訪日外国人数6000万人目標

2016年3月31日（木）はれ　月末　

・台湾鴻海精密工業30日、取締役会でシャープ　<6753> ［終値135円］買収決議。
　出資額3888億円と当初予定より1千億円減額。世界市場で勝ち残り目指す。
　鴻海はグループでシャープへの出資比率が66％になる。

・政府30日、訪日外国人数を2020年に現在2倍の4000万人、30年には同3倍の6000万人に増やす新しい目標決定。
　成長の柱として訪日客増加による観光業の育成目指す。

・厚生労働省は意欲ある高齢者が働きやすいように定年退職の年齢引き上げを企業に促す。
　定年を70歳以上に引き上げないと助成金出さない制度改め、
　4月から支給基準を「66歳以上」に広げ使いやすくする。

　（日経1面）

・中国の石油産業が苦境に。
　中国石油天然気（ペトロチャイナ）、中国石油化工（シノペック）、中国海洋石油（CNOOC）の
　上場石油大手3社の2015年12月期決算は、純利益合計が前期比6割減。
　巨大企業の失速は中国経済だけでなく、世界の資源市場にも影響与えそう。　（▲）

・米連邦準備理事会（FRB）イエレン議長は29日の講演で、追加利上げを「慎重に進める」と表明。
　ただ米連邦公開市場委員会（FOMC）には、物価上昇懸念して4月の利上げ視野に入れる強硬派も。

・政府30日、訪日外国人数を2020年に現在2倍の4000万人に増やす強気の目標掲げた。
　中国、インド、ロシア、フィリピン、ベトナムの重点5カ国から
　訪れる観光客のビザ（査証）発給要件の緩和が目玉に。
　大都市のホテル不足など訪日客の拡大妨げる「供給制約」の解消策として、民泊の普及に向けた規制見直しも。

・経済産業省30日、2月の鉱工業生産指数は前月比6.2％低下の93.6。
　1-3月期は、2四半期ぶりのマイナスになりそう。
　海外経済減速、個人消費や設備投資といった内需もさえず。電子部品や機械生産が落ち込んでいる。

・ヘッジファンドは原油高見通し記録的な買い越しに。
　石油価格は1月に1バレル30ドルと13年ぶりの安値も、それ以降40％以上上昇。
　ファンドは底入れしたとみて国際的指標油種のブレントと米国指標油種対象に記録的な買い越しに出ている。
　だがトレーダーたちは、ファンドが偏った買い越しのあとこぞって利食いに出た場合、
　あるいは主要生産国の暫定的な生産制限合意が崩れた場合に価格急落が一段と加速すると指摘。

・日立　<6501> ［終値524.7円］SGホールディングスは30日、物流分野で資本・業務提携正式発表。
　それぞれ傘下に持つ日立物流　<9086> ［終値1914円］佐川急便の3年以内の経営統合目指す。
　国内に加え、成長市場であるアジアでも事業拡大狙う。業界再編の流れ加速しそう。

・新日鉄住金　<5401> ［終値2195.0円］30日、八幡製鉄所（北九州市）の生産集約計画見直す。
　小倉地区の高炉1基の休止時期を2年先送り、高機能鋼材を生産できる連続鋳造設備1基新設する。
　総投資額500億円前後と当初計画より数百億円上積みする見通し。製造コストの低減策を徹底する。

・オリンパス　<7733> ［終値4300円］30日、2021年3月期までの5カ年中期経営計画発表。
　内視鏡など医療事業に経営資源を重点配分し、
　連結売上高、21年3月期に1兆1千億円と16年3月期見通し比35％増に伸ばす。
　11年発覚した損失隠し問題からの信用回復と経営立て直しに一定のメドついたと判断、
　M&A（合併・買収）にも取り組むなど攻めの姿勢鮮明にする。　（〇）

・三菱重工　<7011> ［終値418.1円］日立　<6501> ［終値524.7円］住友商事　<8053> ［終値1127.5円］30日、
　タイ国鉄がバンコクで計画、都市鉄道新路線受注。
　受注額324億バーツ（約1120億円）と日本勢によるアジアの都市鉄道案件で最大級になる。　（〇）

・はてな　<3930> ［終値2536円］30日、
　ソニー　<6758> ［終値3873.0円］とニュース配信サービスの共同開発始める。　（〇）

・ミネベア　<6479> ［終値854円］ミツミ　<6767> ［終値551円］30日、経営統合契約締結。
　2017年3/17の経営統合目指す。ミツミ株1株にミネベア株0.59株割り当て。ミツミは3/14に上場廃止。

・小野薬　<4528> ［終値4894円］参天製薬　<4536> ［終値1737円］とライセンス契約結ぶ。
　小野薬開発中の緑内障治療薬候補について開発・製造など全世界での商業権を参天に提供。　（〇）
　
・ポリエンタルランド　<4661> ［終値8095円］
　運営するテーマパーク2施設の2016年度の合計入場者数目標を3070万人前後にする。
　開業15周年迎えるディズニーシー記念イベント実施、集客につなげる。

・シャープ　<6753> ［終値135円］業績一段と悪化。
　30日、2016年3月期連結営業損益が1700億円の赤字（前期は480億円の赤字）になる見通し。

・NTT東日本　<9432> ［終値4961円］
　綜合警備保障（ALSOK）　<2331> ［終値6280円］マイナンバー管理サービスの相互販売で提携。

・京セラ　<6971> ［終値4914円］米超硬工具メーカーSGSツールカンパニー（オハイオ州）買収。
　買収額約100億円。製品の品ぞろえ拡充、世界シェア拡大につなげる狙い。

・裁定取引に伴う現物株の買い残（期近・期先合計　3/25申し込み）2兆2288億円　
　前週比1368億円億円増、4週連続増加。

・信用評価損率（3/25現在）10.92％　前週比変わらず。

・アジア開発銀行（ADB）30日、2016年のアジア地域の国内総生産（GDP）の伸び率が5.7％にとどまる見通し発表。
　15年実績比0.2ポイント低下、15年ぶりの低水準に。中国の変調響く。　（×）

　(日経新聞）

・東芝　<6502> ［終値207.0円］白物家電事業を中国家電大手、美的集団に売却最終合意。
　同事業手がける子会社東芝ライフスタイルの株式80.1％を約537億円で6月末に譲渡。
　東芝ブランドを40年間使用することも合意。

・タカタ　<7312> ［終値414円］ガス発生剤使ったエアバックがすべてリコール（回収・無償修理）になった場合、
　修理費用最大で2兆7000億円に上るとの試算。　（×）

・電力小売り全面自由化、4/1に始まり、8兆円とされる家庭向け電力市場が開放される。競争促しサービス向上。

・王将フード　<9936> ［終値3500円］創業者（故人）の知人との間で
　約260億円の不適切な不動産取引繰り返していた問題で、
　具体的な取引まとめた社内報告書の内容が2013年同社の取締役会に提出さてていたことが分った。
　現社長含め役員の間で内容が共有されていなかった。　（▲）

　 (産経新聞)

ここから【コロ朝プレミアム】に掲載
http://kabucoro3.toypark.in/index.html

週末の【銘柄研究】の検証(2016.3.3)です。

経済スケジュール

・IHI　<7013> ［終値231円］有機エレクトロ・ルミネッセンス（EL）パネルの搬送装置市場に参入。
　基板の浮上搬送システム、レーザー加工装置、工場内材料搬送システム、自動倉庫など幅広く提案。　

　（日刊工業新聞）

・ミロク情報サービス　<9928> ［終値1052円］中小企業向け、代金支払いなど振込業務代行サービス始める。
　複数の企業の振り込みまとめることで、
　金融機関から送金手数料の割引き受けられ、顧客企業は手数料2割減らせる。
　請求書は電子化、クラウド保管することで管理の手間も省く。
　2016年度中に8千社への導入目指す。　（〇）

・日本ペイント　<4912> ［終値1305円］酸化カルシウムを使ったペレット状の蓄熱材開発。
　酸化カルシウムは蓄熱性に優れ、繰り返し利用できる反面、粉末で取り扱いにくい課題、ペレット状化成功。
　数年内の実用化目指す。　（〇）

　（日経産業新聞）

※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり売り気配になる場合も
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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第三者割当　

シャープ　<6753> ［終値135円］88円　

公募・売り出し価格

丸八HD　<3504> ［IPO］680円　

TOB（公開市場買い付け）

エイティング　<3785> ［終値592円］買い手コロプラ　
買い付け価格　309円（第1回）785円（第2回）期間　3/31〜4/27（第1回）　5/19〜6/29（第2回）

新規公開株

銘柄 コード　　市場　　　発行株数　　公募価格　主幹事証券　注目度

事業内容:MVNO（仮想移動体通信事業者）、インターネットオプションサービスならびにコンテンツの提供

2016/3/31 ＰＲ　ＴＩＭＥＳ <3922> マザーズ 874,000株 1340円 ＳＢＩ他 注目度 B

事業内容:プレスリリース配信サイト「PR TIMES」の運営など

2016/3/31 エボラブルアジア < 6191> マザーズ 1,146,700株 1800円 ＳＢＩ他 注目度 B

事業内容:主に国内航空券のインターネット販売に特化したオンライン旅行事業、
訪日旅行事業、アジアで情報技術(IT)開発を行うITオフショア開発事業

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、続伸。
前日の利上げに慎重なイエレン米連邦準備理事会（FRB）議長の発言が相場を支援。
この日はシカゴ連銀エバンス総裁が4月の利上げのハードルは高いとの認識示す。　

アップル（+1.75%）グーグル（+0.77%）ヤフー（+0.66%）フェイスブック（-1.24%）アリババ（+1.00%）
ネットフリックス（-1.86%）アマゾン・ドット・コム（+0.81%）バイオジェン（-0.20%）
ラッセル2000（+0.12%）HTG(ハイイールドファンド)（+0.36%）NBI（バイオテクノロジー株指数）（-0.53%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約66億株、過去20日間平均約78億株を下回る。

欧州株式市場の主要3指数は上昇。
イエレンFRB議長発言好感、ドルが下落し、鉱業株の上昇につながる。
スイス商品取引・資源大手グレンコア、英豪資源大手BHPビリトン、リオ・ティント、
英アングロ・アメリカンなど5.4％〜11.8％上昇。

東京株式市場で日経平均は続落。
引きにかけて為替相場が円高方向に動くん偉のに伴い、日経平均株価も売られる動きに。
どちらが鶏か卵かはわからないところでしょうが・・・

東証1部出来高は19億1183万株、売買代金は2兆0004億円。
騰落数は値上がり466銘柄、値下がり1419銘柄、変わらず59銘柄に。

本日は3月末日、明日からは新年度相場となります。

今日は多少、株価を整えておきたいような、ドレッシング的な買いも入るのでしょうか・・・
なんとか、1万7000円台回復で終了させたいような感覚も・・・

政府30日、訪日外国人数を2020年に現在2倍の4000万人、30年には同3倍の6000万人に増やす新しい目標決定。
成長の柱として訪日客増加による観光業の育成目指す。

政府30日、訪日外国人数を2020年に現在2倍の4000万人に増やす強気の目標掲げた。
中国、インド、ロシア、フィリピン、ベトナムの重点5カ国から
訪れる観光客のビザ（査証）発給要件の緩和が目玉に。
大都市のホテル不足など訪日客の拡大妨げる「供給制約」の解消策として、民泊の普及に向けた規制見直しも。

アドベンチャー　<6030> ［終値6140円］オープンドア　<3926> ［終値5120円］
インベスタークラウド　<1435> ［終値12660円］AMBITION　<3300> ［終値1702円］など民泊関連。

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