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日経ヴェリタス 8/9号読んでみて・・・

2009年8月9日(日)曇り一時雨

・「グリーン・ニューディール政策」今後10年間で総額1500億ドル(14兆円)投じる米国。
 世界各国も相次ぎ景気対策に盛り込む。目まぐるしく変わる『緑の特需』はどの企業がつかむか。

 【太陽光発電・太陽電池】

 神島化学 (4026)[終値174円]太陽光をレーザーに変換する新素材開発。
 宇宙空間で太陽光発電を可能にする壁のひとつ越える。

 大日印 (7912)[終値1388円]色素増感太陽電池の製造方法を開発。現在使用印刷機利用でき製造コスト大幅に削減 
 トッパン・フォームズ (7862)[終値1207円]有機薄膜太陽電池の実用化に向けて動く。
 保有の印刷技術を米社に提供し、効率的な製造方法を研究中。

 【風力発電】世界では現時点の発電量は太陽光の約10倍。主役は圧倒的に風力に。

 風車の主軸を支える軸受け(ベアリング)巨大製品会社、世界で5社、うち3社が日本企業。
 ジェイテクト (6473)[終値1066円]日本精工 (6471)[終値532円]NTN (6472)[終値399円]

 【バイオマス】食品廃棄物や木屑から精製「CO2排出量ゼロ」

 神鋼環境ソリューション (6299)[終値180円]と神戸市などが共同開発したバイオガス精製プラントで
 1日にバス40台分の燃料生産。
 
・今週お盆休み。「夏枯れ」の定説実証。
 2003-08年の6年間、8月の売買代金(東証1部)その年の月間平均上回ったのは3回、下回ったのは3回。
 四半期決算時代を迎え様相は一変。1年のうちで最も手掛かり材料に満ちた時期。

・日経ヴェリタスランキング:資金の外部調達で負債を膨らませてROE(自己資本利益率)引き上げ高レバレッジ経営に曲がり角。

 【借り入れや増資が多い企業ランキング】

 1位エルピーダ (6665)[終値1340円]外部調達依存度(EFA比率)209.5%。

 2位エムスリー (2413)[終値322000円]150.5%。3位ソフトバンク (9984)[終値1988円]147.8%。

 4位ゼンショー (7550)[終値572円]104.3%。今後は投資回収が課題。

 11位NTT都市 (8933)[終値91300円]44.5%資金効率の低い不動産の売却など焦点。

 【負債返済や株主配分の多い企業ランキング】

 1位ヤフー (4689)[終値31000円]EFA比率▲89.5%。

 2位太平洋金属 (5541)[終値818円]▲81.4%。3位アステラス (4503)[終値3790円]▲75.4%。

 4位メイテック (9744)[終値1685円]▲54.7。%積極的な自社株買いが要因。
 減配と自社株買い中止で今期EFA比率は高くなりそう。

 18位東エレク (8035)[終値5080円]▲33.0。借金返済。「生産改革」現金収支の改善へ。 

・ファナック (6954)[終値7560円]売上高48%減と減収幅際立つも営業黒字200億円規模の予想。
 中核部品の大半を内製し、技術ノウハウと付加価値を社外に流出させない。
 「長期は買いも短期は中立」アナリストコンセンサス。

・上場企業2009年4-6月期決算、製造業中心に損益改善の兆し。
 4-9月期の最終損益予想6社に1社の159社(15%)が上方修正。
 10年3月期通期では81社(8%)が上方修正。

・輸送用機器(自動車)の株価、過去10年間で独特のアノマリー(値動きのクセ)ワースト3は11月、8月、5月。
 決算発表で期待が失望に転じる可能性。「8月のジンクス」関係者注目。

・大手証券3社の2010年3月期・第1四半期(09年4-6月)の投信販売額合計、前年同期比17.4%増。
 野村証券 (8604)[終値786円]38.7%増。大和証券 (8601)[終値532円]日興コーディアルは前年同期比下回る。

・2008年から始まった政府による農業機械の購入補助策、農機メーカー需要大きく押し上げる要因。 

 井関 (6310)[終値430円]2010年3月期国内売上高予想も農業振興策の追い風で前期比5.1%増。

 酪農用農機など手掛けるタカキタ (6325)[終値315円]ロールベラ-など主力機がリース事業対象となり、
 08年出荷実績前年度比2倍に。

 クボタ (6326)[終値765円]タイでトラクターの増産体制整える計画。インド市場などを開拓する予定。

・日米欧株価上昇。景気回復期待を背景に日経平均株価やダウ工業株30種平均は相次ぎ年初来高値更新。
 サマーラリー(夏場の株高)の様相。株高はいつまで続くのか、懸念材料は何か。

 8月に入ってからS&P500種株価の業績別指数の騰落率、
 上昇率の最も大きいのは金融10.4%、一般産業5.1%、一般消費財4.9%と続き景気敏感業種が上位占める。
 一方、好不況に左右されづらいディフェンシブ業種の株価振るわず。
 景気回復を裏付ける材料が相次ぎ、強気ムード盛り上がる米株式市場。
 一部では「運用成績で見劣りするのを恐れたファンドマネージャーが横並びで株高に追随しているだけ」との声も。

 欧州株式相場は米国とほぼ連動も、企業業績では米国に見劣り。先行き波乱含みに。

 日経平均株価、世界経済の回復期待、業績底入れ観測、そして外国人買いの復活と3拍子そろった株高も、
 国内機関投資家は見送り姿勢。直近の業績上方修正を織り込んでも上値余地は少ないとの声や
 「売上高回復による利益改善が始まっている」との確認が出来るかどうか注目。 

・OUT Look: 今週の株式相場は年初来高値圏でもみあう展開か。
 4-6月期決算の発表で輸出企業などの株価水準は切りあがったが、「商社株や銀行株には上値余地」
 外国人買いが相場下支えも。
 今週はお盆休みシーズンで積極的な買いは入りにくそう。一方高値警戒感から主力株には利益確定売りが出る可能性も。
 物色の矛先が中小型株に向かいそうと。 

・Wall Street: 今週の米株式相場では景気回復期待を裏付ける一段のサインがあるか注目。
 今週開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文で景気に対する前向きな印象つけられれば株式相場の追い風に。
 13日、7月の米小売売上高。14日、7月の米鉱工業生産が発表。

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派27%(前回比-15)弱気派48%(同+13)中立25%(同-2)

・ソニー (6758)[終値2695円]株歴史的安値。株価純資産倍率(PBR)「解散価値」1倍を下回り0.91倍。
 2003年4月2日連続ストップ安の「ソニーショック」時も1倍割らず。
 アナリストや機関投資家の不安解消できるような説得力のある成長シナリオを示す必要。 (日経ヴェリタス)

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