日経ヴェリタス　3／7日号読んでみて・・・

2010年3月7日（日）

・米著名投資家ウォーレン・バフェット氏（79）株主宛の手紙「何をどう買うべきか」

　「黄金の雨が降る時は、指ぬきではなくバケツを用意するべきです」

　「1年ほどで住宅市場の問題は大方解決するだろう」

　損を抱えた銘柄を塩漬けせずに早く見切るのもバフェット流

　「投資のための借金はしない」との鉄則をかたくなに守る。

　数十年、利益をほぼ予想できそうな会社に投資。

　破綻金融機関のＣＥＯは高い代償を払うべき

　私が提案した新事業が失敗し撤退、心苦しい。

　第一級の電力と鉄道なしに経済力のフル活用ムリ

・「日本版バフェット銘柄」
　自己資本利益率（ROE）14％以上。ネット有利子負債の自己資本率に対する倍率（ネットDEレシオ）0.7倍以下。
　過去5期営業、最終損益段階で赤字になってない。フリーキャッシュフロー2期連続で黒字条件。

　トランコム　<9058> ［終値1429円］物流情報サービス事業、年間配当2円増37円。　

　コスモス薬　<3349> ［終値1904円］けん引役は売り上げ高の約半分占める食料品。中四国で店舗網拡大中。

　サーティーワン　<2268> ［終値2250円］アイスクリームケーキ売上高前期比6割増。今期目標店舗数1000を超え、2000年の3倍以上

　ポイント　<2685> ［終値5650円］2009年2月売上高在庫回転日数15.5日。
　ファーストリテイリング　<9983> ［終値16340円］33.3日、しまむら　<8227> ［終値7770円］28.7日より高効率。

・日経ヴェリタスランキング:期末配当利回りランキング。東証1部、時価総額1000億円以上。　

　1位コスモ石油　<5007> ［終値214円］期末配当利回り3.74％　2009年4-12月期連結赤字。年配当8円据え置く方針。　

　2位カシオ　<6952> ［終値671円］3.43％。3位損害保険ジャパン　<8755> ［終値620円］3.23％。

　9位武田　<4502> ［終値4020円］2.04％　期末配当90円。特許切れで業績先行きに不安。　

　14位大東建託　<1878> ［終値4520円］2010年3月期から目標配当性向従来の約30％から50％以上に変更。　

　20位NTTドコモ　<9437> ［終値138000円］1.88％　自社株買い抑える一方、配当重視に切り替え。

・三菱自　<7211> ［終値118円］仏プジョーシトロエングループ（PSA）との資本提携見送り。千載一遇のチャンス逃す。

・NEC　<6701> ［終値243円］2013年3月期連結純利益今期予想の10倍計画。カギは「クラウドコンピューティング」
　海外売上高1兆円、クラウドでも1兆円と2つの高いハードル。　

・アステラス　<4503> ［終値3285円］米バイオ衣料品メーカー、OSIファーマシューティカルズに敵対的買収。
　早晩TOB価格引き上げ迫られる。今回提案価格割安と映る。

・オリコン　<4800> ［終値33450円］「着うたフル」の配信事業が業績けん引。広告宣伝費かけない販売戦略も奏功。

・太陽インキ　<4626> ［終値2420円］プリント配線に使うレジスト（絶縁膜）インキで世界シェア約5割。
　中国で4-6割、台湾・韓国では9割握る。LED向けの白色レジストインキが期待分野。

・デフレ下で収益伸ばしそうな不動産銘柄。

　資産デフレの影響比較的受けにくい中古物件仲介。住友不動産販売　<8870> ［終値3790円］東急リバブル　<8879> ［終値730円］

　「パワービルダー」業績伸ばす。住宅価格1戸あたり3000万円前後、低コスト運営。在庫回転スピード年2-3回転。
　一建設　<3268> ［終値3235円］東栄住宅　<8875> ［終値701円］
　飯田産　<8880> ［終値1402円］アーネストワン　<8895> ［終値839円］

　やすらぎ　<8919> ［終値304円］中古戸建てを改装販売。一段と安価に住宅を供給。1100万円前後で販売。

・ＯＵＴ　Ｌｏｏｋ:　今週の株式相場は戻りを試す展開。
　ギリシャの債務問題や米雇用問題への不安和らぎ、企業の業績改善に注目集まりやすく。
　日銀追加金融緩和検討で、為替円高に傾き、株式市場にも買い戻し膨らむ。
　過去2年3月が底。2008年米ベアー・スターンズの身売り受けた3/17。
　09年米連邦準備理事会（FRB）の国債買い取りなどで株価上昇3/10バブル崩壊後の最安値。
　今回も3月起点に本格的に反転するとの期待膨らむ。
　一方、ギリシャ信用不安なおくすぶり、日銀金融緩和の円高抑制効果も限定的との見方、設備投資11四半期連続マイナス。
　3月期末に向け需給悪化懸念、4/1第一生命上場に備え、「現金確保」と同業種金融センターは資金流出しやすい。
　16日開催、日銀金融政策決定会合と米連邦公開市場委員会（FOMC）がポイント。　

・Ｗａｌｌ　Ｓｔｒｅｅｔ:　今週の米株式相場は戻りを試す展開か。米雇用統計市場予想ほど悪化せず景気の腰折れ懸念がやや後退
　16日米連邦公開市場委員会（FOMC）を巡るニュースへの注目高まる。今週発表2月の小売売上高や3月の消費者態度指数も注目。

・プロの相場観　向こう１週間の【ブルベア調査】強気派59％（前回比+19）弱気派20％（同-4）中立20％（同-16）
　景気先行き懸念薄れつつあるとの声も。

・スクランブル：日本株のPBR（株価純資産倍率）の低さに海外投資家など注目。
　手元の現金を収益増につながる投資に回し、ROE（自己資本利益率）の向上通じて低PBRと決別できるか。

・世界市場往来：先週の世界の株式相場は総じて上昇。スペイン、トルコ、イギリスなど「STUPID」軒並み反発。

・ＢＡＲＲＯＮ’Ｓ：2010年新規株式公開（IPO）を予定している米企業で注目の的はゼネラル・モーターズ（GM）
　破産申請と米政府の寛大な資金提供のおかげでGM立ち直りつつある。　（日経ヴェリタス）

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