最新の経済ニュース・最新株式情報はコロ朝経済ニュース・株式掲示板で!

日経ヴェリタス 1/24日号読んでみて・・・

2010年1月24日(日)はれ

・世界株式市場に3極リスク。米オバマ大統領による金融規制案。中国の金融引き締め観測。欧州の財政不安。
 日本株を促してきたのは究極の「他力」

・国債の年間発行200兆円、残高1000兆円の時代、危うい資金調達。国債発行残高のうち、国内投資家の保有比率は9割超。
 日本の個人投資家「国債離れ」
 5年固定金利、年0.44%と発行開始以来最低水準。10年変動金利型も年0.45%と低く金利年のうまみなし。

・先進国で見ると、日本の財政はフロー、ストック両面で危機的な状況。
 クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場の評価、欧州勢の「2線級」に近づく。
 2010年も日本の一般政府ベースの財政収支は国内総生産(GDP)比10%超大幅赤字。
 ストック面では日本は先進国で突出して悪い。

・「国債暴落論」デフレ=超低金利政策が続く間は国債危機は顕著化しにくい。
 問題は低金利の「出口」見えたときでとりわけ危険なのは、
 「資本流出による円の急落などでインフレ懸念強まり、利上げしないとおカネを国内にとどめて置けなくなるようなケース」

・新金融規制案、
 柱の一つは商業銀行業務を含む金融機関に対し
 「ヘッジファンドや未公開株投資ファンドへの出資・業務支援、自己資金投資」を禁止。
 実現すればJPモルガンやバンク・オブ・アメリカ-メリルリンチなど一部事業分離迫られ収益力低下。
 もう一つの柱、商業銀行、投資銀行を問わず、負債の規模に上限を設ける事。

・日経ヴェリタスランキング:昨年11/27からの株価上昇ランキング(日経平均の直近安値)

 1位、フタバ産  (7241)[終値921円]株価上昇率82.38% 2位清和中央HD  (7531)[終値13000円]80.81% 
 
 3位東邦チタニウム  (5727)[終値1701円]71.30%

 4位太陽誘電  (6976)[終値1409円]66.16% 主力のセラミックコンデンサーの需要引き締まる。

 5位不二越  (6474)[終値275円]65.66% 中国やブラジルで増産投資に動き、新興国での事業拡大にも取り組む。 

 11位大日本スクリーン  (7735)[終値430円]44.30% リストラ進み、半導体市況の改善で半導体製造装置の受注回復傾向。

 21位川崎汽船  (9107)[終値347円]41.06% コンテナ船も先進国の景気底打ちや需要調整で欧州航路中心に運賃上昇。

・パーク24  (4666)[終値962円]業績好調。2年連続2ケタ増。原動力は地道な地主回りによる駐車場開発。
 車離れ対応し、マツダレンタカー買収し、新規参入カーシェアリング事業。
 カーシェアリングで必須の駐車場スペースで商機。 

・「未来のグローバル企業」の候補、

 NTTデータ  (9613)[終値277000円]海外展開加速中。海外売上比率5%から20%に高める方針。

 日本製紙  (3893)[終値2394円]豪製紙大手オーストラリアペーパーを360億円で買収。2015年までに海外比率3割高める。

・亀田製菓  (2220)[終値1665円]2008年4月に米国子会社設立「柿の種」を国際戦略商品に位置付け、
 前期比0.1%の海外比率を5年後には12%へ高め世界のスナックメーカーの5位目指す。 

・OUT Look: 今週の株式相場は10500円でもみ合う展開か。
 昨年末からの上昇で日本株ので遅れ感は解消しつつあるうえ、米金融規制案の浮上で投資家のリスク許容度が下がり、
 外国人の買いにいったんブレーキがかかりそう。
 企業の収益体質は着実に改善し下値では押し目買い入りやすく大崩れは考えにくい。
 今週は26日に11月の米S&Pケースシラー住宅価格指数、1月の米消費者信頼感指数発表。
 銀行株、米金融規制案の収益への影響は限定的、増資懸念後退、リバウンド期待が高い。 

・Wall Street: 今週の米株式相場は波乱含みの展開へ。
 前週3日連続大幅安で相場はしばらく調整へ入るとの観測、売り一巡とは断定出来ず。
 「国民の指示回復を狙いオバマ政権は当面ウォール街叩きつづける」との声も多く金融株中心に株式相場には重荷に。
 今週はアップル、キャタピラー、シェブロンなどの大手企業の決算発表が控える。
 昨年10-12月期の米実質国内総生産(GDP)速報発表。AIG問題でガイトナー財務長官らの公聴会と重要な材料が目白押し。
 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の再任の上院採決も週内に実施の可能性も。

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派40%(前回比-11)弱気派40%(同+13)中立21%(同-1)
 機関投資家、非機関投資家とも強気が後退に。

・外国為替市場で円の先高感が強まる。米国金融規制強化案や中国の金融引き締め観測、ギリシャの信用不安など背景に、
 投資家の間でリスク警戒、安全資産と見なされる円に資金が流れ込む。
 市場関係者の向こう3ヶ月見通し、円対ドルで85円、対ユーロで124-125円程度まで上昇との見方。円高傾向続くとの予想。

・スクランブル:不動産投資信託(REIT)相場じりじり上昇。昨年11月下旬の安値から上昇率は14%に達する。
 成長期待の高まりと一時的な需給改善との見方分かれる。
 相場の反転「つかの間の春」に終わらせないため、各REITは調達資金を使って保有資産の収益力を高めることが出来るかが焦点

・新興市場株に見直し買い入る。株価の出遅れに着目した海外勢の買い指摘される。
 「環境関連や海外需要を取り込める企業を中心に関心を集めている」

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は週末にかけて大きく下落。
 NYダウ工業株30種平均19日の直近高値から3日間で5.2%下落。ブラジル、インド、ロシアなど主要新興国の株価指数急落。
 中国上海総合指数も週間で3.0%下落。
 シカゴ・オプション取引所のボラテリティー指数(恐怖指数)が27まで急騰。 (日経ヴェリタス)

———————————————————————–
ニュース証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第138号
 〒150-0011 東京都渋谷区東3-11-10 恵比寿ビル
mail: info@news-sec.co.jp
URL : http://www.news-sec.co.jp/

株式会社アスリーム
INTERNET MEDIA OF INVESTMENT NEWS             
  〒169-0075 東京都新宿区高田馬場2-14-5         
mail: office@koronoasa.com 
URL : http://koronoasa.com/
———————————————————————–

記事の続きはコロ朝プレミアムで!

コロ朝プレミアム入会はこちらから