株価指数RTS（ロシア）一時50％安
- 2022年02月25日
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2022年2月25日（金）晴れ
・ロシア24日、ウクライナへの軍事侵攻を始めた。
ウクライナ各地の軍事施設が空爆で破壊されたほか、首都キエフの空港を巡ってロシア軍とウクライナ軍が戦闘。
ロシアの軍事侵攻に対し、主要7カ国（G7）は同日、オンラインで首脳会議を開き、強く非難する見通し。
・ロシア、プーチン大統領は24日朝テレビ演説し、ウクライナ東部での特別買収目的会社（SPAC）軍k時作戦実行を決めたと発表。
プーチン氏は「ウクライナ政権によるジェノサイド（集団虐殺）から人々を保護する」と軍事行動を正当化した。
・バイデン米大統領は24日、G7諸国とともに「厳しい制裁を科すことになる」とツイッターで明らかにした。
半導体や人工知能（AI）といった先端技術の輸出規制など検討。
日本政府は、半導体など先端技術の輸出規制し、ロシア主要銀行との取引も制限する追加制裁の検討に入った。
ロシア政府要人の資産凍結や渡航制限対象も拡大する。
・ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、世界市場は急変。
原油の国際価格は24日、7年半ぶりに1バレル100ドルの大台を突破。
アルミニウムの先物価格が2008年7月の最高値を上回り、小麦先物価格も9年ぶりの高値。
資源大国であるロシアへの経済制裁による供給減などによるインフレ加速への警戒感が強まる。
ロシア通貨ルーブルは対ドルで史上最安値を付け、株価指数RTSは前営業日比で一時50％安と暴落。
日経平均株価は終値で2万6000円を下回り、1年3カ月ぶりの安値を付けた。
・ロシアのプーチン大統領によるウクライナへの軍事侵攻はゼレンスキー政権の転覆とかいらい政権樹立が狙いとみられる。
軍事攻撃だけでなく、サイバー攻撃もからめたハイブリッド作戦が予想される。
欧米との対立激化や人的・経済的被害を顧みない暴挙は、プーチン政権の命運も左右する。
プーチン氏は「非軍事化と非ナチス化を狙う」と国民向けテレビで演説。
キエフに軍事圧力をかけ、ゼレンスキー政権の退陣を迫る展開に。
・ロシアのプーチン大統領はこだわり続けた北大西洋条約機構（NATO）の東方拡大阻止を軍事力で実現する実力行使に出た。
米欧の警告を無視し、ウクライナへの進行を決行した今回の行動は
米国が主導してきた冷戦後の国際秩序が崩壊の瀬戸際にある現状を浮き彫りにした。
・ロシアによるウクライナ侵攻に現段階で米欧は武力では反撃していない。
バイデン米大統領は情勢緊迫下でもウクライナに派兵はしないと繰り返してきた。
理由はウクライナが北大西洋条約機構（NATO）に加盟していないため。
ウクライナはNATO加盟国でないため、米欧各国の防衛義務が及ばない。
・主要7カ国（G7）はロシア向けの経済制裁の大幅強化を検討する。
ロシアの主要銀行の外貨決済を禁じるほか、半導体などハイテク製品の輸出を制限する可能性がある。
世界のロシア向け融資の7割は欧州が占め、金融システムへの跳ね返りも懸念される。
・資源大国ロシアによるウクライナへの侵攻は、世界のインフレに拍車をかける。
経済制裁などによる供給減が懸念され、原油の国際価格は24日に7年半ぶりに1バレル100ドルの大台に乗せた。
非鉄金属や穀物価格も急騰。金融緩和に支えられた脆弱な世界経済が失速する恐れも高まってきた。
・日本航空（JAL）<9201> ［終値2178円］24日、同日予定していた羽田空港発モスクワ行き1便を欠航した。
25日のモスクワ発羽田行き1便も欠航に。3/3出発分以降の運航については未定。
・ロシアによるウクライナへの攻撃で原油価格のさらなる高騰が懸念されるため、日本政府は石油備蓄を追加で放出する検討へ入った。
国際エネルギー機関（IEA）が日米など加盟国と協議を進めている。
・東芝 <6502> ［終値4432円］デンソー <6902> ［終値8038円］など、
電力供給・制御を担うパワー半導体の省エネルギー技術を開発し、
2030年までに電圧変換時に生じていた電力ロスを半減した次世代半導体を実用化する。
日本企業の世界シェアを足元の2割超から30年までに4割まで引き上げる。
・国際貿易でやりとりされる船舶や貨物にかける海上保険で、
ウクライナ周辺の黒海やアゾフ海を行き来する場合の保険料が上がる可能性が出てきた。
・ロシア軍によるウクライナへの侵攻受け、ロシア市場から資金が激しく流出。
通貨ルーブルは対ドルで史上最安値を付け、ドル建ての主要株価指数であるRTSは前営業日の22日比で一時50％安と暴落。
債券も売られ「トリプル安」が続いている。
株安はアジアや欧州市場にも波及。
・国際金融協会（IIF）23日付発表レポート「グローバル債務モニター」によると、
2021年の世界の債務残高は303兆ドルと過去最高になった。
300兆ドルを超えるのは初めて。新興国中心に政府の借り入れが増えたのが主な要因。
・代表的な暗号資産（仮想通貨）ビットコインの価格が24日、一時前日比10％超下落。
仮想通貨情報サイトの米コインデスク、ビットコイン価格は1カ月ぶりに3万5000ドルを下回った。
地政学リスクと欧米での規制の両方に対し、投資家は慎重な姿勢へ。
・世界各国・地域の新型コロナ感染者数前日比（死者数）2/24午後4時現在、米ジョンズ・ホプキンズ大まとめ 世界全体236万人（12942）
米国88579（2970）インド29250（580）ブラジル139647（1049）フランス60927（188）英国40835（165）ロシア135885（771）
ドイツ378787（489）トルコ86600（268）イタリア49162（252）スペイン33912（301）アルゼンチン12554（157）イラン15340（227）
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・ロシア軍がウクライナ侵攻に対し、中国は米ロを含む各国に「自制」を呼びかけることに終始。
台湾問題や新彊ウイグル自治区などの分離・独立運動に波及することや、
ロシアに巻き込まれる形で国際的に孤立感を深めることを警戒。
ロシアを非難することはないものの、侵攻に肩入れすることも慎重に避けている。
・気象庁24日、熊本県阿蘇山で火山活動が高まっているとして、噴火警戒レベルを火口周辺規制の2から、入山規制の3に引き上げ。
「今後噴火の可能性が高い」といの見解示す。
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※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。
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自己株処分
ヱスビー食品 <2805> ［終値3730円］33万2000株 処分日3/4
日清紡HD <3105> ［終値1010円］1000万株 処分日3/10
アルプス技研 <4611> ［終値803円］300万株 処分日2/28
山形銀行 <8344> ［終値1006円］150万株 処分日3/15
立会外分売
シンクロ・フード <3963> ［終値243円］2/25 237円 70万株
カネミツ <7208> ［終値740円］3/4-8 11万9200株
BCC <7376> ［終値891円］2/25 864円 4万株
公募・売り出し価格
特種東海製紙 <3708> ［終値3435円］170万7500株予定を60万8700株に変更
新規公開株
銘柄 コード 市場 発行株数 公募価格 主幹事証券 注目度
2022/2/25 マーキュリーリアルテックイノベーター 5025 マザーズ 報・通信業 開株数 15,000 開価格 1,270円 受証券 ＢＩ他 注目度 B
事業内容:不動産情報プラットフォーム事業
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（今日の一言）
海外ＮＹ株式市場は、反発。
ロシアがウクライナへの全面的な侵攻を開始したことを受け下落して始まったが、
バイデン米大統領が新たな対ロシア制裁を発表する中、切り返した。
ダウ工業株30種平均は一時、32272.64ドル（859.12ドル 2.6％安）、ナスダック総合株価指数は12587.88ポイント（449.61 3.4％安）、
S&P500種株価指数も、4114.65（110.85 2.6％安）から切り返した。
バイデン大統領は24日、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、ロシアに対する追加制裁措置を発表。
ロシア第2位のVTB銀行など新たに4行を制裁の対象とし、ロシアがドルや円、ユーロ、ポンドでビジネス取引を行う能力を制限する。
フィラデルフィア半導体指数(SOX)は5日ぶり大幅反発（+3.70％）。
ニューヨーク商品取引所（COMEX）の金先物相場はロシアのウクライナ侵攻を受けて買われ、3日続伸。
ニューヨーク商業取引所（NYMEX）の原油先物相場はロシア軍によるウクライナ本格侵攻を受けて
エネルギー商品の供給逼迫（ひっぱく） 懸念が増大し、続伸。
アップル（+1.67%）グーグル（+3.99%）メタ（旧フェイスブック）（+4.61%）アリババ（-0.72%）エヌビディア（+6.08%）
ネットフリックス（+6.14%）アマゾン・ドット・コム（+4.51%）バイオジェン（-2.85%）バークシャー（-0.55%）
マイクロソフト （+5.11%）ズーム（+5.72%）テスラ（+4.81%）ラッセル2000（+2.67%）HTG(ハイイールドファンド)（+0.71%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）
3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約175.2億株、過去20日間平均約121億株。
欧州株式市場の主要3指数は4％近い大幅下落。
英国は3日ぶり反落、独仏は7日続落。
日の東京株式市場で日経平均（-1.81％）は5日続落。
東証株価指数（TOPIX）（-1.25％）も5日続落。
東証マザーズ（-4.20％）、日経ジャスダック平均（-1.33％）、東証2部（-1.12％）はそれぞれ5日続落で終了。
東証1部出来高は15億9412万株、売買代金は3兆6281億円。
東証1部騰落数は値上がり824(37％)銘柄、値下がり1,294(59％)銘柄、変わらず64(2％)銘柄に。
マザーズ出来高は1億2120万株、売買代金は1322億円。
マザーズ騰落数は値上がり38(8％)銘柄、値下がり382(89％)銘柄、変わらず4(0％)銘柄に。
東証1部業種別ランキングでは5業種上昇、28業種下落に。
値上がり上位は、鉱業、石油石炭製品、電気・ガス業、海運業、サービス業。
値下がり上位は、空運業、ゴム製品、ｶﾞﾗｽ土石製品、その他金融業、卸売業、パルプ・紙、不動産業、・・・
東証1部値上がり上位は、ノーリツ鋼機 <7744> ［現在2140円 +400円］石川製作所 <6208> ［現在1878円 +341円］
フジ <8278> ［現在2792円 +500円］大阪チタニウム <5726> ［現在1044円 +150円］
値下がり上位は、DI <4310> ［現在2254円 -274円］オープンドア <3926> ［現在1629円 -181円］
エアトリ <6191> ［現在2687円 -238円］NFロシア株 <1324> ［現在132.5円 -11.4円］
三菱UFJ <8306> ［現在722.7円 -7.3円］みずほ <8411> ［現在1566.0円 -6.0円］三井住友 <8316> ［現在4195円 -24円］
野村 <8604> ［現在526.9円 -6.9円］大和 <8601> ［現在674.6円 -7.4円］
ソフトバンクグループ <9984> ［現在4802円 -352円］トヨタ <7203> ［現在2091.0円 -32.5円］
日経平均株価は大幅に5日続落。
前場から弱い動きが続くなか、ロシアのプーチン大統領が、
ロシア軍に対しウクライナ東部の住民を保護するための活動を許可したと報じられた。
ウクライナの緊迫化が高まることが懸念されリスク回避姿勢が強まり、前営業日比673円安の2万5775円まで売られる。
終値ベースで2万5000円台となるのは、2020年11/20（2万5527円）以来、約1年3カ月ぶり。
マザーズ指数は、5日続落。
米国株式市場の大幅安を受けて東京市場も全面安で、マザーズ指数も連日の安値更新となった。
「砲声は買い」になるかどうか・・・
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