イエレン議長注目の講演

2016年6月7日（火）くもり　

・JFEスチール　<5411> ［終値1466.0円］4製鉄所含む国内全生産拠点に基幹システム統合。
　2022年度までに約700億円投じる。拠点ごとに異なるシステムを一体運営する。
　「IoT」活用して生産コストを最大1割削減する。納期3割短縮。

・三菱UFJFG　<8306> ［終値523.2円］傘下の東銀リース（東京・中央）
　7月にもミャンマーに、外資リース会社として初めて駐在員事務所開設。
　日系メーカーの自動車や機器がリース通じて普及する可能性。
　ミャンマーには同業がほぼ存在せず、事実上初のリース業者となる。

・理化学研究所など6日、他人のiPS細胞から育てた細胞を目の難病患者に移植する臨床研究始めると発表。
　来年前半にも手術実施。備蓄したiPS細胞使うのは初めて。
　費用5分の1以下に抑えられる見通し。期間も短縮。
　臨床研究は理研、京都大、大阪大、神戸市立医療センター中央市民病院が協力して実施。　（〇）

・中国家電量販最大手、蘇寧雲商集団（江蘇省）6日、イタリア名門サッカークラブ「インテル・ミラノ」を
　2億7千万ユーロ（約330億円）で買収。インテル株約70％取得。
　有力選手の獲得など強化資金欲しいインテルと、ブランド力高めたい蘇寧の思惑が一致。

　（日経1面）

・国内自動車販売での車種ごとの好不調が鮮明になっている。5月の車名別新車販売台数によると、
　ホンダ　<7267> ［終値2907.0円］「N-BOX」が前年同月比10.5％増、
　ダイハツ　<7262> ［終値1473円］「タント」29.9％増。
　三菱自　<7211> ［終値567円］スズキ　<7269> ［終値2757.0円］など
　燃費データ不正明らかになったメーカーは苦戦。
　三菱自の軽「ek」だけでなく
　日産自　<7201> ［終値1064.5円］「デイズ」は不正発表以降、生産・販売停止で5月はゼロ。

・東京都舛添都知事6日、政治資金巡る流用疑惑など一連の問題について、弁護士による調査結果公表。
　調査結果は飲食費や宿泊費などの一部支出を「不適切」としたものの、違法性は総て否定。
　舛添都知事は続投する意向表明。

・京大山中伸弥教授が世界で初めてiPS細胞の作製に成功してから約10年。
　京大や理化学研究所が治験応用の普及にらみ新たな臨床研究に乗り出す。
　他人の細胞使い、治療の時間とコストを大幅に抑える。
　本命とされる方式で安全性確保し、将来の治療の先例にできるかどうか。再生医療の行方決める試金石と。

・6日の東京市場では日経平均株価が大幅に下げ渋り、前週末比62円安まで下落幅を縮小して終える。
　5月米雇用統計は市場予想を大幅に下回ったが「異常値」の可能性が否定しきれず、
　日本時間7日未明の米連邦準備理事会（FRB）イエレン議長の講演内容確認しないと
　本格的な投資判断は下しづらいとの見方強まったため。

・経済産業省、太陽光発電の電機買い取る制度で、発電開始が遅れた場合に買い取り金額を減らす。
　発電開始が同省の認定から事業用は3年、住宅用は1年超えると、それ以降は遅れるほど金額を少なくする。
　電気料金に上乗せしている太陽光発電の買い取り費用抑え、家計負担の増加食い止める。

・格付投資情報センター（R&I）6日、
　日本国債の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ（弱含み）」に引き下げ。　
　消費税率10％へ引き上げ先送りされたことで「財政再建の先行き不透明感高まった」と判断。
　格f付け自体は2番目に高い「ダブルAプラス」に据え置く。

・米国大手メディアが相次ぎ仮想現実（VR）技術使った映像報道に乗り出している。
　3次元（3D）映像などVRに新たな表現の可能性見い出し、業界で最も参考しているのがニューヨーク・タイムス。
　臨場感与え、共感も呼ぶ。強い「没入感」があるVRは映像の内容に引き込まれやすい。
　視聴者を特定の意見に誘導し、印象操作に使われる危険性はらんでいるとの指摘も。　（〇）

・米小売り大手ウォルマート・ストアーズ、インターネット販売事業拡大急ぐ。
　昨年から2年間の関連投資額は2千億円超え、
　シリコンバレーにある配車仲介大手ウーバーテクノロジーズとの提携も動き出す。
　配達の起点としての「店」と生鮮品の「鮮度」の資産てこに米アマゾン・ドット・コム追い上げる。

・韓国LG電子は6日、2016年の有機ELテレビの販売台数、15年比3倍に増やす計画。
　15年は30万台程度とみられ、90万台強になる。

・中国ネットサービス大手、テンセント、日本でスマートフォン（スマホ）使った決済サービス本格化。
　中国で3億人超が利用する決済アプリ「微信支付（ウィーチャットペイ）」が使える店舗を
　2016年中に1万店に増やし、中国からの訪日客の利便性高める。　（〇）

・NTT　<9432> ［終値4741円］セキュリティー専門の新会社「NTTセキュリティ」設立へ。
　国内外の各グループ会社のセキュリティー部門を新会社に集約し、一括して顧客に対応できるようにする。　

・アース製薬　<4985> ［終値4905円］6日、大幸薬品　<4575> ［終値1543円］の株式6％取得、資本業務提携。
　取得額は12億円。除菌技術で防虫商品開発へ。

・セガサミーHD　<6460> ［終値1299円］傘下セガ・ライブクリエイションは7月、
　東京・台場で仮想現実（VR）楽しむアトラクション開設。
　シューティングゲームなどの制作予定。　（〇）

・東京商品取引所の円建て金先物価格4営業日ぶり上昇。
　6日標準取引の清算値（期先）1グラム4255円と、前週末比36円（1％弱）高い。
　ニューヨーク市場で国際価格急反発した流れが波及。

・市場が予想する日経平均株価の変動率である「日経平均ボラティリティー・インデックス（日経平均VI）」6日、
　一時1カ月ぶりの高水準に上昇。取引時間中には警戒ラインとされる30に迫る。
　終値は前週末比0.65ポイント高の27.51。

　(日経新聞）

・東京都舛添要一知事6日、政治資金「公私混同」疑惑について都庁で会見、
　弁護士はいずれの支出も「違法ではない」とした上で、129件440万円の支出について「不適切」と指摘。
　舛添氏は「粉骨砕身、都政の運営に努めたい」と述べ、続投する意向表明。

・南米ペルー大統領選決選投票、選挙管理当局は6日朝（日本時間同日夜）、開票率92.6％時点
　元首相ペドロ・パブロ・クチンスキ氏（77）50.3％、
　アルベルト・フジモリ元大統領（77）長女ケイコ・フジモリ氏（41）は49.7％の大接戦。

・「米中戦略・経済対話」6日、北京で始まる。
　中国が軍事拠点化進める南シナ海の問題で、ケリー米国務長官が「法と外交、交渉による解決」求めたのに対し、
　中国楊国務委員（外交担当）は「当事国の協議通じた解決」を目指すとして米国の介入にクギ刺すなどけん制。

　 (産経新聞)

・住友化学　<4005> ［終値482円］6日、インド農薬大手エクセルクロップケア（ムンバイ）買収へ。
　買収額最大で170億円超。現地大手買収で成長市場を攻める。　

・オムロン　<6645> ［終値3270円］6日、運転手の状態をリアルタイムに判定するセンシング技術開発。
　顔画像センシング技術と人工知能（AI）技術組み合わせ、
　運転手が運転に適した状態かどうかレベル分けして判断する。
　同技術搭載した車載センサーは、2019年-20年に発売される自動運転車などへの採用目指す。

　（日刊工業新聞）

・TDK　<6762> ［終値6000円］筋肉の動き測定する小型磁気センサー開発。
　筋肉が動く際に発生する微弱な磁場を読み取る。東京医科歯科大学と心臓の動きの測定に成功。
　心臓疾患や筋疾患の診断、リハビリやトレーニングによる筋肉の変化の確認に使える。
　医療機器メーカーに採用働きかけ、数年後の実用化目指す。

・NTTドコモ　<9437> ［終値2779.5円］6日、従来機器比設備投資を3分の1に抑えられる駐車場向けシステム開発。
　車を検知するセンサーを駐車場の地面に取り付けると、同社のクラウド通じて車の出入り管理できる。
　これまで約5台の駐車場で300万円かかっていたが、同社システム活用すれば100万円以下。

・塩野義　<4507> ［終値5913円］6日、米国で便秘症改善薬「ナルデメジン」の承認申請完了。
　早ければ2017年夏ごろに日米で販売できる見通し。　（〇）

　（日経産業新聞）

※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり売り気配になる場合も
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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株式分割

小田原機器　<7314> ［終値947円］6/30 　1株→2株

公募・売り出し価格

ホープ　<6195> ［IPO］1400円　

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、2営業日ぶり反発。
注目されているイエレン米連邦準備理事会（FRB）議長講演は、強弱混交。
雇用統計は失望的、懸念表明すると同時に、単一の経済指標に重点を置きすぎることはないとも示す。
利上げを急ぐ文言はなし。
6月には、英国の欧州連合（EU）離脱問う国民投票も控えており、米国の利上げはないと市場は読んだところ。
ただ7月以降については、完全に利上げが否定されるわけではないといったところfでしょうか。
原油価格の上昇もあり、エネルギー関連が買われる。

アップル（+0.73%）グーグル（-0.80%）ヤフー（+1.28%）フェイスブック（+0.27%）アリババ（+1.88%）
ネットフリックス（+1.15%）アマゾン・ドット・コム（+0.16%）バイオジェン（-0.13%）
ラッセル2000（+1.09%）HTG(ハイイールドファンド)（+0.44%）NBI（バイオテクノロジー株指数）（+1.50%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約64億株、過去20日間平均約69億株を下回る。

欧州株式市場の主要3指数は2営業日ぶり反発。
ドル安で鉱業、石油株が買われる。

東京株式市場で日経平均は反落も、下げ渋った展開に。
寄り付き直後は、米雇用統計の結果が市場予想を大幅に下回ったことで、為替が円高・ドル安となり、
日経平均株価は一時300円超す下落となった。
ただ、米国の景気自体はそんなに悪くはないとの観測も出て、
為替市場も1ドル107円台に戻る場面もあり、下げ幅縮小。

東証1部出来高は18億7087万株、売買代金は1兆8267億円。
騰落数は値上がり595銘柄、値下がり1233銘柄、変わらず128銘柄に。
全面安からポツポツとプラスに切り返す銘柄も散出した。

マザーズ市場の個別銘柄も、突っ込み安から切り返す銘柄も目立った。
セレス　<3696> ［終値2849円］ストップ高、ロックオン　<3690> ［終値3130円］
CRIミドルウエア　<3698> ［終値3600円］アドベンチャー　<6030> ［終値6110円］などなど・・・　

『相場の福の神』SBI証券の藤本誠之さんの日刊ゲンダイのコラムには、
ユー・エム・シー・エレクトロにクス　<6615> ［終値2410円］が載っておりました。
日本のモノづくり支える企業。

昨日は下げ渋り、日経平均株価は75日移動平均線（16606.41円）を下回ったものの、30円以内の位置。
持ち合い相場となっていますが、75日線が下支えする形になりたいところ。
今日明日がSQ前の波乱になる傾向の高い「魔の水曜日」前後になります。
それとなく乗り切れば、来週は高そうな感覚が持てそうです。

理化学研究所など6日、他人のiPS細胞から育てた細胞を目の難病患者に移植する臨床研究始めると発表。
来年前半にも手術実施。備蓄したiPS細胞使うのは初めて。
費用5分の1以下に抑えられる見通し。期間も短縮。
臨床研究は理研、京都大、大阪大、神戸市立医療センター中央市民病院が協力して実施。

連想はヘリオス　<4593> ［終値1901円］。

韓国LG電子は6日、2016年の有機ELテレビの販売台数、15年比3倍に増やす計画。
15年は30万台程度とみられ、90万台強になる。

韓国LG関連で有機ELに使う発光材料提供の出光興産　<5019> ［終値2246円］
ケミプロ化成　<4960> ［終値252円］有機EL材料の量産化も。　

中国ネットサービス大手、テンセント、日本でスマートフォン（スマホ）使った決済サービス本格化。
中国で3億人超が利用する決済アプリ「微信支付（ウィーチャットペイ）」が使える店舗を
2016年中に1万店に増やし、中国からの訪日客の利便性高める。

ビリングシステム　<3623> ［終値4280円］手を出してきそうなところも・・・

「IoT」関連で動きは鈍いもののどこかでは、アイ・ビー・シー　<3620> ［終値1395円］動き出すと思っています。

株式アナリスト・櫻井英明さんのコラム日刊ゲンダイで倍返し株はこれだ　Part2
「今だけチャンス！　大化け中小型株」
メディカル・データ・ビジョン　<3902> ［終値3660円］が載っておりました。
医療ビッグデータのパイオニア。テンバーガー期待。

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大波乱の2016年、今年は中小型材料株が良い理由。

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