6月世界の株式軒並み安

2022年6月28日（火）晴れ　配当・権利付き最終売買日

・日銀　<8301> ［終値26020円］国債の保有割合が5割を超え、過去最大に。
海外発の金利上昇圧力に加え、長期金利を抑え込むための日銀の国債購入が急増したため。
中央銀行が発行済みの国債の過半を買い占める異常事態となっている。
金利の逆転などゆがみは深まり、市場本来の機能が働きにくい。
日銀の政策が歴史的な円安を誘い、それが物価高を呼ぶ矛盾にも直面、緩和長期化の副作用が広がりつつある。

・主要7カ国主要会議（G7サミット）27日、ウクライナ情勢やエネルギー・食料の供給不安、気候変動問題を巡り議論。
ロシア産原油の価格に上限を設ける制裁の導入で合意。ロシアの収入を減らし、戦費調達の早期遮断を目指す。

・経済産業省は27日、東京電力HD　<9501> ［終値513円］管内に出した電力の需要ひっ迫注意報を28日も継続。
27日と同じ午後3～6時にできる限りの節電を求める。
29日には東電管内に加え、北海道や東北で注意報が出る恐れも。

・データ分析や人工知能（AI）などの専門人材を別枠で新卒採用する企業が増えている。
主要100社の2023年の新卒者の採用で、
ホンダ　<7267> ［終値3304.0円］第一三共　<4568> ［終値3323.0円］など3割が通常の採用枠とは別に募集。
デジタル分野は生産性の工場などで企業の競争力を左右する一方、人材不足が深刻。
ヤフージャパン　<4689> ［終値416.8円］新卒でも能力があると認めた人材には年収650万円超と
一般枠の採用（400万～500万円）より賃金を高くする。

・関東地方を中心に猛烈な暑さが続いている。
東京都心では3日連続で35℃を超す猛暑日を記録。
6月下旬としては統計開始以来、最高水準の暑さになりそうだ。
地球温暖化などの影響で、世界各地でも異常な暑さが観測されており、干ばつによる農作物被害などが懸念される。

・ロシアの外貨建て国債利払いが26日、支払いの猶予期間の最終日を迎えた。
米報道によると、米国などの投資家への支払いができておらず、事実上のデフォルト（債務不履行）に陥ったとみられる。
ロシアの外貨建て国債のデフォルトはロシア革命直後の1918年以来、約1世紀ぶりとなる。
ルール上、7月以降に支払い猶予期間を終える国際エネルギー機関（IEA）もデフォルト認定される可能性が出てきた。
ロシアのペスコフ大統領報道官は27日、外貨建て国債がデフォルトに陥ったとの見方について「完全に不当だ」と反発。

・円預金が「出口」を探り始めた。
日銀　<8301> ［終値26020円］27日発表、資金循環統計、
2021年度末の個人（家計部門）の金融資産は前年度末比2.4％増の2005兆円と年度末で最高に。
過半を占める預金の伸び率が鈍化する一方、投資信託が10％強増えた。
円預金に資金を置き続ければ、実質的に資産価値が目減りする。
個人マネーは外貨建ての預金や投資信託に流れ、「貯蓄から投資へ」の山が動く兆しが強まっている。
金融資産の内訳は現金・預金が1088兆円で、54.3％を占める。
これは米国（1割）や欧州（3割）を大きく上回る。

・貯蓄から投資への兆しが出てきた背景には2つの経営環境の変化がある。
一つが物価の上昇だ。預金の実質的な価値が目減りしていることを意味する。
投資への関心は若年層ほど高い。楽天証券　<4755> ［終値642円］6月の口座数が初めて800万を超えた。
3月末と比べると30万以上増加。同社では新たに口座開設した個人のうち20～30代が7割弱を占める。
21年末の証券会社のつみたてNISA（少額投資非課税制度）の口座数は339万と1年で2倍になった。
もう一つの環境変化が止まらぬ円安。
米連邦準備理事会（FRB）が利上げを続けるのに対し、日銀は金融緩和スタンスを維持する。
円相場は27日時点で一時1ドル＝135円台まで円安に振れた。

・6月に入り世界の株式は軒並み安。
米MSCIが算出する世界株指数（ACWI 現地通貨建て）の10業種は全て下落。
ロシアのウクライナ侵攻後に逆行高となっていたエネルギーも下げに転じた。
各国の急速な利上げによる景気後退の懸念が一段と高まり、業種を問わず売られている。
投資家がリスク回避の姿勢を選ぶ姿勢が鮮明となっている。

・米個人投資家協会（AAII）が実施した5月の調査、個人投資家の運用資産における現金比率は19.1％と前月比1.5ポイント上昇。
新型コロナウイルスの感染が拡大した20年7月以来、約2年ぶりの高水準だった。
景気の影響を受けにくいディフェンシブ銘柄も売られている。
ただ、全面安の様相を呈する中で、情報技術（IT）は5月末の21.3％安から足元が5.5％安と下落幅が縮小。
一時3.5％に迫った米長期金利が3％近くまで低下し、
割高さが意識されて売り込まれていたハイテク株を一部買い戻す動きが出ている。

・トルコリラ反発。
27日の外国為替市場では一時1ドル＝16リラ台前半と1カ月ぶりのリラ高・ドル安水準を付けた。
規制当局が24日に企業にリラ買い・外貨売りを促す新たな規制策を発表、
足元の軟調さが際立ってきたリラの買戻しが膨らんだ。

・東南アジアで低アルコール飲料の販売が熱を帯びている。会食戻り若者つかむ。
サントリーHD　<2587> ［終値5140円］28日、タイで度数3％の缶チューハイの生産開始。
サッポロHD　<2501> ［終値2962円］ベトナムで度数3.5％のビールを5月に発売。

ここから【コロ朝プレミアム】に掲載
http://www.koronoasa.com/info/

7/2（土）国際テクニカルアナリスト連盟（IFTA）検定会員のテクニカルセミナー（東京・八丁堀）
https://www.directform.jp/form/f.do?id=97629d8d62b26ed

7/30（土）【コロ朝セミナー】田代岳（円蔵）氏＆アポロ氏参戦！！　株式セミナー（東京・茅場町）
https://www.directform.jp/form/f.do?id=9362b800dd94c0d

8/6（土）【コロ朝セミナー】2022年8月特別編　相場の福の神参上（東京・八丁堀）
https://www.directform.jp/form/f.do?id=8362b7874b64717

・気象庁、27日、九州南部、東海、関東甲信で梅雨明けしたとみられると発表。
関東甲信は統計がある1951年以降最も早く、6月の梅雨明けは2例目。
東海と九州南部は過去2番目の早さ。

ここから【コロ朝プレミアム】に掲載
http://www.koronoasa.com/info/

6/25（土）【コロ朝セミナー】2022年7月特別編　相場の福の神参上（ダウンロード）
https://www.directform.jp/form/f.do?id=7462b78ceae6137

7/2（土）国際テクニカルアナリスト連盟（IFTA）検定会員のテクニカルセミナー（東京・八丁堀）
https://www.directform.jp/form/f.do?id=97629d8d62b26ed

※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

—————————————————————————————

株式分割

コーアツ工業　<1743> ［終値3000円］9/30 　1株→3株

立会外分売

バルニバービ　<3418> ［終値985円］6/28　955円　10万株

新規公開株

銘柄 コード　　市場　　　発行株数　　公募価格　　主幹事証券　注目度

2022/6/28 ヌーラボ 5033 東G 情報・通信業 公開株数 2,230,100 公開価格 1,000円 引受証券 日興他 注目度 B
事業内容:Backlogなどのクラウドサービスの開発・提供

2022/6/28 M&A総合研究所 9552 東G サービス業 公開株数 4,783,800 公開価格 1,330円 引受証券 野村他 注目度 A
事業内容:DX（デジタルトランスフォーメーション）・AI（人工知能）技術を活用したM＆A仲介事業

—————————————————————————————

（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、反落。
主要3指数は一時上昇していたが下落に転じた。
いずれも2015年以来7年ぶりに2四半期連続で下落する見通し。
また6月もマイナスを記録する見込みで、テクノロジー株中心のナスダック総合は15年以来最長の3カ月連続の下げとなりそう。

投資家心理を動かすような材料に乏しい中、アマゾン・ドット・コムやマイクロソフト、アルファベット など
金利に敏感な大型株の下げが指数の重しになった。
この日は原油価格の上昇に支援され、エネルギー株の上げが目立った。

フィラデルフィア半導体指数(SOX)はプラス圏にいる時間が長かったものの引け前下落し小幅反落。

ニューヨーク商品取引所（COMEX）の金先物相場は売り買いが交錯したものの、
米長期金利の上昇を眺めて引けにかけて売りが優勢となり、小幅反落。

ニューヨーク商業取引所（NYMEX）の原油先物相場は連休を前にしたエネルギー需要見通しへの期待などから買われ、続伸。

アップル（+0.00%）グーグル（-1.62%）メタ（旧フェイスブック）（-0.39%）アリババ（+0.94%）エヌビディア（-1.50%）
ネットフリックス（-0.90%）アマゾン・ドット・コム（-2.78%）バイオジェン（+0.77%）バークシャー（+0.04%）
マイクロソフト （-1.05%）ズーム（-2.30%）テスラ（-0.56%）ラッセル2000（90.34%）HTG(ハイイールドファンド)（-0.61%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約109.1億株、過去20日間平均約129.5億株。

週間ベースでは、ダウは％、ナスダック総合指数は％、S&P500種指数は％　で取引を終えた。

欧州株式市場の主要3指数は2日続伸。
中国の新型コロナウイルス対策の規制緩和を受けて世界的に投資家心理を改善させ、
資源株が上昇したのが相場をけん引した。
RTSI指数（ロシア）は2日ぶり反発。

27日の東京株式市場で日経平均（+1.43％）は3日続伸。
東証株価指数（TOPIX）（+1.11％）も2日続伸。

東証マザーズ（+0.36％）は3日続伸、東証スタンダード市場TOP20（+0.09％）は3日続伸、
東証グロース市場Core指数（+0.61％）は3日続伸で終了。

東証プライム出来高は11億0957万株、売買代金は2兆6990億円。
東証プライム騰落数は値上がり1,297(70％)銘柄、値下がり462(25％)銘柄、変わらず79(4％)銘柄に。

東証スタンダード出来高は1億5936万株、売買代金は856億円。
東証スタンダード騰落数は値上がり762(53％)銘柄、値下がり453(31％)銘柄、変わらず168(11％)銘柄に。

東証グロース出来高は1億4176万株、売買代金は1406億円。
東証グロース騰落数は値上がり250(53％)銘柄、値下がり190(40％)銘柄、変わらず27(5％)銘柄に。

東証プライム業種別ランキングでは28業種上昇、5業種下落に。
値上がり上位は、海運業、鉱業、機械、電気・ガス業、パルプ・紙、電気機器、非鉄金属、化学、石油石炭製品、・・・
値下がり上位は、不動産業、ゴム製品、陸運業、銀行業、空運業。

東証プライム値上がり上位は、ダイヤHD　<6699> ［現在1678円　+201円］ダブルスコープ　<6619> ［現在2228円　+234円］
第一工薬　<4461> ［現在2207円　+196円］川崎汽船　<9107> ［現在8640円　+760円］

値下がり上位は、広済堂　<7868> ［現在1145円　-120円］エムアップ　<3661> ［現在1228円　-112円］
ラクーンHD　<3031> ［現在1694円　-132円］RPAHD　<6572> ［現在326円　-19円］

三菱UFJ　<8306> ［現在735.8円　-0.6円］みずほ　<8411> ［現在1528.5円　0.0円］三井住友　<8316> ［現在4071円　-38円］

野村　<8604> ［現在507.2円　+6.3円］大和　<8601> ［現在613.1円　+8.9円］

ソフトバンクグループ　<9984> ［現在5418円　+194円］トヨタ <7203> ［現在2121.5円　+10.0円］

日経平均株価は3日続伸。
前週末の米国株式市場で主要3指数が上昇した流れを受け、買いが先行。
時間外取引での米株価指数先物安もあって、伸び悩む場面もあったが、値がさ株中心に買い意欲は根強く盛り返した。
後場後半には2万6938円（前週末比446円高）まで上伸。

一巡後は上値が重くなり、引けにかけては2万6800円台後半でもみ合った。

2週間ぶりに75日移動平均線を上回った。

マザーズ指数は、3日続伸。
利益確定売りをこなして力強い値動きとなった。

『相場の福の神』財産ネットの藤本誠之さんの
日刊ゲンダイのコラム『今週の爆騰株』
セカンドサイトアナリティカ　<5028> ［終値2107円］が載っておりました。
魔法でないAI人口知能の使い方を教えてくれる会社！
「データから、新たな価値を。」のスローガンのもと、日本を変えてくれる企業

続きの個別銘柄等は【コロ朝プレミアム】に掲載済
http://www.koronoasa.com/info/

7/2（土）国際テクニカルアナリスト連盟（IFTA）検定会員のテクニカルセミナー（東京・八丁堀）
https://www.directform.jp/form/f.do?id=97629d8d62b26ed

7/30（土）【コロ朝セミナー】田代岳（円蔵）氏＆アポロ氏参戦！！　株式セミナー（東京・茅場町）
https://www.directform.jp/form/f.do?id=9362b800dd94c0d

8/6（土）【コロ朝セミナー】2022年8月特別編　相場の福の神参上（東京・八丁堀）
https://www.directform.jp/form/f.do?id=8362b7874b64717

本日は全体に一服といったところがあってもいいようなところですかね。
ただ小幅にとどまってほしいところですが・・・。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【コロ朝セミナー】2022年7月特別篇　藤本誠之氏登壇（ダウンロード）

2022年6月25日（土）開催　1

日本の復活！！ここから狙える個別材料株

株式市場相場展望と有望注目銘柄 企業訪問強化中

厳しい中でも有望銘柄見つけます！！

ダウンロード（料金後払い）ですぐにご覧いただけます。

お申し込み・詳細⇒　https://www.directform.jp/form/f.do?id=7462b78ceae6137
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
国際テクニカルアナリスト連盟（IFTA）検定会員のテクニカルセミナー（東京・八丁堀）

大好評につき、第2回を開催いたします！！

2022年7月2日（土）14：30～16：50開催（開場14：15）

『移動平均線分析の実践的な活用方法』上級編

投資家心理と個別有望注目銘柄解説。

第1回テクニカルセミナービデオ（5/21開催分）も特別にご覧いただけます

会場　東京都中央区八丁堀3-17-16　セントラル京橋三立ビル別館703

ダウンロード（料金後払い）でもご覧いただけます。

お申し込み・詳細⇒　https://www.directform.jp/form/f.do?id=97629d8d62b26ed
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【コロ朝セミナー】特別講演　田代岳（円蔵）氏にアポロ氏参上（東京・茅場町）

2022年7月30日（土）14：30～16：50（開場14：10）

FOMCの男　田代岳（円蔵）氏登壇

アポロ氏　特別対談

テクニカルを使い、有望銘柄解説

東京都中央区日本橋兜町12-7 兜町第3ビル　2F

NATULUCK茅場町新館　2階大会議室

ダウンロード（料金後払い）でもご覧いただけます。

お申し込み・詳細⇒　https://www.directform.jp/form/f.do?id=9362b800dd94c0d
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
デイトレード　必勝のソフトウエア

『LINEチャットで銘柄作戦会議』

LINEチャットでデイトレの実践をお見せいたします。

利用の仕方はあなた次第、見える景色が変わります！！

最大5日間「お試し特典(無料)」（コロ。の紹介で優遇）

8：30～9：30に相場に貼りつける方は特に有利です

とにかく「すごい！！」です。

異次元の高速回転を「お試し特典」にて確かめてみてください。

詳細・お申し込み⇒　http://www.koronoasa.com/?p=55937
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
経済紙業界紙ベースの「キラッ！」と光る記事を探して朝8時前後に
配信しております。
ディトレード、スイングトレードの種があなたのピックアップを
待っております。
詳細はこちらまで⇒　http://www.koronoasa.com/info/

【コロ朝プレミアム】銀行振込みフォーム
https://www.directform.jp/form/f.do?id=1845

ザラ場の「独り言」始めました。
http://www.koronoasa.com/blog2/?p=361

2021年　週末の【銘柄研究】検証（2021年9/20現在）
http://www.koronoasa.com/?p=53765
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【コロ朝NEWS】をメール(無料)にてお届けいたします。
https://www.directform.info/form/f.do?id=308
『コロ朝メールマガジン登録』で。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「ヘッジファンド運用助言会社の
ミョウジョウ・アセット・マネジメント
インターネットを通じた新サービスを開始。
http://www.myojoam.net
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

＜＜（株）アスリーム免責事項＞＞
● 本資料は、投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的としており、
特定の銘柄について投資勧誘を目的にしたものではありません。
本資料言及した銘柄や投資戦略は、投資に関するご経験や知識、
財産の状況および投資目的が異なるすべてのお客様に、一律に適合するとは限りません。

———————————————————————–

株式会社アスリーム
INTERNET MEDIA OF INVESTMENT NEWS
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場2-14-5

URL : http://koronoasa.com/
【問い合わせ】http://www.koronoasa.com/?page_id=30
———————————————————————–

記事の続きはコロ朝プレミアムで！

記事の続きはコロ朝プレミアムで！