日経ヴェリタス　4／25日号読んでみて・・・

2010年4月25日（日）快晴

・B級投資術、キーワードは「小口」「グローバル」「低コスト」
　人気は購入手数料かからず、世界の株式指数や債券指数に連動するインデックス投信。

・ギリシャ危機、今後の焦点は3つ。
　支援はどれだけの効果を生むのか。
　スペインやポルトガルなどへの「危機波及」は避けられるのか。
　通貨ユーロは市場の信認保てるのか。

・ウォーレン・バフェット氏経営バークシャー・ハザウェイ5月1日午前8時半（日本時間午後10時半）株主総会開く。
　企業買収方針、後継者問題、ゴールドマン・サックス提訴の件や銀行株への発言注目。

・日経ヴェリタスランキング:2011年2月期予想営業増益率の大きい「消費関連」企業ランキング　

　1位イズミヤ　<8266> ［終値500円］営業増益率98.2％　不採算店舗の閉鎖のほか採用抑制などによるコスト圧縮効果。　

　2位ミニストップ　<9946> ［終値1372円］62.6％

　3位オンワード　<9946> ［終値763円］50.6％　「節約に疲れたキャリア女性増」百貨店ブランドが底入れ。

　6位サマンサタバサ　<7829> ［終値121500円］30.4％　ブランド改廃進めてきたアパレル事業の採算向上。
　インターネット通販事業拡大効果。

　18位エコートレーディング　<7427> ［終値1013円］10.9％　ペット用品、少子高齢化、癒し求める需要拡大。　

　25位DCM　Japn　<3050> ［終値637円］9.5％　徹底した販売費・一般管理費の削減の効果大きい。

　26位ダイヤモンド・ダイニング　<3073> ［終値553000円］9.2％　業容拡大に伴い効率化進む。居抜き形式の出店増。

・牛丼2強、収益格差広がる。
　
　吉野家HD　<9861> ［終値97400円］回復への特効薬今のところ見当たらず。市場関係者の見方も懐疑的。連結子会社も不振。
　ゼンショー　<7550> ［終値716円］値下げ奏功、全てのグループ会社黒字確保。　

・インテージ　<4326> ［終値1609円］「パネル調査」で他社等寄せ付けぬ地位築く。
　5161店のPOS（販売時点情報管理）データ収集・分析し、有料で企業に伝える。
　1万2640世帯の消費者対象買い物内容調査。
　中国調査会社ハイパーリンクリサーチ買収、中国人にしか分からぬ独自生活習慣取り入れ中国市場先行者メリットつかむ。
　タイにも2008年現地法人設置、インドなどへも進出も検討。

・ＯＵＴ　Ｌｏｏｋ:　今週の株式相場は再び1万1000円台目指す展開か。
　市場好業績を見越した買いが一服、方向感つかみにくい円相場に関心移る。
　週足では3週連続の下落となったが2月から一本調子で上昇し、当然の調整と受け止める向き多い。
　内外金利差の拡大、円キャリー取引も徐々に出始める。　

・Ｗａｌｌ　Ｓｔｒｅｅｔ:　今週の米株式相場は企業の決算発表、主要経済指標など目白押し。神経質な展開に。
　先週ダウ工業株30種平均は5日続伸、ゴールドマン・サックス提訴受けた16日以前水準回復。
　1－3月期企業決算の好調や景気回復裏付ける経済指標に反応、一方金融規制改革の行方やギリシャ不安など上値抑える。

・プロの相場観　向こう１週間の【ブルベア調査】強気派42％（前回比+6）弱気派24％（同-15）中立33％（同+8）

・新興株市場上昇一段と鮮明。日経ジャスダック平均株価3日続伸1338円87銭。
　米リーマン・ブラザーズが破綻する直前の水準（2008年9/12　1332円76銭）回復。
　東証マザーズ、大証ヘラクレス指数もそろって「リーマン前」上回る。
　「成長期待」「非グローバル」「需給の良さ」3つのキーワードが元気を演出。
　成長期待では交流サイト（SNS）、電子書籍、クラウドコンピューティング、3次元（3D）

・世界市場往来：先週の世界の株式相場は東南アジア株の上昇が目立つ。一方欧州株式は値下がりが目立った。

・米金融大手1-3月期決算、不良債権処理が峠越える。
　ゴールドマン提訴で勢いつく金融規制の行方によって収益力をそがれるリスクも残る。

・オバマ大統領「将来の危機を防ぐには、ウォール街の改革が絶対に欠かせない」と
　「ボルカー・ルール」の採用やデリバティブ（金融派生商品）取引の透明性の向上訴えた。
　株式市場「次のゴールドマン」を意識せざるを得ない。

・ＢＡＲＲＯＮ’Ｓ：世界経済の先行き楽観論が広がり、高リスク資産への投資需要拡大。
　アジア新興国通貨（エマージング通貨）や資源国通貨（コモディティ通貨）、2010年第2四半期一段の上昇見込まれる。
　注目はアジア通貨。中国人民元の切り上げ容認されれば、エマージング通貨やコモディティ通貨の上昇につながると見られる
　6-7月に何らかの動きとも。　（日経ヴェリタス）

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