米国株式市場連鎖安ストップ

2015年8月13日（木）曇り時々雨

・中国当局2日連続で人民元の基準値切り下げ、輸出に追い風となる元安の方向に相場誘導する姿勢明確に。
　通貨政策の転換は世界2位の経済大国の危機感映す。中国発リスクが市場揺さぶる。

・3メガバンク、リーマン・ショック以来となる資本増強に動き出す。
　2019年3月末までに自己資本として扱われる新型社債を3兆円規模で発行する見通し。

　第一弾として、三菱UFJFG　<8306> ［終値879.5円］3月に1000億円。
　三井住友FG　<8316> ［終値5548.0円］みずほFG　<8411> ［終値262.4円］は7月に3000億円ずつ調達。
　（日経新聞一面）

・人民元の切り下げは日本経済に影響与えそう。
　割安な中国製品の輸入が増えれば国内物価の押し上げ要因となり、デフレ脱却への逆風になる可能性も。
　元が対円で安くなれば中国人訪日客による消費に冷や水浴びせかねない。

　資生堂　<4911> ［終値2977.0円］
　2015年4-6月期増収分の6割を訪日客関連が占める。来日する中国人が減れば業績の足を引っ張りかねない。

　コマツ　<6301> ［終値2275.0円］
　15年4-6月期中国での売上高が前年同期比43%減。新車販売振るわず、建機稼働時間短く。、　

　ファナック　<6954> ［終値20990円］
　スマートフォン（スマホ）部品加工する小型機械の需要急減織り込み、16年3月期純利益予想300億円超下方修正。

・外国為替市場、中国人民銀行が連日で人民元の対ドル基準値の大幅引き下げに動いたこと受け、円相場大きく振れた。
　安全資産とされる円が海外市場で一段と買われた。一時4日以来、1ドル=123円台まで円高進む。

・中国景気一段と減速。中国国家統計局12日、7月の主要経済統計、生産、投資、消費の伸びが軒並み鈍化、
　習近平指導部描く「年後半に景気が持ち直す」とのシナリオ早くも黄信号がともった。

・中国人民銀行（中央銀行）12日、上海外国為替市場で人民元買い・米ドル売りの為替介入行った模様。
　行き過ぎた人民元安は資本流出につながる恐れがあり、過度の人民元売りけん制。

・中国人民銀行（中央銀行）による2日連続の人民元切り下げの背景には、国内安定最優先する習近平指導部の方針。

・日本マクドナルド　<2702> ［終値2598円］12日、2015年1-6月期連結最終損益、01年の上場以来最大の262億円の赤字。
　前年同期は18億円の黒字。客離れは深刻も、昨年7月の問題発覚から1年経過、メニュー改革、回復の芽も。

・経済協力開発機構（OECD）と20ヵ国・地域（G20）に加盟する合せて40ヵ国余りが、
　租税回避地（タックスヘブン）使った企業の過度な節税策防ぐ税制を全面導入する見通し。
　日本企業の税務戦略にも影響も。

・ギリシャへの最大860億ユーロ（約11兆8千億円）の新たな金融支援巡り、
　同国政府は12日、支援受けるのに必要な追加財政改革法案を議会に提出。
　13日から審議予定、14日までに採決できれば、同日開催ユーロ圏財務相会合でギリシャへの金融支援正式合意に至る。

・鉄鉱石など資源価格の低迷が長期化懸念強まり、世界の資源メジャーの経営が過渡期迎えている。
　資源ブームに乗ってM&A（買収・合併）で投資した資産が価格下落の影響で不採算化し、
　2007年以降投資額が減損損失でほぼ帳消しになりつつある。

・インド政府12日、7月の消費者物価指数（CPI　速報値）前年同月比3.78%の上昇。前の月の6月の上昇率は5.40%。
　食品価格の値上がり幅が縮小したことで、物価上昇が鈍化。

・中国電子商取引（EC）最大手アリババ集団12日、
　2015年4-6月期決算、営業利益は前年同期比25%減、51億6100万元（約千億円）。
　売上高は同28%伸びたが、人件費などかさむ。投資収益膨らみ純利益は同2.5倍の308億元。

・中国ネットサービス大手騰訊控股（テンセント）12日、
　4-6月期決算、純利益前年同期比25.3%増の73億1400万元（約1425億円）に。売上高は同18.7%増、234億2900万元。

・日産　<7201> ［終値1168.5円］2017年春めどに、新車市場が好調な北米向けの多目的スポーツ車（SUV）国内で増産。
　年産規模は約10万台。14年度87万台だった日産の国内生産台数は110万台規模に回復する見通し。

・ソフトバンク　<9984> ［終値7688円］ホンダ　<7267> ［終値4298.0円］と共同、
　公衆無線LAN「Wi-Fi」使って首位の車と情報を共有できる車載機器開発。
　2015年度中にタクシー会社など業務用での利用促し、有望市場開拓する。

・東洋紡　<3101> ［終値183円］血糖値やコレストロール値など調べる診断薬事業強化。
　今後2年で診断薬原料である酵素の生産能力3割増やす。

・ジャパンインベストメントアドバイザー　<7172> ［終値1498円］
　9月にも、金融専門誌日本証券新聞社（東京・中央）買収へ。買収金額は数千万円。

・裁定取引に伴う買い残（7日時点）前週比978億円増　2兆8412億円。4週連続で増加。
　売り残前週比678億円減の1389億円。3週ぶり減少。

・信用評価損益率（7日申し込み）マイナス7.54%。2週連続悪化。

・12日の東京株式市場では化粧品や家電量販店など、訪日外国人（インバウンド）関連銘柄が総じて大幅安。
　人民元の連日の切り下げで、中国人観光客の購買力低下しかねず、旅行客数も伸び悩むとの懸念高まった。

　コーセー　<4922> ［終値12240円］一時9%安、資生堂　<4911> ［終値2977.0円］同6%安、
　ラオックス　<8202> ［終値460円］ビックカメラ　<3048> ［終値1341円］続落、2日間で14%安、8%安となった。
　三越伊勢丹HD　<3099> ［終値2040円］日本空港ビルディング　<9706> ［終値6190円］など
　訪日客増加の恩恵受ける銘柄は幅広く売られた。

　もっとも、現在の為替水準なら影響は限られるとの見方も多い。
　1年前比、元は円に対し2割近く上昇、この2日間で3%程度の下落で「影響は軽微」との指摘も。

・人民元の切り下げなど通貨安競争の観測強まってきたことで「無籍国通貨」といわれる金が買われている。
　国際指標となるニューヨーク先物は12日の時間外取引が1トロイオンス1110ドル上回る水準で推移。
　直近安値だった5日比30ドルほど上昇。(日経新聞）

・米国原油先物相場11日、指標の米国産氷人油種（WTI）前日比1.88ドル安、1バレル43.08ドルで取引終えた。
　リーマン・ショック後、2009年3月以来、約6年5ヵ月ぶりの安値水準に。
　原油安傾向受け国内のガソリン価格も5週連続で値下がりに。
　人民元切り下げによりドル高元安が進み、中国の原油輸入量が減少するとの見方広がった。
　また米国のシェールオイルの生産増や石油輸出国機構（OPEC）の原油生産量が拡大し、供給過剰感も強まっている。
　イランに対する核問題の制裁解除の伴い、今後はイラン産原油の供給量が増えると見られる。（産経新聞）

・富士電機　<6504> ［終値557円］遠隔地から点検・保守作業支援できる業務用メガネ型ウエアラブル端末開発。
　端末で撮影した画像を作業者と、遠隔地にある支援本部の双方で共有。
　点検・保守の品質を熟練技術者並みに維持でき、作業効率向上できる。9月にも市場投入へ。　

・JR東海　<9022> ［終値22190円］今秋にも本格着工するリニア中央新幹線工事に向け、技術者ら大幅増員する。
　7月には関連部署の人員従来比約100人増、合計1000人超になる。（日刊工業新聞）

・近鉄グループHD　<9041> ［終値453円］2015年4-6月期連結純利益前年同期比45%増の70億円。
　訪日観光客増加でホテルが好調、京都・奈良方円に向かう乗客増加。
　近鉄が地盤とする関西は訪日中国人客が多いだけに、先行きは慎重。

・テクノスジャパン　<3666> ［終値2650円］子会社テクノスデータサイエンス・マーケティング（TDSM）12日、
　セールスフォース・ドットコム日本法人（東京・千代田）と提携。
　得意の統計解析技術生かし、機器の遠隔監視や故障予知などをクラウド通じて提供。
　セールスフォースが提供する「IoT（インターネット・オブ・シングス）」向けサービスに
　TDSMが持つ統計解析技術加える。TDSMは年内メドにIoT関連で新たに2社との提携検討。

・調査会社IDCジャパン（東京・千代田）12日、
　ビッグデータの管理や分析など使うソフトウエアの国内市場規模が2014年に110億9100万円と、前年比39.3%増。
　14〜19年の年平均成長率は33.5%見込む。今後も企業が活用するデータ量の増大がソフト市場の成長支えるとみる。

・マツダ　<7261> ［終値2416.0円］9月に独フランクフルトで開催されるフランクフルト国際自動車ショーの会場で、
　新たなコンセプト車「マツダ越KOERU」初公開。デザインと環境性能両立。　

・ニチバン　<4218> ［終値670円］救急ばんそうこうなど医療分野で、海外での販売強化。
　今年4月に台湾大手ドラッグストアチェーンの「コスメド」と契約。

・IHI　<7013> ［終値431円］ｉPS細胞などヒト幹細胞の大量培養装置を2016年1月末まで開発へ。
　装置の開発に成功すれば19年にも大学病院などの医療機関への販売検討する。

・テルモ　<4543> ［終値3500円］
　心筋梗塞や狭心症の治療に使う薬剤溶出型ステントの新製品「アルチマスター」10月のも発売する。
　このほど厚生労働省から、日本国内での販売承認取得。（日経産業新聞）

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株式分割

アイスタイル　<3660> ［終値1843円］9/30 　1株→2株

U-NEXT　<9418> ［終値7000円］ 8/31 　1株→3株

自己株処分

児玉化学　<4222> ［終値91円］28万2975株　94円　処分日8/27　処分先　日本マスタートラスト信託銀行

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、ダウ工業株30種平均は2営業日続落もS&P500種総合指数やナスダック総合指数は2日ぶり反発。
ダウは一時277ドル（1.6%）の下落も午後から引けにかけて下げ幅縮小、ほぼ変わらずまで戻して引ける。

中国景気減速懸念で大きく売られたが、売られ過ぎとの声もあり、押し目買いが入ったようなところも。
アップルの切り返しも大きく、原油価格も下げ止ま値、反転からエネルギー関連株も持ち直す。

アップル（+1.54%）グーグル（-0.18%）ヤフー（-4.27%）フェイスブック（+0.61%）アリババ（-5.12%）
ネットフリックス（-1.82%）アマゾン・ドット・コム（-0.29%）バイオジェン（+0.60%）
ラッセル2000（-0.18%）HTG(ハイイールドファンド)（-0.14%）NBI（バイオテクノロジー株指数）（+0.73%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約82億株、月初平均約70億株を上回る。
商いは大幅安からの切り返しでできました。

欧州株式市場の主要3指数は大幅続落。
中国中央銀行が連日の人民元切り下げで、輸出主導関連株が売られた。
独ダイムラー（4.9%安）独BMW（3.7%安）は連日大幅安。
仏高級ブランド、ルイ・ヴィトンは5.5%値下がり。
ギリシャ主要株価指数は

東京株式市場で日経平均は大幅続落。
東証1部出来高は25億3969万株、売買代金は3兆0373億円。
騰落数は値上がり289銘柄、値下がり1533銘柄、変わらず67銘柄に。

やはりSQ週の火曜日や水曜日は荒れやすいですね。
ただこの3ヵ月間は日経平均株価の目先の安値は、
そのSQ値の決まる日の前日か前々日に付けているのでこのあたりでしょうか？！

テクノスジャパン　<3666> ［終値2650円］子会社テクノスデータサイエンス・マーケティング（TDSM）12日、
セールスフォース・ドットコム日本法人（東京・千代田）と提携。
得意の統計解析技術生かし、機器の遠隔監視や故障予知などをクラウド通じて提供。
セールスフォースが提供する「IoT（インターネット・オブ・シングス）」向けサービスに
TDSMが持つ統計解析技術加える。TDSMは年内メドにIoT関連で新たに2社との提携検討。

FFRI　<3692> ［終値13480円］注目の決算が出ました。
当期赤字転落で、PTS（私設夜間取引）ではストップ安の10480円で取引され、売りたい玉が残っています。
ここへきて、大々的なテレビコマーシャルや街頭広告など販促費が響いての事かとも・・・。
将来への布石と考えたいところで、今日明日の下げ場面は、拾えると感じますが・・・

ただ高値でつかんでる方にとっては厳しい場面で申し訳ございません。

アドベンチャー　<6030> ［終値7410円］14日の決算はかなり良くなってるようにも・・・
と思いながらも決算ギャンブルは、確率がよくないので・・・

旭化成　<3407> ［終値0007.5円］の「未来の光」の潜在力はかなり大きく感じられます。

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150812/bsc1508120500005-n1.htm　

フィンテックグローバル　<8789> ［終値167円］ムーミン王国で急騰しましたが、株価は停滞。
信用買い残の増加で動きづらくなってきています。
決算も9ヵ月決算で赤字転落、2015年9月通期は11億円黒字予想も厳しいのではないかと・・・（売り候補）

知り合いの証券支店長から、ラウンドワン　<4680> ［終値567円］には「近づくな！！」との厳しい話が入りました。
売りでも買いでも、それほど強く言わない温厚な方で、とりあえず報告いたします。

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