
銘柄研究・ルネサスエレク(6723)
- 2011年05月21日
- 株式投資・経済ニュース全般
巷では Sell in May and Go Away!(5月に売り、あとは離れろ)というウォール街の有名な相場格が独り歩きしているような・・・
商品(コモディティー)市況も不安定な動きとなり、中国などの新興国の株式相場も変調の兆しも出ております。
東京市場に最も影響のある米国株式市場の動きもまだ堅調ながらもあえいでいる感もゆがめません。
東京市場は東日本大震災でいったんは強制執行などもあり引かれ玉も少ないと思われていますが、
東電と政府対応のまずさなどにより、以前から持っていた配当狙いの各電力株と個人投資家の持ちが多いメガバンク株の下落で投資意欲減退と担保価値減少で動けなくなってしまったとの声も出ています。
今週(23-27日)は長い1週間になりそうなかんじも・・・?!
今回はどちらへも触れそうな(6723)ルネサスエレクトロクスに注目してみます。
2010年NECエレクとルネサステクノロジーが統合して誕生。
大株主にNEC(33.9%)日立(30.6%)三菱電機(25.0%)と3社で89.5%を占めるいびつな株主構成となっております。
この東日本大震災でなくてならない企業との宣伝効果は大きいながらも納入先企業のリスク管理から今まで一元納入から切り替える動きも出てきています。
ここを一つの契機として不採算部門からの撤退、儲かる製品に特化するような大英断ができるかどうかで先行きの生き残れるかどうか決まりそうです。
現在は震災からの復旧で手を差し伸べてくれるところも多くありましょうが、今後どこを目指すかが大切に思えます。
また震災の特損などで増資の懸念も出てきそうです。
強弱感が久しぶりに対立している銘柄にも思えます。
ゆえにどちらかに大きく振れそうで注目しております。
ただ今の姿のままであれば、じり貧の企業になってしまいそうです。
自分としては期待を持ってみているつもりですが、大きなリストラ発表からでも遅くはないようにも感じております。
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