世界旅行・観光競争力ランキング、日本初の首位

2022年5月25日（水）晴れ 水星逆行（5/10～6/3）

・日米豪印の4カ国の枠組み「Quad（クアッド）」は24日、首相官邸で首脳会議を開いた。
中国を念頭に海洋監視での協力を盛り込んだ共同声明発表。
ウクライナ侵攻や中国の海洋進出を踏まえ、力による現状変更に「強く反対する」と明記。
宇宙やサイバー、高速通信規格「5G」などの連携を深めた。

・老いるインフラが社会を揺らしている。
愛知県の取水施設での大規模な漏水から1週間たつが、企業には工業用水の使用料を従来の3割以下に抑える要請が続く。
25日からは火力発電所が停止し、影響が大きくなってきた。
工業や農業に使う水利施設は5割以上が耐用年数を超える。
適切な管理体制の構築が求められる。
高齢化で社会保障費の膨張は避けられず、インフラ整備や管理に充てられる財源には限りがある。
最先端技術で効率を上げる。民間の力も活用したインフラ整備の練り直しが必要になる。

・博報堂DYHD　<2433> ［終値1274円］巨大な仮想空間「メタバース」向けの広告販売事業に参入する。
世界有数のオンラインゲーム内で表示する広告の掲載枠を、国内企業向けに販売する。
メタバース向けの広告販売の事業化は国内初。
傘下のデジタル・アドバイタジング・コンソーシアム（DAC　東京・渋谷）が、
1日約5000万人が訪れる米オンラインゲーム「Roblox（ロブロックス）」の仮想空間内の広告枠を販売する。

・カナダ調査会社エマージェン・リサーチ、メタバース（仮想空間）関連産業の市場規模が
2028年に8289億5000万ドル（約105兆円）となり、20年の20倍弱に拡大すると予測。

・欧州中央銀行（ECB）が7月にも、11年ぶりの利上げに踏み切る。
ロシアによるウクライナ侵攻で資源高と食料高に拍車がかかり、想定を上回るペースでインフレが進んでいるため。
ウクライナ危機や中国経済の減速で欧州経済の先行きは不透明感が強まっており、金融政策の正常化に向けた道のりは険しい。
銀行が中央銀行に余剰資金を預ける際の金利（中銀預金金利）は現在マイナス0.5％、
月末までにゼロに引き上げマイナス金利政策を終了する考えも示唆。
ECBが利上げにカジを切ることで、欧米の主要中銀の足並みはそろう。

・日米豪印による「Quad（クアッド）」首脳会議は24日に共同声明、中国念頭に海上警備の体制を強化する方針を記した。
経済に力点を置いてきた協力分野を安全保障に広げた。
ただアジアでの安保体制構築は手探りが続いている。

・米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズなど新型コロナウイルス禍での需要を取り込んだ新興企業が成長の壁に直面。
暮らしが正常化しつつあるなかで売上高が伸び悩み、株価はコロナ前の水準に坂戻りした。
電子商取引（EC）基盤のショッピファイや電子署名のドキュサインの減速も目立つ。
動画配信大手ネットフリックスの時価総額は18年初めの水準に戻っている。
過去2年で着実に広がった顧客向けにサービスの拡充できるかが再成長のカギとなる。

・厚生労働省24日、2021年度の人口動態統計（速報値）発表。
出生数は20年度比1.3％減の84万2131人。14年連続で減少し、過去最少を更新。
21年度の婚姻数は52万5273件で、前年度から0.6％減。

・メタバースとは「超越」を意味する「メタ」と「世界」を指すユニバースの「バース」を掛け合わせた造語。
明確な定義があるわけではないが、3次元の仮想空間を指すことが多い。
時間や場所を問わない利便性のほか、製造業なら3Dモデルをメタバースで検証することで
試作コストを削減できるといったメリットもある。
障害などで移動に困難を伴う人でも、メタバースなら好きな場所に行けるなど福祉的な価値もある。

・厚生労働省はマイナンバーカードに健康保険証の機能をつけたマイナ保険証の運用に必要なシステムの導入を、
2023年4月に原則全ての病院に義務化する検討始めた。
導入費用の補助を拡充し、加算していた診療報酬は減額を視野に見直しを進める。
遅れている医療機関のデジタル化をテコ入れし、患者の利便性を高める。

・経済産業省、国土交通省は洋上風力発電の事業者を公募する際のルールの見直し案をまとめた。
複数の海域で同時に公募する場合、特定の企業連合だけが「一人勝ち」するのを防ぎ、
企業からの多くの提案を集められるようにする。
稼働開始時期が早い計画への評価を高め、再生可能エネルギーの導入加速につなげる。

・投資信託の海外志向が続いている。
海外株で運用する投資信託の3月末の純資産残高は19.7兆円と、
日本と海外の株で運用する国内外株投信を5年ぶりに上回った。
4月末で見ても2日ゲッツ連続で超えた。
足元では米国株が弱含み、急速な円安も一服。
海外資産の円ベースの価値が今後目減りする可能性はあるものの、長期的な成長期待から海外に軸足を移す動きが広がる。

・ロシアによるウクライナ侵攻から3カ月が経過し、金融・国際商品市場はなお揺れている。
穀物は最高値圏での推移が続く。石油も高止まり。

・米長期金利の上昇が一服。
長期金利の指標となる米10年債利回りは2.8％台で推移、およそ1カ月ぶりの低水準。
3.2％台まで上がった（価格は下落）ものの、米連邦準備理事会（FRB）が進める
強力な利上げ効果を市場が織り込む形で予想インフレ率が低下し、名目金利を押し下げる力になっている。

・米国の不動産投資信託（REIT）指数が低迷。350台と1年ぶりの安値圏で推移。
米長期金利は足元で2.8％台と上昇一服も、年初の1％台と比べ高水準にあり、配当利回りというREITの魅力が薄れている。

・民泊仲介大手米エアビーアンドビーは24日、7/30に中国本土のサービスを停止する。
厳しい隔離政策で国内外から中国への移動がしづらくなり、事業環境が悪化。停止の理由は公表していない。

・バイデン米大統領は日韓訪問から帰国後、中国製品に課す制裁関税を引き下げるか判断へ。
高インフレに国民の不満が強まっており、秋の米議会中間選挙前の実施を検討する。

・世界経済フォーラム（WEF）24日発表、2021年の旅行・観光競争力ランキングで、日本が初めて首位に。
ホテルなど観光客向けインフラや観光資源の豊かさが他国より競争力高めたと評価された。
日本は前回19年調査では4位。評価基準が変わり、同じ基準だと前回は2位。

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5/21（土）日本テクニカルアナリスト協会理事のテクニカルセミナー（ビデオダウンロード）
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5/28（土）【コロ朝セミナー】岡本昌巳氏　東京・新緑の陣　2022（東京・八丁堀）
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・ロシアによるウクライナ侵攻の長期化で、世界の小麦輸出量の約3割を占める両国の輸出が停滞し、
世界的な穀物不足と食料価格の高騰が進んでいる。
世界食糧計画（WFP）は「栄養失調状態にある8億1100万人に危機が迫っている」と強い懸念示した。
中東・アフリカ諸国への打撃は大きい。

・ANAHD　<9202> ［終値2516.0円］24日、国内線の予約や搭乗券購入、搭乗手続きなどが
スマートフォンアプリで完結できるようになったため、全国51空港のカウンターでのチェックイン手続きを来年4月に原則廃止。

・ウクライナ侵攻3カ月、国内農業膨らむリスク。
肥料などの海外依存度が高い日本農業のリスクが顕在化。
農家の収益力低下は離農を加速させ、農業就業人口の急減が食糧安全保障を脅かすことにもつながる。

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5/28（土）【コロ朝セミナー】岡本昌巳氏　東京・新緑の陣　2022（東京・八丁堀）
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6/4（土）【コロ朝セミナー】2022年6月特別編　相場の福の神参上（東京・八丁堀）
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※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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株式分割

スポーツフィールド　<7080> ［終値1379円］6/30 　1株→2株

平山HD　<7781> ［終値1255円］6/30 　1株→2株

自己株式消却

飯田グループ　<3291> ［終値1942円］605万2582株　6/10

日本エンタープライズ　<4829> ［終値162円］160万株　5/31

立会外分売

ヤマザキ　<6147> ［終値390円］5/25　379円　20万株

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、まちまち。
積極的なインフレ対応策で米経済がリセッション（景気後退）に陥るとの懸念でリスク選好度が低下していることが背景。
ただ主要3指数は午後の取引で下げ幅を縮小し、ダウ工業株30種平均はプラス圏を回復した。

フィラデルフィア半導体指数(SOX)は2日ぶり反落。

ニューヨーク商品取引所（COMEX）の金先物相場は対ユーロでのドル安などを背景に4日続伸。

ニューヨーク商業取引所（NYMEX）の原油先物相場は取引後半に売りが広がり、小反落。

アップル（-1.92%）グーグル（-5.14%）メタ（旧フェイスブック）（-7.62%）アリババ（-5.46%）エヌビディア（-4.40%）
ネットフリックス（-3.79%）アマゾン・ドット・コム（-3.21%）バイオジェン（-1.57%）バークシャー（-0.33%）
マイクロソフト （-0.40%）ズーム（+5.61%）テスラ（-6.93%）ラッセル2000（-1.56%）HTG(ハイイールドファンド)（+0.60%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約117.8億株、過去20日間平均約133.3億株。

欧州株式市場の主要3指数は3日ぶり反落。
ロシアRTSI指数は2日続伸。

24日の東京株式市場で日経平均（-0.94％）は3日ぶり反落。
東証株価指数（TOPIX）（-0.86％）も3日ぶり反落。

東証マザーズ（-3.16％）は3日ぶり反落、東証スタンダード市場TOP20（-0.86％）は3日ぶり反落、
東証グロース市場Core指数（-4.48％）は3日ぶり反落で終了。

東証プライム出来高は11億1351万株、売買代金は2兆6381億円。

東証プライム騰落数は値上がり215(11％)銘柄、値下がり1,569(85％)銘柄、変わらず53(2％)銘柄に。

東証スタンダード出来高は1億9178万株、売買代金は697億円。

東証スタンダード騰落数は値上がり403(28％)銘柄、値下がり824(59％)銘柄、変わらず134(9％)銘柄に。

東証グロース出来高は億1万5691株、売買代金は1311億円。

東証グロース騰落数は値上がり99(21％)銘柄、値下がり347(74％)銘柄、変わらず17(3％)銘柄に。

東証プライム業種別ランキングでは5業種上昇、28業種下落に。
値上がり上位は、海運業、空運業、非鉄金属、不動産業、卸売業。
値下がり上位は、サービス業、パルプ・紙、陸運業、繊維製品、ｶﾞﾗｽ土石製品、、化学、・・・

東証プライム値上がり上位は、東京計器　<7721> ［現在1236円　+85円］東名　<4439> ［現在907円　+46円］
トレファク　<3093> ［現在1023円　+50円］DMG森精機　<6141> ［現在1921円　+89円］

値下がり上位は、レオパレス　<8848> ［現在290円　-33円］ギフティ　<4449> ［現在1110円　-102円］
キャリアインデックス　<6538> ［現在521円　-43円］イントラスト　<7191> ［現在552円　-42円］

三菱UFJ　<8306> ［現在739.0円　+5.1円］みずほ　<8411> ［現在1530.5円　-3.0円］三井住友　<8316> ［現在3895円　0円］

野村　<8604> ［現在489.2円　-1.0円］大和　<8601> ［現在619.0円　-4.3円］

ソフトバンクグループ　<9984> ［現在5191円　-85円］トヨタ <7203> ［現在2050.0円　-11.5円］

日経平均株価は3日ぶり大幅反落。
朝方は、23日の米国株高を支えに小高く始まったが、すぐに下げに転じた。
時間外取引での米株価指数先物安を受け、先物売りを交えて軟調に推移。
いったん下げ渋る場面もあったが、買いは続かず、再度軟化。

米株先物の一段安で下げ幅を拡大し、大引け間際には2万6736円（前日比265円安）まで下落。

マザーズ指数は、3日ぶりに反落。
前日に大幅高した反動から利益確定売りが先行している。

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