
アベノミクス相場初の株安
- 2016年04月01日
- 株式投資・経済ニュース全般
2016年4月1日(金)くもり 新年度入り
・訪米中の安倍晋三首相は31日午前(日本時間1日未明)、ワシントンでオバマ米大統領と会談。
「世界経済は不透明感が増している。
しばらくは主要7カ国(G7)が世界経済をけん引していかなくてはならない」と表明。
「議長国としてのリーダシップ発揮したい」と米大統領に協力要請。
・日本郵政グループ <6178> [終値1502円]日本郵便が薬の宅配始める。
メディカルシステムネットワーク <4350> [終値460円]と提携、
5月にも東京、札幌、名古屋の三大都市圏で住宅患者向けに処方箋などを宅配便の「ゆうパック」で運ぶ。
処方箋など医療用医薬品の宅配を事業化するのは国内で初。
新サービスは医師が認め、メディカル社の薬局と契約書結んだ患者が対象。
・3/31の日経平均株価は前日比120円安、1万6758円で取引終え、昨年3月末比2448円(13%)下落。
4月〜翌年3月の年度ベースで5年ぶりの下落。外国為替市場では4年ぶりに円が対ドルで上昇。
2012年度に始まった「アベノミクス相場」で初の円高・株安となった。
・安倍晋三首相31日午前(日本時間同日深夜)、
ワシントンでオバマ米大統領、韓国朴槿恵(パク・クネ)大統領と会談。
核実験や弾道ミサイル発射など相次ぐ北朝鮮の挑発行為に結束して対応する方針確認。国際社会と連携へ。
・経済産業省、初めて外資系企業に的を絞り込んだ補助金設け、
第一弾として電気世界大手フィリップス(オランダ)の日本法人に決定。
対日投資の促進掲げているが、思うように進まないため、手を打つ。
(日経1面)
・パナソニック <6752> [終値1033.5円]31日、2016年度からの事業方針発表。
18年度に売上高を10兆円へ拡大する目標は取り下げる一方、
20年度に営業利益を15年度計画比約1.5倍の6000億円に増やす。
津賀一宏社長「利益重視の経営に転換する」と述べる。
・2015年度の金融・資本市場は株高・株安となり、
株高をテコに景気回復目指す「アベノミクス相場」にブレーキがかかった。
経済・金融政策に息切れ感が強まり、年度前半は日本株の買い手だった外国人投資家は売りに転じている。
「日本の成長戦略を練り直す必要がある」との声が市場に出ている。
主要銘柄の年間騰落率(15年度 %)
上昇率上位:ペプチドリーム <4578> [終値4088円]3.1倍 小野薬 <4528> [終値4765円]75.4%
ライオン <4912> [終値1269円]73.4% コーセー <4922> [終値10950円]65.2%
下落率上位:IHI <7013> [終値238円]▲57.7% 東芝 <6502> [終値219.0円] ▲56.6%
神戸鋼 <5406> [終値99円]▲55.4% ミネベア <6479> [終値878円]▲53.7%
・川崎重工 <7012> [終値325円]とスイス重電大手ABB日本法人(東京・品川)が相次ぎ、
産業用ロボットのレンタル事業始める。工場などで必要に応じて導入でき、初期投資抑えられる。
投資リスク抑えながら機敏に増産や減産できるようになる。
川重、みずほ <8411> [終値168.1円]系の東京センチュリーリース <8439> [終値4175円]と提携、4月開始。
ABB、オリックス <8591> [終値1605.5円]子会社オリックス・レンテック(東京・品川)と組む。
・安倍晋三首相31日、オバマ米大統領との会談で、
世界経済の安定へ主要7カ国(G7)協調するメッセージ打ち出したい考え伝える。
日本は5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の議長国として、財政出動が焦点。
・損害保険各社はマンション管理組合が共有部門の損害に備えて加入する保険の保険料相次ぎ引き上げ。
損保ジャパン日本興亜 <8630> [終値3188.0円]上げ幅2〜6割程度。
東京海上日動火災保険 <8766> [終値3800円]も4月から平均2割上げる。
・上場企業保有する株式の含み益減少。2016年3月期年間で日経平均株価が13%下落。
3月末時点の含み益は約15兆8300億円となり、1年前から4兆円減。
世界的な株安の影響で5年ぶりにブレーキがかかった。
・国土交通省31日、2月の新設住宅着工戸数、前年同月比7.8%増、7万2831戸、2カ月連続のプラスに。
相続税の節税対策のためアパートなどの貸家着工が好調。分譲マンションの減少がひとまず一服。
・中国国有四大銀行、31日までに発表した2015年12月期決算、
昨年末時点の不良債権残高は6892億元(約12兆円)と1年前比4%増。
不良債権問題は今後も銀行経営の重荷になる公算大きく。
・米アトランタ連銀ロックハート総裁は日経新聞社のインタビューで、「年内3回の利上げ見込んでいる」と述べ
追加利上げの時期は6月本命視していると示唆。「中間派」として発言に影響力ある。
・世界で急速に普及進む風力発電でインドが新たな主戦場となる。外資も続々進出。
2030年には中国、米国に次ぐ世界3位の市場に躍り出る可能性もある。
・原油の国際価格の下落で、中国航空各社の収益が大幅に回復。燃料価格が約4割下がり、各社燃料コスト大幅減。
日本や東南アジアなど海外旅行ブームも追い風、国際線の旅客数は2割前後増、収益押し上げ。
・日揮 <1963> [終値1685円]インドネシア資源開発大手からガス処理プラント約270億円で受注。
・日本板硝子 <5202> [終値80円]31日、2016年3月期連結最終損益500億円の赤字になるとの見通し。
従来予想(75億円の赤字)から大幅に下振れ、同社として過去最大の赤字に。
新興国でガラス価格競争激化、不採算事業に伴う減損損失や繰り延べ税金資産の取り崩しなどで425億円の損失。
・マツダ <7261> [終値1746.5]2016年度の世界販売計画を約156万台とする方針。
15年度計画の151万5千台から4万台(3%)ほど上積み。3年連続で過去最高の販売台数狙う。
・第一三共 <4568> [終値2502.5円]31日、2020年度までの中期経営計画発表。
M&A(合併・買収)と新事業開発に5千億円投資。
・スクウェア・エニックス <9684> [終値3040円]30日、米ロスアンゼルスで発表会開き、
人気ゲーム「ファイナルファンタジー(FF)の最新作を9/30に世界同時発売へ。
ソニー <6758> [終値2893.0円]「プレステーション」と米マイクロソフト「Xbox」向け。
新作に関連した映画制作するなど販促活動も強化。
・ラオックス <8203> [終値283円]31日、中国での店舗運用事業から撤退。3店舗閉鎖、ネット通販強化。
・東証投資主体別売買動向(週間)3月4第週、外国人12週連続売り越し(2042億円)
個人3週ぶり売り越し(205億円)信託銀行、18週連続買い越し(1831億円)
・ジャスダック投資主体別売買動向(週間)、3月4第週
外国人3週連続売り越し(15.17億円)、個人3週連続買い越し(14.01円)
(日経新聞)
・政府31日、サイバーセキュリティ戦略本部会合で、セキュリティー人材育成に向けた「総合強化方針」決定。
専門技術者と一般行政つなぐ「橋渡し人材」今後4年で1千人育成へ。
・米アップル31日、新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」発売。
昨年国内出荷台数が初めて前年割れとなり、人気に陰り。
(産経新聞)
・キヤノン <7751> [終値3355.0円]栃木県の半導体露光装置工場の生産能力年内に2014年比1.5倍に引き上げ。
投資額100億円規模。守りから攻めへ転換。
・堀場製作所 <6856> [終値4200円]下水処理工程をリアルタイムで管理できる計測装置開発。
東京都下水道局との共同研究で耐久性や安定性保てることを確認。
・テクノスジャパン <3666> [終値4200円]データの解析手法や人工知能(AI)など駆使して、
ビジネスの上流から企業変革など提案するソリューション路線に軸足移す。
子会社テクノスデータサイエンス・マーケティング(東京・新宿)の社名を1日付で
「テクノスデータサイエンス・エンジニアリング」に変更、新展開目指す。
(日刊工業新聞)
・米アップルのスマートフォン(スマホ)「iPhone6s/6sプラス」の減産引き金とする
電子部品の出荷低迷が長引きそう。
2016年1月の電子部品の出荷額が前月に続きマイナス成長になった。
半導体製造装置の受注はiPhoneの次期主力モデル見据え回復し始めた。
・中越パルプ <3877> [終値196円]31日、
植物由来次世代繊維「セルロースナノファイバー(CNF)」の商業生産、2017年4月から始めると発表。
量産化により、国内でも原料を簡単に調達できる新素材としての普及目指す。
・アイロムグループ <2372> [終値1174円]子会社IDファーマ(茨城県つくば市)31日、
同社販売するiPS細胞の作製キットについて、同業の米ステモニクスに研究用途での使用許諾契約結ぶ。
IDファーマは、契約一時金や年間使用料、作製受託、販売の進捗に応じた報酬受け取る。
(日経産業新聞)
※記事の後ろの記号は、◎(好材料大)〇(好材料)▲(悪材料)×(悪材料大)など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり売り気配になる場合も
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。
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第三者割当
メガネスーパー <3318> [終値64円]全株失権
公募・売り出し価格
ケネディクス商業リート投資法人 <3453> [終値272900円]6万4000口
新規公開株
銘柄 コード 市場 発行株数 公募価格 主幹事証券 注目度
2016/3/31 PR TIMES <3922> マザーズ 874,000株 1340円 SBI他 注目度 B
事業内容:プレスリリース配信サイト「PR TIMES」の運営など
2016/3/31 エボラブルアジア < 6191> マザーズ 1,146,700株 1800円 SBI他 注目度 B
事業内容:主に国内航空券のインターネット販売に特化したオンライン旅行事業、
訪日旅行事業、アジアで情報技術(IT)開発を行うITオフショア開発事業
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(今日の一言)
海外NY株式市場は、まちまち。
ダウ工業株30種平均と、S&P500種株価指数は、第1四半期全体ではプラス圏となった。
今年の急落から、立ち直っている形に。
今夜の米雇用統計控え、商いは薄く、様子見モードも。
ディフェンシブ銘柄が堅調だった。
アップル(-0.52%)グーグル(-0.74%)ヤフー(+0.68%)フェイスブック(-0.52%)アリババ(+0.22%)
ネットフリックス(+0.04%)アマゾン・ドット・コム(-0.84%)バイオジェン(+2.42%)
ラッセル2000(+0.32%)HTG(ハイイールドファンド)(+0.13%)NBI(バイオテクノロジー株指数)(+2.20%)
(米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加)
3市場(NYSE、MKT、ナスダック取引所)出来高は約68億株、過去20日間平均約77億株を下回る。
欧州株式市場の主要3指数は反落。
フランスの通信株やイタリアの銀行が売られた。
米雇用統計待ちといったところも。
東京株式市場で日経平均は3日続落。
前半は買い先行も、大引けにかけて先物主導で売られた。
3月期末が安値引けとなったのは、昨年に続き2年連続。
期末ドレッシング期待の買い物が、引けにかけて上がらないので投げてきたといった声も。
東証1部出来高は22億2549万株、売買代金は2兆3073億円。
前場の商いから見ると持ち直した感も・・・
騰落数は値上がり421銘柄、値下がり1449銘柄、変わらず76銘柄に。
東証1部市場は低迷も、マザーズ指数は元気です。
昨日まで4日続伸、3月は18勝4敗、サイコロジカルラインは10勝2敗。
月足でろうそく足の実体が1000ポイント乗せは、なんと2007年3月以来、9年ぶり。
この1000ポイントを固めたら、1200ポイント目指せそうと、福の神こと藤本氏にお話ししましたら、
今年はマザーズ先物が出ることもあり、7月にかけて、1500ポイントも有りうるのではないかと・・・
もっとも、7月か8月以降は、先物がらみの大きな下落があってもおかしくないとの怖い話も・・・
ただ指数が5割上がるのなら、個別株においては、2倍〜3倍になるような銘柄も「ゴロゴロ」でそうなところも。
3〜4カ月、取れるだけ取らないとといったところです。
マツダ <7261> [終値1746.5]2016年度の世界販売計画を約156万台とする方針。
15年度計画の151万5千台から4万台(3%)ほど上積み。3年連続で過去最高の販売台数狙う。
ようやく下値切り上げになってきたような日足チャートになってきたようにも・・・
中越パルプ <3877> [終値196円]31日、
植物由来次世代繊維「セルロースナノファイバー(CNF)」の商業生産、2017年4月から始めると発表。
量産化により、国内でも原料を簡単に調達できる新素材としての普及目指す。
訪日外国人数4000万人〜6000万人目標とする計画では外国人のネット環境強化が全体必要。
ビジョン <9416> [終値1422円]Wi-Fiルーターのレンタルは成長分野になってきそうなところも。
昨日に引き続き体験ツアーなどにも注目から、
アドベンチャー <6030> [終値6350円]オープンドア <3926> [終値5300円]が動意。
マザーズ指数が上がる前提であるなら時価総額が大きい、ミクシィ <2121> [終値4180円]
そーせいグループ <4565> [終値16230円]サイバーダイン <7779> [終値2150円]も外せない視点。
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