内閣支持率61.5％

2022年5月23日（月）晴れ 水星逆行（5/10～6/3）

・シンガポールのリー・シェンロン首相は、日経新聞の単独インタビューに応じた。
米国が主導するインド太平洋経済枠組み（IPEF）への参加を明言すると同時に、
中国の環太平洋経済連携協定（TPP）加盟も「歓迎する」と語る。
ロシアによるウクライナ侵攻に関しては「アジアの秩序にも当然影響を及ぼす」と指摘し、法の支配の重要性を強調。

・日本経済新聞社まとめた2022年の賃金動向調査で
定期昇給とベースアップ（ベア）とあわせた平均賃上げ率は、前年比0.48ポイント増の2.28％になった。
賃上げ率は4年ぶりの水準で、7割の企業がベアを実施。
ただウクライナ情勢もあり物価が上昇する中、消費の底上げには力不足と言える。

・バイデン米大統領は22日午後、就任後初めて来日。
23日に岸田文雄首相との初の本格的な首脳会談に臨む。
中国を念頭に日米が協力してインド太平洋地域で抑止力を強化する方針を確かめる。
会談後に開く共同記者会見で成果発表。

・ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、
ロシア軍を2/24の侵攻前の地点まで押し戻せば「ウクライナにとって勝利となる」との見方を示した。
ロシアが2014年に一方的に併合したクリミア半島の戦闘を通じた奪回は目指さない考えを示唆。
「ウクライナの兵士の命をより多く救うことが最も重要だ」とも述べた。
「戦争は外交を通じて終結することになる」とも指摘。

・オーストラリアで9年ぶりとなる労働党政権が近く発足する。
労働党は過去に批判された中国寄りの外交路線を既に修正、モリソン首相が打ち出した対中強硬路線は継続される見通し。

・共同通信社21、22両日実施、全国電話世論調査、
新型コロナウイルス対策巡り政府発表したマスク着用基準の緩和について「適切だ」との回答が53.9％。
岸田内閣の支持率は61.5％、4月の前回調査比2.8ポイント上昇、不支持率は21.8％に。

・韓国産業界が米国重視に傾いている。
22日には現代自動車の鄭義宣（チョン・ウィソン）会長がバイデン米大統領と会い、米国で新工場を建設すると伝達。
米韓同盟重視掲げる尹錫悦（ユン・ソクヨル）政権と歩調を合わせて企業も中国から米国へと軸足を移している。

・2022年夏のボーナス調査（4/19時点、中間集計）では支給額が前年比6.10％増、78万1140円。
4年ぶりの増加に転じた。21年夏に大幅に減額した鉄鋼や造船の増加率が高い。
製造業が全業種で支給額が増加し、業績回復がボーナスにも表れた。

・2021年度のアプリ利用者数ランキング
1位（19年度1位）LINE　カテゴリー通信　2021年度利用者数9982万人　19年度比2.2％減
2位（9）PayPay　ファイナンス　6230万人　38.5％増
3位（6）Instagram　ソーシャルネットワーク　6175万人　14.8％増
4位（4）Amazonショッピング　ショッピング　6175万人　10.6％増
5位（3）Twitter　ソーシャルネットワーク　6140万人　3.6％増
6位（2）Yahoo　ニュース＆雑誌　5384万人　9.9％増

・【Market Beat】米国株は先週末、S&P500種株価指数が弱気相場（ベアマーケット）に一時突入。
クマを招き寄せたのは、インフレ退治の決意を強める米連邦準備理事会（FRB）。
米国株には「タカ派のFRB」と神経戦をせまられる、厳しい夏が待っている。
久々に市場に姿を見せた今回のクマは、かなり手ごわいかもしれない。
ベアマーケットは52週高値からの下落率が20％を超える下げ相場を指し、この節目を割ると株安が長期化しやすい。
S&P500は20日取引時間中、1/4日につけた52週高値から下落率が20.9％に達した。
一方、株価の割高さはおおむね解消。S&P500のPER（株価収益率）は16.6倍。
2020年9月のピーク（24.1倍）から大きく低下し、過去10年平均（17.1倍）も下回る。
それでも「FRBの一段のタカ派化」と「米経済のリセッション（景気後退）」という
2つの懸念が浮上し、相場の底入れの気配は見えない。
バンク・オブ・アメリカは最大の「テールリスク（まれに起こる甚大な被害を起こすリスク）」を投資家に問いている。
この夏、米国株にとって「剣が峰」だ。
インフレ、中国経済、そして低格付け債の動向をにらみながら、神経質な値動きに。
この間は上値が重く、良くて株価は横ばいだろうか（編集委員　川崎健）

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・ウクライナ侵攻で、東部ルガンスく州のガイダイ知事は22日、
ロシア軍が同州のセベロドネツク市に4方向から侵入をはかったが、ウクライナの軍が撃退したと発表。

・岸田文雄首相とバイデン米大統領が、23日の首脳会談や夕食会など通じて、
個人的な信頼関係を深められるかどうかが注目される。
15歳の年齢差がああり、生い立ちも全く異なる両首脳の人間的な関係深化はもとより、
実務的なホットライン構築が安全保障の観点から重要に。

・ロシア国防省20日、ウクライナ東部のマリウポリのアゾフスタリ製鉄所に残っていた
ウクライナ部隊の最後のグループ531人が投降し、ショイグ露国防相が同製鉄所の完全制圧をプーチン大統領に報告。
露国防相は最終的な投降者数は2439人としている。
2カ月半を超えたマリウポリ攻防戦は一応の区切りを迎えた。

・岸田文雄首相は23日、就任後初めて来日するバイデン米大統領と東京・元赤坂の迎賓館で会談する。

・楽天モバイル　<4755> ［終値764円］
スマートフォンの月額料金「0円」の廃止方針発表したことで、顧客獲得競争が活発化。
楽天の発表後、KDDI　<9433> ［終値4526円］で2.5倍、ソフトバンク（SB）<9434> ［終値1489.5円］で2倍の申し込み増加。

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※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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立会外分売

DNHD　<7377> ［終値1197円］5/27-6/2　27万8000株

兵機海運　<9362> ［終値1371円］5/23　1330円　6万株

公募・売り出し価格

トリプルアイズ　<5026> ［IPO］880円

TOB（公開市場買い付け）

ミューチュアル　<2773> 買い手エムズ　買い付け価格　1800円　期間　5/23～7/14

（今日の一言）

週末の海外ＮＹ株式市場は、まちまち。
ダウ工業株30種平均が反発する一方、ナスダック総合株価指数は続落。S&P500種株価指数はほぼ変わらず。
寄り付きは高かあったものの、すぐに売りに押され、ほぼマイナス圏で推移、引けにかけて急速に持ち直した。

フィラデルフィア半導体指数(SOX)は小幅ながら3日続落も、引けにかけて下げ幅縮小。

ニューヨーク商品取引所（COMEX）の金先物相場はほぼ横ばい

ニューヨーク商業取引所（NYMEX）の原油先物相場は新規材料難の中を続伸

アップル（+0.17%）グーグル（-1.29%）メタ（旧フェイスブック）（+1.18%）アリババ（-1.03%）エヌビディア（-2.51%）
ネットフリックス（%+1.56）アマゾン・ドット・コム（+0.26%）バイオジェン（+3.40%）バークシャー（-0.03%）
マイクロソフト （-0.23%）ズーム（-1.32%）テスラ（-6.42%）ラッセル2000（-0.17%）HTG(ハイイールドファンド)（-0.07%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約130億株、過去20日間平均約135億株。

週間ベースでは、ダウは2.9％安、8週続落（累計10.3％下落）
ナスダック総合指数は3.8％安、7週続落（同20.4％下落）S&P500種指数は3.0％安　7週続落（同14.2％下落）で取引を終えた。

ダウが8週連続で下落し、1932年の世界大恐慌以来の最長を記録。
S&P500種とナスダックも7週連続での下落となり、ドットコム・バブルがはじけた2001年以来最長となった。

欧州株式市場の主要3指数は反発。

週末20日の東京株式市場で日経平均（+1.27％）は2日ぶり反発。
東証株価指数（TOPIX）（+0.93％）も2日ぶり反発。

東証マザーズ（+2.59％）は2日ぶり反発、東証スタンダード市場TOP20（+0.79％）は2日ぶり反発、
東証グロース市場Core指数（+3.28％）は2日ぶり反発で終了。

東証プライム出来高は12億5330万株、売買代金は2兆9995億円。
東証プライム騰落数は値上がり1,270(69％)銘柄、値下がり492(26％)銘柄、変わらず75(4％)銘柄に。

東証スタンダード出来高は2億5678万株、売買代金は852億円。
東証スタンダード騰落数は値上がり804(58％)銘柄、値下がり404(29％)銘柄、変わらず133(9％)銘柄に。

東証グロース出来高は1億0467万株、売買代金は961億円。
東証グロース騰落数は値上がり353(75％)銘柄、値下がり91(19％)銘柄、変わらず18(3％)銘柄に。

東証プライム業種別ランキングでは27業種上昇、6業種下落に。
値上がり上位は、海運業、精密機器、非鉄金属、サービス業、鉄鋼、証券商品先物、卸売業、・・・
値下がり上位は、電気・ガス業、パルプ・紙、食料品、水産・農林業、鉱業、建設業。

東証プライム値上がり上位は、大阪チタ　<5726> ［現在1641円　+299円］ジェイリース　<7187> ［現在1825円　+198円］
東邦チタ　<5727> ［現在2024円　+200円］マネーフォワード　<3994> ［現在3300円　+308円］

値下がり上位は、日医工　<4541> ［現在379円　-56円］VIX短期先物　<1552> ［現在2340円　-288円］
ワイエイシイHD　<6298> ［現在1745円　-101円］三井松島　<1518> ［現在3125円　-165円］

三菱UFJ　<8306> ［現在725.8円　+10.3円］みずほ　<8411> ［現在1515.0円　+3.5円］三井住友　<8316> ［現在3865円　+6円］

野村　<8604> ［現在486.1円　+7.4円］大和　<8601> ［現在616.0円　+7.6円］

ソフトバンクグループ　<9984> ［現在5232円　+177円］トヨタ <7203> ［現在2048.0円　+43.0円］

日経平均株価は大幅反発。
朝方は、前日に大幅反落した反動から、買いが先行。
19日の米国株式は下落したものの、日本時間20日の時間外取引での米株価指数先物高が支えとなった。
中国人民銀行による住宅ローン向け指標金利の引き下げを背景に上海総合指数や香港ハンセン指数の一段高も後押しし、上げ幅拡大。

後場終盤には2万6769円（前日比366円高）まで上伸。
今週は荒い動きながら、日経平均はほぼ往って来い。

マザーズ指数は、反発。
東京市場全般に連動して堅調な週末となり、ほぼ高値圏で終了。

週間ベースでは、日経平均株価は、1.2％高、2週ぶり反発、東証株価指数（TOPIX）は0.7％高、2週ぶり反発。
東証プライム市場指数は0.7％高、2週ぶり反発。
東証マザーズ指数は1.3％高、7週ぶり反発、東証スタンダード市場指数は0.6％高、2週ぶり反発、
東証グロース指数は1.4％高、算出以来初の上昇（7週ぶり）東証REIT指数は0.6％高、2週ぶり反発で終了。

5/22（日）～5/24（火）に、バイデン米大統領が来日で、日本株には「漁夫の利」的な注目も集まるのではないかとも。

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