昭和の末から26％下落

2019年4月27日（土）雨のち晴れ　10連休初日　櫻井さんセミナー開催

・仏ルノーが日産自　<7201> ［終値893.3円］に正式に提案する経営統合案の全容が26日、明らかに。
共同持ち株会社を設立して傘下に日産とルノーをぶら下げる。
本社は日仏以外の第三国に置き、両社が同数の役員を指名する。
日産は統合に否定的な姿勢維持、交渉はなお曲折がありそう。

・東京株式市場で26日、平成最後の取引が終わる。
日経平均株価の終値は、2万2258円と、昭和の末（1989年1月6日　3万0209円）から7950円（26％）下落。
平成はバブル崩壊に始まり、長引くデフレ、リーマン・ショック、その後のアベノミクスなどを経た波瀾万丈の30年。
東証1部時価総額は617兆円とバブル期のピーク（89年末606兆円）を上回る。
日経平均は18年には2万4270円と約27年ぶりの高値回復。原動力は企業の「稼ぐ力」の向上。
東証1部企業の1株利益は平成の初め比、2.6倍に拡大。

・中国が広域経済圏構想「一帯一路」の軌道修正に動き始めた。
習近平国家主席は26日の関連会議で相手国の財政の持続可能性に配慮する方針示し、
インフラ建設でも国際ルール順守すると約束。
ひとまず低姿勢演出した形に。

・平成30年間でもっとも時価総額を増やした企業
1位トヨタ　<7203> ［終値6905円］時価総額の増加額　15.2兆円　純利益の増加額　2兆1830億円
2位キーエンス　<6867> ［終値69120円］8.3兆円　2233億円
3位日本電産　<6594> ［終値15785円］4.6兆円　1094億円
4位ソニー　<6758> ［終値5212円］4.6兆円　8438億円
5位任天堂　<7974> ［終値38000円］4.3兆円　1639億円

・平成30年間でもっとも時価総額を減らした企業
1位NTT　<9432> ［終値4616円］時価総額の減少額▲20.3兆円　純利益の増減額6867億円
2位東京電力HD　<9501> ［終値628円］▲8.6兆円　1128億円
3位野村HD　<8604> ［終値417.8円］▲5.9兆円　▲2975億円
4位日本製鉄　<5401> ［終値1980.5円］▲4.2兆円　1323億円
5位新生銀行　<8303> ［終値1542円］▲4.1兆円　▲193億円

・総務省26日、2018年10月時点の住宅・土地統計調査、国内の住宅総数に占める空き家の割合は過去最高の13.6％。
地方中心に人口減少などで空き家が増え、戸数も最多の846万戸に上る。

・空き家都道府県ランキング
上位　山梨21.3％　和歌山20.3％　長野19.5％　徳島19.4％　高知18.9％　鹿児島18.9％　愛媛18.1％　香川8.0％
下位　埼玉10.2％　沖縄10.2％　東京10.6％　神奈川10.7％　愛知11.2％　宮城11.9％　山形12.0％　千葉12.6％

・安倍晋三首相とトランプ米大統領が26日（日本時間27日）、ワシントンで会談する。
日米貿易や北朝鮮の非核化に向けて協議する。

・26日発表、3月の鉱工業生産指数が大幅に低下、景気息切れへの懸念が出ている。
生産指数などを基に算出される3月の景気動向指数も前月比マイナスとなる見込みで、
機械的に決まる景気の基調判断は「悪化」に転じる公算が大きい。
一方、4～5月は生産が大幅増となり景気が持ち直すとの予測もある。

・米アマゾン・ドット・コムがライバルの攻勢にさらされている。
25日発表した2019年1-3月期決算は純利益こそ過去最高更新したが、売上高の伸び率は前年同期から半減。
北米では実店舗持つ米ウォルマートの攻勢が強まり、中国ではアリババ集団など地場企業の壁崩せず。
かつての成長の勢いが鈍り始めている。

・通信大手の高収益時代が終わりを迎えつつある。
NTTドコモ　<9437> ［終値2410.5円］26日、
6月から通信料金引き下げる影響で2020年3月期は5年ぶりの営業減益になる見込み。
値下げの波は業界全体に広がる見通し。KDDI　<9433> ［終値2540.5円］は対抗する値下げ案の導入検討。
ソフトバンク（SB）<9434> ［終値1312.0円］も
傘下の格安スマートフォン（スマホ）「ワイモバイル」で1～2割の値下げに踏み切る方針。

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・麻生太郎財務相25日、米ワシントンでムニューシン米財務長官と会談。
米国側は日本との貿易交渉で為替問題を協議することを求めたが、日本側は応じず、議論は一致せず。

・内閣府が5月に発表する3月の景気動向指数（一致指数）の基調判断は「悪化」に下方修正される見通しが高まった。
1-3月期実質国内総生産（GDP）速報値も2四半期ぶりのマイナス成長となる見込み。
今年10月の消費増税先送り論が強まることが予想される。

※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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株式分割

DTS　<9682> ［終値3925円］6/30 　1株→2株

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（今日の一言）

週末の海外ＮＹ株式市場は、上昇。
ナスダック総合指数とS&P500種株価指数は終値で過去最高値を更新。
第一四半期の米国内総生産（GDP）が予想以上の伸びを好感、企業決算も底堅く、株価を押し上げ。

アップル（-0.48%）グーグル（+0.80%）フェイスブック（-0.92%）アリババ（-0.42%）エヌビディア（-4.72%）
ネットフリックス（+1.77%）アマゾン・ドット・コム（+2.54%）バイオジェン（+0.28%）バークシャー（+1.07%）
ラッセル2000（+1.03%）HTG(ハイイールドファンド)（+0.25%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約64.5億株、過去20日間平均約66.4億株を下回る。

週間ベースでは、ダウは0.06％安、2週ぶり下落、
ナスダック総合指数は1.20％高、5週連続上昇（累計6.59％上昇）、S&P500種指数は1.20％高、2週ぶり上昇で取引を終えた。

欧州株式市場の主要3指数はまちまち。
英国は3営業日続落、独仏は反発。
週間では英FTSEは2週ぶり下落、独DAXは2週連続上昇、仏CAC40は、5週ぶり下落
ギリシャ(アテネ総合)株価指数は休場、イタリア（MIB）株価指数（+0.08％）。

平成最後取引日の東京株式市場で日経平均（-0.22％）は2日ぶり反落。
東証株価指数（TOPIX）（-0.15％）も2日ぶり反落。

東証マザーズ（+0.05％）は4日続伸、日経ジャスダック平均（+0.13％）3日続伸、東証2部（+0.24％）は3日続伸で終了。

東証1部出来高は13億1805万株、売買代金は2兆5756億円。
東証1部騰落数は値上がり731(34％)銘柄、値下がり1,325(61％)銘柄、変わらず84(3％)銘柄に。

業種別ランキングでは12業種上昇、21業種下落に。
値上がり上位は、精密機器、海運、鉱業、医薬品、その他金融、卸売業、機械、サービス業、・・・
値下がり上位は、非鉄、金属製品、石油石炭、倉庫運輸、鉄鋼、証券商品、陸運、ガラス土石、・・・

東証1部値上がり上位は、インフォコム　<4348> ［現在2130円　+315円］水戸証券　<8622> ［現在221円　+28円］
レッグス　<4286> ［現在1237円　+135円］BEENOS　<3328> ［現在1410円　+147円］

値下がり上位は、栄研化　<4549> ［現在2000円　-400円］アンリツ　<6754> ［現在1926円　-282円］
日本精線　<5659> ［現在2897円　-363円］MARUWA　<5344> ［現在6010円　-670円］

3メガバンク三菱UFJ　<8306> ［現在549.9円　+0.5円］みずほ　<8411> ［現在173.5円　+0.5円］
三井住友　<8316> ［現在4021円　-9円］

週間ベースでは、日経平均株価は0.26％高、4週連続上昇（累計4.96％上昇）、
東証株価指数（TOPIX）0.06％高、2週連続上昇（同0.78％上昇）。
東証マザーズ指数は0.75％高、3週連続上昇（同3.06％上昇）、
日経ジャスダック平均は0.08％高、2週連続上昇（同0.26％上昇）、
東証2部指数は0.40％高、2週連続上昇で終了。

月間ベースでは、日経平均株価は4.97％高、東証株価指数（TOPIX）1.65％高、ともに2ヶ月ぶり上昇。
東証マザーズ指数は1.99％安、4ヶ月ぶり下落、日経ジャスダック平均は0.26％高、2ヶ月ぶり上昇、
東証2部指数は0.96％安、2ヶ月ぶり下落で終了。

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