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24年ぶりの円安・ドル高水準

2022年9月8日(木)雨 10日満月

・ロシアの石油が隠れたルート(裏ルート)で欧州に流入している。
ギリシャ沖でロシア発タンカーから石油を受け取り欧州に入港した船が半年で41隻と、前年の1隻から大幅増加。
船を変えて産地をあいまいにする流通手法は制裁の抜け道として残りかねない。

・政府はガソリンの値上がりを抑えるために石油元売りに支給している補助金を、段階的に縮小する方針。
1リットルあたり35円としている上限額を11月に30円、12月に25円に減らす方向で減らす方向で調整する。

・米国主導の新経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」に参加する14カ国は
有事の際に半導体や医療物資などの在庫を融通する体制づくりを検討する。
軍事衝突や感染拡大で物流が止まっても友好国間でやりくりし供給網の耐性を高める。
重要物資を外交・安全保障の「武器」に使う中国に対抗する。
半導体のほか感染症対応に不可欠な医療用防護服、レアアース(希土類)、蓄電池などを念頭に置く。

・7日の外国為替市場で円相場は一時1ドル=144円台と1998年8月以来およそ24年ぶりの円安・ドル高水準に。
米国で金利上昇が進む一方、日銀 <8301> [終値25300円]が大規模な金融緩和を続けているため
日米金利差が拡大、円売り・ドル買いにつながった。
年間ベースの円の対ドル下落率は20%に達し、1973年からの変動相場制の下では最大に。

・ロシアからの石油輸入が6月にゼロになったとする英国の発表が実際の取引の流れを映していない公算が大きくなった。
船を替えて運ばれたロシア産石油を英国の石油会社が6月に陸揚げしていた。

・松野博一官房長官は7日記者会見で、6日に日本政府のサイトが受けたサイバー攻撃について言及。
政府が運営する電子サイト「e-Gov」など計4省庁23サイトと、地方税の手続きサイト「eLTAX」が一時閲覧できなくなる。
「システムから情報の漏洩などは現時点で確認されていない」と語った。
親ロシア派のハッカー集団「キルネット」がSNS(交流サイト)に犯行声明とみられる書き込みをしている。

・1949年、本田宗一郎が世に出した小型エンジン付き自転車は「バタバタ」と呼ばれ、戦後日本の復興シンボルの一つになった。
三部敏宏ホンダ <7567> [終値3651.0円]社長は「今は第2の創業期」と話す。
「次は空飛ぶクルマだ」ホンダは24日に満74歳となる。衰退にあらがう挑戦は続く。

・外国為替市場で、投機の円売りが膨らんでいる。
英上げを急ぐ米欧とは対象に日銀 <8301> [終値25300円]は緩和を堅持し、
金利差拡大は揺るがないとみた海外ヘッジファンドなどが円売りに自信を深めている。
政府・日銀は為替介入など是正策を講じないとの見方も「売り安心感」につながっている。
主要通貨のなかで下落率は最大。円買い要因は乏しく、下落に歯止めがかからない。

・原子力政策 転換の行方(3)再稼働推進 掛け声先行 「国が前面」具体策は見えず。
岸田文雄首相が8月、原子力発電所の稼働を17基に拡大する方針を表明すると経済産業省からは冷めた声が上がった。
「すべて原子力規制委員会の安全審査は通っているのだから、17基体制を目指すのは当たり前」と。
日本は原発事故の反省から、原子力の推進と規制を担う部局を明確に分けた。
その結果、規制委が世界で最も厳しい安全規制をつくり、その水準を満たすかを審査する仕組みになった。
エネルギー需給や原子力政策の全体像をどう考えていくか。
規制委の発足から10年を迎える中で、電力危機はこうした問いも投げかけている。

・内閣府が7日、7月の景気動向指数速報値は、景気の現状示す一致指数が前月比1.4ポイント高い100.6に。
改善は2カ月連続、19年9月以来、2年10カ月ぶりの水準。
消費増税前の水準を回復。中国・上海市のロックダウン(都市封鎖)が6月に解除され、自動車関連などで回復が続いた。

・主要な生命保険会社は26日以降、新型コロナウイルスの感染者に支払う入院給付金の対象を高齢者や妊婦などに限る方向。
65歳未満の軽症者は、前日の25日までに陽性と診断されなければ対象から外れる見通し。

・積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象となる
追加型の公募株式投資信託(ETFを除く)への資金流入が続いている。
2022年1月から8月(8月は推定値)までの純資産流入額は2兆159億円で、前年同期比44%増。
世界的な金利上昇で株価が低迷する中、低コストの積み立て型投信への資金流入は堅調。

・点検金融システム 市場に浮かぶ亀裂(下)米住宅ローン 新たな暗雲 ノンバンク、資金繰り苦境。
2021年の米住宅ローン組成額は4兆4400億ドル(約620兆円)。
うち7割はファースト・ギャランティ・モーゲージ(FGMC)のようなノンバンクが手掛け、シェアは05年以降で最高。
リーマン・ショック直後の09年に一時10%未満まで減ったが、すぐに上昇に転じた。
景気後退時にデフォルト(債務不履行)が増えればノンバンクを直撃し、銀行にも波及しかねない。
「今年末から来年にかけて多くの企業が撤退を迫られる」との予言も。

・オーストラリア統計局7日、4‐6月期の実質国内総生産(GDP)は前期比0.9%増加。
堅調な個人消費や資源輸出がけん引した。
約20年ぶりの高水準となっているインフレが加速し、利上げに伴う負担が経済の先行きに影を落とす。

・中国の輸入が伸び悩む。8月はドル建てで前年同月比0.3%増にとどまった。
国際商品市況の高騰で3割増えた原油を除くと3%減となり、6カ月連続で減少。

・アンジェス <4563> [終値316円]7日、武漢型を標的にした新型コロナウイルスワクチンの開発を中止すると発表。
今後はオミクロン型を標的にしたコロナワクチンを米国スタンフォード大学と共同で開発していく。
山田英社長「臨床試験(治験)中の中間解析結果を確認し、
メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンの有効性を上回ることは難しいと判断した」と。
スタンフォード大学と共同で開発するオミクロン型標的にしたワクチンは、鼻から投与するDNAワクチン。
2年後の治験入りを目指す。

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・くら寿司 <2695> [終値2824円]7日、創業以来初となる値上げを10/1に実施する。
基本料金を5~55円引き上げる。

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※記事の後ろの記号は、◎(好材料大)〇(好材料)▲(悪材料)×(悪材料大)など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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公募・売り出し価格

リニューアブル・ジャパン <9522> [終値702円]666円 申込み9/8 払込日9/14

TOB(公開市場買い付け)

アイ・テック <9964> [終値1618円]買い手OEホールディングス 買い付け価格 2700円 期間 9/8~10/24

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(今日の一言)

海外NY株式市場は、大幅反発。
米国債利回りの低下が追い風。

主要株価3指数の上昇率は8/10以来の大きさとなり、8日ぶりに上昇したナスダック総合が上げを主導した。
ボラティリティーが大きいのが気になりますね(下げ相場の反発ベアトラップは大きい傾向)。

エネルギー指数は1016%安。リセッション(景気後退)リスクに伴う需要懸念から原油先物が約5%急落した。

フィラデルフィア半導体指数(SOX)は8日ぶり反発。

ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は対ユーロでのドル安などを手掛かりに反発。
安値拾いの 買いが入りやすかった。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は
世界的な景気減速に伴うエネルギー需要の先行き警戒感から売り込まれ、急反落。

アップル(+0.93%)グーグル(+2.79%)メタ(旧フェイスブック)(+1.17%)アリババ(+2.43%)エヌビディア(+1.88%)
ネットフリックス(+4.84%)アマゾン・ドット・コム(+2.67%)バイオジェン(+3.07%)バークシャー(+1.61%)
マイクロソフト (+1.91%)ズーム(+1.25%)テスラ(+3.38%)ラッセル2000(+2.21%)HTG(ハイイールドファンド)(+1.44%)
(米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加)

3市場(NYSE、MKT、ナスダック取引所)出来高は約102.1億株、過去20日間平均約104.3億株。

欧州株式市場の主要3指数はまちまち。
独・仏市場は引け前にプラ転、2日続伸。
原油や金属価格の値下がりを背景に、商品関連株が売られた。

7日の東京株式市場で日経平均(-0.71%)は2日ぶり反落。
東証株価指数(TOPIX)(-0.57%)も6日続落。

東証マザーズ(-1.98%)は2日ぶり反落、東証スタンダード市場指数(-0.74%)は2日ぶり反落、
東証グロース市場指数(-1.98%)は2日ぶり反落で終了。

東証プライム出来高は11億1504万株、売買代金は2兆7522億円。
東証プライム騰落数は値上がり432(23%)銘柄、値下がり1,369(74%)銘柄、変わらず36(1%)銘柄に。

東証スタンダード出来高は1億9298万株、売買代金は887億円。
東証スタンダード騰落数は値上がり293(21%)銘柄、値下がり907(65%)銘柄、変わらず136(9%)銘柄に。

東証グロース出来高は1億5328万株、売買代金は1202億円。
東証グロース騰落数は値上がり91(19%)銘柄、値下がり358(74%)銘柄、変わらず26(5%)銘柄に。

東証プライム業種別ランキングでは10業種上昇、23業種下落に。
値上がり上位は、保険業、不動産業、小売業、輸送用機器、その他製品、その他金融業、非鉄金属、・・・
値下がり上位は、海運業、鉱業、石油石炭製品、水産・農林業、サービス業、医薬品、電気機器、パルプ・紙・・・

東証プライム値上がり上位は、ウェルネット <2428> [現在588円 +49円]力の源HD <3561> [現在754円 +48円]
VIX短期先物 <1552> [現在2122円 +123円]プレミアG <7199> [現在1812円 +103円]

値下がり上位は、PHCHD <6523> [現在1523円 -168円]くら寿司 <2695> [現在2824円 -311円]
ファーマフーズ <2929> [現在1291円 -114円]日本郵船 <9101> [現在9420円 -810円]

日経平均株価は反落。
朝方は、米金融引き締めへの警戒が続き、6日の米国株式市場で主要3指数が下落した流れを受け、売り優勢。
時間外取引で米株価指数先物安となり、先物売りを交えて下げ幅を拡大、前場中盤には2万7268円(前日比357円安)まで下落。
売り一巡後は、米株先物の持ち直しもあって下げ渋ったが、戻りは限定された。

業種別では、郵船 <9101> [現在9420円 -810円]商船三井 <9104> [現在3250円 -245円]、
川崎汽 <9107> [現在7890円 -520円]などの海運株が下落。

200日移動平均線割れは7/19日以来。

マザーズ指数は、3日ぶり反落。
連日の米国株安を背景に、東京市場全般が軟調に推移。
投資家心理の悪化で新興市場にも売りが先行した。

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昨日日経平均株価は下げ渋りましたが200日移動平均線(7日時点2万7467円)を下回りました。
ここを早期に浮上しないとなかなかもたもたしちゃうところです。

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特定の銘柄について投資勧誘を目的にしたものではありません。
本資料言及した銘柄や投資戦略は、投資に関するご経験や知識、
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