「レムデシビル」承認

2020年5月8日（金）晴れ

・新型コロナウイルスの影響で企業の資金繰りが厳しくなる中、
中小企業の破綻が相次ぐのを避けるため、各国が倒産基準を緩和する特例措置に乗り出す。
ドイツやインドなどは破産申請義務を停止し、資金繰りも支援することで本来なら健全な企業まで倒れるのを回避する。
経済活動が再開して事業環境が回復するまで産業基盤である中小企業を支え、雇用の維持を図る。

・厚生労働省7日、抗インフルエンザウイルス薬「レムデシビル」を新型コロナウイルスの感染症の治療薬として承認。
米製薬大手ギリアド・サイエンシズが開発、国内で初の新型コロナ治療薬となる。重症患者に投与する。

・厚生労働省は新型コロナウイルスの影響で休業を余儀なくされている人を対象に、失業した場合と同じ手当てを支給する特例措置検討。

・政府が新型コロナウイルス対策で指定する「特定警戒都道府県」以外の34県で7日、一部の施設に求めていた休業要請の解除が始まった。
34県のうち28県が全面解除もしくは一部解除を決めた。

・新型コロナウイルス巡る行動制限の緩和を進める米欧で、感染拡大への懸念が広がっている。
米国では経済活動の一部再開へ見切り発車する州が相次いでいるが、再び感染が増加に転じて死者数が倍増するとの予測が浮上。
緊急事態宣言を解除する際の基準を14日までに示す日本も感染拡大への備えが課題となる。

・新型コロナウイルスの感染拡大は消費に大きな変化をもたらした。
在宅勤務が増えたためにパソコンが復権した一方、化粧品は急減。
オフィス近くでの食品販売が減ったコンビニエンスストアも苦戦。
コロナ禍は在宅勤務が普及する弾みになりそうで、特殊な状況の中に新たな消費の形も浮かんでいる。
4/20～26のPOS（販売時点情報管理）データによると、家電大型専門店でのパソコンの販売額は前年同期比53.3％増。

・国内の新型コロナウイルス感染者数　国内の確認例　15387人（新たな感染者＋92人　7日午後8時半）死者590人（＋13人）退院患者数5129人
東京都869人（+23）神奈川1141人（+13）千葉869人（+5）埼玉931人（+14）大阪1706人（+8）兵庫680人（+3）福岡650人（+1）

・厚生労働省が7日承認した新型コロナウイルスの感染症の治療薬「レムデシビル」は当面、日本への供給量が限られる見通し。
同省は人工呼吸器などが必要な重症者に投与する。

・富士フイルム　<4901> ［終値5102円］
新型コロナウイルスの感染の有無について、検体の装置にセットするだけで全自動で調べられるPCR検査用の試薬開発。
検査時間も従来の4～6時間から約75分に短縮。月内に国内向けに発売する。
自動化が進めば、不足が指摘される検査件数の拡大につながる可能性がある。

・3メガバンクなどの金融機関は印鑑がなくてもオンラインで口座振替を設定できるサービスの枠組みを共同で立ち上げる。
スマートフォンなどのアプリで画像照合などを使って本人確認する。
新型コロナウイルスを受けた外出自粛でオンライン消費が増える中、消費者に利便性を高めるとともに、金融機関などの事務負担も軽減する。

・新型コロナウイルスの影響で売り上げが急減した中小企業や個人事業主への給付金の支給が8日始まる。
中小企業庁、受け付けが始まった5/1～6までに約43万件の申請があった。
2020年度補正予算で約2兆3000億円計上。
支給対象になるかどうかは売り上げの状況で判定される。
20年1～12月の売り上げのうち前年同月比半額以下となった付を抽出して1年間の売り上げに換算する。
その額を19年の売り上げ実績から差し引いた額について、法人と個人それぞれ上限額まで1回のに支給。

・米大手投資ファンドが新型コロナウイルスの打撃を受けた企業向けの投融資に動き出している。
新たな投資に回せる資金は1.5兆ドル（約160兆円）と過去最大になり、政府支援の及ばない企業も視野に入れる。

・新型コロナウイルスの感染拡大による株式市場の混乱受け、個人投資家の取引が活発になっている。
インターネット証券大手5社の2020年1－3月期は最終損益が4社で改善。
マネックスグループ　<8698> ［終値208円］松本大社長「稼働口座数が過去最高になっている」と1－3月期連結最終損益7億5900万円の黒字。
楽天証券　<4755> ［終値945円］委託手数料が5割増え、40％の増益。
SBIHD　<8473> ［終値2001円］は連結では保有株式の下落で純利益は1300万円と前年同期（138億円）から大幅に減少したが、
傘下のSBI証券は18％の増益。
松井証券　<8628> ［終値746円］も3％の増益、唯一減益となったのがauカブコム証券。

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・英政府6日、英国の新型コロナウイルスによる死者数が3万人超える。
死者数がイタリアを抜いて欧州で最多となり、世界全体では、7万3千人を上回っている米国に次ぎ2番目に。

・米製薬大手ファイザー5日、新型コロナウイルスのワクチンの臨床試験（治験）を米国で開始。
9月にも米食品医薬局（FDA）から緊急使用許可を得ることを目指していると報じた。

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※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、上昇。
ペイパルなどの決算が好感された。
米労働省7日発表、失業保険の新規申請件数、5/2までの1週間で316万9千件となったが、大きく材料視されなかった。

アップル（+1.03%）グーグル（+1.87%）フェイスブック（+1.34%）アリババ（+0.68%）エヌビディア（+2.38%）
ネットフリックス（+0.52%）アマゾン・ドット・コム（+0.70%）バイオジェン（+2.38%）バークシャー（+0.64%）
マイクロソフト （+0.58%）ラッセル2000（+1.58%）HTG(ハイイールドファンド)（+0.25%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約104億株、過去20日間平均約117億株。

欧州株式市場の主要3指数は2営業日ぶり反発。
ギリシャ(アテネ総合)株価指数（+0.30％）、イタリア（MIB）株価指数（+0.50％）と反発。

7日の東京株式市場で日経平均（+0.28％）は2日ぶり小反発。
東証株価指数（TOPIX）（-0.32％）は2日続落。

東証マザーズ（+6.48％）、日経ジャスダック平均（+1.25％）、東証2部（+0.02％）はそれぞれ2日ぶり反発で終了。
マザーズ市場が大幅高となりました。

東証1部出来高は13億5134万株、売買代金は2兆2877億円。
東証1部騰落数は値上がり1,118(51％)銘柄、値下がり989(45％)銘柄、変わらず64(2％)銘柄に。

業種別ランキングでは12業種上昇、21業種下落に。
値上がり上位は、その他製品、電気機器、金属製品、建設業、医薬品、鉱業、化学、パルプ・紙、機械、・・・
値下がり上位は、空運業、保険業、陸運業、鉄鋼、非鉄金属、石油石炭製品、その他金融業、証券商品先物、・・・

東証1部値上がり上位は、アイロムG　<2372> ［現在2042円　+400円］だいこう　<8692> ［現在901円　+150円］
電算システム　<3630> ［現在3090円　+500円］新日本科学　<2395> ［現在726円　+500円］

値下がり上位は、千趣会　<8165> ［現在327円　-34円］アルインコ　<5933> ［現在936円　-95円］
石川製作所　<6208> ［現在1553円　-152円］豊和工　<6203> ［現在786円　-76円］

菱UFJ　<8306> ［現在411.2円　-3.8円］みずほ　<8411> ［現在119.8円　-1.4円］三井住友　<8316> ［現在2710.5円　-27.5円］

野村　<8604> ［現在428.4円　-12.0円］大和　<8601> ［現在423.3円　-6.2円］ソフトバンクグループ　<9984> ［現在4495円　-113円］

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とんでもない数値が出てくると思われます

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