
東芝メディカル、キヤノン優勢
- 2016年03月09日
- 株式投資・経済ニュース全般
2016年3月9日(水) SQ前の魔の水曜日 曇り一時雨 皆既日食(日本は部分日食)
・アジア企業の業績減速。
アジア主要上場企業「Asia300」の2015年度決算、純利益は前年度比7%減。
減益は08年度以来、7年ぶり。中国国有大手の減速鮮明。
・東芝 <6502> [終値208.3円]医療機器子会社の東芝メディカルシステムの売却先、
キヤノン <7751> [終値3297.0円]優勢と。
(日経1面)
・8日の東京債券市場、長期金利の指標となる10年国債利回りは一時年マイナス0.1%となり、過去最低更新。
市場関係者に日銀 <8301> [終値41950円]の追加緩和への期待が高まりつつあることが背景に。
・政府8日、環太平洋経済経済連携協定(TPP)の承認案と関連法案閣議決定、国会に提出。
今国会は審議時間確保難しく、承認終えるかは微妙。米国でも批准が大統領選終わる11月以降との見方強まる。
・味の素 <2802> [終値2717.0円]2017年度から社員の所定労働時間、1日あたり20分短縮する。
基本給そのまま、労働時間短く。「実質的に月1万4千円以上のベア(賃金水準の底上げ)に相当」。
・内閣府8日、2015年10-12月期の国内総生産(GDP)改定値は物価変動の影響除く実質伸び率が前期比率1.1%減。
市場の混乱で個人消費、設備投資、輸出さえず。1-3月期も2四半期連続でマイナス成長になるとの声も。
・内閣府景気ウォッチャー調査、街角景気現状判断指数前月比2.0ポイント低下、44.6。低下は2カ月連続。
全項目で指数悪化。基調判断「弱さが見られる」とし、前月までの「緩やかな回復基調が続いている」から下げ。
基調判断の下方修正は1年3カ月ぶり。
・インスペック <6656> [終値352円]東証マザーズへの上場廃止の免れる目的で
同社株価を意図的に引き上げたとして、課徴金納付へ。課徴金額1224万円。
・東京商工リサーチ、2月の企業倒産件数、前年同月比4%増、723件。増加は2カ月ぶり。
負債総額同8%増の1635億1600万円。
・国土交通省と環境省など中古ビルの省エネ設備導入に伴う改修後押しする。
導入後の費用削減額をビル所有者と入居者が分配することを事前に契約書や覚書で確認する
「グリーンリース」と呼ぶ賃貸契約の普及目指し、2016年度に補助制度創設。
・航空機2強、競争力に差。新興国市場で先行した欧エアバス追い上げるため、
米ボーイングは新たな戦略小型機投入も、新興国景気減速やドル高による輸出採算悪化が直撃。
2016年民間航空機の納入見込みは、15年比上向きのエアバスに対し、ボーイングは減少想定。
原油安、割安感のある旧型機に需要。
・中国税関総署8日、2月の貿易統計、米ドルベースの輸出、前年同月比25.4%減と
リーマン・ショックの影響で貿易縮小した2009年5月(26.5%減)以来、6年9カ月ぶりの減少幅に。
輸入も13.8%減り、輸出入とも2か月連続で2ケタの減少となった。
・米大統領選に独立系候補として出馬検討していたマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長(74)7日、
出馬見送ると表明。「私が出馬すれば、トランプ氏らの当選につながる可能性が十分にある」と声明。
・アジア企業の収益を中国経済の減速と資源安が直撃。アジアの企業収益は曲がり角迎えている。
多くのアジア企業が苦境に立つ中、
競争力の高い技術・製品もつ企業や、M&A(合併・買収)に積極的な企業が収益拡大。
半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は最高益更新。高い技術力と50%超の世界シェア強み。
天然ゴム手袋世界最大手、マレーシアトップ・グローブも15年8月期決算純利益5割増。
・英豪資源大手リオ・ティント、資源価格の低迷が長期化する中、保有資産の売却加速。
オーストラリア東部ニューサウスウェールズ州の一般炭鉱「ベンガラ」の権益40%を
6億1670万ドル(約700億円)で豪エネルギー会社ニュー・ホープ・コーポレーションに売却。
・横浜ゴム <5101> [終値1841円]8日、独コンチネンタルと業務提携解消。
新車用タイヤの相互供給止めるほか、折半出資の営業子会社も清算する。
・ソニーモバイルコミュニケーション(東京・港)とロボット開発ベンチャーZMP(東京・文京)
共同出資するドローン(無人小型機)事業の新会社エアロセンス(東京・文京)8日、
ドローンの量産と法人向けサービス始めた。
・NEC <6701> [終値270円]台湾の気象当局と緊急地震速報の実証実験に乗り出す。
同社の緊急地震速報システムは日本の気象庁に採用されている。
実現すれば日本のシステムの初輸出となる。今後5年で5つの国・地域からの受注獲得目指す。
システム受注額は一国・地域当たり50億〜100億円規模。
・味の素 <2802> [終値2717.0円]
ミャンマーで、2017年にうま味調味料「味の素」の生産・販売17年ぶりに開始。
5千万人超の人口抱える同国では今後、経済成長に伴い食品などの需要拡大する見通し。
・ソフトバンク <9984> [終値5851円]ヒト型ロボット「ペッパー」事業で米マイクロソフト(MS)と提携。
MSのクラウドとつなぎ小売業の接客支援サービス共同開発、今秋提供へ。
・リクルートHD <6098> [終値3435円]電通 <4324> [終値5390円]
小売店内で消費者のスマートフォン(スマホ)に広告配信事業始める。
店内に設置した無線端末で来店客の居場所を約1メートル単位で把握、売り場ごとにおすすめ商品など知らせる。
・リソー教育 <4914> [終値2503円]学習塾の新規開設再開。
首都圏で未進出の駅周辺中心に年5〜6校開設、10年後に120校に倍増する計画。
・信用買い残(3/4申し込み)2兆4497億円、前週比375億円減。4週連続で減少。
信用売り残6237億円、前週比828億円増、3週連続で増加。
・ロンドン市場に上場する国際指標北海ブレンド原油先物の上昇続く。
7日は6営業日続伸、1バレル40.84ドルと前日比2.12ドル高で取引終える。
40ドル台回復は約3カ月ぶり。
(日経新聞)
・JT <2914> [終値4673円]
独自技術の電子たばこ「ブルーム・テック」のバッテリー(希望価格4000円)の販売一時停止。
発売5日間で当初計画3月発売計画の5倍の注文殺到。供給体制見直す必要と判断。
・セブン&アイ <3382> [終値4445円]
傘下の総合スーパー(GMS)イトーヨーカ堂の店舗約20店、2017年2月までに閉鎖へ。
・内閣府8日、2015年10-12月期国内総生産(GDP)改定値、前期比0.3%減、年率換算1.1%減。
速報値(年率1.4%減)から小幅上方修正も、個人消費や輸出弱く2四半期ぶりのマイナス成長確認。
財政出動で景気刺激する必要性。
(産経新聞)
・財務省8日、1月の国際収支状況(速報)、海外とのモノ、サービス、資金の取引示す経常収支は5208億円の黒字。
前年同月比約5.1倍と大幅に増加。原油安により輸入が同19.8%減、旅行収支が過去最大の黒字額計上。
・みずほ銀 <8411> [終値178.7円]富士通 <6702> [終値418.7円]8日、
「ブロックチェーン(デジタル台帳)」技術の実証実験で、
国境超えた証券取引の決済業務期間の大幅短縮可能になったと発表。
今後実用化に向けた検討進める。
・三菱マテリアル <5711> [終値357円]8日、超硬工具の寿命を従来の4倍に伸ばす被膜技術開発。
価格は従来比2割高想定、10日発売。初年度売上高12億円狙う。
・スカパーJSAT <9412> [終値654円]小型人工衛星事業への参入検討。
・NTT <9432> [終値4672円]米デル傘下ITサービス会社買収交渉大詰め。グループでは過去3-4番目の大型案件。
国内通信市場伸び悩む中、安定した収益見込める北米で事業基盤強化、
NTTブランド力高めつつ、中長期の柱戦略に位置付ける海外での収益拡大狙う。
(日刊工業新聞)
・三菱電機 <6503> [終値1173.0円]8日、工業排水や下水の浄化で消費電力を従来比25%減らせる技術開発。
国内のほか米西海岸や中東など水資源が乏しい地域に提案。2018年の事業化目指す。
・プレステージ <4290> [終値1184円]「民泊」の代行事業に参入。
自治体への申請手続きのほか、損害保険の加入や外国人旅行客との通訳代行。
2020年度までに10億円の売上高目指す。
・サイバーエージェント <4751> [終値4555円]
テレビCMをあまり見ない層に向けインターネット広告を効果的に配信する技術開発。
若者らの「テレビ離れ」叫ばれる中、CMで期待した効果出ていない企業などに導入促す。
新技術使ったサービス料金、1社あたり1000万円〜2000万円予定。
・調査会社GfKジャパン(東京・中野)ドライブレコーダーの2015年国内販売台数が14年比42%増、61万台と。
販売企業数3割増の60社以上。平均価格多機能化で14年比21%高1万3700円。
・ウエストHD <1407> [終値725円]自治体の光熱費削減支援。
初期費用負担しながら発光ダイオード(LED)照明への交換も提案。全国の自治体に提案する。
(日経産業新聞)
※記事の後ろの記号は、◎(好材料大)〇(好材料)▲(悪材料)×(悪材料大)など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。
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公募・売り出し価格
バイタルケーエスケー <3151> [終値890円]863円 申込み3/9-10 払込日3/16
昭栄薬品 <3537> [IPO]1350円
アカツキ <3932> [IPO]1930円
新規公開株
銘柄 コード 市場 発行株数 公募価格 主幹事証券 注目度
2016/3/9 ブラス <2424> マザーズ 230,000株 4370円 東海東京他 注目度 B
事業内容:完全貸し切りのゲストハウスにおける、挙式・披露宴に関する企画・運営など
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(今日の一言)
海外NY株式市場は、下落。
原油価格の下落嫌気、エネルギー関連株下落。
中国貿易統計、需要の低調受けて市場心理が悪化。
原油相場と主要指標がこのところ連動性高く。
アップル(-0.82%)グーグル(-0.17%)ヤフー(-3.03%)フェイスブック(+0.19%)アリババ(-2.50%)
ネットフリックス(+0.77%)アマゾン・ドット・コム(-0.45%)バイオジェン(-3.06%)
ラッセル2000(-2.40%)HTG(ハイイールドファンド)(-0.70%)NBI(バイオテクノロジー株指数)(-3.58%)
(米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加)
3市場(NYSE、MKT、ナスダック取引所)出来高は約85億株、過去20日間平均約87.7億株を下回る。
欧州株式市場の主要3指数は続落。
中国で輸出の大幅減少受けて、鉱業株売られる。
原油価格が下がり、石油ガス株指数が2.47%低下。
東京株式市場で日経平均は続落。
東証1部出来高は25億4633万株、売買代金は2兆5754億円。
騰落数は値上がり380銘柄、値下がり1470銘柄、変わらず93銘柄に。
下げ幅は一時300円超もあったものの、日銀の上場投資信託(ETF)買いへの期待もあり、下げ幅縮小。
為替相場が足を引っ張ったようなところも・・・
SQ前の『魔の水曜日』となりますが、突っ込みは拾えそうなところも・・・
方向感としては欧州中央銀行(ECB)理事会待ちとメジャーSQ控え様子見となりそうです。
為替が円高に振れるとずるずると弱含みにもなりそうで、動けないとの声も・・・
個人投資家の一部は、結構アグレッシブに攻めているところもあり、ファイティングポーズは取れているようです。
NEC <6701> [終値270円]台湾の気象当局と緊急地震速報の実証実験に乗り出す。
同社の緊急地震速報システムは日本の気象庁に採用されている。
実現すれば日本のシステムの初輸出となる。今後5年で5つの国・地域からの受注獲得目指す。
システム受注額は一国・地域当たり50億〜100億円規模。
ちょっとひねって、明星電気 <6709> [終値95円]
ダブルスタンダード <3925> [終値3385円]ビジョン <9416> [終値1242円]出直ってきそうなところも・・・
GMO-PG <3769> [終値6630円]こちらも短期調整からの切り返し期待も・・・
ジグソー <3914> [終値8440円]信用規制(増し担保)で、25日移動平均線接近待ちたいところではありますが、
動き出すと早そうですので常時監視しておきたいところも・・・
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ゲスト出演:SBI証券藤本誠之氏
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『相場の転換を見極める』
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