嵐の前の静けさ

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おはようございます。

本日は新聞休刊日です。

斎藤一人さんは、上機嫌と中機嫌と不機嫌とがあると。
不機嫌でいれば不機嫌なことが起き、
中機嫌な人には中機嫌なことが起き、
上機嫌な人には上機嫌なことが起き、奇跡が起きると！！

上機嫌で生きましょう！！

車を運転していて割り込まれても上機嫌でいましょうね。

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◎嵐の前の静けさ

2025年6月9日（月）　曇りのち雨　梅雨入り　新聞休刊日

・外国為替市場でドルの弱含みが続いている。
　前週末発表の5月の米雇用統計は市場予想を上回ったが、ドル買いは限られた。
　雇用が改善しても米景気の先行きへの懸念は拭えない。
　一方で米国株は堅調で、ドルと米株高がデカップリング（分断）している。

・雇用統計では非農業部門の新規雇用者数が13万9000人と、
　13万人程度としていた市場予想を上回った。
　雇用環境の底堅さを示す内容だったとし、円相場は1ドル=145円台前半まで円安・ドル高が進んだ。
　ただ、発表直前と比べてドルの上昇幅は1円にも満たず、
　ドルは買い一巡後は伸び悩んで144円台後半で取引を終えた。

・6/6発表の雇用統計も5月こそ好調な内容だったものの、3月と4月は下方修正。
　市場はトランプ米政権が推し進めてきた関税政策により、
　米景気の弱さがいよいよ露呈し始めたという不安が拭えない。
　「ドル指数が4月の安値を更新し、95台あたりまで下落する可能性もゼロではなくなってきた。
　ドルの自律反発は見込みにくい」

・海外投資家の投資信託経由の米国株買いが途切れるなか、
　エヌビディアなど時価総額の大きい米巨大テック銘柄が好業績を背景に資金を集め、
　指数を押し上げている。
　残高が7兆ドルと過去最高規模のマネー・マーケット・ファンド（MMF）など、
　米国内の豊富な待機資金が株に向かっている可能性がある。

・米株高とドル安の両立は、米経済への先行き懸念が拭えない中で
　行き場を失った米国内のマネーが株価を押し上げる危うい構図を浮き彫りにしている。
　過去約3週間のドル円相場は1ドル=140?145円の狭い値幅で推移し、大きな値動きはなっていない。
　ドル売り圧力が続く中でも奇妙に膠着するドル円相場には、「嵐の前の静けさ」が漂っている。

・犯罪集団に乗っ取られた証券口座による株式の不正売買が止まらない。
　被害規模は5000億円を超えた。株価を操縦して違法に利益を稼ぐ
　新たな手口に証券会社の対応は後手に回る。
　各社の対応が遅れたのは犯罪の特殊性にある。
　口座から現金を奪って利益を稼ぐのではない。
　乗っ取った証券口座と犯罪集団が持つ口座の2つを使って個別の株価を操縦して利益をあげる。
　従来のネット犯罪のように被害は個人にとどまらず、証券会社、株価を操られた企業、
　その企業の株を保有していた投資家の4者にまで及ぶ。
　操作された株価も元には戻らない。公正な取引を妨げ、
　株式市場の信頼すら失いかねない事態だ。

・被害はまだ出続けている。
　5月末時点で乗っ取り不正が確認された証券会社は17社まで増えた。
　大手やネット系だけでなく中堅にも広がった。
　警視庁は不正アクセス禁止法違反容疑で捜査を始めた。
　不正の防止に向けた証券会社と東京証券取引所の連携も不十分だ。

・サイバー攻撃対策を手掛けるカウリス　<153A> ［終値1574円］の島津敦好社長は
　「サイバー犯罪は単独では防ぎにくい。不正な売買や犯罪者の口座情報を東証や証券会社、
　警察で密に交換することが重要だ」と指摘する。
　各者が自らの利害を超えて動かないと犯罪者が隙を突き続け、市場への挑戦も止まらない。

・3月期決算企業の株主総会シーズンが到来する。
　ピークは6/27で全体の25%の企業が開く。
　株主還元や買収などの成長戦略、企業統治など様々な点で
　投資家の監視の目が厳しくなっており、信任を受ける経営者の緊張感は例年以上に高い。
　真摯な対話が当たり前になる中、資本効率改善などの対策に動くことは上場企業の責務といえる。
　東京証券取引所によると、上場企業の6割にあたる約2200社が6月に総会を開く。

・センコーグループHD　<9069> ［終値1951円］傘下のセンコーと
　福山通運　<9075> ［終値3405円］は関東と関西間の共同輸送を始めた。
　センコーは西日本向け、福山通運は東日本向けが多い。
　浜松に中継拠点を設け、主にセンコーは神奈川県発、
　福山通運は大阪府発の荷物を交換して折り返す。
　空荷の抑制など輸送効率を高め、運転手の長時間労働も防ぐ。
　物流各社は輸送効率の向上と労働環境の改善を並行して進める必要がある。
　センコーと福山通運は1人で2台分の荷物を運べる「ダブル連結トラック」の活用も
　視野に協業を進める方針だ。

・エン・ジャパン　<4849> ［終値1620円］第2の創業に挑む。
　4月、創業者の越智通勝氏が社長に復帰した。
　以前のような社員の高いパフォーマンスを取り戻すことが狙いとみられる。
　同社の社員への還元割合を示す労働分配率は推計8割と大企業平均の5割を上回る。
　高水準の人材投資の成果を出せるか。
　2000年に創業し22年に代表権のない会長に退いた越智氏が再び経営のカジを取るのは、
　社員が生む価値の低下など成長の停滞がある。
　26年3月期は営業利益、純利益ともに大きく減る。
　目先の収益にとらわれず、「事業再構築の年」に位置づけるためだ。
　今年10月には変革の意を込めて社名を「エン」に変え、今秋には新中期経営計画を打ち出す。
　マーケットを向いた改革と、越智氏の経営理念でもある
　社員の価値を高める経営の具体策を市場は見極めようとしている。

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・国内で商業施設や工場などの建設が停滞している。
　建設会社が手元に抱える工事は金額にして15兆円を超え、過去最大に膨らんだ。
　かねて深刻な人手不足に2024年からの残業規制が拍車をかけている。
　生産性の向上を急がなければ、民間企業の設備投資や公共投資の制約となり、
　日本の成長力が一段と下振れする恐れがある。

・限りある人手の争奪戦は激しくなっている。
　先端半導体の量産を狙うラピダスの工場建設が進む北海道は、
　従業員10人以上の企業で働く建設労働者数が23年におよそ13万人と前年比23%増えた。
　所定内給与は月平均32万6000円程度と3万円以上増えた。
　伸びは全国平均の約1万4000円を上回る。

・建設会社が利益率の高い工事を優先する傾向も強まる。
　民間の産業用建築物の1平方メートルあたりの着工単価は、
　24年におよそ30万円と前年から18%も上がった。
　ある大手のトップは「採算や工期を十分に確保できるかによって厳格に選別している」と語る。
　近年は中小の建設会社の廃業も目立つ。
　人手の確保で後手に回り、好採算の案件にあぶれて生き残りが難しくなっているとみられる。
　労働集約型の産業構造の改革という古くからの課題も改めて浮上する。

・トランプ米大統領は6/6、米中の貿易協議を6/9に英国のロンドンで開くと
　自身の交流サイト（SNS）で発表。
　米国からベセント財務長官、ラトニック商務長官、グリア通商代表部（USTR）代表が参加する。
　米中は対立を深める一方で、双方の交渉チームがレアアースや貿易などに関する協議を
　連日のように進め、6/5にトランプ氏と習氏の電話会談を実現させた。

・盟友関係にあったトランプ米大統領と
　実業家のイーロン・マスク氏が急速に対立を深めている。
　トランプ氏は6/5、自身肝いりの税制・歳出法案を批判するマスク氏を「クレイジー」と呼び、
　同氏が経営する企業への連邦補助金を打ち切る可能性を示唆。
　マスク氏も自身が所有するX（旧ツイッター）で「私がいなければ
　トランプは選挙で負けていた」などと反撃し、
　新党を立ち上げる可能性までほのめかした。

・米ブルームバーグ通信は6/5、日本製鉄　<5401> ［終値2900.0円］による
　USスチールの買収計画を巡り、両社とトランプ米政権との協議が
　6/18までに完了する見込みだと報じた。
　6/18は買収交渉期限で、ラトニック米商務長官は6/5の議会公聴会で
　「米国を確実に守る方法を議論している」と述べ、
　条件面で詰めの調整を進めていることを示唆した。

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※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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公募・売り出し価格

アズーム　<3496> ［終値8400円］公募5万1800株

BuySell　7685<> ［終値2795円］売り出し2545円　

TOB（公開市場買い付け）

フジ・コーポ　<7605> ［終値2141円］買い手宇佐美鉱油　買い付け価格2830円　期間　6/9～7/22

キャストリコ　<6695> ［終値1500円］買い手NFKHD　買い付け総額4億2709万4850円　期間　6/23～8/4

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（今日の一言）

週末の海外ＮＹ市場は、ドル上昇、株反発　利回り上昇

株式市場は反発して終了。

注目された労働省発表の5月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は13.9万人増加。
伸びは前月から減速したものの、予想の13万人は上回った。
失業率は4.2％と、横ばい。

市場では米連邦準備理事会（FRB）は利下げ再開を9月まで待ち、
12月までに2回目の利下げを実施するとの見方が大勢。

5月の米雇用統計が堅調で景気懸念が和らいだことに加え、
前日に急落した電気自動車（EV）大手テスラが上昇に転じたことで押し上げられた。

トランプ米大統領が米中が6/9にロンドンで通商問題を協議する会合を開くと表明。
トランプ氏は前日、中国の習近平国家主席と電話会談を実施したばかり。
6/9の協議は「極めてうまくいく」との見方を示した。

S&P500種指数はハイテク株に押し上げられ、2/21以来、6000の大台に乗せて終了。

S&P500種指数とダウ工業株30種平均が共に約3カ月ぶり高値を更新。

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約145億株、過去20日間平均約178億株。

フィラデルフィア半導体(SOX)指数は2日ぶり反発。

ニューヨーク商品取引所（COMEX）の金先物相場は米雇用統計の発表や
米長期金利の上昇を背景に売りが優勢となり、続落。

ニューヨーク商業取引所（NYMEX）の原油先物相場は米株高を眺めて買いが入り、続伸。

アップル（+1.64%）グーグル（+3.01%）メタ（旧フェイスブック）（+1.91%）アリババ（-0.48%）
エヌビディア（+1.24%）ネットフリックス（-0.72%）アマゾン・ドット・コム（+2.72%）
バイオジェン（+2.12%）バークシャー（+0.98%）マイクロソフト （+0.58%）ALAB（+0.04%）
テスラ（+3.67%）ADBE(+0.41%)　ARM(+2.75%)　SMR（+10.66%）LLY（+0.55%）PLTR（+6.51%）
ゴールドマン・サックス（+1.34%）ブラックストーン（+1.96%）ブラックロック（+0.36%）
ラッセル2000（+1.66%）HTG(ハイイールドファンド)（-0.01%）SOLX（半導体ブル3倍）（+1.97%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあります）

週間ベースでは、ダウは1.2%高、2週続伸（累計2.8％上昇）
ナスダック総合指数は2.2%高、（同4.2％上昇）
S&P500種指数は1.5%高、（同3.4％上昇）で取引を終えた。
フィラデルフィア半導体指数(SOX)指数は5.9% 高（同7.1％上昇）2週続伸となった。

欧州株式市場の主要3指数はまちまち。
FT100種総合指数は6日続伸、DAX指数は4日ぶり反落、CAC40種平均は2日ぶり反発。
雇用統計を受けて米国の景気減速に対する懸念が和らいだことで、金融など幅広い銘柄が買われた。

週末（6/6）の東京株式市場で日経平均（+0.50％）は2日ぶり反発。
東証株価指数（TOPIX）（+0.47％）は2日ぶり反発。

グロース250（旧マザーズ指数）（-2.09％）は2日続落、
東証スタンダード市場指数（+0.18％）は2日ぶり反発、
東証グロース市場指数（-1.83％）は2日続落で終了。

東証プライム出来高は14億6413万株、売買代金は3兆6054億円。
東証プライム騰落数は値上がり861(52％)、値下がり710(43％)、変わらず59(3％)に。

東証スタンダード出来高は4億7426万株、売買代金は1919億円。
東証スタンダード騰落数は値上がり659(43％)、値下がり674(44％)、変わらず170(11％)に。

東証グロース出来高は1億9683万株、売買代金は2221億円。
東証グロース騰落数は値上がり195(32％)、値下がり381(62％)、変わらず30(4％)に。

東証プライム業種別ランキングでは30業種上昇、3業種下落に。
値上がり上位は、鉄鋼、建設業、機械、倉庫運輸関連、陸運業、金属製品、・・・
値下がり上位は、水産・農林業、ｶﾞﾗｽ土石製品、繊維製品。

東証プライム値上がり上位は、
三菱製鋼　<5632> ［現在1712円　+216円］ビー・エム・エル　<4694> ［現在3355円　+315円］
トーセイ　<8923> ［現在2710円　+243円］Ｍ＆Ａキャピタル　<6080> ［現在2976　円+192円］

値下がり上位は、
アインＨＤ　<9627> ［現在5062円　-637円］インターメスティ　<262A> ［現在1831円　-229円］
ＫＬａｂ　<3656> ［現在107円　-11円］ミダックＨＤ　<6564> ［現在2003円　-97円］

3メガバンク三菱UFJ　<8306> ［現在1963.0円　+10.0円］
みずほ　<8411> ［現在3948円　+31円］三井住友　<8316>［現在3615.0円　+19.0円］

野村　<8604> ［現在894.6円　+11.6円］大和　<8601>［現在970.0円　+5.0円］
ソフトバンクグループ　<9984>［現在7363円　-18円］トヨタ <7203>［現在2652.0円　+1.5円］

週間ベースでは、日経平均株価は、0.69%安、2週ぶり反落、
東証株価指数（TOPIX）は1.2%安、2週ぶり反落。
東証プライム市場指数は1.2%安、2週ぶり反落。

グロース250指数は0.1%高、2週続伸（累計4.6%上昇）、
東証スタンダード市場指数は0.9%高、9週続伸（同12.7%上昇）
東証グロース指数は0.2%高、6週続伸（同11.4%上昇）、
東証REIT指数は1.0%高、2週続伸（同2.0%上昇）で終了。

日経平均株価は2日ぶり反発
東証株価指数（TOPIX）は2日ぶり反発。

朝方は、前日の米国株式市場で、3指数は下洛したものの、
為替市場は1ドル＝143円台の後半で、落ち着いた動きをみせていることで小幅に買い先行。

日経平均株価は一時3万7555円（前日比201円高）迄上昇。

後場はやや売り優勢で取引を開始。
その後は、やや上げ幅縮小する展開となっていたが
日経平均は3万7556円（前日比201円高）の高値を付けた。
その後上げ幅縮小も引けにかけて戻して終了。

今夜は米雇用統計の発表があります。

グロース250指数は、急落。
ispace　<9348> ［現在744円　-300円］が大量の売り注文を浴びてストップ安となり、
他の宇宙ベンチャーにも売りが広がった.

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