
銘柄研究・ACCESS(4813)
- 2011年08月07日
- 株式投資・経済ニュース全般
週末のNY株式市場は注目の7月米雇用統計が非農業部門の就業者数前月比11万7000千人増加と市場予想の8万5000人増を上回り、失業率は前月の9.2%から9.1%に改善したことを好感し上昇で始まる。
ただ戻ったところはこのところの株価下落でリスク回避の動きからか、売りが増加し一時はダウ工業株30種平均は240ドル超の下落も。
欧州中央銀行(ECB)が改革推進を条件にイタリアとスペインの国債を買い入れることで大筋合意報道から買い戻しが入った。
スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が引け後に米国の格下げを発表する可能性があるとの観測が終日圧迫したところも。
上下大幅に振れた(プラス171ドル〜マイナス244ドル)米国株式市場は出来高3市場合計で1年ぶりの大商いに。
そして引け後にS&Pは米国の長期信用格付けを最上級の「AAA」から「AAプラス」に1段階引き下げ。
米国の新たな格付けの見通しを「ネガティブ」としており、今後1年から1年半の間にさらなる格下げが行われる可能性もあるとコメント。
米証券業金融市場協会の試算によると、格下げによって米国債の利回りは最大0.7%ポイント上昇する可能性があり、国債発行のコストは1000億ドル程度増えることになるという。
欧米財政不安受け、日米欧7ヵ国(G7)財務相6日、国際金融市場の安定化に向けた政策協議の検討に入ります。
各国中央銀行も参加、7日にも緊急協議と出ています。
通貨ドルの信認維持で一致。S&Pが米国長期格付け引き下げの影響をどう緩和するか議論。
外国為替市場で通貨ドルが急落すればドル買い介入が想定されると。
さてこのことを受けての東京市場の行方が行方ですが、短期的にはいいところまで下落してきたところかとも。
指標面では東証1部騰落レシオ25日移動が79.26%。日経平均25日移動平均かい離がマイナス6.8%となっていました。
3月の日銀介入時の日経平均株価は9199円どころとこのラインは死守したいようなところもあるのではないでしょうかと。
大幅な下落時には日本代表の大型株がいいと思います。
ただ今回はまだ下げ止まり感は見せてませんが、ほんの少しですが反転の切っ掛けの記事が載っていた(4813)ACCESSを紹介いたします。
前期海外で約200人を解雇、今期はスマートフォン対応の遅れなどから国内で最大200人規模の希望退職実施とコスト削減を余儀なくされています。
雇用の守れないような企業に成長は・・・との見方も市場内にはあると思っております。
5日付日経新聞の小さな記事ではありましたが、
「米子会社でソフト開発するIPインフュージョン(カリフォルニア州)人員年末まで5割増の300人へ。開発体制強化業容の拡大につなげる。」と出ていました。
経営戦略が定まっていないとの批判も出そうですが、成長部門への投資ができたことへの評価もあっていいのかと・・・
2006年4月28日118万円から11年8月5日に54000円となんということか約5%の水準です。
創業者の荒川享氏(50歳)2009年10月死去から約2年になろうとしております。
同じ創業者の鎌田富久氏が2009年1月から代表取締役社長兼共同最高経営者に就任して正念場ともなってきてるようにも。
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