郵政上場越年

2014年11月27日（木）晴れ

・中国習近平指導部は年間の経済成長率の目標を2015年に3年ぶりに引き下げる方向で最終調整。
　今年まで「7.5%前後」としていた目標を「7%前後」に下げる案が有力。世界経済のけん引力弱まることも懸念。

・日本経済新聞社、総合企業ランキング「NICES（ナイセス）」2014年度版。
　働きやすさ・成長性総合評価、トヨタ　<7203> ［終値7180円］初の首位（前回2位）。
　2位（1）セブン＆アイ　<3382> ［終値4437.0円］3位（4）NTTドコモ　<9437> ［終値1859.0円］
　4位（18）キヤノン　<7751> ［終値3766.5円］5位（5）東レ　<3402> ［終値924.2円］5位（3）日産　<7201> ［終値1120.0円］（日経一面）

・関西電力　<9503> ［終値1195.5円］26日、運転開始から39年以上が経過する高浜原子力発電所1、2号機（福井県）について、
　12月上旬から施設の点検はじめ、20年程度の運転延長目指すと正式発表。来春にも原子力規制委員会に再稼働の審査申請する。

・厚生労働省、2015年度から介護保険サービスにかかる費用を、職員の賃上げなど除いて抑制へ。
　特別養護老人ホーム（特養）などに支払う「介護報酬」一部引き下げ、財政膨張に一定の歯止め。

・2014年度の国の一般会計税収は51兆円台半ばに達しそう。消費税率を前回引き上げた1997年度の53.9兆円以来、17年ぶりの高水準。
　所得税収や法人税収が堅調、当初の政府想定からの上振れが1兆円台半ばとなる。
　消費増税に伴う4.5兆円の税収増を除けばほぼ13年度並み（47兆円）にとどまる。

・日本郵政西室泰三社長、株式上場計画の公表時期、来年1月にずれ込むとの見通し。来年中の上場見通しは変えず。

・日銀　<8301> ［終値48200円］26日、2014年4-9月期決算で、企業の最終利益にあたる当期剰余金が前年同期比1872億円増、5878億円。
　13年4月導入した「量的・質的金融緩和」で市場から大量に買い入れた国債の利息収入が増えたことが主因。上半期の黒字は2年連続。

・黒人青年射殺した白人警察官の不起訴端にした全米抗議行動は25日、規模一層拡大。170以上の都市で抗議デモ起き、各地で逮捕も。

・米国で公的年金のヘッジファンド離れが進んでいる。ヘッジファンドの優勝劣敗が鮮明に。
　高い手数料が運用実績に見合わないとの見方広がり、
　米最大規模のカリフォルニア州職員退職年金（カルパース）が完全撤退表明切っ掛けに、他州でも追随する年金相次ぐ。　

・韓国サムスングループ26日、サムスン総合化学など系列4社売却へ。非中核事業からは手を引き、事業の選択と集中徹底する。
　
・王子HD　<3861> ［終値425円］ベトナムに段ボール工場建設へ。投資額約30億円、ベトナムでは5ヵ所目の生産拠点となる。
　2015年5月に段ボール工場が稼働するミャンマーでも、2ヵ所目の工場建設を決めた。需要拡大に対応。

・ヤマダ電機　<9831> ［終値393円］来年4月メドに、消費者の自宅訪問して商品販売する「御用聞き」始める。
　日用雑貨などヤマダがネット通販で取り扱う350万品目をシニア層中心に販売する。
　量販店と中小電器店がネット時代に共存する連携モデルになる可能性も。

・ソフトバンク　<9984> ［終値8042円］携帯電話の旧料金プランについて、12/1以降も受け付け。
　通話をほとんどしない場合、「新料金だと割高になるため選択の余地残す。
　新料金に一本化したNTTドコモ　<9437> ［終値1859.0円］の収益が低迷していることも一因に。　

・トヨタ　<7203> ［終値7180円］事故を未然に防ぐ技術の開発急ぐ。自動ブレーキを日米欧でほぼ全車種に導入すると発表。
　「ぶつからない車」へのニーズは想定以上に大きいと判断。デンソー　<6902> ［終値5489.0円］などグループ巻き込んで猛追へ。

・サイバーダイン　<7779> ［終値3510円］26日、新株と新株予約権付き社債（転換社債CB）発行して海外市場から約410億円調達へ。
　調達資金は医療用装着型ロボット「HAL」の欧米での事業展開や国内での製造設備拡充などに充てる。
　今回普通株式700万株新たな発行で約210億円、2017年満期のユーロ建てCBの発行で200億円を欧州とアジアで調達する。

・食品メーカー各社、国内工場に大型投資。供給力増強しながらコスト競争力高め、市場シェアの拡大狙う。
　プリマハム　<2281> ［終値255円］ソーセージの新工場を117億円で建設し、既存工場と比べ生産能力が3割高い工場になる。
　アサヒグループ　<2502> ［終値3630.0円］飲料工場に60億円投じ、生産能力2倍強に高める。　

・東芝　<6502> ［終値512.3円］
　産業機器の省エネに役立つパワー半導体や、照明に使う白色発行ダイオード（LED）の研究開発を石川県に集約。
　2015年秋新設、開発から量産まで一貫して手掛ける。16年度までに開発や製造に300億円投じる。

・ジャパンディスプレイ　<6740> ［終値415円］
　米国の車載用パネル市場で2018年にシェア3割目指す方針。6月設けたデトロイトの技術支援拠点活用し顧客開拓。

・ユーグレナ　<2931> ［終値1485円］上場市場を東証マザーズから東証1部に12/3付で変更。約2年で昇格。

・理研ビタミン　<4526> ［終値2650円］12/3、東証2部から東証1部へ。記念配当5円実施、年間配当60円（前期は50円）へ。

・信用買い残11/21申込み、2兆7571億円と前週比953億円増。5週ぶり増加。売り残6969億円と前週比142億円減。

・東芝　<6502> ［終値512.3円］エボラウイルスの感染の有無調べる「DNAチップ」判定機開発へ。専門知識がない人でも容易に使える。
　現在数時間かかる判定作業を最短20分、最長でも1時間で終える機器を目指す。

・栄研化学　<4549> ［終値1858円］1時間以内に判定可能なエボラウイルスン検査キット開発する。大型検査機器が要らないのが特徴。

・米上院・商業科学運輸委員会ロックフェラー委員長（民主）25日、
　米当局へ報告申告漏れ判明したホンダ　<7267> ［終値3633.5円］について「受け入れがたいことだ」との声明発表。
　「民事制裁金の法的上限を引き上げなければならない」と言及。
　ホンダに課される民事制裁金は3500万ドル（41億円）も増額される可能性も。（日経新聞）

・シリア政府軍25日、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が首都と位置付けるシリア北部ラッカ空爆、
　多数の民間人含む95人死亡。政府軍によるラッカ空爆としては最大規模。

・サウジアラビア主導の石油輸出国機構（OPEC）は27日、総会開く予定。生産量についてどう判断するか注目集まる。
　米国、サウジが原油価格下落を主導しているとの見方も。一部産油国からは減産求める声も上がる。

・自民党衆院選政権公約に「無電柱化」を明記、2015年度から幹線道路の電柱地中化加速する考え。

・欧州連合（EU）ユンケル欧州委員長26日、欧州議会本会議で、
　低成長続く欧州経済の活性化のため、3年間で官民合わせて3150起きユーロ（約46兆円）投資する計画発表。（産経新聞）

・国土交通省26日、タカタ　<7312> ［終値1357円］製エアバック搭載した廃車でエアバックの異常破裂発覚。
　原因の特定急ぐように指示。国内でもリコール（無償で回収・修理）対象拡大する可能性も。　

・ダイエー　<8263> ［終値136円］臨時株主総会開き、
　2015年1月にイオン　<8267> ［終値1180.0円］の完全子会社となるのを賛成多数で承認。2018年ごろまでに「ダイエー」の屋号は消滅。

・富士重工　<7270> ［終値4287.0円］10/24発売した新型「レガシィ」受注台数が発売1ヵ月後11/24時点で月販目標3.6倍の4308台に。

・イチネンHD　<9619> ［終値910円］
　敷地内に井戸と浄化システム設け、水道管と接続し、水処理装置で浄化した地下水活用し水道経費削減につなげる事業開始。
　病院や工場、商業施設に提案。導入した顧客は初期投資不要、従量課金で経費削減できる。2015年度販売目標12件。　

・住友化　<4005> ［終値435円］電気自動車（EV）に使うリチウムイオン二次電池部材増強。総投資額数百億円。
　耐熱性に優れたセパレーター（絶縁材）の年産能力2020年に4億平方メートル超と15年比3倍以上に引き上げ。
　米テスラ・モーターズのEVに搭載するパナソニック　<6752> ［終値1507.0円］の電池に搭載。（日刊工業新聞）

・宇宙航空研究開発機構（JAXA）開発、NEC　<6701> ［終値370円］製造した小惑星探査機「はやぶさ2」30日打ち上げ。
　往復52億キロ、6年間の旅に向かうエンジン長寿命、通信容量4倍。。

・バイテック　<9957> ［終値864円］秋田県に間伐材利用するバイオマス（生物資源）発電所建設。
　発電所の隣には植物工場併設、廃熱利用してレタス栽培。総投資額約17億円で2016年春の稼働予定。　

・荏原　<6361> ［終値541円］子会社荏原環境プラント（東京・大田）がごみ焼却施設の改修工事計3件受注。
　合計受注額計115億400万円。いずれも2017年3月末までに完成予定。

・UACJ　<5741> ［終値363円］液化天然ガス（LNG）運搬船向けアルミ厚板の生産能力5割増強。
　米国産シェールガス対日輸出にらみ、LNG船建造増えるのに備える。（日経産業新聞）

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自己株式処分

オリックス　<8591> ［終値1543.5円］42万8800株　1659円　12/11　処分先　宮内義彦・同社シニア・チェアマン
　

公募・売り出し価格

サイバーダイン　<7779> ［終値3510円］700万株　払込日12/12

いちご不動産投資法人　<8975> ［終値85300円］8万3167円　申込み11/27-28　払込日12/3

新規公開株

コード　 銘柄　　市場　主幹事証券　公募価格　発行株数　　注目度

11/27 <3698>ＣＲＩ・ミドルウェア マザーズ　ＨＳ　2,400円　316,000株　注目度 B
映像・音声分野に特化したミドルウエアに関する許諾事業

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は上昇。
ダウ工業株30種平均とS&P500種指数は終値で最高値更新。
27日は感謝祭のため休場、28日は短縮取引。

アップル（+1.19%）グーグル（-0.13%）ヤフー（+0.41%）フェイスブック（+2.63%）アリババ（-0.71%）
ネットフリックス（+0.62%）アマゾン・ドット・コム（-0.44%）バイオジェン（-0.16%）ラッセル2000（+0.36%）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約48億株、11月平均約63億株を下回る。

欧州株式市場の主要3指数はまちまち。
独DAX株価指数は10営業日続伸。10日連続の上昇は2013年5月以来。
英仏主要株価止指数はほぼ横ばい。
英国は旅行・レジャー関連株が売られ、鉱業株や通信株の値上がりで相殺。

東京株式市場で日経平均は4営業日ぶり小反落。
東証1部出来高は22億1184万株、売買代金は2兆2994億円。
騰落数は値上がり857銘柄、値下がり824銘柄、変わらず152銘柄に。

ここへきて公募増資を決める企業が多くなってきてるようなところ。
大手証券会社も収益増加のため、営業強化しているのか、年末の駆け込みがあるのか・・・

新規株式公開（IPO）の12月上場増加も著しいところです。

11月の最終営業日を含む週は昨年まで14年連続高。先週末の日経平均株価は1万7357円です。
11月の株式市場もあと2日間となりました。

12月のアノマリーでは7月高ければ12月安、7月安なら12月高いとなっており、今年の7月月間は高く、陽線。

外国為替市場で円安一服感が出て来そうなところも・・・

自民党衆院選政権公約に「無電柱化」を明記、2015年度から幹線道路の電柱地中化加速する考え。
イトーヨーギョー　<5287> ［終値1228円］日本コンクリート　<5269> ［終値586円］那須電機　<5922> ［終値395円］

サイバーダイン　<7779> ［終値3510円］26日、新株と新株予約権付き社債（転換社債CB）発行して海外市場から約410億円調達へ。
調達資金は医療用装着型ロボット「HAL」の欧米での事業展開や国内での製造設備拡充などに充てる。
今回普通株式700万株新たな発行で約210億円、2017年満期のユーロ建てCBの発行で200億円を欧州とアジアで調達する。

最近の成長目的での増資は、とりあえず下落は仕方ないところも、突っ込み買いは報われることも多いかと思われます。

東洋合成　<4970> ［終値1517円］本日あまり動かなければ、規制解除になってきそうですが・・・

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