【銘柄研究】北川精機（6327）

米雇用統計が終り、今週はメジャーSQの週となります。
SQ週の水曜日は「魔の水曜日」と呼ばれるようなところもあり、注意も必要となります。
ただ急落は買い場になるといった発想も必要で、買い余力があるかないかで運用の差が出て来そうです。

今週は北川精機　<6327> ［終値551円］を注目します。
同社は現在信用規制（増し担保50%、うち現金20%）となっています。
信用規制解除の目安となる25日移動平均線かい離15%以内を5日連続に、先週末までに4日連続となり、
週明けの月曜日の終値が562円以下なら解除の可能性があります。

注目材料は炭素繊維強化プラスチック（CFPR）の真空プレス装置。
鉄より軽く、強度は鉄より強い材料が自動車のボディに取って代わる可能性も。
量産で価格を抑えられるプレス機の開発、自動車メーカーなどに納入を目指しています。

同社IR（投資家向けの広報活動）に聞いたところ、自動車メーカーなど昔ながらの体質で
新しい装置の採用はなかなか難しいとのことながら、同社としても大化けする可能性があるとの商品と感じているようです。

1月の第5回車の軽量化技術展（2015年1/14〜16）に続いて、
東京ビックサイトで4月8日（水）〜10日（金）第4回高機能プラスチック展に出展。
曲面パネル成型用ラミネータ装置、複合材（炭素繊維）積層成型用装置で商談に応じる予定も。

SBI証券の藤本誠之さんは、本格採用されるとしても3〜5年先とのことながらも、
「夢」を追える材料ではないかとのお話もあります。

継続企業前提に重要事象となっておりますが、中期目線で持っておきたい銘柄かと思われます。

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