
ケアマネジメント一部自己負担
- 2015年09月07日
- 株式投資・経済ニュース全般
2015年9月7日(月)曇り一時雨
・厚生労働省は高齢者らの介護サービス計画造る居宅介護支援(ケアマネジメント)で一部自己負担を求める検討始める。
今は全額介護保険でまかなっている。1割を自己負担にする案が浮上。対象は介護保険利用者のほぼ半数、300万人超える見通し。
2018年度の介護報酬改定に合わせて導入目指す。
・東芝 <6502> [終値346.6円]2015年3月期連結決算、350億円超す最終赤字になった模様。
7日に発表、一連の会計不祥事による影響が確定する。
東証取引所は9月中に東芝を「特設注意市場銘柄」に指定する見通し。
・タイ軍政の指名メンバーで構成するタイ国家改革評議会(NRC)は6日、憲法起草委員会提出していた憲法草案否決。
新憲法つくりは振出しに戻る。民政復帰は2017年夏以降にずれ込む見通し。結果として現在の軍政が長期化する。
(日経新聞 1面)
・5日閉幕した20ヵ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は共同声明で「通貨の競争的切り下げ回避」明示。
中国の人民元切り下げきっかけに、自国通貨安への誘導が強まりかねないとの危機感。
G20は利上げ探る米国にも暗に慎重な対応促した。通貨競争を回付する「抑止力」が課題となる。
・20ヵ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議はで、中国人民銀行(中央銀行)周小川総裁が
「6月中旬以前、中国の株式市場はバブルが絶え間なく蓄積していた」と「株バブル」に言及。
周氏は6月中旬以降、株価が下落する「株式市場の調整が3回あった」との認識示した。
周氏は「株バブル」をあえて認め、適切な政策対応を通じてすでに中国経済が正常化しつつあると訴える狙いがあったようだ。
・20ヵ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議受け、
市場関係者の間では、株式・為替市場の不安定な動きが当面続くとの見方が多い。
市場混乱の問題点の共有にとどまり、具体的な対応策の議論に乏しかったとの受け止めが広がっている。
・水産庁は漁獲規制ルールの導入が決まったクロマグロの養殖の普及を後押しする。
遺伝情報を調べる「メタゲノム解析」で消化器官内の細菌を調べて代謝の仕組み明らかにし、
吸収効率の高いエサを3年以内に開発する。
・野村HD <8604> [終値717.8円]地方銀行や信用金庫など地域金融機関向けに
日本株で運用する私募の新たな投資信託の設定・運用始める。運用利回りの改善後押しする。
・みずほFG <8411> [終値233.6円]
オリコ <8585> [終値179円]への出資比率(議決権ベース)を約22%から49%に引き上げた。
視線の先には親密カード会社のクレディセゾン <8253> [終値2218円]が見え隠れ。
・内戦が続く中東のシリアなどから東欧のハンガリーに逃れていた難民や移民が6日までに最終目的地のドイツに到着。
独メディア2日間で約8000人受け入れたと報じる。今年難民申請が昨年から倍増、200万人迫る勢いで欧州には新たな試練に。
・三菱自 <7211> [終値909円]2017年めどに新しい小型多目的スポーツ車(SUV)開発。
悪路走行に強い車のラインアップ増やし、「パジェロ」などに代表されるSUVの開発に集中する。
米シリコンバレーに駐在事務所設け、自動運転関連の基礎研究や市場調査も始める。
・キヤノン <7751> [終値3647.0円]高画質なカメラ用画像センサー開発。
CMOS(相補性金属酸化膜半導体)として世界最高水準の2億5000万画素で撮影できる。
・楽天 <4755> [終値1617.0円]共通ポイントサービスで上新電機 <8173> [終値946円]と提携。
楽天ポイントためたり使ったりできる。ネットから実店舗への誘客策も共同で取り組む。
・日本年金機構の情報流出などを受け、独自のセキュリティー技術持つベンチャー企業が注目集める。
バンクガード(東京・武蔵野市)同社大会コンテストで34か国・地域の約300社中3位入賞、日本企業で唯一表彰台に。
「スーパー乱数表」個人認証システム。「ネット銀行の不正送金は止められる」
Capy(米デラウエア州)攻撃の履歴一覧表はすぐに顧客間で共有され最新の攻撃に対処。
・情報通信研究機構(NICT)、2014年の日本の官公庁・企業に対するサイバー攻撃は約256億件。13年の約128億件から倍増。
政府も4日、新たな安全対策指針「サイバーセキュリティ戦略」を閣議決定。
セキュリティー製品の国内市場の規模は年平均4.2%ずつ成長、19年には3155億円と予測。
大手だけでなく、ベンチャーにとっても大きな商機広がっている。
・大阪大西田幸二主任教授らは口の中からとった細胞をシート状に加工し、
やけどや病気で傷ついた目の角膜に移植、視力回復させる再生医療の医師主導治験を始める。
ジャパン・テッシュ・エンジニアリング(J・TEC) <7774> [終値945円]と組み、
2017年内に再生医療製品の製造や販売にかかわる承認の申請目指す。細胞シートはJ・TECに製造委託。
(7日 日経新聞)
・主要20ヵ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議5日、共同声明採択して閉幕。
中国念頭に構造改革の推進が必要だという認識で一致。共同声明には「経済の回復に向けて断固たる措置をとる」と。
・上場企業が株主への利益還元拡大している。
2015年4-9月期の中間配当は総額で3兆7000億円強と前年同期比18%増。過去最高になる見通し。
構造改革や円安追い風にマツダ <7261> [終値1860.5円]やソニー <6758> [終値2966.0円]など復配に踏み切る。
オリックス <8591> [終値1514.0円]初の中間配当(1株22円)実施する。(日経新聞 1面)
・欧州連合(EU)は加盟国に難民受け入れの分担を義務付ける割当制度を再協議。
受け入れ目標4万人から4倍の16万人に引き上げることを検討。
・日立 <6501> [終値638.2円]
2016年めどに、買収手続き進めているイタリア鉄道車両大手の工場で日立ブランドの車両や部品の生産に乗り出す。
日本と英国の工場の資産能力に余裕がないため、買収先の生産能力増強し、日立の品質管理の仕組み提供する。
3年以内に買収先と組織を統合し、世界全体で最適な分業体制整え、ドイツのシーメンスなど世界3強を追う。
(6日 日経新聞)
・政府、消費税率を2017年4月に10%引き上げるのに合わせて一部の商品の税率を低く抑える軽減税率の骨格まとめた。
軽減税率の対象としては「精米」「生鮮食品」「酒を除くすべての飲食料品」の3案があったが、3つ目の案とする。
個人の所得に応じて税額軽減受けられる限度も定める。マイナンバー活用、軽減分を所得税から後日還付してもらう仕組み。
・軽減税率の政府案は議論呼びそう。
小売りの現場の隅々までIT(情報技術)システム行き渡らせるなど大きな課題を解決する費用用がある。
・4日の日経平均株価前日比390円安の1万7792円と反落、今年2月以来、7か月ぶりの安値。
週間(8/31〜9/4)の下げ幅は1344円とリーマン・ショック直後の2008年10月第2週(2661円)以来、7年ぶりの大きさ。
下落は4週連続。ヘッジファンドが売買の中心、株価下落見込み借りた株式を売る「空売り」が注文全体の4割強と過去最高水準。
・米労働省、4日発表8月の雇用統計、非農業部門雇用者数は前月比17万3千人増。
増加幅は市場予測平均(22万人)を大幅に下回った。失業率は5.1%で、前月比0.2ポイント低下。
7月と6月の増加幅は21万5千人と23万1千人からいずれも24万5千人に上方修正。
・ダウ工業株30種平均前日比下げ幅は一時280ドル超に。
新興国中心とする世界景気への不安と、一部で米連邦準備理事会(FRB)による早期利上げの可能性が意識、売り優勢に。
(日経新聞 1面)
・米連邦準備理事会(FRB)は9/16〜17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げするかどうかの最終的な検討へ入る。
米雇用統計は強弱入り混じる内容となり、9月利上げの決定打にはならず。
・みずほFG <8411> [終値233.6円]傘下のみずほ証券は4日、
2005年に起きた同社の株式誤発注巡って東京証券取引所に損害賠償訴訟で、
東証に支払い命じる判決確定。15年7-9月期に約128億円の特別利益計上へ。
東証傘下に持つ日本取引所グループ <8697> [終値3430円]訴訟関連損失はすでに計上済みで業績への影響は限られる。
・日本マクドナルド <2702> [終値2664円]8月の既存店売上高速報値ベースで前年同月比2.6%増。19か月ぶりの増収。
・日本化薬 <4272> [終値1158円]抗がん剤をナノレベルでの極小カプセルに包み、
がん細胞だけに送り届ける新技術使った新薬の承認を今年度内に厚生省に申請する。
同社は東大片岡一則教授らと共同研究などで開発を進めてきた。
・マツダ <7261> [終値1860.5円]4日、ロシアの極東ウラジオストクでエンジンの生産始めると発表。
2018年めどに生産開始、生産能力は年5万基見込む。
・JCRファーマ <4552> [終値2606円]2016年初めにも、健康な人から採取した細胞培養して作った新型の医薬品販売する。
血液細胞などの移植手術の直後に起こる免疫不全の症状を治療できる。厚生労働省から月内にも正式に承認受ける見通し。
実現すれば国内で初めて同症状向けの医薬品となる。
・東光 <6801> [終値277円]スマートフォン(スマホ)の電源回路に使う小型コイル「DFES」の量産をベトナム始めた。
村田製作所 <6981> [終値15980円]との初の共同開発製品。「合金使った巻き線型のコイルとして業界最小サイズ」が特徴。
・欧米の大手旅行予約サイトが日本の拠点を拡充。
欧州系のブッキング・ドット・コムは国内人員7割増やす。
米国エクスペディアは北海道や沖縄県など地方拠点を新設。
・日経平均株価構成する225銘柄のうち2銘柄定期見直し。
日東紡 <3110> [終値523円]平和不 <8803> [終値1421円]除外、
長谷工 <1808> [終値1308円]DeNA <2432> [終値2011円]採用。10/1の算出から入れ替える。
・マザーズ指数7週連続下落。週間ベースで9.8%安。2008年5-7月の8週連続以来の長期下落になる。
(5日 日経新聞)
・三菱商事 <8058> [終値2131.0円]千代田化工 <6366> [終値829円]双日 <2768> [終値237円]
伊藤忠商事 <8001> [終値1348.5円]日揮 <1963> [終値1684.5円]5社連合で、
中央アジアのトルクメニスタンの天然ガス田で硫化水素など環境汚染物質除去するガス前処理装置建設へ。
総事業費1兆円のうち、日本側は7千億〜8千億円資金調達。安倍晋三首相10月下旬中央アジア5か国歴訪時に協力表明予定。
・ヤフー <4689> [終値465円]6日、8月末に起きた「ヤフー・メール」のシステム障害で、
約97万人分のIDに送られた約258万通が消失と発表。データ流出はなかった。
(7日 産経新聞)
・20ヵ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議、中国を事実上けん制。「通貨安競争」回避求める。
中国人民銀行(中央銀行)周小川総裁、
上海株式市場の急落について「バブルがはじけるような動きがあった」などと言及、原因分析にまでは触れず。
・トヨタ <7203> [終値7004円]
米有力大学マサチューセッツ工科大学(MIT)、スタンフォード大と人工知能(AI)使った自動運転技術などの開発で協力。
今後5年間で計約5千万ドル(約60億円)投じ、それぞれの大学の専門施設と組んで研究センター設ける。
(6日 産経新聞)
・厚生労働省4日、7月の毎月勤労統計調査(速報)基本給や残業代、賞与などすべての給与合わせた
1人当たりの現金給与総額(月平均)前年同月比0.6%増、36万7551円、2か月ぶり増加。
・日立 <6501> [終値638.2円]4日、需要変動や現場の改善活動反映しながら、適切な業務指示する人工知能開発。
(5日 産経新聞)
・変調世界 それでも稼ぐ しぶといグローバル銘柄を探せ。
「日本企業の収益成長の強さを考えると株価の割安感は強まってきている」と今こそ優良株を割安に手に入れる好機とみる。
太平洋セメント <5233> [終値394円]8月、4億2000万ドル(約500億円)投じ、米カリフォルニア州のセメント工場買収。
米国の生産能力5割増400万トンに拡大。米セメント需要前年比7.5%増、2016年は7.9%増と需要拡大する見通し。
味の素 <2802> [終値2543.0円]東南アジアやブラジルを主要な海外市場と位置付け。
2016年3月期も現地通貨ベースで前期比10%の売上高増加見込む。
アシックス <7936> [終値3320円]健康志向背景に中国のランニングブームにのる。
同社はあえて欧米仕様のシューズやウエア投入、「高品質」をアピールするほか、大都市以外にも現地の販売パートナー増やす。
16年12月期には中国での売上高は200億円超える見込み。
・変調世界 成熟市場で「成長」掘り起こす。
欧米にゲーム・医薬品内需企業の変身。
「ゲームや玩具はマクロ経済の影響を受けにくい分野」との声。
日経平均が年初来高値を付けた6/24比で15%下げる中、バンダイナムコ <7832> [終値2672円]の株価は8%高と実際逆行高。
「海外成長株」を目指して変貌してきた新たな姿が、くしくもこの株価暴落で浮き彫りになった格好。
起爆剤は人気漫画「ドラゴンボール」題材にしたゲーム「ドラゴンボールゼノバース」。
全世界で累計出荷本数200万本超、その9割は欧米向け。
典型的な内需目銘柄が、経済変調する荒波の下でもあえて打って出て「外需銘柄」にシフトする動きはむしろ加速する。
リーマン・ショック前の07年度比、海外売上高比率の上昇率が大きかった企業ランキング上位は内需関連企業の姿が目立つ。
ソフトバンク <9984> [終値6424円]のようにM&A(買収・合併)で比率を一気に高めた企業もあるが、
自社製品を現地の文化と融合させて上手に根付き新たな市場を作り出したりする
キッコーマン <2801> [終値3470円]味の素 <2802> [終値2543.0円]などがお手本。
「貼る治療文化を世界へ」久光薬 <4530> [終値4215円]景気の良い米国市場に期待寄せる。
15年2月期までの4年間で、米国での売り上げは3倍に膨らみ、拡大する勢い。
久光の真の狙いは「医療用分野でも薬剤を皮膚から吸収する貼り薬を普及させる」こと。
SHOEI <7839> [終値1972円]平均で4万円前後と普及品の4倍もする高級二輪車用ヘルメットで世界シェア5割握る。
目指すは「ヘルメット界のBMW」。14年10〜15年6月期の連結売上高に占める海外比率は74%で、ほぼ欧州と北米向け。
「価格は高い。だが品質はもっと高い」という独自ブランド力で世界景気に翻弄されない強さを手に入れつつある。
・変調世界 リーマン・ショック前の07年度比、海外売上高比率の上昇幅ランキング
ソフトバンク <9984> [終値6424円]海外売上高55.6% 海外売上高比率の上昇幅55.6ポイント
アイカ <4206> [終値2357円]33.3 33.3 ニューフレア <6256> [終値4445円]85.9 30.4
日立物流 <9086> [終値1889円]30.1 30.1 NTTデータ <9613> [終値5630円]29.8 29.8
ユニ・チャーム <8113> [終値2269.5円]64.1 27.2 ファーストリテイリング <9983> [終値46465円]37.2 27.0
久光 <4530> [終値4215円]26.7 26.7 NOK <7240> [終値2653円]68.8 25.8
・変調世界 新興国で成長の種まき 注目ハラル市場、背後に16億人。
日通 <9062> [終値568円]の虎の子はマレーシア現地法人が持つ4台の「ハラルトラック」。
世界最大のハラル機内食メーカー、ブラヒムズ・HDの物流契約を勝ち取った。
昨年12月、日系の物流企業として初めてまマレーシア政府の認証機関からハラル認証取得。
将来は連結売上高の半分を海外で稼ぎたい日通の足掛かりになるはず。
日立物流 <9086> [終値1889円]トルコからの欧州開拓に挑む。
西日本鉄道 <9031> [終値588円]
自動車や半導体産業が集積する九州の特性から、日本メーカーが多数進出するメキシコ、そして米国攻略目指す。
森精機 <6141> [終値1603円]独旧ギルデマイスター子会社化で規模の論理生かし、シェア拡大目指す。
「2050年には世界の人口は90億人に増える。世の中の生産効率上げた企業が人口ボーナスの恩恵を享受できる」(森雅彦社長)
工作機械をセンサーやインターネットでつなぎ生産効率高める最新技術で世界をリードする。
「5年後の株価を見てほしい」と森社長は自信。
・変調世界 ブランド力で中国攻略。紙おむつや洗浄便座が浸透。
中国で事業展開する50銘柄で構成する「日経中国関連株50」は日経平均が年初来高値を付けた6/24比で2割近く下げた。
中国経済の減速受けて日経平均の15%安に比べ、下げがきつい。
7月山形県酒田港(酒田市)から2000トン近い紙おむつが中国向けに船出。花王 <4452> [終値5207.0円]の「メリーズ」。
花王は2013年から中国国内で紙おむつを生産するが追いつかず、日本から輸出。「いまのところ景気減速の影響はない」。
TOTO <5332> [終値1630円]4-6月期、中国での売上高が現地通貨ベースで3%増えた。けん引役は温水洗浄便座。
高級ブランドとして浸透、中国事業の営業利益率は26%と高い。
高級路線で成功している化粧品はコーセー <4922> [終値11030円]。
高級ラインの化粧水など中国のエステ店で普及、ブランド力高めた。
一方インバウンド消費では人気の資生堂 <4911> [終値2377.0円]は中国市場では苦戦。
・変調世界 外部環境だけで売り込まれ・・・
好業績の輸出関連株に割安感。
世界同時株安の爪痕は深く、日経平均株価は年初来高値を付けた6/24から15%安となった。
17倍台半ばを推移していた日本株のPER(株価収益率)は足元では15倍台に下落。
米国は18倍台維持しており、市場関係者からは「さすがに割安感が出てきた」との声も。
時価総額3000億円以上で予想PERが15倍以下、今期の営業利益の増加率が10%以上、自己資本利益率(ROE 前期実績)8%以上。
6/24からの株価下落率が大きい順に並べると、電子部品や自動車関連などの輸出関連株目立つ。
ミネベア <6479> [終値1425円]や日東電工 <6988> [終値7481円]の下げきつい。PERはミネベア11倍、日東電工14倍。
両社とも業績は好調。
NTN <6472> [終値570円]自動車向けベアリングが主力の北米が好調。「上方修正の可能性が高い」との声も。
富士重工 <7270> [終値3979.5円]原油安追い風となり、多目的スポーツ車(SUV)が北米で好調。
・変調世界 時価総額3000億円以上で予想PERが15倍以下、今期の営業利益の増加率が10%以上、
自己資本利益率(ROE 前期実績)8%以上対象。6/24からの株価下落率が大きい順ランキング
ミクシィ <2121> [終値3740円]予想PER6.3倍 株価騰落率▲41.7%
東ソー <4042> [終値525円]7.9 ▲35.1 ルネサスエレク <6723> [終値641円]11.9 ▲34.5
ミネベア <6479> [終値1425円]11.3 ▲32.1 川重 <7012> [終値431円]10.6 ▲29.0
日立金 <5486> [終値1427円]8.6 ▲27.6 三菱マテリアル <5711> [終値364円]7.5 ▲26.9
・変調世界 市場関係者が海外事業の伸びに注目する中小型銘柄。
ワッツ <2735> [終値960円]100円ショップ国内4番手。東南アジア他、他社が手薄な南米に出店。
ポールHD <3657> [終値1007円]家庭用ゲームソフトの不具合検査事業で海外売上高が拡大。
イオンファンタジー <4343> [終値1502円]中国、タイ、マレーシアなどで室内遊園地を積極出店、海外店舗が200超。
エイジス <4659> [終値3840円]アジアで小売業向けの棚卸代行好調。海外事業は今季初の黒字化目指す。
ミルボン <4919> [終値3940円]東南アジアで営業網拡大。19年12月期海外売上高比率を14年2月期比約2倍の19%に。
小林製薬 <4967> [終値8680円]東南アジアで「熱さまシート」好調。15年3月期は海外売上高比率が初の1割超え。
荒川化 <4968> [終値1034円]紙おむつ向け接着剤の原料が海外需要増。
MORESCO <5018> [終値1646円]自動車向け潤滑油や紙おむつ向け接着剤が海外で伸びる。
メガチップス <9875> [終値1166円]米国のMEMS技術使う振動子ベンチャーなど海外M&A積極化。
図研 <6947> [終値1103円]電子機器の回路設計ソフト大手。米シリコンバレーにマーケティング拠点設立、インドにも進出。
日新 <9066> [終値341円]自動車部品の国際物流が主軸、紙おむつ財調の化学品物流も伸びる。
・変調世界 番外編 不安定相場をしのぐ銘柄は・・・
株価に影響を与えやすい4種類の要素すべてに過敏に反応しない銘柄を抽出。
前田建 <1883> [終値2030円]ダイセル <4202> [終値1447円]堀場製作 <6856> [終値3940円]
日立造 <7004> [終値620円]スズキ <7269> [終値3817.0円]コメリ <8218> [終値2639円]
TCリース <8439> [終値3540円]日立キャピタル <8586> [終値2751円]山九 <9065> [終値576円]
・中国の銀行間取引が不気味な上昇続けている。
中国人民銀行(中央銀行)の度重なる金融緩和を受け、SHIBORは5月には1%前後まで低下していた。
明確に上昇に転じたのは6月の入ってからで、中国株バブル崩壊したのとほぼ同じタイミング。
依然中国経済の減速懸念が強くくすぶっており、早期の本格反発は期待薄との見方が広がっている。
・8月の米雇用統計、非農業部門雇用者増加数は事前の予想下回り、9月利上げ見込む市場関係者は減少。
失業率が7年以上ぶりの低水準に回復するなど雇用統計には強弱入り混じる。
「Fedウオッチ」によると9月利上げ見込む人の割合が27.4%から18.0%に低下。
株式市場では金融政策の行方が不透明なことから売り先行、4日にダウ工業株30種平均は2%弱下落。
・発掘実力企業:ネット社会を支える(14)インターワークス <6032> [終値1804円]求人情報サイトの運営会社。
オフィスワーカー以外の職種に絞っている点で他社と大きく異なる。主力は工場勤務対象とする「工場ワークス」。
情報きめ細かく「求職者のリピートは約4割と高水準で、屋の求人情報サイトでは類を見ない」
業績拡大と株主還元の両立図る方針。
・会社がわかる 特集協立メンテナンス <9616> [終値6770円]業績好調。けん引役はホテル事業。
特にビジネスホテルは円安追い風に家族連れの多い訪日外国人のち用が伸び、
リゾートホテルも日本人観光客の国内旅行回帰を受け皿としれ高稼働率を維持している。
今後3年で新たに約20棟のホテル開業。主力の寮事業も大学の国際化や企業の需要捕え、2つの収益源で今後も業績拡大目指す。
・株式相場の上昇けん引して来た海外投資家が売り姿勢に転じている。
8月月間の売越額は2兆5350億円(現物と先物の合計)と2008年の金融危機以降で最大、年初からの累計も売り越しに転じた。
この結果、外国人の持ち株比率の高い銘柄の軟調さが目立っている。
マネーの回帰には時間がかかりそう。
日経平均株価は先週、4週連続で下落。
4日終値は1万7792円と2/10(1万7652円)以来の安値。週間の下落幅は1344円(7%)と、08年10月以来7年ぶりの大きさ。
ヘッジファンドなど短期筋の先物売りが相場の下げを加速している一方、
現物株を買い増しれ来た長期の投資家も「ある程度、持ち高を圧縮せざるを得ない水準」と。
海外マネーが回帰するためには、米景気が拡大し、利上げが始まることが必要との見方が多い。
業績の実態以上の売られた銘柄は選別して買われる局面もありそう。
・OUT Look:今週の株式相場、日経平均株価は不安定な値動きが続きそう。
11日に株価指数先物・オプション9月物の特別清算指数(SQ)算出があり、
先物の持ち高を手じまう動きにつられて現物株の振れ幅が大きくなる可能性がある。
1万7000〜1万9000円の広いレンジで荒い相場展開になるとの見方がある。
一段の調整を見越した短期筋の売り優勢で、
4日には東証1部の売買代金全体に占める空売り比率が41.6%ろ2008年10月の集計開始以降で過去最高を記録。
安値圏では売り方の利益確定のための買戻しで急反発する場面もありそうだが、持続的に戻りを試す機運は広がりにくいと。
・Wall Street:今週の米株式相場は引き続き上値が重い展開か。
休場明けの中国市場で再び株価が下値を試す展開となれば、米国市場でも投資家のリスク回避姿勢が強まることは確実。
8日発表の8月の中国貿易収支にも注目が集まる。一方、米景気の堅調さ示す国内の経済指標が出てくれば、相場を下支えすると。
11日にミシガン大消費者態度指数が発表される。
・世界市場往来:先週の世界の株式相場は主要25の株価指数のうち23指数が下落。
上昇1位週間騰落率ギリシャ2.0%(14年末比騰落率▲21.7%)2位タイ0.4%(▲8.5%)
下位25位日本▲7.0%(2.0%)24位スペイン▲5.1%(▲4.5%)23位インド▲4.5%(▲8.4%)
22位ロシア▲4.4%(0.4%)17位米国▲3.2%(▲9.7%)
2014年末比騰落利率 1位アルゼンチン27.4% 2位フランス上海5.9% 3位ドイツ2.4% 4位ベトナム・日本2.0% 6位ロシア0.4%
最下位ギリシャ▲21.7% 24位インドネシア▲15.5% 23位トルコ▲14.9% 22位台湾▲14.0% 21位香港11.7▲%
21位米国▲9.7%
(日経ヴェリタス)
・電子部品各社、相次ぎロボット用センサー市場の開発の乗り出す。
TDK <6762> [終値6910円]アームの位置検出する磁気センサーの提案始める。
村田製作所 <6981> [終値15980円]指関節の動きを細かく検知できる小型センサーの量産開始。
・プレステージ・インター(PI) <4290> [終値995円]ソフトバンク <9984> [終値6424円]
有料駐車場で設備トラブルなど発生した際、保守作業員が迅速に出動し作業できるシステム開発。
ビッグデータとして活用、トラブルの発生自体の低減につなげる。
・テクノスデータサイエンス・マーケティング(TDSM 東京・新宿)は
テクノスジャパン <3666> [終値2709円]が完全子会社として2013年設立。
ビッグデータ(大量データ)活用の流れ先導し、グループ全体としての相乗効果高めるのが狙い。
分析の専門家データサイエンティスト30人以上抱え、人工知能(AI)製品持つ米ネットベースと14年に独占販売契約締結。
4月には自動運転技術やセンサー技術で実績持つZMP(東京・文京)と資本提携、新たな布陣築いた。
(日刊工業新聞)
・自動運転の実用化に向けデジタル地図の開発が加速。
パイオニア <6773> [終値217円]子会社インクリメントP(川崎市)カーナビゲーションシステム用地図大手、
市販用に限ると約7割で同社製地図搭載。同社は2020年めどに誤差10センチほどに抑えた超高精度な地図開発へ。
一般のカーナビ地図は現在1メートル75センチ程度の誤差。
・オーストラリア鉄鉱石各社の2015年6月期決算、中堅企業軒並み赤字に転落。
中国の需要減退や世界の資源メジャーによる増産背景に、鉄鉱石価格は1トン約56ドルと年初から2割余り下落。
中堅各社は生き残りかけ、コスト削減で急ぐ。
・UBIC <2158> [終値626円]人工知能(AI)活用、交流サイト(SNS)マーケティング支援。
ツイッターの運用支援機能と連携。UBICのAIが大量のツイート(つぶやき)を自動解析、商品やサービスの評判を把握。
企業はニーズをくみ取れ、的確に販売促進策を展開できる。
・オプティム <3694> [終値5420円]会議などで使う資料をタブレット(多機能端末)で共有できるクラウドサービス始める。
会議でプロジェクター用意する必要なくなる。
・米アップルのスマートフォン(スマホ)「iPhone(アイフォーン)」ウイルス急増。
アップル非公認コンテンツの扱える改造端末だけでなく、
未改造の端末も標的に。攻撃者はiPhone利用者の多い高所得層と日本に標準併せてきた。
・中外製薬 <4519> [終値4300円]4日、開発中の血友病A治療薬候補「ACE910」が米食品医薬品局(FDA)から
「画期的治療薬」に指定される。優先的承認審査受けられる。
(日経産業新聞)
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株式分割
ホットランド <3196> [終値3690円]9/30 1株→2株
新規公開株
銘柄 コード 市場 発行株数 公募価格 主幹事証券 注目度
9/8 JESCOホールディングス <1434> 東2 2,300,000株 540円 野村他 注目度 C
事業内容:国内EPC(設計・調達・建設)事業、ASEAN(東南アジア諸国連合)EPC事業、および総合メディア事業
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(今日の一言)
週末の米国株式市場は3営業日ぶり反落。
主要株価指数が1%を超える大幅下落に。
注目された米雇用統計は非農業部門雇用者数は前月比17万3千人増。
増加幅は市場予測平均(22万人)を大幅に下回った。失業率は5.1%で、前月比0.2ポイント低下。
7月と6月の増加幅は21万5千人と23万1千人からいずれも24万5千人に上方修正。
強弱入り交じる内容で、利上げ時期に関する明確な判断材料とならず先行き不透明感から売られた。
週明けの7日月曜日は米国株式市場は休場、休み明けの中国市場や日本市場の動きを見極めるため、手控えたようなところも。
米国株式市場は週間ではダウ工業株30種平均は3.2%安、ナスダック指数は3.0%安、S&P500種も3.4%安、ともに2週ぶり反落。、
アップル(-1.00%)グーグル(-0.92%)ヤフー(-2.95%)フェイスブック(+0.12%)アリババ(-3.85%)
ネットフリックス(-2.25%)アマゾン・ドット・コム(-1.13%)バイオジェン(+0.21%)
ラッセル2000(-0.78%)HTG(ハイイールドファンド)(-0.10%)NBI(バイオテクノロジー株指数)(-0.22%)
(米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加)
欧州株式市場の主要3指数は大幅下落。
8月の米雇用統計が9月利上げの可能性を残す内容だったことで売りが集中と・・・
東京株式市場で日経平均は大幅反落。
東証1部出来高は26億5258万株、売買代金は2兆6941億円。
騰落数は値上がり154銘柄、値下がり1699銘柄、変わらず42銘柄に。
東京株式市場は大荒れの2週間です。
先々週の終値、1万7806円は、割らないと思っていましたが、あっさり割り込み1万7792円で取引終了。
週明けの7日も売り物優勢で始まりそうです。
東京株式市場は、先週週間ベースで日経平均株価は7.6%安、4週続落(累計14.1%下落)、
TOPIXは6.8%安、4週続落(同14.00%下落)。
マザーズ指数は9.8%安、7週続落(同26.7%下落)日経ジャスダック平均は4.5%安、6週続落(同13.3%)。
東証2部は4.9%安、6週続落(同12.2%下落)で取引終了。
マザーズ指数の下落が特出しております。
大底圏を示現する指標が先々週から先週にかけて出てきています。
松井証券の店内信用評価損益率で、買い方が8/25にマイナス18.867%を記録、週末9/4もマイナス16.339%に。
通常15%を超えてくると反転となっていました。
日経平均25日移動平均乖離率も8/25にマイナス12.2%、週末9/4はマイナス9.3%、
通常なら5%を超えてくると切り返しとなるところ。
東証1部の騰落レシオは8/25に67.22%、週末9/4は72.93%。
70%割れは2014年10月以来、2011年から見ても5回目といったところ。
日本株の今期予想PER(株価収益率)は日経平均採用銘柄で、14.21倍となってきてもいます。
下げ止まりや、売り方の買戻しのタイミングを探る週になるようなところ。
このあたりの「買い物」で、今年いっぱい助からないといったことはないと感じるところですが・・・
ただ今週は株価指数先物・オプションのメジャーSQ(特別清算)が週末のあり、水曜日前後の急落も気になるところも・・・
ここからの急落は立ち向かいたいとも思えryところですが、キャッシュや信用余力など資金管理も大切なところです。
一度に全部突っ込むことはあまりお勧めではないところです。
さて、では何を買ったらいいのかという問題ですが、
いつものようにご自身で相性の良い銘柄、いつか買ってみたいと思っていたもの、
業績が飛びぬけていいような銘柄や日本を代表する銘柄でしょうか。
小野薬品 <4528> [終値15270円]ペプチドリーム <4587> [終値2882円]ダブルスコープ <6619> [終値1915円]
大阪チタニウム <5726> [終値3355円]アドベンチャー <6030> [終値5140円]
オプティム <3694> [終値5420円]テクノスジャパン <3666> [終値2709円]あたりも・・・
バイオ関連の記事も多くなってきたように感じます。
10月は学会やノーベル賞もあり、バイオベンチャーなど久しぶりに注目されるようなところも・・・
大阪大西田幸二主任教授らは口の中からとった細胞をシート状に加工し、
やけどや病気で傷ついた目の角膜に移植、視力回復させる再生医療の医師主導治験を始める。
ジャパン・テッシュ・エンジニアリング(J・TEC) <7774> [終値945円]と組み、
2017年内に再生医療製品の製造や販売にかかわる承認の申請目指す。細胞シートはJ・TECに製造委託。
日本化薬 <4272> [終値1158円]抗がん剤をナノレベルでの極小カプセルに包み、
がん細胞だけに送り届ける新技術使った新薬の承認を今年度内に厚生省に申請する。
同社は東大片岡一則教授らと共同研究などで開発を進めてきた。
ナノキャリア <4571> [終値843円]連想されそうな・・・
JCRファーマ <4552> [終値2606円]2016年初めにも、健康な人から採取した細胞培養して作った新型の医薬品販売する。
血液細胞などの移植手術の直後に起こる免疫不全の症状を治療できる。厚生労働省から月内にも正式に承認受ける見通し。
実現すれば国内で初めて同症状向けの医薬品となる。
軽減税率の政府案は議論呼びそう。
小売りの現場の隅々までIT(情報技術)システム行き渡らせるなど大きな課題を解決する費用用がある。
東芝テック <6588> [終値431円]オプトエレク <6664> [終値519円]なども注目も。
貸株の返済なども来週半ばあたりにはありそうなところで、
今週どこかで底入れして、来週週央にかけて戻すようなイメージですが・・・
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