企業金利ゼロで資金調達

2016年3月25日（金）はれ

・四国電力　<9507> ［終値1454円］運転開始から40年近い伊万原子力発電所1号機（愛媛県）廃炉にする方針。
　東日本大震災後に再稼働目指しながら断念した原発は初。
　2000億円規模の安全対策費用が掛かる見込み。四国電は投資負担に見合わないと判断。

・政府・与党が検討する待機児童の解消策、
　国から助成受け取れる企業内保育所の対象拡大や、2歳までの子ども預かるミニ保育所の定員拡充など柱。
　一方、与党側は保育士不足の解消に向け、
　一般産業界より月約10万円低い保育士の給与4％引き上げるよう求める方針。

・三菱商事　<8058> ［終値1920.0円］24日、
　2016ね3月期連結最終損益が1500億円の赤字（前期は4005億円の黒字）に。
　従来予想（3000億円）を4500億円下回る。
　資源安のあおり受け、銅や液化天然ガス（LNG）の開発で減損処理避けられず。

　（日経1面）

・企業がゼロ近辺の金利で資金調達する動きが広がってきた。
　企業の資金調達のコストが大きく低下。
　アサヒグループ　<2502> ［終値3423.0円］横浜ゴム　<5101> ［終値1950円］など
　期間1年以内の資金を金利ゼロでの調達。

・三菱商事　<8058> ［終値1920.0円］三井物産　<8031> ［終値1299.5円］
　24日までに資源分野での追加の減損損失計上。
　大手5社減損合計は1兆円規模に達し、資源ビジネスが曲がり角迎えている。

・無料対話アプリLINE（東京・渋谷）24日、今夏メドに格安スマートフォン（スマホ）事業に参入すると発表。
　料金月500円から迎え、同社の対話アプリ使う際の対話アプリ使う際のデータ通信使い放題にする。

・政府は25日から、地域の産業や人口などのビッグデータ分析する「地域経済分析システム（リーサス）」拡充。
　NTTドコモ　<9437> ［終値2636.0円］が集めた携帯電話の国際ローミング情報分析、
　訪日外国人がどの空港から出入国したかなど、足取り把握。観光戦略に役立てる。

・民間調査会社、日銀　<8301> ［終値38900円］4/1発表、
　3月の企業短期経済観測調査（短観）で企業の景況感悪化するとの予測まとめた。
　大企業製造業中心に年明けからの急速な円高と新興国景気の減速が逆風になる。
　企業の景況感が悪化すれば、金融市場などで日銀の追加緩和観測や消費増税の先送り議論が高まる可能性も。

・地方銀行などがアパートなどの賃貸住宅を建設する個人向け融資増やす。
　2015年新規貸出額、前年比11％増の約31兆円で過去最高更新。
　相続税の節税効果狙った個人の借り入れ需要の高まり背景。

・ロックフェラー家が関連する基金ロックフェラー・ファミリー・ファンドは23日、
　米石油メジャーエクソンモービルの株式売却すると発表。化石燃料関連産業への投資中止する方針に基づくもの。
　
・ベルギー連続テロが、6/23に英国が行う欧州連合（EU）離脱の是非問う国民投票の行方にも影落とす。
　離脱支持派は「EU離脱でより厳格に国境を管理すべきだ」との声も。
　残留目指すキャメロン首相は国民の説得に全力挙げる構えで、
　約3カ月後に迫った離脱の是非問う国民投票までかけ引き続きそう。

・トルコ中央銀行24日、主要政策金利である翌日物貸出金利0.25％引き下げ、年10.5％に。

・台湾中央銀行24日、政策金利現在の1.625％から1.5％へ0.125％引き下げる。25日から実施。

・中国国有複合企業最大手、中国中信（CITIC）24日、
　2015年12月期決算純利益418億香港ドル（約6000億円）と前の期比5％増。
　オーストラリア西部での鉄鉱石開発プロジェクトで125億香港ドル（約1800億円）の減損損失計上も、
　銀行など金融部門が好調で増益に。

・JR東海　<9022> ［終値20275円］24日、2016年度の設備投資額が4230億円と過去最高水準。
　15年度の当初計画より15％増。リニア中央新幹線の工事や用地買収、東海道新幹線の改修工事に積極投資。　

・東洋紡　<3101> ［終値171円］遺伝子検査の精度、従来比10倍以上高めた試薬開発。
　血液からがんを早期発見できる可能性高まる。

・京成　<9009> ［終値1557円］ロイヤルHD　<8179> ［終値2217円］ホテル事業で提携。
　2017年3月に共同出資会社設立、ビジネスホテルの展開始める。

・ソニー・コンピュータエンタテインメント　<6758> ［終値2863.0円］24日、
　スマートフォン（スマホ）ゲームに参入。スマホ向け新作制作。

・ラオックス　<8202> ［終値121円］全日空　<9202> ［終値328.7円］24日、訪日客向け事業で包括的に連携。
　全日空グループ運営する空港売店にラオックスが炊飯器や理美容家電など商品供給。

・富士フイルム　<4901> ［終値4462円］膝の半月板の治療などに期待される新たな再生医療に乗り出す。

・新規株式公開（IPO）した企業の初値伸び悩み。
　2016年に入ってから24日までに上場した21社のうち、スマホゲーム開発のアカツキ　<3932> ［終値2120円］など
　約3割の6社、初値が公開価格割り込む。　
　個人投資家の投資余力しぼみ、相対的に有望な銘柄に商い集中へ。　

・裁定取引に伴う現物株の買い残（期近・期先合計　3/18申し込み）2兆0919億円
　前週比892億円増、3週連続で増加。

・信用評価損率（3/18現在）マイナス10.91％　前週比0.76ポイント改善。5週連続改善。

・双葉電子　<6986> ［終値1592円］4月から産業用ドローンの普及見据え「Futagbaドローンスクール」開校。
　高画質動画の無線処理システム手掛けるイスラエル・アミモン社も協業。
　アミモン社製の画像処理装置を双葉電子が販売、ドローン組みこむ無線通信機など共同開発へ。

　(日経新聞）

・政府24日、一般住宅に有料で観光客など泊める「民泊」めぐり、
　インターネットなど利用した民泊仲介事業者に対し、旅行業の登録義務付ける方向で検討。

　 (産経新聞)

・郵船ロジスティクス　<9370> ［終値1275円］
　2016年秋にもメキシコ・グアナファト州に大型物流施設新設、自動車向け物流事業拡大。投資額約10億円。　

・NTN　<6472> ［終値348円］自動車トランスミッション用「低トルクシールリング」の量産始めた。
　シール性確保しながらトルクを60％低減したリングを2014年開発、燃費改善につながる部品として提案営業。
　自動車メーカーや部品メーカー数社の受注確保したことから量産体制に入る。

・ワコム　<6727> ［終値508円］ホテルや飲食店向けに「液晶ペンタブレット」の提案積極化。
　2020年東京オリンピック・パラリンピック開催控え、訪日外国人観光客増加のニーズ拡大する見通し。

　（日刊工業新聞）

・WOWOW　<4839> ［終値2570円］スポーツや音楽ライブ映像を会場内で同時配信するシステムの外販開始。
　観客がスマートフォンなどで無線LAN「Wi-Fi」に接続すると、複数の映像や音声がアプリに流れてくる。
　まず東京ドームに常設で設置。ほぼ完全な同時配信実現。

・エア・ウォーター　<4088> ［終値1653円］全国約230基ある産業ガスプラントを一元管理するシステム開発。
　24時間体制でデータを監視、ガスプラントが停止した際などには近隣から輸送。
　顧客サービス向上やコスト削減につながるとみている。

・官民ファンドの産業革新機構と住友重機　<6302> ［終値465円］24日、
　次世代がん放射線治療に使うホウ素薬剤開発するスレラケミファ　<4109> ［終値2154円］子会社
　ステラファーマ（大阪市）に合計36億円出資。　

　（日経産業新聞）

※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり売り気配になる場合も
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、横ばい。
ダウ工業株30種平均は一時、103ドル（0.6％）下落も引けにかけて下げ幅縮小、引け間際プラス転換となった。
米国市場は明日（今夜）は休場。週間ベースではダウは6週ぶりに反落となった。

アップル（-0.43%）グーグル（-0.37%）ヤフー（+0.17%）フェイスブック（+0.45%）アリババ（-0.91%）
ネットフリックス（-1.24%）アマゾン・ドット・コム（+2.34%）バイオジェン（-0.22%）
ラッセル2000（+0.36%）HTG(ハイイールドファンド)（-0.44%）NBI（バイオテクノロジー株指数）（+0.55%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約62億株、過去20日間平均約80億株を下回る。

欧州株式市場の主要3指数はそろって下落。
米原油在庫が過去最高更新し、原油価格が下落、原油価格の持ち直しのの傾向にブレーキ。
鉱業とエネルギー関連で主要銘柄が値下がり。

東京株式市場で日経平均は続落。
前引けはプラ転する場面も、続かず。
原油価格の下落と、資源価格安の影響で、
三井物産　<8031> ［終値1299.5円］三菱商事　<8058> ［終値1920円］の減損損失処理報道も響く。
引けにかけて全体軟化。

日経平均の1株利益は1160.98円と前日 (3/23 1174.10円）比13円超の下落。

東証1部出来高は20億103万株、売買代金は2兆1002億円。
騰落数は値上がり597銘柄、値下がり1258銘柄、変わらず93銘柄に。

本日は、今夜の英米株式市場は休場（イースター・グッドフライデー）となり、商い薄が続きそうながらも、
材料株は、海外株式市場の変動リスク少なく、動かしやすく、期末接近で分割取りの動きとかもでそうなところ。

地方銀行などがアパートなどの賃貸住宅を建設する個人向け融資増やす。
2015年新規貸出額、前年比11％増の約31兆円で過去最高更新。
相続税の節税効果狙った個人の借り入れ需要の高まり背景。

シノケングループ　<8909> ［終値2217円］日本管理センター　<3276> ［終値1906円］
大東建託　<1878> ［終値16120円］東建コーポ　<1766> ［終値9160円］

中国国有複合企業最大手、中国中信（CITIC）24日、
2015年12月期決算純利益418億香港ドル（約6000億円）と前の期比5％増。
オーストラリア西部での鉄鉱石開発プロジェクトで125億香港ドル（約1800億円）の減損損失計上も、
銀行など金融部門が好調で増益に。

伊藤忠商事　<8001> ［終値1398.5円］資本提携先のCITIC業績気になっていたところ。

遠隔診療・健康相談サービスの「ポケットドクター」のMRT　<6034> ［終値6800円］押し目なしの動き。
同社と共同で事業進めているオプティム　<3694> ［終値4935円］出遅れ？！

またMRTの画像データ処理に、RVH　<6786> ［終値1200円］技術必要とも・・・

トレックスセミコンダクター　<6616> ［終値1480円］中長期的にゆっくり上昇トレンド続きそうと・・・

仕手株ASIANSTAR　<8946> ［終値332円］吹いたら売りですが、ひと吹きありそうなところも・・・？！

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