
分断の先に
- 2019年03月03日
- 日経ヴェリタス
2019年3月3日(日)ひな祭り
・分断の先に 行き場失うマネー
中国による広域経済圏構想「一帯一路」沿線諸国への対外直接投資は2017年、
前年比32%増の201億ドル(約2兆2000億円)と過去最大に達した。
中国は「紅い経済圏」を構築すれば、世界の国内総生産(GDP)の4割を超える陣営となる。
これは東西冷戦下の東側陣営の同2割弱に比べ、格段に大きい。
・分断の先に 行き場失うマネー
米国は「中国マネー包囲網」を張り巡らす。
昨年8月、外国企業による米国向け投資を審査する、対米外国投資委員会(CFIUS)の権限を強化。
中国関連の投資に目を光らせる。
マネーは委縮し、中国企業による17年の対米投資は62%減少。
米国は、自国の富の還流にも力を注ぐ。
トランプ米政権による大規模減税はかつてない規模の企業マネーの還流もたらし、株主還元通じて投資家に富をもたらした。
・分断の先に 行き場失うマネー
こうした様子からは、米中の二大経済圏にマネーが閉じもめられる様子が浮かぶ。
「米中の覇権争いは長期化し、世界に分断をもたらすリスクをはらむ」。
・分断の先に 行き場失うマネー
今、米中対立が生む「分断の芽」は世界に拡散されている。
グローバル化で経済格差が広がった結果、世界各地で「反グローバル」「保護主義」のマグマがたまる。
市場や通貨の統合でグローバル化を主導してきた欧州連合(EU)では、イタリアなどポピュリズム政権が台頭。
反グローバルの波が押し寄せる。
・分断の先に 行き場失うマネー
世界の投資家も警戒強める。
「ポピュリズム政権の下では構造改革が遅れて成長力が低下する」とも。
資本や人材の自由な移動が制限されれば、貿易や投資が停滞し、技術革新の芽も摘みかねない。
「分断は比効率化を生み、経済成長を停滞させる」と。
・分断の先に 行き場失うマネー
マネーはどこに向かうのか・
「短期的には米国に資金が向かうのではないか」との声も。
世界の分断がもたらすリスクシナリオ分析し、経済や市場への影響探る。
・分断の先に 対峙する米中2大経済圏
中国はアジアやアフリカから北極圏にまで「紅(あか)い経済圏」の拡大を急いでいる。
一方、米国は自国へと富を還流させ、中国マネー流入を阻む高い壁を築く。
対峙する二大経済圏で分断されたマネーは効率性を失い、いずれ経済の停滞を招く恐れがある。
・分断の先に 分断の時代、海外識者はどう見る。
過去に繰り返されてきた「分断の時代」。現状を海外識者はどうみるのか。
著名投資家として知られるジム・ロジャース氏は、歴史に照らし合わせ、「保護主義に陥った国は衰退し続ける」と喝破。
一方、分断が生むひずみが「投資の好機を作り出している」とも指摘。
危機時の逃避先として当面、米ドルの上昇が続くとみるが、2022~23年にはドル高のピークが訪れるとも予測。
・米商務省2/28、2018年10-12月期実質国内総生産(GDP)成長率2.6%増と市場予想上回り、米景気の底堅さ示す。
事前には消費減速があらわになるとの警戒感もあった。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・2日間にわたったベトナムの首都ハノイでの米朝首脳会談で、
トランプ米大統領と北朝鮮・金正恩委員長は非核化を巡る合意を見送った。
緊張緩和を期待していたアジア市場には一時動揺も、リスク回避の流れは長続きせず、総じて市場の反応は限定的だった。
・コンキスタド―ル ~市場の征服者たち アリババ 1
「征服者(コンキスタド―ル)」と呼ばれる急成長企業が世界で躍進。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・バフェット氏 手紙ににじむ苦境 大型買収できず、手元資金膨らむ。
バフェット氏の手紙(抜粋)
【買収】「我々(バフェット氏とマンガー氏)は88歳と95歳になるが(若い方が私だ)、大型買収の見通しが浮上すると、
心拍数が上がる。(大型買収の可能性についてこうして書いているだけで、脈が速くなっている)」
【自社株買い】※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
【米国と世界経済】※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
【後継者】※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・発見中小型成長株 トランザクション <7818> [終値750円]
【ここにすごさ】(1)※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・読者が選ぶ注目企業 ここが知りたい トリドール <3397> [終値2284円]国内うどん店不振、海外展開加速する。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・MARKETS STOCK 株、じり高に潜む弱気
先週(2/25~3/1)の東京株式市場では日経平均株価のじり高基調が続き、3週連続で上昇。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・MARKETS COMMODITY
中国景気の動向に敏感な銅の国際価格が反発基調にある。
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・MARKETS FOREX
外国為替市場で円安傾向が強まっている。
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・MARKETS 仮想通貨
インターネット上の仮想通貨ビットコインは狭い値動きが続いている。
情報サイトコインディスクによるとドル建て価格は日本時間1日時点で
1ビットコイン=3800ドル前後と前週末の3900ドル台に近い水準で推移している。
イーサリアムやリップルといったビットコイン小幅な値動きにとどまっている。
・米国の恐怖指数「VIX」にライバルが登場。
新恐怖指数SPIKESは、算出方法がVIXと異なる。
VIXはS&P500種株価指数オプションの価格から、将来の予想変動率を算出・指数化したもの。
一方、※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・世界株式番付:先週の世界の株式相場は主要25の株価指数のうち11指数が上昇。
上位1位中国週間騰落率6.77% 2位イタリア2.13% 3位ドイツ1.26% 4位フランス0.95% 5位日本0.83% 13位米国 ▲0.02%
下位25位フィリピン▲4.02% 24位ブラジル▲3.35% 23位メキシコ▲2.56% 22位韓国▲1.57% 21位シンガポール▲1.51%
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