最新の経済ニュース・最新株式情報はコロ朝経済ニュース・株式掲示板で!

【来週の相場展望】来週は乱高下の激しい混乱相場(11/16〜11/20)

週明けは乱高下の激しい混乱相場が予想される。
昨日は三菱UFJのADRが米市場で8%弱急落!したことや様々な混乱材料が国内外である
 
 
■豊富な混乱材料
・リスク選好の株高・ドル安・欧州通貨高・資源国通貨高がいつまで続くのかと
 
・リスク選好の調整による、株安・ドル高・円高、中国人民元の切り上げ思惑による円全面高がどうなるのか?
 
・国債増発による格下げ懸念
 
・米国勢の11月や12月の決算に向けた「収穫」手仕舞い
 
・三菱UFJの1兆円増資報道で13日の三菱UFJのADRが米市場で8%弱急落
 
・メガバンクの決算を受けての株式市場の反応
※株価回復で株式損益が改善したことなどが増益要因
※本業のもうけを示す業務純益は横ばいだった
※業務純益が増加したのは貸出金収支の増加や国債取引などの市場部門が改善した「みずほ」だけで他行は貸し出しなど本業が伸び悩んだ
 
・JAL株の行方
 
・GSによると米7-9月期GDPは下方修正の公算大とのこと
※9月の米貿易収支統計の悪化で
 
 
■年末にかけての材料と注意点
国内ボーナス資金による外貨建て資産投資が円安・外貨高要因
米国の多国籍企業や金融機関、機関投資家の年末決算に向けた本国送金のドル転がドル高要因として注目
来年度の日本の国債発行額が44兆円を大幅に上回ると国債増発による格下げリスク
(来年度の予算編成作業は、11月後半から12月にかけて続く、翌年度の予算案の最終的な閣議決定は07年が12月25日、08年が12月24日)
 
11月26日は米国がサンクスギビングデー
12月の14日からはクリスマス休暇に入り商いが閑散
 
 
■来週の注目イベント予定と解説
※時間は日本時間
 
16日(月)
08:50 日7-9月期国内総生産
(上振れの場合が円全面高、時間差を経て株高・円安にも)
22:30 米10月小売売上高
(10月の新車販売や小売既存店売上高は底堅さ)
22:30 米11月ニューヨーク連銀製造業景況指数
(刺激策の息切れとドル安・金利低下・リストラ効果の恩恵の強弱材料)
26:15 バーナンキFRB議長、ニューヨーク・エコノミック・クラブの昼食会で講演
(出口慎重ならドル安、出口地ならしを前進ならドル高波乱)
オバマ米大統領が中国を訪問[15-18日]
(人民元切り上げ協議の思惑が円高材料。進展なければ円売り戻し)
 
17日(火)
09:30 豪中銀議事録公表[11月分]
(今後の利上げ時期と利上げ幅のヒント模索。豪ドルを下支え)。
22:30 米10月生産者物価指数
(資源高とドル安による上振れが波乱。米金利上昇とドル高にも)
23:15 米10月鉱工業生産、米10月設備稼働率
(自動車が支援策終了で反動減に。資源関連の上振れが焦点)
 
18日(水)
18:30 イングランド銀行、金融政策委員会議事録
(資産買い取りの打ち止め示唆ならポンド高)
22:30 米10月消費者物価指数
(資源高とドル安による上振れが波乱。米金利上昇とドル高にも)
22:30 米10月住宅着工件数
(11月での住宅支援策終了リスクを警戒した買い控えも)
 
19日(木)
09:30 豪8月週平均賃金
10:00 デベル豪中銀総裁補佐、講演
(高値警戒の豪ドル売りの材料とされやすい地合い)
18:30 英10月小売売上高指数
(景気刺激策の累積効果で上振れも)
22:30 米新規失業保険申請件数
(先週は改善で雇用の底入れ期待を高める)
24:00 米11月フィラデルフィア連銀景況指数
(刺激策の息切れとドル安・金利低下・リストラ効果の強弱材料)
 
20日(金)
09:00 日本銀行、政策委員会・金融政策決定会合(2日目、終了後直ちに結果公表)
15:30 白川日銀総裁、記者会見
(企業金融支援の終了は織り込み。出口慎重姿勢が円高抑制)
16:00 独10月生産者物価指数
(資源高による上振れが波乱。来年の利上げ観測を後押し)
19:30 トリシェECB総裁、銀行関連の会議で「危機後」について講演
(出口地ならしを前進ならユーロ高、ドル安牽制のリスクも)

記事の続きはコロ朝プレミアムで!

コロ朝プレミアム入会はこちらから