
中国株価下支え策終焉?!
- 2015年07月28日
- 株式投資・経済ニュース全般
2015年7月28日(火)曇り時々雨
・日本政府、フィリピンの首都マニラで計画される鉄道の整備事業に約2400億円の円借款供与する方針。
安倍晋三首相が5月に、新たな支援戦略として打ち出した「アジアでの質の高いインフラ投資」の第一弾。
・サントリーHD、株式上場する検討へ。早ければ2018年にも上場する方向。国内非上場で最大級の事業規模。
上場で調達した資金で負債圧縮、新たな成長に向けた経営資源確保へ。
・新国立競技場、政府は再検討中の整備計画で全天候型の開閉式屋根の設置は断念。収容人数は8万人規模。
・ANAHD <9202> [終値373.0円]2015年4-6月期連結営業利益130億円強。
原油高の逆風で約3億円だった前年同期から大きく改善、4-6月期として7年ぶりの水準に。
中国・アジア中心とする訪日客の増加が収益拡大けん引。円安も採算改善に寄与。
・中国上海株式市場で27日、全体の値動き示す上海総合指数が前週末比8.48%安い3725に急落。
1日の下落率としては2007年2月以来、約8年5ヵ月ぶりの大きさになった。
深圳市場でも、総合指数は7.00%の大幅な下落となった。(日経新聞一面)
・環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉、きょうから12ヵ国閣僚会合。28日(日本時間29日)から31日まで。
これまでの交渉で8合目まで到達したが、この先は「難所」ばかり。日本の参加から2年迎える交渉は最大のヤマ場。
・三井住友銀行 <8316> [終値5449.0円]米ゼネラル・エレクトリック(GE)の売却する
北米での鉄道貨物車両リース事業の買収に名乗り上げたことが27日、明らかになった。
・中国政府がインターネット空間や非政府組織(NGO)などの規制強化する法整備進めている。
社会統制の強化に対する懸念強まる。
・韓国の医療関係3団体は27日、中東呼吸器症候群(MERS)の感染拡大が「ほぼ終了した」とする見解発表。
・台湾高速鉄道(台湾新幹線)運営する台湾高速鉄路が政府主導で再建。交通部が300億台湾ドル(約1200億円)出資。
台湾新幹線は海外で初めて日本の新幹線技術採用。
・アデランス <8170> [終値980円]ラオスでカツラの一貫生産工場稼働。
2017年末には同社の自社生産品の約4割担う一大拠点に育てる。日米欧など世界市場に輸出する。
・ソニー <6758> [終値3632.0円]光ディスク活用したデータストレージ(外部記憶装置)事業に参入。
2020年メドに年間売上高で1000億円規模の事業に育てる。
工場の監視カメラやSNS(交流サイト)などで大量に発生している「コールドデータ」を省エネで長期保存。
・キヤノン <7751> [終値3905.5円]2015年12月期連結純利益、前期比4%減の2450億円になるとの見通し発表。
従来の微増益予想から一転して3期ぶりの最終減益に。事務機の一部機種の販売が苦戦。
・鹿島 <1812> [終値595円]27日、地震によるビルの横揺れ幅を半減できる油圧式制震装置開発。
・ヤフー <4689> [終値502円]27日、あらゆるモノがインターネットにつながる
「インターネット・オブ・シングス(IoT)」事業に参入。個人向けにスマートフォン(スマホ)アプリ用意、
複数のネットサービスとIoT製品を自由に組み合わせて利用できるように。
・DeNA <2432> [終値2312円]
2015年4-6月期連結純利益が前年同期比47%減の20億円に。予想の11億円(同71%減)より減益幅は縮小。
・日本フードサービス協会、27日、6月の外食売上高(全店ベース)は前年同月比2.3%減と2ヵ月ぶりにマイナスに。
・積水ハウス <1928> [終値1902.0円]2016年から富裕層向け高級住宅の供給能力3割増。
従来月産400棟弱から500棟に引き上げる。
消費増税後に落ち込んだ住宅販売は回復基調にあり、特に高級住宅は株高受け安定した伸びが見込める。
・東電 <9501> [終値765円]大口顧客のうち数階建ての小規模ビルや店舗向けに電力軸とした
総合的な施設管理サービス提供。利便性高め顧客つなぎ留める。
・日立 <6501> [終値752.3円]京都府立医科大学ン設置する陽子線がん治療システム受注。
日本電産 <6594> [終値10625円]会長兼社長の永守重信氏が寄贈するもの、2018年度中の稼働目指す。
受注額は40億〜50億円とみられる。
・いすゞ <7202> [終値1573.0円]南アフリカ共和国で現地企業2社買収。
現地で車両の組み立てから架装まで一貫して手掛けられるようにする。買収額は数億円。
・日本企業による海外企業のM&A(買収・合併)が増加。2015年は既に600億ドル(約7兆2000億円)に迫った。
海外M&Aは外貨を調達する必要があり「半年で3兆円規模」の円売りにつながるとの見方もある。
円相場を押し下げる要因として意識されてきた。
・日本株の上値が重くなっている。
年初来、日経平均株価でみた2万0500円前後の水準で売買が膨らんできたため、
このあたりでは投資家からの売り圧力が強まりやすいのが一因。買い一巡、材料待ちの様相。
・原油や金など国際商品先物市場で投資ファンドの売り姿勢が鮮明に。
米商品市場の投機筋による買越残高は金で1年7ヵ月ぶり、原油では3ヵ月ぶりの低水準になった。
為替のドル高受け、ドル建てで取引される国際商品に割高感が強まった。(日経新聞)
・上海株式市場が週明け27日に再び急落、
「習近平指導部の株価下支え策が終焉に向かった」とする「悲観論」が投資家に広がり、売りが売りを呼ぶ展開に。
関係者によると国際通貨基金(IMF)が先週、株式市場への介入をこれ以上行わないように中国当局に警告、
週末に新たな株価下支え策が打ち出されなかったとも。
株式相場までコントロールしようとした習指導部は追い込まれつつある。
市場関係者によると官民合わせて株価下支え策として投入された資金は先週までに、総額5兆元(約100兆円)超。
リーマン・ショック後の緊急経済対策として、中国当局が打ち出した4兆元を規模で超えた。
・日用品、広がる値上げ。
景気が緩やかに回復する中、メーカーや小売店が、
昨年来の円安に伴う輸入原材料の高騰をようやく商品に転嫁しやすく。
一方、生鮮食品除く消費者物価指数の伸び率は横ばいが続く。
・観光バスなどの大型バスが「爆売れ」。円安による訪日外国人の増加や東京五輪開催受け、バス事業者が新車購入。
三菱ふそうトラック・バスは6月時点で前年の約2倍の受注、今注文しても納車は約1年後。
日野自 <7205> [終値1432円]も4-6月は前年の1.6倍の売り上げ。
いすゞ <7202> [終値1573.0円]との合弁会社で生産も、能力増強検討中。(産経新聞)
・鉄鋼大手水素ステーションのコスト低下に向けた開発や事業化加速。
JFEスチール <5444> [終値2741円]現行比30〜50%コストダウンした畜圧器を2018年にも商品化。
神戸製鋼 <5406> [終値187円]圧縮機など主要機器の標準化を国などに提言。
新日鉄住金 <5401> [終値281.4円]水素用ステンレス鋼管を、仕様の集約などでさらなるコスト削減急ぐ。
・エアバスの最新鋭中大型機「A350型機」の引き渡し本格化。現在781基受注。
2019年には日本航空 <9201> [終値4550円]が、主力ボーイング「777」の後継機として導入。燃費効率大幅向上。
(日刊工業新聞)
・7-9月期の電子部品・材料の取引価格は下げ基調強まる品目が出てきそう。
中国のスマートフォン(スマホ)市場の変調の影響大きく、パソコン販売の不振長引く。
秋にも発売されると見られる米アップル「iPhone(アイフォーン)」の新型モデルへの期待高まる。
・JBCC <9889> [終値797円]2016年1月に運用始まる社会保障と税の共通番号(マイナンバー)制度に対応した
クラウド型人事給与サービス始めた。利用企業の利便性高める。
・トレンドマイクロ <4704> [終値4490円]パソコンやスマートフォン(スマホ)など3台までの端末を
同時にコンピュータ―ウイルスから守れる新ソフト「ウイルスバスタークラウド」発売。
社会保障と税の共通番号(マイナンバー)制度の開始にらみ、端末からの番号流出から守る機能も追加。
(日経産業新聞)
—————————————————————————————
株式分割
コーエーテクモ <3635> [終値2254円]9/30 1株→1.2株
さくらインターネット <3778> [終値1030円] 8/31 1株→4株
—————————————————————————————
(今日の一言)
海外NY株式市場は、5営業日続落。
中国株式市場が大幅下落で、中国経済の減速が世界経済に悪影響及ぶとの懸念高まる。
商品(コモディティー)相場も下落。原油価格は4ヵ月ぶりの安値に。
5営業日続落はS&P総合500種では1月以降で初めて。
ダウ工業株30種平均の終値は2月以来の低水準。
3市場(NYSE、MKT、ナスダック取引所)出来高は約73億株、7月平均約66億株を大幅に上回る。
欧州株式市場の主要3指数は5営業日続落。
世界最大の金属とエネルギー消費国の中国の成長鈍化懸念が全体に波及している。
中国と取引が多い自動車・自動車部品、高級品、石油や産業用部品などに打撃があるとの懸念から売られる。
ギリシャは休場。今日から再開との噂も。
東京株式市場で日経平均は続落。
リスク回避的な見送りモードも。一時日経平均は後場に265円安も。
終値で2週間ぶりに25日移動平均線(2万0415.43円 27日)を下回った。
東証1部出来高は18億8805万株、売買代金は2兆2330億円。
騰落数は値上がり219銘柄、値下がり1606銘柄、変わらず66銘柄に。
中国上海株の下落は東京市場の引け後、加速しており、加速分は織り込んでおらず、売り優勢で始まりそうです。
一日においてはそれほど大きな下落ではないのですが、ニューヨーク市場でダウ工業株30種平均は5日間続落。
累計で3.6%(659.82ドル)安、ナスダックは3.4%(179.08ポイント)安、S&P500種は2.8%(60.64オポイント)安。
ダウは2014年末比マイナスとなっており、S&P500種ものりしろ10ポイントほど。
ナスダックはまだ余裕がありますが・・・
今週で7月も終わり、夏休みに入る機関投資家の方も多くなってきますので、
なかなか大型株の多い指数の大幅上昇は厳しいとの見方も・・・
余裕を持って「どこで買うか」が焦点となってきそうなところです。
別に米国の景気が一気に崩れるようなこともなく、中国株の影響も限定的と思われ、どこかで出直ってくるところ。
また「ヒヤッ」とするところは「勇気」を持っていきましょう。
今日から米連邦公開市場委員会(FOMC)ですね。
このイベントもあり、株価の軟調さもあるとの声もあります。
株式アナリスト・櫻井英明さんのコラム日刊ゲンダイで倍返し株はこれだ Part2
「今だけチャンス! 大化け中小型株」メディカル・データビジョン <3902> [終値1700円]が載っておりました。
医療・健康情報を有効活用する。
『相場の福の神』SBI証券の藤本誠之さんの日刊ゲンダイのコラムには、
丸和運輸 <9090> [終値3985円]が載っておりました。
ネットスーパーの宅配請負拡大。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【コロ朝セミナー】予定
ビデオダウンロード出来ます。
http://www.koronoasa.com/e/main.cgi?mode=cart&sid=1
8/15(土) 櫻井英明氏(東京・日本橋三越前)
https://www.directform.info/form/f.do?id=3696
8/22(土) 大坂夏の陣 岡本昌巳氏&大魔神氏(大阪・新大阪)
https://www.directform.info/form/f.do?id=3702
9/5(土) 【コロ朝セミナー】特別編 相場の福の神 IN 名古屋
(名古屋駅前モンブランホテル)
https://www.directform.info/form/f.do?id=3714
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<<(株)アスリーム免責事項>>
● 本資料は、投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的としており、
特定の銘柄について投資勧誘を目的にしたものではありません。
本資料言及した銘柄や投資戦略は、投資に関するご経験や知識、
財産の状況および投資目的が異なるすべてのお客様に、一律に適合するとは限りません。
また株式・債券等の有価証券の投資には<<手数料等およびリスクについて>>
記載したとおり、株価・債券価格等の有価証券価格等の下落や
発行者の信用状況の悪化等により、投資元本を割り込むおそれがあります。
銘柄の選択、投資判断の最終決定は、お客様自身の判断で行なうようにお願いいたします。
———————————————————————–
株式会社アスリーム
INTERNET MEDIA OF INVESTMENT NEWS
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場2-14-5
URL : http://koronoasa.com/
———————————————————————–
記事の続きはコロ朝プレミアムで!