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扉を開いて(2011.8.21号)

2011年8月21日(日)小雨

・日本企業「反発力指数」

 1位東芝プラント <1983> [終値775円]反発力指数312.7ポイント 反発力最大時期7-9月

 2位NEC <6701> [終値151円]285.3 下期 3位太平洋金 <5541> [終値473円]282.5 7-9月

 4位川船 <9107> [終値200円]213.1 来期 5位三菱商 <8058> [終値1773円]208.3 来期

 6位任天堂 <7974> [終値12320円]208.5 下期 7位写真印 <7915> [終値1136円]199.6 来期

・円相場一時1ドル=75円95銭、70円台で円高がほぼ1ヶ月以上定着する中での円急伸。
 日本政府・日銀による円売り介入効果に限界見透かす。
 米欧との協調体制難しく、「ドル全面安の裏返し」。外国為替資金特別会計の為替評価損は35兆円超へ。

・26日米ワイオミング州ジャクソンホールで
 米連邦準備理事会(FRB)バーナンキ議長「短期・長期の米経済見通し」テーマに講演。
 市場は量的緩和第3弾(QE3)期待も慎重論も多く難しい講演に。

・欧州財政問題世界のマーケットを揺るがす。危機はギリシャなどの小国からイタリアなどの中核国へ波及。
 財政・金融「不の共振」恐れる。市場の「銀行株発」の危機の懸念消えず。

・大手ゼネコン株逆行高。
 世界景気後退懸念で主力の輸出株売られて内需関連位資金集まるのに加え、
 東日本大震災で発生したがれきの処理に関する特別措置法案成立、復興事業の具体化に向けた動き加速。

・「会社がわかる」特集 富士重工 <7270> [終値479円]年100万台めざしアクセル踏みこむ。
 新中期計画の想定レート1ドル=90円。1円の円高で50億円のマイナス。マイナスの感応度は今後さらに膨らむ可能性も。

・ランキング:売買代金が多い上場投資信託(ETF)(直近1ヵ月間7/20〜8/19)

 1位野村日経平均 <1321> [終値8780円]騰落率(7/20起点)-12.64% 

 2位日興日経平均 <1330> [終値8790円]-12.64% 3位野村東証指数 <1306> [終値755円]-12.72%

 5位SPDR金 <1326> [終値13770円]+12.50% 金の国際価格に連動。運用残高も増加。

 11位VIX短先物 <1552> [終値11810円]+67.28% 恐怖指数(VIX)に連動。世界的株安で売買代金膨らむ。

 16位WTI原油 <1671> [終値4225円]-20.73% 急落したことで割安感強まり、買い膨らむ。

 19位野村ボベスパ <1325> [終値226円]-16.91% ブラジル・ボベスパ指数に連動。指数下落で売却する動き広がる。 

・OUT Look:今週の株式相場は波乱の展開が続きそう。
 世界連鎖株安の震源地である欧州市場の混乱はいまだに収拾のめど立たず。
 円が対ドルで最高値を更新するなど日本株への逆風は強い。
 週末バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の講演への期待感がどれだけ欧米株式相場の下支えになるかがカギ。
 指標面から日本株の水準は十分割安も欧州の銀行間取引市場が落ち着かない限り、株式に資金戻らないと。
 今週23日、欧州経済研究センターの独景気予測指数とユーロ圏の製造業購買担当者景気指数の速報値発表。
 景況感悪化→欧州銀行の資産劣化懸念→信用不安→株安という連鎖反応に要注意。
 26日日本時間夜に予定のFRB議長の講演。
 市場心理がいったん落ち着けば、割安感が相場反転のエネルギーになりそう。

・Wall Street:今週の米株式相場は米景気の後退で引き続き不安定な動き続けそう。
 欧州での財政・金融不安や欧米の景気後退リスクの高まりから売り膨らむ。
 米国では直近の住宅や雇用、生産などの経済指標が軒並み悪化、「景気後退が近づいている」などの見方も目立つ。
 最大の注目材料、バーナンキFRB議長が講演するワイオミング州ジャクソンホールでの国際会議。
 今年は「QE3のような大胆な対策の表明はない」との見方目立つ。

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派33%(前回比-24)弱気派38%(同+15)中立派29%(同+9)
 米経済指標の悪化をきっかけに再び世界の株式相場が急落した市場では
 金融政策の動向をにらみながら不安定な値動き続くとの見方多い。

・米著名投資家ウォーレン・バフェット氏は危機の時こそ動く。
 米ダウ工業株30種平均5%下落した8日、バークシャー・ハザウェイは株式購入。購入額1日としては今年に入って最大に。
 強気投資姿勢の裏には米国経済に対するゆるぎない信頼。
 米国経済の復活のカギを握るのは、バブル崩壊の傷跡が最も深刻な住宅市場だと考える。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は週末の掛けて世界的に株安となる。ドイツなど欧州株の下げが目立った。
 リスク回避から「株売り、債券買い」の動きが世界中で鮮明に。

・富士電 <6504> [終値212円]開発測定装置が問題解決につながりそう。
 「抜き取り検査で発見できなかった汚染食品を見つけ出すのに役立つ」と説明。
 段ボールで梱包した状態でも生鮮食品の放射能量を約12秒で検出。
 1台430万円で近く予約受付。今年度販売目標の500台(21億5000万円)に対して既に200件超える問い合わせ来る。

(日経ヴェリタス)

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