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今週の相場展望(注目イベントと注意点の解説)

世界的な株高・資源高・非ドル高に利益確定売りがどこまで続くか?

株安・資源安は裏表の関係で、安全逃避の債券買いに作用(長期金利は低下)。

焦点は4日の米FOMC声明。
事前報道のように「かなりの長期間、低金利が正当化される」の「かなりの長期間」という文言が削除されると、先行きの利上げ観測が台頭。米国の株安と対円以外でのドル高、円全面高のリスクが意識される。
反対に脆弱な経済状況に配慮し、早期の出口戦略に慎重姿勢が示されると米国株は再反発も。

6日の米10月雇用統計では企業収益の改善で大規模なリストラ一服により上振れへの警戒感がある

週末にはG20財務相・中銀総裁会合。
日本側から代理出席する財務省の野田佳彦副大臣は29日に「日本は円高を容認しているわけではないという意向を伝える」と発言。
そのため7日(土)のG20の前段階で円全面高が進展している場合は、G20での政策協調や要人発言への警戒感により、週末のポジション調整の円売り戻しが入る可能性も高い。

■今週の注目イベントと注意点の解説

2日(月)
09:30 豪7-9月期住宅価格指数
上振れなら豪ドルが反発

24:00 米9月中古住宅販売成約指数
24:00 米10月ISM製造業景況指数
対策効果の息切れが盲点、基本的には底堅い可能性が高い

米決算発表
フォード
自動車買い替え支援策の効果で上振れ予想

3日(火)
12:30 豪中銀政策金利発表
10月に引き続き追加利上げされるかが盲点。
声明で今後も追加利上げを示唆なら豪ドル高。慎重姿勢の場合は豪ドル安

4日(水)
09:30 豪9月小売売上高、豪9月住宅建設許可件数
引き続き改善の見通しがあるかが盲点。

22:15 米10月ADP雇用統計
週末の米10月雇用統計に向けて注目。
新規失業保険申請は緩やかな改善傾向を保つ可能性が高い

24:00 米10月ISM非製造業総合指数
景況心理の改善と政策息切れ懸念が盲点

28:15 米連邦公開市場委員会[FOMC]政策金利発表
基本的には出口戦略についてが注目ポイント。
事前報道のように「かなりの長期間、低金利が正当化される」の文言の中の「かなりの長期間」という文言が削除されるかに注目

5日(木)
06:45 NZ・7-9月期雇用統計
緩やかな改善を確認ならNZドルの買い戻し材料

17:55 スティーブンス豪中銀総裁、メルボルンで講演
最近の発言では景気見通しに強気。追加利上げなどへの言及焦点

21:00 英中銀、政策金利発表
追加緩和措置などが盲点

21:45 欧州中銀、政策金利発表
22:30 トリシェECB総裁、定例記者会見
出口戦略に対しての発言に注目

22:30 米7-9月期非農業部門労働生産性
22:30 米7-9月期単位労働コスト
雇用削減による生産性の改善が焦点。
企業収益にはプラスで「不況下の株高」支援

6日(金)
08:00 G20財務相・中央銀行総裁会議(スコットランド、7日まで)
出口や通貨に関しての発言や野田副財務相は円高志向の誤解払拭を示唆

21:00 加10月雇用統計
最近は順調な回復を見せているが回復ペースが盲点

22:30 米10月雇用統計
企業収益の改善で大規模なリストラ一服か?
年末商戦に向けた臨時雇用の立ち上がり焦点

29:00 米9月消費者信用残高
深刻なカード・住宅ローンの落ち込みの再確認

7日(土)
G20財務相・中央銀行総裁会議(スコットランド)
景気刺激策の継続、出口戦略、不均衡是正、ドル安・人民元安の問題などが焦点

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