鴻海契約延期

2016年2月26日（金）はれ　寒さは今日が底

・シャープ　<6753> ［終値149円］25日、台湾鴻海精密工業による買収提携案受け入れると発表。
　出資含めて総額6600億円規模の支援受ける。
　鴻海はグループでシャープの議決権の約66％押え、経営権握る。
　鴻海グループからの出資額計4890億円、第三者割当増資、1株118円で引き受け、筆頭株主になるに

・鴻海精密工業25日、シャープ買収に向けた契約を暫定的に見合わせる。
　約3500億円に達する財務リスト関連情報をはっきりさせなければいけない内容と一時延期。

・ふくおかFG　<8354> ［終値359円］長崎県首位十八銀行　<8396> ［終値230円］経営統合。
　傘下の親和銀行（長崎県）と十八銀行が合併。地銀首位の銀行グループとなる。

・住宅ローン金利の引き下げ競争一段と加熱。
　三井住友信託銀行　<8309> ［終値331.3円］主力10年型固定金利、3月から0.2％下げ、過去最低の年0.5％。
　主なインターネット銀行が年0.5％台に設定している変動金利より低くなる。

　（日経1面）

・マイナス金利広がる中、不動産投資信託（REIT）への資金流入加速。
　年3％以上の利回りが見込め、金融商品としての魅力高まっているため。
　株価に当たる投資口価格上昇、東証に上場するREIT53銘柄の時価総額合計は11兆5700億円と過去最大。

・20カ国・地域（G20）26日、中国・上海で始まる財務相・中央銀行総裁会議、
　新興国からの資本流出抑えるためのの指針作りに着手。
　金融市場の混乱抑える規制手段やその導入条件検討。
　世界経済の先行き不安の払しょく狙う。

・生命保険会社や銀行など国内の機関投資家が海外債券などへの投資急増。
　財務省が25日発表した14〜20日の対外証券投資では、週間ベースの買越額が比較可能な2005年以降で最大に。

・地中のシェール層から原油や天然ガスを生産する米国のシェール企業の経営が一段と厳しくなっている。
　大手7社の最終損益は2015年12月期で計約370億ドル（約4兆円）の赤字、前年の約110億ドルの黒字から一転。
　強気の経営は影を潜め、投資を大幅抑制しれ財務重視に姿勢転換。
　一方、産油量はなお高水準、サウジアラビアやロシアなど米国外の産油国の生産調整滞る一因になっている。

・上海総合指数25日急落、下落率は前日比6.41％安と約1か月ぶりの大きさ。
　G20控え、通貨、人民元の先行きに対する不安が高まり、株式市場で売りが先行。

・インドネシアで日系コンビニエンスストア苦戦。
　2009年以降、大手が相次ぎ参入も、ローソン　<2651> ［終値8830円］ピークからほぼ半減。
　セブンイレブン　<3382> ［終値4502円］ファミリーマート　<8028> ［終値5530円］も店舗増やせず。
　一方、現地の大手2社は店舗数がともに1万円超え、勢いの差鮮明に。
　地場チェーン地域の商圏知り尽くした店づくりと品ぞろえに強み。外資規制の壁、日本流通じず。

・東南アジア主要6カ国、1月の自動車新車販売台数前年同月比4％減、23万8459台。3か月ぶりの前年実績割れ。
　タイ13％減の5万1821台と3カ月ぶりに再びマイナス。インドネシア10％減、8万4885台で17カ月連続減。

・中国・北京市と上海市の2015年の小売売上高が初の1兆元（約17兆円）超えた。
　両市の前年比伸び率は7〜8％と全国平均（10.7％）下回るが、巨大な消費市場として堅調な伸びが続く。
　一方、重慶市や武漢市（湖北省）など内陸都市は中間層の拡大背景に全国平均上回る伸び。

・百貨店各社が富裕層の訪日外国人狙った新サービス導入。
　高島屋　<8233> ［終値890円］ヤマトHD　<9064> ［終値2397.5円］と組み、美術品の海外発送始める。
　三越伊勢丹HD　<3099> ［終値1329円］独自の会員（VIP）カード発行。ゲストラウンジも利用できる。

・米クレジットカード大手ビザ、ホンダ　<7267> ［終値2868.0円］自動車向けの決済サービス共同開発。
　「ビザ・トークン」の仕組み応用。年内に米国で実証実験始め、2〜5年以内の実用化目指す。
　ガソリンスタンドや駐車場での支払いが運転席の画面上で簡単かつ安全にできる。

・フジテレビ　<4676> ［終値1321円］
　人気スマートフォンゲーム「イングレス」運営米ナイアンティック（カリフォルニア州）に数億円出資。　
　テレビ番組などゲームの映像化や新ゲームの共同開発などに取り組む。
　有望な米ゲーム企業と新たな収益源に育てる。

・クボタ　<6326> ［終値1432.0円］2016年中に小型建機2機種発売。
　数年後めどに現地販売代理店を約600店と現状の2倍に。
　北米では建設・住宅投資が旺盛で小型建機市場も伸びているため攻勢かける。　（〇）　

・東証投資主体別売買動向(週間)2月第3週、
　外国人7週連続売り越し（4053億円）、今年に入って累計2兆6000億円強になる。
　個人2週連続買い越し（25億円）信託銀行、13週連続買い越し（4999億円）

・ジャスダック投資主体別売買動向(週間)、2月3第週
　外国人4週ぶり買い越し（1.35億円）、個人2週連続売り越し（35.03億円）

・貴金属のパラジウムの相場水準が下落。
　東京種品取引所では25日、中心限月12月物、1グラム1796円と年初比15％安。1年間で4割値下がり。

・外国為替市場で英ポンドが大幅に下落。市場では英国の欧州連合（EU）離脱への懸念広がってきた。
　ポンドの対ドル相場、一時1ポンド1.38ドル後半となり、2009年3月以来、約7年ぶりの安値水準。

・ゴルフ会員権の流通市場で取引価格に下げ止まり感。
　2月第3週の指定銘柄（約150コース）の平均売買価格は184万5千円。
　調査開始（1976年）以来最安値となった2015年12月比2％高く。60歳以上の個人購入者増加。　（〇）

　(日経新聞）

・鴻海精密工業、シャープ　<6753> ［終値149円］の財務内容に、
　業績悪化につながる内容があるとして調印保留、詰めの交渉に懸念残る。
　新たな「条件闘争」の火種になる恐れもある。
　外部からの新しい価値観採り入れ、シャープ再建が成功すれば、
　日本企業の「内向き」な意識が変わる契機にもなり得る。

　 (産経新聞)

・サンワテクノス　<8137> ［終値655円］ビルオートメーション（BA）市場に参入。
　オフィスビル内に取り付けて使うセンサーなどの機器メーカーと連携、ゼネコンや設計事務所に提案。　

・東京エレク　<8035> ［終値6790円］
　世代の一つ古い200ミリウエハー向け半導体製造装置に対するアフターサービス事業の本格展開に乗り出す。
　中古装置の取り扱い積極化。モノのインターネット（IoT）の普及背景、200ミリ対応装置に対するニーズ。

・NECネッツエスアイ　<1973> ［終値1774円］サイバー攻撃から企業のシステム24時間、
　365日体制で守るセキュリティー監視・運用センター事業に本格参入。
　3年後売上高現行比3倍強の年100億円に引き上げる。

・シャープ　<6753> ［終値149円］現体制維持・6500億円支援、粘り勝ちとも。
　ライバルはジャパンディスプレイ　<6740> ［終値214円］有機Elがカギ。　

　（日刊工業新聞）

・アジア最大級カメラ・写真見本市「CP+（シーピープラス）2016」25日、横浜市で開幕。
　リコー　<7752> ［終値1131円］ニコン　<7731> ［終値1740円］が360度映像撮れるカメラ、
　カシオ　<6952> ［終値2039円］スマートウォッチとの連携打ち出す。

・トピー工　<7231> ［終値212円］25日、水深3000メートルで遠隔操作による無人作業できるロボット開発。
　ゴム製ベルト（履帯）をイヤ代わりに使い、潮流影響受けずに海底進める。
　東亜建設　<1885> ［終値242円］と「水中作業クローラーロボット」を共同開発。

　（日経産業新聞）

※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場

合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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第三者割当　

シャープ　<6753> ［終値149円］32億8195万697株　118円　6/28〜9/5　割当先　鴻海精密工業など計4先

自己株処分

オハラ　<5218> ［終値520円］7万1100株　532円　処分日3/18　処分先　資産管理サービス信託銀行

広島ガス　<9535> ［終値411円］170万株　

公募・売り出し価格

ヨシムラ・フード　<2884> ［IPO］880円　

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、続伸。
始まりはもたもたとした展開も、原油価格の上昇に伴って引けにかけて右肩上がりで、ほぼ高値圏で終了。
エネルギー関連企業の破たん懸念で売られていた金融株が買われる。

アップル（+0.69%）グーグル（+0.88%）ヤフー（+1.32%）フェイスブック（+1.11%）アリババ（-0.85%）
ネットフリックス（+3.19%）アマゾン・ドット・コム（+0.20%）バイオジェン（+1.99%）
ラッセル2000（+0.93%）HTG(ハイイールドファンド)（+0.54%）NBI（バイオテクノロジー株指数）（+0.16%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約億株、過去20日間月初平均約億株を上回る。

欧州株式市場の主要3指数は大幅反発。
英金融大手ロイズ・バンキング・グループなどの好決算が相場をけん引。
前日は原油高になる前に引けてしまった欧州市場でしたが、巻き戻しに。
イタリア・ギリシャ主要株価指数はそれぞれ2％超上昇。

東京株式市場で日経平均は反発。
前日の米国株式市場の安値からの切り返しと、原油高、為替の円安方向に振れ、先物買いから上昇。
朝方から補正予算検討との報道も買い材料で建設株など賑わう。

東証1部出来高は23億9860万株、売買代金は2兆3885億円。
騰落数は値上がり1680銘柄、値下がり209銘柄、変わらず48銘柄に。

本日は、日経平均株価が壁となっている1万6350円処を超えられるかどうか・・・
今日明日とG20が中国・上海で開催、期待感は高まっているとの一部の声も、具体策はなかなか難しいとも。
1万6300円付近はヘッジとして、日経ダブルインバース　<1357> ［終値3395円］も少し・・・

クボタ　<6326> ［終値1432.0円］2016年中に小型建機2機種発売。
数年後めどに現地販売代理店を約600店と現状の2倍に。
北米では建設・住宅投資が旺盛で小型建機市場も伸びているため攻勢かける。　

ようやく、インフォテリア　<3853> ［終値1440円］信用規制解除となりました。
掲示板では「空売り」出やすいなんて書き込みも、上げ方向をにらんでいるのですが・・・

アジア最大級カメラ・写真見本市「CP+（シーピープラス）2016」25日、横浜市で開幕。
リコー　<7752> ［終値1131円］ニコン　<7731> ［終値1740円］が360度映像撮れるカメラ、

セック　<3741> ［終値4115円］360度テレビなど昨年か一昨年のIRフェアで展示いしていましたが・・・
ジグソー　<3914> ［終値8450円］のような派手な新しさはありませんが、
切り口豊富、実績確りなのですが、地味な印象ですね。　

リオン　<6823> ［終値1604円］こちらも地味なんですが、これから成長力が大きくなってきそうなところ！？

メディシノバ　<4875> ［終値739円］ナスダックの株価は6.42ドル（+10.69％）に。

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