。

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ブーケ・ド・フルーレット馬渕治好氏独演会（東京・日本橋室町）

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2019年3月23日（土）14：30～16:50　（開場　14：15）

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独演会（東京・日本橋室町）

2019年3月30日（土）14：30～16:50　（開場　14：15）

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