個人マネー投資の受け皿広がる

2012年7月29日（月）くもりのち時々雨　傘忘れずに

・個人マネーを投資に移す受け皿広がる。金融機関に運用任せる「ラップ口座」今月、残高1兆円に乗せる見通し。
　確定拠出年金の加入者6年で倍増。資産額のの1年で13%増。来年には少額投資非課税制度（日本版ISA＝NISA）始まる。

・マツダ　<7261> ［終値433円］2013年4-6月期連結営業利益350億円程度と前年同期約20倍へ。4-6月期としては過去最高水準。
　独自の環境・燃費向上技術「スカイアクティブ」搭載新車販売好調、円安も輸出再三の改善支えた。

・政府、消費増税による住宅購入者の負担増軽減するため、住宅ローン減税拡充。
　2014年4月から17年12月に入居する場合の減税枠、現在の2倍へ。最大4000万円までの住宅ローン残高の1%を税額控除する仕組み。
　減税額年間で40万円、期間10年で400万円。年収510万円以下の中低所得者層向けには現金給付。年収500万円の日とは負担増。

・生命保険の解約急増。国内生保43社、4-5月に支払った解約返戻金、1兆5858億円と前年同期比86.6%増、12年ぶりの高い水準。
　株高に伴い個人が現金化。

・大和証券グループ　<8601> ［終値848円］個人向けIR（投資家向け広報）拡充。個人投資家向けに会社説明会5年ぶりに開催。

・広告業界世界2位米オムニコム・グループと3位仏ピュブリシス・グループ28日、合併で合意。
　統合後新会社は現在首位英WPPを大きく上回り、世界最大の広告・マーケティング会社になる。

・日経新聞社2012年国内「主要商品・サービスシェア調査」（対象100品目）16品目で首位は交代。国内市場の競争激化浮き彫り。

　デジタル一眼カメラ：キヤノン　<7751> ［終値3165円］30.9（+6.0）ニコン　<7731> ［終値2080円］25.8（+0.4）

　携帯電話：アップル（米）25.5（+8.5）富士通　<6702> ［終値387円］14.4（-3.5）

　マンション：野村不　<3231> ［終値2279円］6.6（+0.8）三井不レジデンシャル　<8801> ［終値3030円］5.5（-0.3）

　音楽ソフト：エイベックス　<7860> ［終値3260円］14.9（+1.6）ソニー・ミュージック・エンタ　<6758> ［終値2133円］14.4（-2.1）

　風力発電：日立　<6501> ［終値656円］54.3（+54.3）エネルコン（独）36.9（+10.7）

　普通トラック：いすゞ　<7202> ［終値765円］34.9（+6.2）日野自　<7205> ［終値1577円］33.8（-4.5）

　複合機・複写機：キヤノン　<7751> ［終値3165円］22.4（+1.1）リコー　<7752> ［終値1156円］21.2（-1.6）

・UBIC　<2158> ［終値3835円］
　米国で訴訟抱える韓国企業向けeディスカバリー（電子証拠開示手続き）対応拠点としてソウルに翻訳センター新設。（29日　日経新聞）　

・スズキ　<7269> ［終値2441円］
　インドネシアに乗用車工場新設。約1千億円投資。低燃費対応最新エンジンから車体まで一貫生産、東南アジア各地に供給。

・KDDI　<9433> ［終値5120円］2013年4-6月期連結営業利益前年同期比7割増、1600億円前後に。4-6月期として過去最高。

・JTBや近畿ツーリスト　<9726> ［終値円］など旅行大手10月以降出発する下期の海外パック旅行価格前年同期比5-10%上げ。
　円安の影響で現地ホテルや飲食代上昇反映。ANAセールス（東京・港）平均6%、日本旅行3-4%値上げ。　

・大手電力会社以外で電力小売りする「新電力」増加。年内にも100社超える見通し。大手より5〜15%安く供給。

・世界の投資マネー米国株に流入。7月中旬には米国株ファンドへの流入額が約5年ぶりの高水準。
　中長期に金利上昇の観測で債券投資に警戒ムード、株式への資金シフト後押し。新興国株は投資家の様子見続き、米国株優位が鮮明に。

・ガンホーオンライン　<3765> ［終値98000円］人気のスマートフォン（スマホ）向けゲーム「パズル＆ドラゴン（パズドラ）」の世界展開加速。
　これまでの韓国に加え、年内欧州とオーストラリアで配信。高成長維持するため新作ゲーム投入も急ぐ。

・横河電機b　<6741> ［終値721円］
　米国従業員現在の25%増、1千人へ。シェール関連装置、営業強化。15年度売上高12年度比6割増年500億円へ。（28日　日経新聞）

・安倍晋三首相来年4月予定する消費増税による景気や物価への影響を再検証するよう指示。
　デフレ脱却重視、増税が来春以降景気の腰折れ招かぬよう、追加的景気対策実施も視野に万全の準備で臨む構え。
　内閣府、民間エコノミスト約10人招いた有識者会合設置。8月中旬議論始め、9〜10月予定最終判断に向け参考資料を提供。

・ルネサスエレク　<6723> ［終値414円］2015年度にもシステムLSI（大規模集積回路）主力生産拠点、鶴岡工場（山形県鶴岡市）閉鎖へ。
　昨夏同工場売却交渉も合意できず。約1千人の従業員は早期退職やグループ内配置転換で対応。

・6月消費者物価指数（CPI）前年同月比0.4%上がり、1年2ヵ月ぶりにプラスに転じた。円安起点とする輸入物価の上昇がけん引。
　経済活性化につながる良いインフレには難所も多く。

・物価上昇の痛み先行。賃金は横ばい続く。円安は企業収益の好転通じ株高につながる。高額消費が好調の面も。
　日本経済脱デフレへの転機もこれからが胸突き八丁へ。

・東京株式市場、株安・円高進む。日経平均株価前日比432円安、外国為替市場では円が1ドル=98円台まで上昇。投資家警戒感強まる。
　来週決算発表が最初のピーク迎える前に株を買う動きひとまず控える姿勢広がる。

・日本郵政26日、米アメリカンファミリー生命保険（アフラック）とがん保険事業で提携正式発表。
　アフラック首脳は環太平洋戦略的経済連携協定（TPP）での日米交渉に好影響与えると明言。

・野村HD　<8604> ［終値786円］
　2013年4-6月期決算、個人向け営業部門の税引き前利益過去最高記録。前年同期比6.7倍、811億円、05年10-12月期（740億円）上回る。
　株式委託手数料収入は前年同期比約6倍、投信販売も高水準、投信販売手数料も倍増。

・米デトロイト市財政破たん受け、米地方債市場に動揺広がる。地方自治体の破たんが増えるとの警戒感が浮上。
　投資マネー流出、地方債の利回りに上昇（価格は下落）圧力かかる。

・英石油大手BP、シェールガス活用した石油化学プラントを米中で建設。北米工場ではシェールガスから基礎原料メタノール生産。
　中国では政府系機関と共同で樹脂に近いオレフィン生産工場建設。総投資額5千億円程度。

・スマホ市場は先進国では飽和気味。新興国でも売れ筋は中低価格品で利益伸ばすこと難しくなる可能性も。
　
　世界スマートフォン（スマホ）最大手韓国サムスン電子、4-6月期最高益更新も販売促進費増え、スマホ部門の営業利益1-3月期比4%減。
　米アップル2四半期連続で減益。スマホ世界第3位韓国LG電子、4-6月期スマホ販売台数は前期比17%増も部門営業利益は54%減少。

・国内乗用車8社、2013年上期（1-6月）海外生産800万台突破、半期で過去最高へ。中国生産反日デモの影響で11%のマイナスも米国などで補う。　国内生産は11.3%のマイナス。各社下期も北米などで増産する方針。

　8社合計　上期国内生産442万5436台（▲11.3%）海外生産805万197台（1.2%）国内販売250万7274台（▲9.0%）
　
　トヨタ　<7203> ［終値6150円］171万2106台（▲8.4）海外生産274万9736台（▲0.3）80万6745台（▲12.0）

　日産　<7201> ［終値1097円］44万6363台（▲22.8）196万3840台（▲0.6）34万7609台（▲5.2）　

　ホンダ　<7267> ［終値3790円］35万715台（▲40.3）172万146台（9.2）36万8026台（▲14.6）　

　スズキ　<7269> ［終値2441円］48万9841台（▲11.7）95万1179台（▲3.9）36万726台（▲1.7）　

　マツダ　<7261> ［終値433円］47万340台（12.1）14万1608台（▲23.1）11万6992台（▲2.1）万台　

　三菱自　<7211> ［終値147円］25万8733台（▲6.8）31万839台（19.2）6万9603台（▲10.7）　

　ダイハツ　<7262> ［終値2188円］38万6866台（▲8.2）11万9054台（6.2）34万2241台（▲10.3）

　富士重工　<7270> ［終値2704円］31万0472台（11.1）9万3795台（▲4.5）9万5332台（0.6）　　　

・ファナック　<6954> ［終値14600円］26日発表、2013年4-6月期連結決算、純利益227億円と前年同期比35%減。
　米アップル「iPhone（アイフォーン）」販売減速、端末製造する台湾などメーカーの設備投資一巡。
　スマートフォン（スマホ）金属ケース加工機械も振るわず。売上高1063億円（23%減）同部門は69%減と落ち込む。

・ソニー　<6758> ［終値2133円］スマートフォン（スマホ）用カメラの外販に本格的に乗り出す。
　レンズを加え一体化し、米アップルなど世界スマホ大手へ納入目指す。赤字続くエレクトロニクス事業の再生につなげる。

・コニカミノルタ　<4902> ［終値781円］
　パナソニック　<6752> ［終値866円］医療機器子会社パナソニックヘルスケア（東京・港）から超音波診断装置事業買収。買収額数十億円。
　新規参入で医療機器事業成長のけん引役狙う。

・2013年上半期（1-6月）国内建設受注額（会員企業48社）5兆5398億円、前年同期比6.8%増。リーマン・ショック後最高記録、4年連続増加。

・外食や小売りチェーン、無線LAN（構内情報通信網）の「Wi-Fi（ワイファイ）使って自社限定コンテンツ楽しめるように。
　来店しなければ入手出来ないことを打ち出し集客につなげる狙い。専用アプリ（応用ソフト）取り込む必要。

・ペプチドリーム　<4587> ［終値9060円］2014年6月期目標下方修正。
　単独税引き利益前期推定比3.2倍、4億4200万円と従来比1億5千万引き下げ。米ファイザーとの新薬共同開発6月中止、支援金見込めず。

・東京株式市場で、売買代金に占める空売り比率は23.6%と6/27以来、約1ヵ月ぶりの高水準。

・インサイダー取引に疑いで米ヘッジファンド大手SACキャピタル・アドバイザーズ刑事訴追に。
　150億ドル（約1兆5千億円）の運用資産誇る巨大ファンドが廃業に追い込まれる可能性も。　（27日　日経新聞）

・日本原子力研究開発機構の高速増殖炉源型炉「もんじゅ」（福井県敦賀市）運転管理体制見直ししている文部科学省、
　電力会社などの民間に管理委託する抜本的改革見送る方針固めた。民間との協力で体制強化図る。8月上旬に中間報告まとめる見通し。

・企業4-6月期決算今週から本格化。31日東証上場379社発表するピーク迎える。
　今回決算内容には、景気改善の強さや増税論議の先行き占う指標として高い関心集まる。（29日　産経新聞）

・京都大ｉPS細胞研究所と東京大、耳の軟骨の型を3Dプリンターで作製、
　そこに人工多能性幹細胞（iPS細胞）注入し耳を再生する研究今秋始める。10年後実用化目指す。（28日　産経新聞）

・民主党26日、参院選惨敗受け両議員総会、海江田万里代表は続投。細野豪志幹事長辞任、大畠章宏代表代行を幹事長へ。
　菅直人元首相は党員資格停止3ヵ月と最高顧問解任の処分。

・ロンドン外国為替市場円相場急進。一時約1ヵ月ぶりとなる1ドル=97円台付ける。

・トヨタ　<7203> ［終値6150円］
　ピンクのクラウン発売。9/1〜30日まで限定注文で価格公表せず。生産開始予定は12月から、納車はそれ以降。（27日　産経新聞）

・アベ相場　再起動なるか。　政策、業績・・・プロが語る条件。

　政治日程　先週23日環太平洋戦略的経済連携協定（TPP）交渉に正式参加。8/12発表4-6月期国内総生産（GDP）。
　秋の臨時国会、産業競争力強化法など提出される見通し。

　昨年11月から海外投資家日本株11兆円買い越し。ペースは2005〜06年小泉郵政相場を上回る。
　安倍政権が金融、財政、成長戦略という「3本の矢」によって市場の期待高めた結果。

　4-6月期決算発表が本格化。業績回復はこれまでのところ順調。13年度1株利益は7割近く伸びる見通し。

　世界全体は中国経済に懸念。外国為替市場では米景気の足踏み観測からドルが売られ、円相場一時1ドル=97円台に上昇。
　日経平均株価先週1週間で459円（3.2%）下落。

　理想買いは終わり業績重視の相場に。法人減税・雇用改革が急務。TPP参加「不況脱出のラストチャンス」

　本格上昇は秋の国会次第。米金融緩和縮小巡り円安余地、相場に追い風。

　消費増税は株価にプラス。見送れば国債相場不安定に。

　長期政権近年では中曽根康弘政権と小泉純一郎政権の2例、
　両政権とも首相に指名された時点から日経平均株価は「短期的な調整挟みながらも中長期的に上昇局面続いた」との経験則。

　安倍政権既に放った金融緩和・財政拡張という「第一・第二の矢」、
　日本経済や企業業績のファンダメンタルズ（基礎的諸条件）を大きく改善させつつあることは見逃せない。
　
　企業業績の伸び世界的に突出。東証1部企業の平均1株利益（EPS）14年3月期に82.5円と過去最高（08年3月期79.6円）上回る見通し。
　前期比伸び率66%と米企業（11%）や英企業（6%）を大きく上回る。

・成長戦略第2弾の恩恵が期待される主な銘柄

　投資減税：群栄化　<4229> ［終値586円］3Dプリンター用鋳型材料　キーエンス　<6861> ［終値33250円］3Dプリンター

　MUTOH　<7999> ［終値455円］3Dプリンター　オークマ　<6103> ［終値757円］大手工作機械　

　牧野フライス　<6135> ［終値600円］大手工作機械　三菱電　<6503> ［終値1014円］制御機器・FA　

　オムロン　<6645> ［終値2989円］制御機器・FA　安川電　<6506> ［終値1200円］産業用ロボット

　日立キャピタル　<8586> ［終値2378円］リース　オリックス　<8591> ［終値1429円］リース　三菱UFJリース　<8593> ［終値511円］リース

　規制緩和　・・・雇用流動化：UTホールディングス　<2146> ［終値円］製造業派遣・請負　

　パソナグループ　<2168> ［終値68400円］人材派遣　テンプHD　<2181> ［終値2534円］人材派遣　

　夢真HD　<2362> ［終値640円］建設派遣　アウトソーシング　<2427> ［終値900円］製造業派遣・請負

　アルプス技研　<4641> ［終値1010円］技術者派遣　フルキャスト　<4848> ［終値308円］短期人材派遣

　エン・ジャパン　<4849> ［終値185700円］ネット求人広告　メイテック　<9744> ［終値2665円］技術者派遣

　規制緩和・・・混合診療　テラ　<2191> ［終値2972円］ガンの免疫細胞療法　

　メディネット　<2370> ［終値円］ガンの免疫細胞療法　新日本科学　<2395> ［終値円］ガン粒子線治療

　規制緩和・・・農業関連：カネコ種子　<1376> ［終値966円］種苗　サカタのタネ　<1377> ［終値1392円］種苗

　宇部興産　<4208> ［終値187円］肥料　日産化　<4021> ［終値1437円］農薬　イハラケミカル　<4989> ［終値632円］農薬

　クミアイ化　<4996> ［終値600円］農薬　日本農薬　<4997> ［終値1002円］農薬　

　井関　<6310> ［終値355円］農機　クボタ　<6326> ［終値1510円］農機

　国会戦略特区関連・・・容積率緩和：三井不　<8801> ［終値3030円］不動産大手　

　三菱地所　<8802> ［終値2617円］不動産大手　住友不　<8830> ［終値4195円］不動産大手

　国家戦略特区関連・・・羽田空港国際化：日本航空　<9201> ［終値5360円］航空大手　ANAHD　<9202> ［終値212円］航空大手

　日本航空ビル　<9706> ［終値1856円］羽田空港旅客ターミナルブル運営

　国会戦略特区関連・・・カジノ関連：フィールズ　<2767> ［終値円］遊技機　電通　<4324> ［終値円］カジノ関連事業

　フジ・メディア　<4676> ［終値188800円］お台場カジノ構想を東京都に提案　アドアーズ　<4712> ［終値200円］アミューズメント施設運営

　SANKYO　<6417> ［終値4535円］遊技機　日本金銭機械　<6418> ［終値1405円］カジノ用紙幣識別機

　ユニバーサルエンタ―　<6425> ［終値1986円］遊技機　オーイズミ　<6428> ［終値1133円］遊技機用メダル計数機器

　グローリー　<6457> ［終値2365円］カジノ用チケット精算機　セガサミー　<6460> ［終値2475円］カジノなど複合リゾート施設開発

　バンダイナムコ　<7832> ［終値1641円］カジノ機開発　東京都競馬　<9672> ［終値390円］有力候補地の不動産

　コナミ　<9766> ［終値2280円］カジノ施設向けゲーム機器

・米景気の力強さ試される局面。31日、2013年4-6月期国内総生産（GDP）発表。
　市場では同四半期実質成長率前期比年率1%前後、1-3月期（1.8%）から減速と。
　米経済は年末にかけて持ち直すとの見方多く米株相場堅調に推移する要因に。

　足かせは政府支出の減少。2つ目の懸念材料は外需。GDPの7割占める個人消費も足元では力強さに欠ける。

　支援材料は住宅部門の回復。
　6月の新築住宅販売（年率換算）前月比8.3%増、49万7000戸まで膨らみリーマン・ショック前の08年5月以来の水準記録。
　米国では住宅販売の増加が時間をおいて消費の増加につながる。

　8/2の7月分と9/6の8月分の雇用統計確認した上で9/17〜18日の米連邦公開市場委員会（FOMC）で
　量的緩和第三弾（QE3）の縮小決まるとのシナリオが現時点の市場の多数説。

　年後半の回復シナリオの懸念材料は米長期金利の上昇受けた住宅ローン金利高。
　住宅ローン金利高で「住宅販売増→消費拡大」の流れにブレーキがかかるようだと米景気の先行き不透明感は一気に強まる。

・会社がわかる　特集旭硝子　<5201> ［終値642円］米コーニングの牙城に攻勢。
　米コーニング2007年投入、シェア7割超える「ゴリラガラス」。旭ガラス巻き返し狙い11年発売「ドラゴントレイル」トップ2社対決注目。
　世界需要12年の約11億枚から17年に25億枚に拡大見通し。今のところゴリラが優位保つ。
　累計1000機種15億台以上の端末に搭載。12年銅製品売上高10億ドル超。
　コーニング年内に強度だけでない機能持つ特殊ガラス投入。柔軟に曲がるガラスと「抗菌ゴリラ（仮称）」。
　「ドラゴントレイル」100機種搭載、12年売上高約100億円とゴリラとの差は大きく。
　15年は売上高500億円に拡大と意気込む。新興国向け狙う。
　薄型テレビ向け液晶ガラス基板に依存する収益構造からの転換示すことが株価上昇の条件。　

・キヤノン　<7751> ［終値3165円］予想外のカメラ不振。2013年12月期連結純利益見通し2900億円から2600億円に引き下げ。
　先行き業績に対する慎重な見方増える。目先は中国景気との連動性高めそう。

・発掘実力企業：外国人持ち幹部比率高い。イーグル工　<6486> ［終値1394円］金属シール最大手。
　カーエアコンのコンプレッサー用リップシールの国内シェア9割超。海外事業強化。外国人持ち株比率3月末15.2%。米年金基金買い増しも。

・日本電産　<6594> ［終値8260円］業績回復急ピッチで進む。2014年3月期連結純利益前期比6.7倍、535億円。3年ぶりに最高益更新する見込み。
　自動車、家電、産業用など一般モーターが主役。
　ハードディスク駆動装置（HDD）用は減少もゲーム機やスマートフォン、OA機器向けなどHDD用以外の精密モーターは増収に転じる。

・4-6月決算に明暗。強まる選別物色。「業績相場」への期待感にはブレーキ掛かる。
　「景気回復が顕著な米国関連銘柄か、減速色が濃い欧州・中国関連銘柄かで明暗分かれる」

・ＯＵＴ　Ｌｏｏｋ:今週の株式相場は日経平均株価は1万4000円前後でのもみ合いか。
　先週から本格化した4-6月期決算も事前予想に届かないケース散見されるなど積極的に上値を追う材料乏しく。
　今週は米景気・金融政策の動向も大きな注目材料。
　7/30-31日米連邦公開市場委員会（FOMC）、8/1米サプライマネージメント協会（IMS）製造業景気指数、2日米雇用統計発表。
　「決算の良いものは買われ、悪いものは売られる素直な反応」

・Ｗａｌｌ　Ｓｔｒｅｅｔ:今週の米株式相場は神経質な動き。米国内総生産（GDP）や雇用統計など注目度の高い経済指標発表相次ぐ。
　31日米実質GDPは前期比年率1.0%増と1-3月期（1.8%増）から鈍る見通し。6月以降個人消費失速。伸び率1%割り込めば米景気の不透明感意識。
　30-31日米連邦公開市場委員会（FOMC）。声明で景気確認どう変わるか注目。バーナンキ米連邦準備理事会（FRB）議長会見は予定されてなく。
　8/2は7月の米雇用統計。非農業部門雇用者数市場予測で約18万5000人増加見込む。20万人超えれば9月の緩和縮小観測強まる可能性も。

・プロの相場観　向こう１週間の【ブルベア調査】強気派22% （前回比-24）弱気派40%（同+9）中立派38%（同+15）

・世界市場往来：先週の世界の株式相場は13市場が上昇。
上昇1位スペイン週間騰落率5.2%（12年末比騰落率2.3%）2位ブラジル4.3%（▲18.9%）3位ギリシャ3.4%（▲4.6%）12位米国0.1%（%18.7）
　下位25位トルコ▲4.4%（▲7.2%）24位日本▲3.2%（35.9%）23位ロシア▲2.5%（▲11.7%）22位インド▲2.0%（1.7%）

・ランキング：「日経平均株価中国関連株50」構成銘柄の株価騰落率。

　1位シャープ　<6753> ［終値448円］騰落率42.22%　2位ソニー　<6758> ［終値2133円］27.88%

　3位イオン　<8267> ［終値1359円］26.54%　投資先行、まだ材料視されず。

　7位三菱電機　<6503> ［終値1014円］21.58%　ファクトリーオートメーション（FA）機器と昇降機に強み。

　14位クボタ　<6326> ［終値1510円］14.92%　現地農家の投資意欲旺盛。

　16位アサヒビール　<2502> ［終値2591円］14.04%　ビール販売強化で黒字転換。

・QE3縮小はいつ始まるのか。米連邦公開市場委員会（FOMC）重視するのは雇用の状況。
　カギの1つは「非農業部門雇用者数の増加幅20万人」という数字。
　市場の予想おおむね「年内縮小、早ければ9月」に収まる。　（日経ヴェリタス）

・日立　<6501> ［終値656円］欧米企業手掛ける水インフラ事業に参画、ITなど活用、運転管理費用低減するサービス海外で始める。
　アジア中心に上下水道のインフラに関する新設需要は拡大傾向。2015年水ビジネスで売上高2000億円目指す。

・IHI　<7013> ［終値418円］中東化学会社から大型リアクター（反応容器）4基受注。受注額60億-80億円規模。

・シンフォニアテクノロジーズ　<6507> ［終値160円］ICタグ専用メーカーSSRFIDに資本参加。5年後20億円規模の事業に育てる。

・日東電工　<6988> ［終値5690円］
　電気自動車（EV）用の急速充電器市場に参入。今秋メドに急速充電規格「CHAdeMO（チャデモ）」に準拠した独自開発充電器投入。　

・富士電機　<6504> ［終値379円］2015年度に営業利益で12年度実績比2倍、450億円目標とする中期計画策定。
　中国リスク織り込む一方、東南アジアでの成長と安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」による国内需要重視したのが特徴。

・クミアイ化　4996> ［終値600円］韓国と台湾で農薬減退の販売体制強化。省力化ニーズなどから安定した農薬の需要見込む。（日刊工業新聞）

・IHI　<7013> ［終値418円］温泉業者対象に発電装置開発。セ氏70度程度の温泉使い発電。1台設置すればすぐに売電できるメリット。
　年度内20台の販売目指す。本体価格1000万円程度。初期コスト2000万円程度。全量売電すれば年間700万円の収入と。

・バンダイナムコHD　<7832> ［終値1641円］セガ　<6460> ［終値2475円］とスマートフォン（スマホ）向けゲーム共同開発、今秋に配信。
　セガが配信するスマホゲームに「機動戦士ガンダム」の世界観取り込む。　

・UMNファーマ　<4585> ［終値3895円］鶏卵の代わりに昆虫細胞使い、既存技術で半年かかるワクチン製造1ヵ月半から2ヵ月で対応。
　臨床試験（治験）で第3相試験（最終段階）2015年にも販売開始へ。売上高2015年には78億円まで急増、黒字転換へ。

・豊田織機　<6201> ［終値4270円］車向けディーゼルエンジン用ターボチャージ（過給器）事業に参入。2015年生産開始。
　トヨタ　<7203> ［終値6150円］の新興国戦略車に搭載。投資額50億円。国内で年産40万個のライン設け、トヨタの海外現地法人などに供給。

・ナブテスコ　<6268> ［終値2117円］
　鉄道車両のドア開閉装置開発。欧州向け戦略製品と位置付け。欧州車両大手などに売り込む。（日経産業新聞）

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株式分割

ソースネクスト　<4344> ［終値1208円］8/31 　1株→2株

帝国ホテル　<9708> ［終値3685円］9/30 　1株→2株

公募・売り出し価格

MORESCO　<5018> ［終値1207円］100万株　

東急リアル・エステート　<8957> ［終値56700円］2万3764口

新規公開株（IPO）

コード　 市場　　 銘柄　　　　　　幹事証券　　公募価格　　　発行株数　　単位株

7/30 <3186> マザーズ 　ネクステージ 　　野村 　　　1700円　　　824,500株 　　100株

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【今日の一言】

NY株式市場は小幅続伸。
週間ではダウ工業株30種平均は0.1%高、ナスダック指数は0.7%高、S＆P500種も0.03%安で終了。
アマゾン・ドットコム前日決算受け売られた安値から値を戻す展開に。
3市場（NY、アメリカン、ナスダック取引所）出来高は約54億株、1日平均約64億株を下回る。

欧州株式市場はFT100（英国）とクセトラDAX（ドイツ）は続落。CAC40種（フランス）は反発。

週末の東京株式市場は大幅続落。日経平均株価は3営業日続落へ。
終値では7/8以来約3週間ぶりの安値になる。
東証1部騰落数では値上がり126銘柄、値下がり1597銘柄、変わらずは32銘柄。
シカゴ225先物は円建てで13945円（週末大証比185円安）で返ってきております。
為替の円高もありますが、木曜日（25日）から少し売られ方が多く感じます。

今週は海外でのイベントや国内では決算発表など一喜一憂するような材料が多く、神経質な展開となるような1週間とも・・・

短期的な上昇の過熱感を示す指標は低下。
東証1部25日移動平均線とのかい離率はプラス0.1%、騰落レシオ（25日移動）は115.21%と120%割れ。
サイコロジカル（12日）も7勝5敗の58.3%となってきました。

バイオ関連銘柄の中で日足チャートがソーサーボトムから立ち上がりかけてるような絵になってる銘柄が多く見受けられます。
（欲目もあるかもしれませんが・・・）

ペプチドリーム　<4587> ［終値9060円］このファイザー分の下方修正を市場はどう反応するか・・・？

UMNファーマ　<4585> ［終値3895円］鶏卵の代わりに昆虫細胞使い、既存技術で半年かかるワクチン製造1ヵ月半から2ヵ月で対応。
臨床試験（治験）で第3相試験（最終段階）2015年にも販売開始へ。売上高2015年には78億円まで急増、黒字転換へ。

ファナック　<6954> ［終値14600円］26日発表、2013年4-6月期連結決算、純利益227億円と前年同期比35%減。
米アップル「iPhone（アイフォーン）」販売減速、端末製造する台湾などメーカーの設備投資一巡。
スマートフォン（スマホ）金属ケース加工機械も振るわず。売上高1063億円（23%減）同部門は69%減と落ち込む。

連想ではツガミ　<6101> ［終値527円］も・・・

日立　<6501> ［終値656円］欧米企業手掛ける水インフラ事業に参画、ITなど活用、運転管理費用低減するサービス海外で始める。
アジア中心に上下水道のインフラに関する新設需要は拡大傾向。2015年水ビジネスで売上高2000億円目指す。

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