記録的大雨　復旧長期化も

2019年10月15日（火）晴れのち曇り　新聞休刊日

・台風19号による記録的な大雨により、自動車・電機部品などの一部の工場で浸水被害が相次いでいる。
車載部品大手のアルプスアルパイン　<6770> ［終値2110円］、
福島県いわき市の子会社工場で13日午後、車載用スピーカーなどオーディオ機器を製造している生産設備の一部が浸水確認。
13、14日は当初から休みの予定で生産を止めており、15日から稼働させる計画だったが停止させる。
電子部品大手、太陽誘電　<6976> ［終値2770円］の福島県伊達市にある子会社工場では12日夜から浸水が始まった。
工場1階にある電気設備が浸水したため、最長で1週間操業を止める見通し。
通信機器のアンリツ　<6754> ［終値2067円］では、通信用測定器を製造している福島県郡山市の工場2カ所のうち1カ所が浸水。
15日の操業は取りやめる。

・12日夜から13日未明にかけて東日本を縦断した台風19号の記録的大雨の影響で河川の氾濫や土砂崩れなどの被害が相次ぎ、
15日までに11県で死者56人、行方不明者16人となっている。
断水や停電も多発し、生活への影響は長期化する見通し。

・2019年のノーベル経済学賞をインド出身で米マサチューセッツ工科大（MIT）教授のアビジッド・バナジー氏、
フランス出身でMIT教授のエステール・デュフロ氏、米国出身で米ハーバード大教授のマイケル・クレマー氏の3氏に授与。
授賞理由は「世界的な貧困の緩和への貢献」。

・韓国の曺国法相は14日午後、文在寅大統領に辞表を提出し、受理。
曺氏が就任から1カ月余りで辞任に追い込まれたことで、疑惑が相次ぐ中で法相任命を強行した文大統領の求心力が低下するのは必至。

・中国税関総署が14日発表した2019年9月の貿易統計（ドル建て）、
輸出は前年同月比3%減の2181億ドル（約23兆円）、輸入は同9%減の1784億ドルだった。
輸出・輸入がそろって前年同月の水準を下回るのは2カ月連続となる。
米国向け輸出が同22%減とリーマン・ショック直後以来の減少幅を記録するなど、貿易戦争で対米貿易が急速に縮小したのが主因。

・米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは13日、
ソフトバンクグループ　<9984> ［終値4156円］がシェアオフィス「ウィーワーク」を運営する米ウィーカンパニーに対し、
数十億ドルの追加出資を検討していると報じた。

・国内最大級の家電・IT（情報技術）見本市「CEATEC（シーテック）2019」が15日、幕張メッセ（千葉市）で開幕。
初出展は全体の4割。
かつて家電の発表会として脚光を浴びてきたシーテックだが、
「空飛ぶクルマ」や「仮想現実（VR）」など展示のテーマも様変わりしつつある。

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・台風19号による大雨で東日本では河川の氾濫や堤防の決壊が相次いだ。
異常気象への対応の難しさ指摘しながらも、ダムなどの治水対策で最小限に被害を食い止められたとも。

・ラグビー・ワールドカップ（W杯）13日、日本対スコットランド戦、日本代表勝利、史上初の1次リーグ突破、ベスト8に進出。
今月20日（日）決勝ラウンド南アフリカ戦。

・台風直撃、氾濫警戒。12都県に「大雨特別警報」発表。

・トルコのシリア北部への攻撃は4日目の12日も続き、国連は避難民が10万人に達した。

・トヨタ　<7203> ［終値7269円］11日、水素を燃料として二酸化炭素を出さずに走る燃料f電池車（FCV）「ミライ」について、
来年末に全面改良した2代目発売すると明らかに。
価格未定、試作車を10/24の東京モーターショーで展示。

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※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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株式分割

ダイコー通産　<7673> ［終値1723円］11/30 　1株→2株

公募・売り出し価格

インティメート・マージャー　<7072> ［IPO］1900円

新規公開株

銘柄  コード　　市場　　　発行株数　　公募価格　　主幹事証券　注目度

2019/10/18 ワシントンホテル  4691 東2 公開株数 2,070,000  公開価格  1,310円 引受証券 三菱ＵＦＪ他  注目度 B
事業内容:ビジネスホテルの運営

2019/10/18 浜木綿 7682  JQS 公開株数 538,200 公開価格 2,120円 引受証券 野村他 注目度  C
事業内容:「浜木綿（はまゆう）」を主要ブランドとする中国料理専門店の運営

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（今日の一言）

週明けの海外ＮＹ株式市場は、小幅ながら4営業日ぶり反落。
同日の米国はコロンバス・デーの祝日とあって市場参加者が少ないなかで、
主立った経済指標や企業の発表もなく、ダウ平均は終始様子見ムードだった。

米中貿易交渉では、米中両サイドから先行きに不透明感を漂わせた発言や動向が報じられた。
米中の貿易協議の先行き不透明感からやや売りが優勢だったが、週末の貯金は大きく崩さないで終了。

米ブルームバーグ通信が14日、「中国は合意文書にサインする前に一段の協議を望んでいる」と報じた。
中国は米国が12月に予定する対中追加関税の停止を求めているという。
合意を巡って米中間に認識の差があると受け止められ、行方を見極めたいとの雰囲気が強まった。

市場の注目は15日から本格化する第3・四半期の米企業決算にシフトと。

週末には米中通商協議で部分的な合意ながらも、「第1段階」の通商合意に達し、主要3指数が1％超の上昇。
米メディアが11日午後、米中貿易協議が複数の項目で合意したようだと報じた。
貿易戦争が緩和に向かうことを好感した買いが膨らんだ。

アップル（-0.14%）グーグル（+0.17%）フェイスブック（+0.49%）アリババ（-1.03%）エヌビディア（+0.29%）
ネットフリックス（+0.92%）アマゾン・ドット・コム（+0.26%）バイオジェン（+1.14%）バークシャー（-0.08%）
ラッセル2000（-0.43%）HTG(ハイイールドファンド)（+0.07%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約億株、過去20日間月初平均約億株を上回る。

先週週間ベースでは、ダウは0.9％高、4週ぶりの反発、ナスダック総合指数は0.9％高、2週続伸、
S&P500種指数は0.6％高、4週ぶりの反発で取引を終えた。

欧州株式市場の主要3指数は
先週週間ベースでは、英国は2週ぶり上昇、独は4週ぶり上昇、仏は3週ぶり上昇。
ギリシャ(アテネ総合)株価指数（％）、イタリア（MIB）株価指数（％）とまちまち。

11日の東京株式市場で日経平均（+1.15％）は2日続伸。
東証株価指数（TOPIX）（+0.88％）も3日ぶり反発。

東証マザーズ（-1.45％）は3日続落、日経ジャスダック平均（+0.09％）は3日ぶり反発、東証2部（+0.18％）は6日続伸で終了。

東証1部出来高は11億9714万株、売買代金は2兆1185億円。
東証1部騰落数は値上がり1,231(57％)銘柄、値下がり807(37％)銘柄、変わらず115(5％)銘柄に。

業種別ランキングでは30業種上昇、3業種下落に。
値上がり上位は、鉱業、海運業、証券商品先物、輸送用機器、金属製品、パルプ・紙、・・・
値下がり上位は、サービス業、情報・通信業、水産・農林業。

東証1部値上がり上位はSHIFT　<3697> ［現在6030円　+870円］ローツェ　<6323> ［現在3145円　+253円］
SUMCO　<3436> ［現在1612円　+127円］USEN-NEXT　<9418> ［現在898円　+64円］

値下がり上位は、UMCエレク　<6615> ［現在592円　-100円］コシダカHD　<2157> ［現在1553円　-167円］
ラウンドワン　<4680> ［現在1411円　-144円］EMシステムズ　<4820> ［現在1855円　-164円］

三菱UFJ　<8306> ［現在535.3円　+5.6円］みずほ　<8411> ［現在162.1円　+1.4円］三井住友　<8316> ［現在3651.0円　+36.0円］

野村　<8604> ［現在481.7円 +13.7円］大和　<8601> ［現在494.2円　+7.4円］ソフトバンクグループ　<9984> ［現在4156円　-34円］

週間ベースでは、日経平均株価は1.8％高、東証株価指数（TOPIX）1.4％高、ともに3週ぶり反発。
東証マザーズ指数は3.5％安、2週続落、日経ジャスダック平均は0.4％高、2週ぶり反発、東証2部指数は2.1％高、2週続伸で終了。

大型台風の被害を受けられた地域の皆さま、心よりお見舞い申し上げます。

大変だとは思いますが、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

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昨日14日は満月（満月や新月は、相場の転機や加速となることが多い）でした。

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