
ロシア緊急利上げ
- 2014年12月17日
- 株式投資・経済ニュース全般
2014年12月17日(水)晴れのち時々曇り 北海道猛吹雪警戒
・原油価格の急落が金融市場を揺らす。資源国ロシアのルーブルが急落、エネルギー関連の株や社債の価格が下落。
16日は日経平均株価も344円下落。外国為替市場では一時1ドル=115円台まで円高が進んだ。
原油安は先進国の景気下支えするが、急激な変動は市場に摩擦もたらす。世界経済に悪影響及ぼすリスクが出ている。
ロシアをはじめ産油国通貨を売る動きは16日、新興国通貨や株式を売る動きに発展。
アジア市場ではトルコリラやインドネシアルピアなど新興国通貨が軒並み下落。タイの株式市場は4%下落。
米国ではシェールガスの開発企業が発行する債券の価格が急落。
日経平均株価もこの1週間の下げ幅は1000円超え、10月末の追加緩和後の上昇分の半分打ち消す。
市場では原油安が反転に向かえば不安の連鎖が一巡するとの見方が根強い。
・東電 <9501> [終値426円]中部電力 <9502> [終値1331.5円]共同で液化天然ガス(LNG)の国際入札実施する。
日本企業がLNG調達で国際入札するのは初めて。原油安につれ価格が下がっているLNGを競争入札で従来の半分程度の価格で調達。
・政府・与党2015年度から法人税改革、
企業が12年度比で3%以上の賃上げをした場合、地方税の外形標準課税の負担和らげる方向で調整に入った。
企業が大幅に賃上げすれば賃上げ部分は非課税とし、家計の所得が増えやすい環境整える。(日経新聞一面)
・日立 <6501> [終値865.8円]とスイス重電大手ABB、16日高効率の送電システムの合弁会社設立すると発表。
ABBの先端技術取り込み、受注拡大目指す。営業は日立が担当、ABBの先端技術組み込んだ送電システムを日立が売り込む体制整える。
・原油安背景にロシア経済の苦境が深まっている。
通貨ルーブルの急落受け、ロシア中央銀行は16日未明、
政策金利年10.5%から17%に引き上げる緊急利上げに踏み切ったが「ロシア売り」に歯止めかからず。
金融市場ではロシア企業に資金繰り懸念が生じ、欧米の金融機関に信用不安が波及するリスクが意識されてきた。
・原油価格の下落は消費国の経済にとってプラスとマイナスの両面がある。
ガソリン価格の下落など通じ企業や家計に恩恵もたらす一方、石油元売りなど資源関連企業には逆風に。
・タカタ <7312> [終値1272円]製エアバック欠陥巡り、
ホンダ <7267> [終値3424.5円]今後国内で実施する助手席用のリコール(無償で回収・修理)対象50万台のうち
30万台分の交換部品が不足。ダイセル <4202> [終値1377円]などタカタ以外の部品メーカーも緊急増産へ。
・国土交通省、国内航空3位のスカイマーク <9204> [終値364円]が羽田空港の発着枠、2015年2月以降も1日あたり36枠現状維持。
不振続く経営を側面支援。同時に財務状況の報告義務付け、経営への監視強める方針。
・米クライスラー16日、社名を「FCA US」に変更。1925年から続いたクライスラーの社名が消えた。
・市場関係者、アジア経済の先行きについて強気と弱気の見方が交錯。
インドネシアやタイなど新興国の景気は減速基調にあるとはいえ、
ゼロからマイナスの成長に沈む欧州や日本などに比べ底堅く「株や通貨は売られすぎ」との声も。
一方、「不安定な動きは数年続く可能性がある」と慎重論も根強い。
1997年のアジア通貨危機の連想も、東南アジア諸国連合(ASEAN)各国は危機後外貨準備積み上げており、
通貨の売り圧力に対する耐久力は増しているとの見方が多い。
・サウジアラビア株式市場のタダウル全株指数(TASI)16日、年初来安値更新、終値で前日比7%下落。1日の下げ幅、過去6年で最大。
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ金融市場総合(DFM)指数も16日、7%下落、年初来安値更新。5月の年初来高値比4割強低い。
・欧州自動車工業会(ACEA)16日、11月の欧州主要18ヵ国の新車販売台数(乗用車)前年同月比1%増91万9200台。
15ヵ月連続前年比プラス。英国やスペインが好調持続、ドイツやフランスの落ち込みで回復ペースは鈍った。
1-11月累計販売は前年同期比5%増の1119万1400台。
・米商務省16日発表、11月の米住宅着工件数、約102万8千戸、市場予測平均(103万5千戸程度)下回り、3ヵ月ぶりのマイナスに。
前年同月比では7.0%減。「住宅許可件数」は103万5千戸となり、前年同月比0.2%落ち込む。
・東南アジアで自動車関連メーカーなどが深刻な交通渋滞の解消対策に動き始めた。
渋滞は経済成長の足かせになるだけでなく、自動車販売の妨げにもなりかねず。
トヨタ <7203> [終値7214円]交差点を改良工事。住友電工 <5802> [終値1454.5円]信号切り換え制御。
豊田通商 <8015> [終値2593円]グループは日本駐車場開発 <2353> [終値118円]と組み、
駐車場から出る際すいてる出口知らせる取り組み15年1月に始める。
・学研HD <9470> [終値242円]来春から小学校低学年向けのオンライン英会話始める。
海外在住の講師が一対一で指導し、少学校在学中に中学2年生並みの力つける。独自教材使い週2回で月6千円と値ごろ感出す。
・ソフトバンク <9984> [終値7106円]16日、
インドで不動産仲介サイト運営するロコン・ソリューションズ(ムンバイ)に米子会社通じて出資。
年内メドに既存株主とともに総額9千万ドル(約106億円)の増資引き受け、米子会社が筆頭株主になる。
・クオール <3034> [終値753円]中小薬局と提携し、地方で事業拡大。
クオールの持つ会員管理システムを提携先と共有するほか薬剤師を共同で採用する。投資抑え、事業基盤拡大する。
・原油急落に端を発したマネーのリスク回避が株式市場に波及。
新興国など世界同時株安で、16日の日経平均株価は約1ヵ月ぶりに1万7000円割り込む。
歯止めをかける材料として、注目されているのが日米の中央銀行が週内に開く金融政策決定会合の行方。
・日経平均株価をドル建てに換算した指数は16日終値で142.98ドルと、日銀追加金融緩和の前日である10/30(143.53ドル)下回った。
運用成績をドルで評価している海外投資家にとって、最近の日本株の値上がり益が消えたことを示す。
海外の年金など中長期投資資金にも影響する可能性も。
・信用買い残12/16申込み、3兆275億円と前週比1643億円増。4週連続で増加。売り残6908億円と前週比605億円減、3週ぶりに減少。
・日銀 <8301> [終値47500円]上場投資信託(ETF)374億円買い入れ。買い入れは2日連続。
不動産投資信託(REIT)は13億円買い入れ、買い入れは10日以来およそ1週間ぶり。(日経新聞)
・安倍晋三首相、来年1月の通常国会召集前に、イスラエル、パレスチナなど中東諸国・地域歴訪へ。エジプト、ヨルダンへも検討。
・日銀 <8301> [終値47500円]12月の企業の物価見通し調査、消費増税の影響除いた1年後の消費者物価指数は前年比1.4%上昇。
前回9月調査比0.1ポイント下落。原油安によるコスト低下見込んだ動き広がる。
・ニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場続落、指標WTI (ウエスト・テキサス・インターミディエート)1月渡し一時、
2009年5月以来、約5年7ヵ月ぶりの安値水準である1バレル53.80ドル。WTIは6月に1バレル107ドルの高値。(産経新聞)
・日本ガイシ <5333> [終値2309円]東欧と東南アジアに自動車排ガス浄化用部品の新工場建設へ。
既に用地選定に着手、2017年以降稼働。総投資額は少なくとも100億円超える見通し。
今後世界的に自動車市場の拡大と排ガス規制強化が続くとみて、新拠点に踏み切る。
・森精機 <6141> [終値1450円]
奈良県大和郡山市に自動車関連向け部品加工ラインなど構築するシテムの新工場を2015年11月に建設。総投資額は20億円。
・経済産業省、電力5社が受け入れられる太陽光発電由来の電力の容量が、
買い取り申請があった発電量の6得割程度にとどまるとの試算まとめた。
「出力抑制」の仕組みを従来より機動的に運用できるように改め、年明けにも再開するように促す考え。
・Jパワー <9513> [終値3880円]16日、
建設中の大間原子力発電所(青森県大間町)について、原子力規制委員会に新規制基準の適合審査申請。
燃料にすべてウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料使用する原子炉としては初の申請。
・富士通フロンテック <6945> [終値1461円]入金やスキャン、クレジット決済などを、
POS(販売時情報管理)意外にタブレットやスマートフォンといった様々な端末やOS(基本ソフト)でできるようにする、
次世代POS制御ソフトウエア製品化へ。今後3年間で計1万3000本の販売目指す。
・テクノマセマティカル <3787> [終値988円]圧縮されたフルハイビジョンの16倍の画素数持つ「8K」映像、
画質落とさず復元する技術開発。8K関連ビジネスで、20年に10億円程度の売上高目指す。(日刊工業新聞)
・レシップHD <7213> [終値838円]路線バス向け、行先をカラーで示す発行ダイオード(LED)表示器開発。
利用者が行先見分けやすく出来る。路線バス向けカラーLED式表示器は日本で初。2015年度メドに年間3000戸の受注目指す。
・原油価格が下落する中、サウジアラコムなどアラビア半島の国営石油会社が増産投資の手を緩めず。
アラコムは年400億ドル(約4.7兆円)の投資予定通り進める構え。クェートなどでも数十億ドル規模の開発計画相次ぐ。
長期的な需要増を見据えた設備増強が進んでいる。
・ファーマフーズ <2929> [終値1370円]ニワトリ由来の抗体使ったがん治療薬開発へ。
慶応義塾大医学部との共同研究成果生かし、がん細胞の骨への転移や人間の免疫機能抑制防ぐ抗体医薬品つくる。
2018年7月期までの開発権引渡し目指す。科学技術振興機構から支援事業の採択受ける。(日経産業新聞)
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公募・売り出し価格
カヤック <3904> [IPO]560円
日本エンタープライズ <4829> [終値398円]382円 申込み12/17-18 払込日12/24
エクストリーム <8033> [IPO]1400円
TOB(公開市場買い付け)
スーパー大栄 <9819> [終値169円]買い手 イズミ 価格183円 期間12/17〜2015年2/5
新規公開株
銘柄 コード 市場 公募価格 発行株数 主幹事証券 注目度
12/17フルッタフルッタ<2586> マザーズ 253,000株 4,290円 日興他 注目度 B
アマゾンフルーツであるアサイーの輸入および販売
12/17竹本容器<4248> 東2 862,500株 900円 大和他 注目度 C
プラスチック製などの包装容器の製造および販売
12/17今村証券<7175> JQS 575,000株 1,350円 みずほ他注目度 C
証券業
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(今日の一言)
海外NY株式市場は、3営業日続落。
一時ダウ工業株30種平均は17427.44ドル(246ドル 1.4%高)も引けにかけて急速に値を消してほぼ安値引けに。
ロシア中央銀行が大幅な緊急利上げに踏み切ったものの、その効果は超限定的で、ルーブルは対ドルでいったん上昇後再び急落。
アップル(-1.37%)グーグル(-3.58%)ヤフー(-1.95%)フェイスブック(-2.99%)アリババ(+1.02%)
ネットフリックス(-3.24%)アマゾン・ドット・コム(-3.60%)バイオジェン(-3.18%)
ラッセル2000(-0.08%)HTG(ハイイールドファンド)(-0.36%)
(米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加)
ラッセル2000(とHTG(ハイイールドファンド)の下落が少し鈍ってきたところが多少好材料になってくるところも・・・
3市場(NYSE、MKT、ナスダック取引所)出来高は約93億株、今月平均約71億株を上回る。
欧州株式市場の主要3指数は大幅反発。
取引時間の終盤にルーブルが対ドルで下げ幅縮小、原油価格も下げ止まり、米国株式相場も上昇したことを好感。
投資家心理が好転したが、米国市場が終わってみるとすべて「夢」だったのような状況に。
東京株式市場で日経平均は大幅続落。
相変わらず米国ダウが100ドル下げると日経平均は300円安。
とりあえずリスク回避の動きが出ているようですが、出来高が示すように「拾ってる」向きも多く。
東証1部出来高は24億2932万株、売買代金は2兆5568億円。
騰落数は値上がり129銘柄、値下がり1686銘柄、変わらず36銘柄に。
原油安に端を発した金融市場の混乱もようが、日経新聞に多数掲載されています。
かなり不安を募らせる記事も多く、「大変だ」と思えるところも「あおり過ぎ」にも感じられます。
個人投資家の現金ポジションは傾いていて、中長期投資家の買いは入ってきてるようなところも・・・
ただ短期的な個人投資家の持ち株の評価損は拡大してきています。
米国市場もボラティリティーが大きくなっています。
そして商いも増えています。
底値付近と拾う動きと、まだあかんと投げる動きが交錯しているところ。
この何年かは12月最終週前と最終週は堅調な株価形成になっており、米国のSQ前で最終局面となってるようなところも・・・
資金管理は大切なところで無理は禁物ですが、ここは向かいたいところでもあるように思えます。
外国為替市場でも円相場が対ドルで1ドル=115円台半ばまで押してきて、反発も117円台から再び116円台へと。
FXの個人投資家は寝られない展開?
ふたたびFX事業者銘柄が物色されますでしょうか?
マネースクエアHD <8728> [終値1429円]トレイダーズHD <8704> [終値97円]
クイック入金のビリングシステム <3623> [終値3510円]も・・・
富士通フロンテック <6945> [終値1461円]入金やスキャン、クレジット決済などを、
POS(販売時情報管理)意外にタブレットやスマートフォンといった様々な端末やOS(基本ソフト)でできるようにする、
次世代POS制御ソフトウエア製品化へ。今後3年間で計1万3000本の販売目指す。
レシップHD <7213> [終値838円]路線バス向け、行先をカラーで示す発行ダイオード(LED)表示器開発。
利用者が行先見分けやすく出来る。路線バス向けカラーLED式表示器は日本で初。2015年度メドに年間3000戸の受注目指す。
株式アナリスト・櫻井英明さんのコラム日刊ゲンダイで短期集中連載(過去3回連載中は新高値更新 10/7〜)
「今だけチャンス! 大化け中小型株」アジュバンコスメジャパン <4929> [終値911円]が載っておりました。
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どうなる?株式、外国為替、商品(コモディティー)
ここまではまさに想定通りになってます。
問題はこの後ですね。
2015年後半までざっくりと解説しております。
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特定の銘柄について投資勧誘を目的にしたものではありません。
本資料言及した銘柄や投資戦略は、投資に関するご経験や知識、
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