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日経ヴェリタス 2/28日号読んでみて・・・

2010年2月28日(日)雨のち晴れ

・世界で勝負 NO.1企業。世界一にこだわり、独自技術を磨き高い世界シェア握る企業。

 第一稀元素 <4082> [終値3375円]
 触媒向けジルコニウムの世界シェア5割。自動車の排ガス浄化触媒。大出力の燃料電池向け素材として用途広がる。 

 椿本チエイン <6371> [終値379円]
 産業チェーン世界一「世界トップ5(の顧客)に食い込め」とゲキ。車用でも世界一になる見通し。

 SHOEI <7839> [終値962円]高級ヘルメットは世界シェア5割。最大の売り物は国際レーサー規格をパスした高品質。

 日本電子 <6951> [終値319円]電子顕微鏡、欧米勢抑え世界トップ。新興国開拓は中期的課題。昔も今も土俵は世界。

 日精ASB <6284> [終値460円]
 「1ステップ成形機」で世界シェア7割。成形機全体でも2割誇る。面倒見の良さ顧客の支持える原動力。 

 島精機 <6222> [終値1725円]
 ニットづくりコンピューター横編み機で世界シェア60%。デザインから試作品までの時間大幅に短縮。

 鈴茂器工 <6405> [終値560円]すしロボット、日本も海外もトップシェア。2009年3月期も黒字。今期も増収増益の見通し。

 日本触媒 <4114> [終値770円]高吸水性樹脂(SAP)世界シェア30%。
 子供向けオムツ中国市場をはじめインドや東南アジアなどで需要確実。日米欧は大人用伸びる。

 大気社 <1979> [終値1498円]独デュールと世界シェア二分する自動車塗装設備。
 日産車体 <7222> [終値687円]と関西ペ <4613> [終値720円]などと共同で新しい塗装技術を開発。

 四国化成 <4099> [終値473円]世界シェア6-7割のプリント配線板の防錆剤。ラジアルタイヤ原料不溶性硫黄世界シェア15-20%。

・トヨタ <7203> [終値3330円]社長再発防止策約束も晴れぬ霧。販売回復不透明。相場全体の重荷に。

・日経ヴェリタスランキング:金融株のIPOの公開価格と比べた騰落率ランキング 

 1位大阪証券取引所 <8697> [終値482500円]株価騰落率740.0%。

 2位三菱UFJリース <8593> [終値3070円]同285.5%。金融再編の流れで事業規模拡大。リース以外の収益確保目指す。 

 3位イオンクレジット <8570> [終値910円]同261.5%。
 親会社イオン <8267> [終値914円]の積極的な店舗展開やM&Aとともに会員数伸ばす。連結営業利益の約4割を海外が占める。

 4位ジャフコ <8595> [終値2090円]同115.0%。
 国内で新規株式公開(IPO)を実現した投資先は累計700社近くに達する。最近はIPOの低迷で業績は悪化。 

 7位セブン銀 <8410> [終値184600円]同31.1%。
 ATM利用手数料を収益源。株価反転には利益増に向けた成長シナリオの提示欠かせず。

・アノマリー①寅年は株の中期投資の仕込み時:

 寅年はその1年間で見た騰落率冴えないも、その年の安値で投資し、2年後の高値で売却できた場合、収益は戦後平均で約2.2倍へ。
 寅年は米中間選挙の年で日米とも株価振るわず。翌年(大統領選挙前年)2年後(大統領選挙の年)は株価上がりやすく。

 1970年以降NYダウ上昇率最大は大統領選の前年、平均18%。戦後から2007年までの16回すべて上昇。
 大統領選挙の年は平均5%上昇。

 日経平均株価大統領選前年堅調。1970年以降へいきん15%上昇。大統領選の年はNYダウより上昇率高く。

・アノマリー②3月と秋は円高・ドル安:
 
 日本の企業や金融機関が決算期末に向けて外資を円に戻す。
 秋も円高傾向。米国では秋に株安が起きやすく「株安→ドル安の連想が働く」

 利益を上げやすいとされるのが「秋にドル安となった後でドルを買う」12月末はドル高に進みやすく。
 米企業の決算期末で稼いだ外貨をドルに戻す傾向。

 大統領選の年は米政権は輸出業者の不利となるドル高には出来ず、
 ドル安誘導すると海外から投資資金逃げ出し、株や債券が値下がりへ。「為替あまり変動させたくない」

 「月末月初の株高」月末5日間株高、月初2日間株高傾向。

・アノマリー③長期金利は4-6月に天井か底:

 「カレンダー効果」米株式市場では株価上昇しやすい「1月効果」有名。
 「曜日効果」成績最も悪いのは月曜日。「悪いニュースは週末に出やすい」

 日本では近年、長期金利の変動アノマリー。
 4-6月に金利が年度のピークやボトムつけやすく、01-09年度では4-6月に利回り3回最低、6回最高。

 暦を扱った格言、「節分天井、彼岸底」「2日シンポは荒れる」

・アノマリー④企業規模、小さい方が株価上昇:
 
 「小型株効果」代表格。小型株は一般に信用リスクが高く、流動性リスクつきまとう。このため大型株に比べリターンも高くなる。

 「エクセレント・カンパニー効果」成長力のある優良株は過大評価され、運用成績は意外に振るわず。

 機関投資家やヘッジファンドがしばしば利用するアノマリーは上昇した株がさらに勢い良く上昇する「モーメンタム効果」
 割安株が反発する「低PBR効果」「低PER効果」代表的。

・アノマリー⑤太陽黒点が増えると株価上昇:
 
 東京晴れの日は株高。

 太陽黒点周期は平均11年で、黒点の数が前回ピークは00年ITバブルの最後。その前はバブル期の1989年、日経平均3万8915円の最高値

 新規株式公開(IPO)株価は公開日に急騰し、その後数年間にわたり市場平均に見劣りする。

・ヒューリック <3265> [終値675円]2012年12月連結経常利益で155億円と09年12月期から46億円(42%)増計画。
 合併で20億円増益。
 11年2月に新装開業予定旗艦ビル「ヒューリック数寄屋橋ビル」(東京・銀座)など複数物件の建て替え効果で25億円増益。
 経費削減で5億円加え50億円確保。

・大阪証券取引所 <8697> [終値482500円]収益拡大策で相次ぎ打ち出す。
 日経平均先物やオプションなどデリバティブ全体の24時間化狙い。世界の取引所の再編「台風の目」にも。

・第一生命 <8750> 4/1東証上場予定。
 国内の株式新規公開(IPO)としては1998年NTTドコモ <9437> [終値137400円]以来の大型物件。

 株式市場では期待と不安。

 不安:売り出しで投資資金が吸収され需給悪化招く恐れ。売り出し株数約710万株で市場調達は約7000-8000億円に。
 
 過去大型上場が相場の足を引っ張ったこともある。需要悪化のヤマ場は2つ。
 1つは3月後半。国内売り出しの申込み期間3/25-30日で30日までに現金用意する必要。
 「第一生命株を買うなら、値動きの似た保険・銀行株を売って資金を手当てする」との声も。
 もう一つは5月後半。東証株価指数(TOPIX)連動型のパッシング運用ファンドによるリバランス(配分調整)の売買。
 600億-1000億円の「第一生命買い、東証1部銘柄売り」発生。

 期待:株主のすそ野広がる効果。1株以上割り当て受ける120万-130万人の契約者は上場日に含み益持つ株主に代わる。
 株価は14万-25万円程度。

・OUT Look: 今週の株式相場は弱含みの展開か。
 米景気回復の遅れや欧州の財政問題、為替相場の円高など不安定な海外要因目白押し。
 今週は2月の米サプライマネジメント協会(ISM)景況感指数や週末に米雇用統計の発表が予定。
 ギリシャ国債償還資金の手当てのため、3月上旬にも新規国債発行との観測浮上。
 起債成功すれば「不安解消、投資家心理好転」失敗すればユーロ安加速しかねず。
 海外要因の影響受けにくい内需関連株、円高恩恵の小売り株やネット株が消去法的に買われる可能性も。 

・Wall Street: 今週の米株式相場は経済指標の結果で振れやすい展開に。市場では米景気2番底へ向かうとの懸念浮上。
 注目指標は5日発表の2月の雇用統計。市場は非農業部門雇用者数前月比5万人減、失業率9.9%に悪化見込む。
 株式には一段の売り圧力になりそうと。

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派40%(前回比-12)弱気派24%(同-2)中立36%(同+15)
 相場の方向感が乏しく様子見姿勢強まった。

・企業の国内送金で円高加速も。昨年11月につけた1ドル=84円台の高値目指すとの予想も出始める。
 ユーロへの不安が一段と強まり、米国の景気回復の鈍さが確認されて利下げ観測がさらに遠のく。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は売り物がちの展開。
 ギリシャショックの余波でトルコ株が大きく下げ、預金準備率の引き上げを決めたブラジル株安い。
 中国、インド、香港株は上昇。海外の上場投信(ETF)では債券連型が上げ、ドル高に連動するタイプも高くなる。

・国内上場投資信託(ETF)品揃え充実に。MSCIコクサイ <1680> [終値996円]MSCIエマージング <1681> [終値1060円]上場。
 前者は米英仏豪などの先進22カ国、後者は中国やブラジル、インドなど新興22カ国の株式市場に連動するETF。(日経ヴェリタス)

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