MRJ本日初飛行

2015年11月11日（水）はれ　介護の日

・農林水産・総務両省、農地向け税制優遇を見直し。耕作放棄地の固定資産税を1.8倍に引き上げ、税負担重くする検討へ入った。
　環太平洋経済連携協定（TPP）の発効にらみ、売却促し、農地集約で農業の国際競争力高める。

・東京ガス　<9531> ［終値592.1円］とインドネシア国営石油会社プルタミナ、同国初の液化天然ガス（LNG）の受け入れ基地を建設。
　総事業費約1000億円、2018年の稼働目指す。

・厚生労働省、男性の不妊治療にも助成金出す検討へ。女性向け不妊治療費の助成も1回目の金額増やす。
　早ければ今年度内にも支給始めたい考え。

　（日経1面）

・上場企業の2015年4-9月期決算は好不調の差がくっきりと出た。
　特に「資源」「海外」「スマートフォン（スマホ）」の3つのキーワードで傾向顕著に。

　海外：（明）富士重工　<7270> ［終値5036円］　経常損益前年同期比増減率62％　味の素　<2802> ［終値2794.0円］59％
　　　　（暗）神戸鋼　<5406> ［終値147円］▲28％　日立建機　<6305> ［終値1982円］▲61％

　資源：（明）日本航空　<9201> ［終値4644円］34％　三菱ケミカルHD　<4188> ［終値800.2円］77％
　　　　（暗）三菱商事　<8058> ［終値2053.5円］▲45％　三井金属　<5706> ［終値235円］▲59％

　スマホ：（明）村田製作所　<6981> ［終値19225円］64％　ソニー　<6758> ［終値3463.0円］黒字転換
　　　　　（暗）オムロン　<6645> ［終値4450円］▲27％　シャープ　<6753> ［終値130円］赤字転換

・政府11日、2024年度までの宇宙政策の基本計画に関し、工程表の改定案公表。
　危機管理強化するため、情報収集衛星は現行の4基から10基体制目指す。
　それとは別に、沖縄県・尖閣諸島周辺などの海洋状況の衛星監視を16年度前半から試験的に始める。米国との連携強化も明記。

・経済産業省は中小企業の融資が焦げ付いた場合などが肩代わりする信用保証制度見直す原則として債務の80％保証も、
　創業から時間がたって経営が安定した企業の保証率引き上げる。
　保証率5〜8割程度に区分する方向。
　金融機関に査定求める一方、ベンチャーなど成長企業の保証率比較的厚くして資金借りやすくする。

・日本郵政グループ　<6178> ［終値1755円］全国の主要ターミナル駅前での不動産開発を強化。
　東京と札幌の駅前ビルに続き、11日には名古屋駅前の再開発ビルが竣工。来年春に博多駅前の開発も進む。
　2017年度までに不動産開発に700億円投じる方針で、不動産部門を収益源に育てられるかが経営安定のカギを握る。
　郵政グループが保有する土地は総額1.5兆円、上場企業では6番目の規模。

・財務省10日、国債や借入金、政府短期証券合わせた「国の借金」残高が9月末時点で1054兆4243億円と発表。
　単純計算（人口1億2689万人）国民1人あたり830万の借金。前回6月末時点から2兆7991億円減。

・内閣府10日、10月の景気ウォッチャー調査（調査機関10/25〜31）、
　街角の景気実感示す現状判断指数（DI）が48.2と前月比0.7ポイント上昇。改善は3か月ぶり。

・国際エネルギー機関（IEA）10日、2015年世界エネルギー見通し。
　原油市場は当面、石油輸出機構（OPEC）の増産などで供給過剰の状態だが、
　20年ごろには需給が均衡、価格が1バレル80ドルに向けて上昇すると予測。

・インドネシア国営石油会社プルタミナが日本企業と提携強化。
　液化天然ガス（LNG）受け入れ基地で東京ガス　<9531> ［終値592.1円］と連携、
　JX日鉱日石エネルギー　<5020> ［終値473.7円］と進める製油所の改修計画も近く検討。
　日本企業のノウハウ活用し、国内エネルギー需給の逼迫解消する狙い。

・インド自動車工業会（SIAM）10日、10月の新車販売台数32万7225台、前年同月比20％増。
　4か月連続前年実績上回り、3年ぶりに20％台の伸び率に。

・オリックス　<8591> ［終値1839.5円］と仏空港運営大手バンシ・エアポートの企業連合、
　2016年4月から関西国際空港と大阪国際（伊丹）空港運営することが10日、正式に決定。

・大手ゼネコン相次ぎ最高益更新。
　大林組　<1802> ［終値1073円］2016年3月期連結純利益予想300億円から500億円（前期比増加率74％）へ上方修正。9年ぶり最高益。
　大成建　<1801> ［終値772円］570億円（49％）24年ぶり最高益。
　清水建　<1803> ［終値1062円］540億円（62％）25年ぶり最高益。
　鹿島　<1812> ［終値684円］400億円（2.6倍）8年ぶり高水準。

・国産ジェット旅客機「MRJ」開発中の三菱航空機（愛知県豊山市）10日、MRJの初飛行試験を11日午前中に実施すると発表。
　5度の初飛行延期、6度目の正直、大空に挑む。型式証明取得には2500時間の飛行試験が必要。
　ANAHD　<9202> ［終値376.3円］への初号機引き渡しは17年4〜6月予定。　

・カゴメ　<2811> ［終値1982円］海外でIT（情報技術）使った農法による加工用トマトの生産に乗り出す。
　実験では収穫量が5割伸びた例も。トマトの需要は世界的に高まって価格が上昇。
　収穫量の向上や新産地の育成により安定調達体制整備。NEC　<6701> ［終値390円］と土壌など分析。

・住友精密　<6355> ［終値463円］熱交換器の新たな用途開拓。燃料電池の水素ステーションに使う部品開発。
　海外では欧州の高速鉄道に使う部品を2016年度中にも商用化。

・アシックス　<7936> ［終値2818円］ディサービス拠点「トライアス」2020年めどに首都圏、関西の100か所程度展開する。
　食事や入浴サービスは提供せず、利用者はグループで平均3時間ほど体を動かす。

・株式市場では、急ピッチな株価上昇背景に短期的な過熱感強まる。
　10日は日経平均株価が5日続伸、累計上げ幅988円（5.3％）に達する。
　日経平均の25日移動平均に対してのかい離率、直近5％台後半と「過熱」示す5％上回る。9日時点で59.9％と今年最大の上方かい離。
　相場の温度計ともいえる「騰落レシオ」。東証1部の値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割って算出。
　5日に140％（25日移動平均）と8か月ぶりの高さ記録。10日には134％も、依然として「買われすぎ」の目安120％超。
　半面下値不安は少ない。8/10比較各国の株価指数騰落率では、台湾株や米国株は1％近く上昇、日本株は5.5％安と出遅れ感鮮明。
　
・信用買い残（11/6申し込み）3兆1058億円、前週比億55億円増。2週連続増加。信用売り残6615億円、前週比229億円増。

・日銀　<8301> ［終値44400円］株価指数連動型上場投資信託（ETF）362億円買い入れ。前回（11/2）の336億円から26億円増。
　今年の買い入れ額は計2兆5939億円。日銀は年3兆円ペースでETFを買うと公表。

・厚生労働省10日、サイバーダイン　<7779> ［終値1590円］開発ロボットスーツ「HAL医療用」の国内販売了承。今後保険適用も検討。

　(日経新聞）

・国土交通省10日、建設業の下請け構造の実態解明に向けて調査する方針固めた。
　建設業の生産性向上につなげる狙い。

・総務省10日、NTTドコモ　<9437> ［終値2480.0円］など携帯電話事業者3社に対し、
　2017年度からすべてのスマートフォン（スマホ）でIPアドレス（ネット上の住所）の新規格「IPｖ6」に対応した
　ネット接続ができるように求める方針。

・精密機器大手9社、2015年9月期中間決算でそろう。
　半導体製造装置が伸びたニコン　<7731> ［終値1675円］や、訪日客向け販売が順調だった時計3社など、7社が営業増益確保。
　複合機やプリンターの価格競争激化でセイコーエプソン　<6724> ［終値1945円］コニカミノルタ　<4902> ［終値1275円］は減益。

　 (産経新聞)

・NECトーキン（宮城県白石市）トライポットデザイン（東京・千代田）シンフォディア・ファイル（山形県米沢市）と共同で、
　ドローン（飛行ロボット）使った農業管理システムを開発する。来春にも実験開始、17年に実用化。

・スズキ　<7269> ［終値3950円］2020年にも燃料電池2輪車を市販。16年中に型式認定申請、公道走行試験始める計画。　

・アステラス　<4503> ［終値1801.0円］
　バイオベンチャー企業の米オカタ・セラピューティックス（マサチューセッツ州）3億7900万ドル（約466億円）で買収。
　眼科領域における細胞医療のノウハウ取り入れ、同領域での事業拡大する狙い。

・トヨタ　<7203> ［終値7629円］10/1発売、新型高級セダン「クラウン」からオプション設定した
　協調型安全運転支援システム「ITSコネクト」搭載率、東京都と愛知県でほぼ100％に。

　（日刊工業新聞）

・株式上場から1年迎えたリクルート　<6098> ［終値3875円］積極投資で世界に攻勢。
　人工知能（AI）の研究所開設、IT（情報技術）分野のベンチャー企業に相次ぎ出資。
　業績は堅調、変化に備え先行投資。

・米グーグル、音声検索や写真検索など同社のサービスで幅広く使われている人工知能（AI）ソフトを無償公開へ。
　開発競争熱を帯びるAI分野での主導権確保する狙い。

・カシオ　<6952> ［終値2496円］2018年3月期までに、
　光源に水銀ランプ使わない高性能プロジェクターの生産能力、現状の2倍の年40万台に引き上げる。
　生産ライン完全自動化、長寿命プロジェクターの生産・販売広げ、関連事業の黒字転換目指す。

・東レ　<3402> ［終値1092.0円］炭素繊維事業一段と拡大する。2016年3月期炭素繊維複合材料事業の業績予想上方修正。
　今期同事業の営業利益は370億円見込む。米サウスカロライナ州で炭素繊維の一貫工場建設。投資額約500億円。
　20年までに米国で総額1000億円投じる方針示す。
　航空機のほか、燃料電池車（FCV）の水素タンクや産業用圧力容器などの需要にも対応する考え。

　（日経産業新聞）

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第三者割当　

タツモ　<6266> ［終値1549円］40万株　1021円　11/30　割当先　弘塑科技
　 　

自己株処分

新東工　<6339> ［終値1083円］16万5200株　1089円　処分日12/7　処分先　日本マスタートラスト

公募・売り出し価格

日本ヘルスケア投資法人　<3308> ［終値203700円］19万6570円　申込み11/11-12　払込日11/17

あんしん保証　<7183> ［IPO］1460円　

TOB（公開市場買い付け）

タマホーム　<1419> ［終値463円］買い手TAMAX　買い付け価格　430円　期間　11/11〜12/9

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、まちまちも引けにかけて、引き締まったようなところ。
アップルがクレディスイスが部品発注を最大10％削減と指摘され大幅下落（3.2％安）で足を引っ張る。
中国経済減速懸念で素材株が軟調、金融株が午後値を戻す。

アップル（-3.15%）グーグル（+0.47%）ヤフー（+0.92%）フェイスブック（+1.33%）アリババ（+0.06%）
ネットフリックス（+2.59%）アマゾン・ドット・コム（+0.64%）バイオジェン（+1.30%）
ラッセル2000（+0.28%）HTG(ハイイールドファンド)（-0.23%）NBI（バイオテクノロジー株指数）（+0.40%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約67億株、過去20日間平均約71億株を下回る。

欧州株式市場の主要3指数はまちまち。
金属価格の急落で工業株が値下がり、英国FT100種株価指数は4営業日続落。
独仏主要株価指数は乱高下の後、反発。
ユーロ安追い風に輸出企業が買われ全体下支え。

東京株式市場で日経平均は小幅ながら5日続伸。
前日の米国市場の大幅安から、寄り付きは利益確定など軟調な出足、寄り付き前日比185円安が安値となり切り返す。
東証1部出来高は20億6925万株、売買代金は2兆3541億円。
売買代金は低調も、メガバンクがプラス圏に転じると全体に好感したようなところも・・・
騰落数は値上がり701銘柄、値下がり1090銘柄、変わらず120銘柄に。

SQ前の火曜日はクリア、今日はSQ前の「魔の水曜日」となりますが・・・

昨日は、かなり強いといった東京株式市場の展開でした。

ただ日経新聞にも掲載があったように、短期的に相場の過熱感は出ています。

久しぶりに3指数が過熱感に。
日経平均25日移動平均乖離プラス5.6％ （プラスマイナス5％以上が行き過ぎ示す値）
騰落レシオ（25日）は134.03％（120％台以上が過熱圏、70％台以下が底値圏）
サイコロジカル（12日）：83.3％　10勝2敗　9勝以上が過熱、3勝以下が底値圏と一般的に言われています。

松井証券信用評価損益率（速報）
売り方　▲9.511％(前日▲9.561％)（2014年　-15.37％　1/10　-4.87％　14年5/21）
買い方　▲7.345％(前日▲7.446％)（2015年　-17.630％　9/29　 -1.639％　15年6/24）
こちらはまだ、過熱とはなっていませんね。

少しだけヘッジで、日経ダブルインバース　<1357> ［終値2700円］を持ちたいようなところも・・・

株式上場から1年迎えたリクルート　<6098> ［終値3875円］積極投資で世界に攻勢。
人工知能（AI）の研究所開設、IT（情報技術）分野のベンチャー企業に相次ぎ出資。
業績は堅調、変化に備え先行投資。

東レ　<3402> ［終値1092.0円］炭素繊維事業一段と拡大する。2016年3月期炭素繊維複合材料事業の業績予想上方修正。
今期同事業の営業利益は370億円見込む。米サウスカロライナ州で炭素繊維の一貫工場建設。投資額約500億円。
20年までに米国で総額1000億円投じる方針示す。
航空機のほか、燃料電池車（FCV）の水素タンクや産業用圧力容器などの需要にも対応する考え。

炭素繊維事業の設備投資で、
もしかすると北川精機　<6327> ［終値352円］の熱可塑性樹脂成形用真空プレス装置の採用期待も・・・

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