
扉を開いて(利回り曲線 浮上せず)
- 2016年10月16日
- 株・投資ニュース情報
2016年10月16日(日)秋晴れ
・利回り曲線 浮上せず。新枠組み1カ月、債券のプロに聞く。
9月の日銀新枠組みで期間10年超の超長期金利が上がるかと期待したが、むしろ金利は下がり不発に終わった。
新枠組みは下がり続けた長期金利に歯止めをかけ、
マイナス金利の副作用に悩む金融機関が利ザヤを確保しやすいようにする狙い。
債券のプロたちに緊急調査、「日銀が長期金利をゼロ%程度で固定するのは可能か」との問いに対して、
全体の6割が「可能」と答えた。
「購入量の調節で当面は固定できる」(損保会社)との声多く。
問題は10年物国債と違い具体的な誘導目標のない20年や30年の超長期債利回り。
現状20年債は0.4%程度、30年債で0.5%程度の利回りが、
年末までに「現状と同じか、それ以下」になるとの回答が6~7割に。
物価上昇率が安定的に2%を超えるまで緩和を続ける日銀の新方針も一因。
「2年程度で2%の物価上昇」の目標撤回、長期戦覚悟で脱デフレに挑む姿勢に転じたことで緩和の終わりが見えなくなり、
投資家は利回りの残る超長期債シフトを加速せざるを得ない。
マイナス金利の副作用に配慮した日銀だが、金融機関の運用難が一段と強まる可能性がある。
今回のアンケートでは7割近くが金利急騰は有り得ると答えた。
市場はリスクを意識し始めている。
・利回り曲線 浮上せず。超長期、上がらない。
「年内は現状以下」20年債で7割。30円債は6割、日銀許容の下限探る。
「長期金利のゼロ%固定」については可能との見方が6割だが、裏返せば4割が不可能と考えている。
理由の一つは日銀の国債購入の調節手法にある。
ゼロ%をはなれて長期金利が大きく上昇した場合、
日銀が買い入れる国債の量を増やすことで金利を抑え込めるのは実証済み。
だが「反対に金利が急低下した場合の方策は限られている。買い入れ金額削減しても効果は限定的」だからだ。
国債の暴落、金利急騰。債券市場関係者に有り得るかを聞いてみたところ、7割近くが「ある」と答えた。
国債の市中発行に占める購入シェアが約9割に達し、存在が大きくなりすぎた日銀。
その一挙一動で相場の流れが一変しかねない。国債運用する債券のプロたちはそんなリスクを常に警戒も。
・利回り曲線 浮上せず。超長期、上がらない。
外債シフト、信用リスクは覚悟。「円債への投資増やすか」との問いに対し、「増やす」は1社のみ。
大半は「変わらない」または「減らす」方針。
利回り求めたマネーが向かうのは海外の債券。
ある生保運用者は「信用リスクを取りながら、海外の社債などへの投資を増やす」と話す。
・利回り曲線 浮上せず。超長期、上がらない。
今回のアンケート調査で日銀がいつマイナス金利政策の深掘りに踏み切るか聞いたところ、年内との答えはゼロ。
もっとも、日銀が17年以降に深掘りするとの回答は全体の6割強(22人)に上った。
きっかけは「米国の利上げ以降、市場が混乱して円高が進む」(運用会社)との見立て。
米利上げで日米の金利差が広がると本来なら円安要因で、足元も米利上げ観測を背景に円安が進む。
だが15年12月にFRBが利上げした際、市場は動揺し、リスクオフの円買いを招いた。
翌16年1月に日銀はマイナス金利政策を決め、円高阻止に動いた。
17年中の深掘り選んだ人のうち、半数は1~3月の実施見込む。
利回り曲線の操作に合わせて日銀の新枠組みの柱となるのが「オーバーシュート型コミットメント」。
「消費者物価の上昇率が2%を安定的に超えるまで緩和を続ける」というもので、時間軸政策と呼ばれる手法の1つだ。
緩和が長続きするとの安心感が市場に与え、物価上昇期待に働きかける効果がある。
物価上昇が2%超との目標を日銀は達成できるかの問いに8割が「できない」と答えた。
「できる」とした6人に黒田東彦総裁の任期中(17年度末まで)に可能かを聞いたが、全員が不可能とした。
・利回り曲線 浮上せず。
緩やかな円安・株高に道。目先の円高リスク一服、原油も50ドル台前半予想。
「米国の利上げに向け、グローバルな投資マネーの流れが変わり、海外勢が戻ってくる」との予想も。
もっとも、円安と株高が急加速するとの見方は少ない。
米国が12月に利上げできても「その後のペースは遅い」と見られているため。
・日本株の上値の重い展開続く。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/koroasamembers/
・米主要企業の2016年7-9月期決算が本格化する。
14日時点の市場予想では、前年同期比およそ0.1%の減益に落ち込む見通し。
減益局面は5四半期連続。原油安の逆風受け、業種別では「エネルギー」の落ち込みが依然として全体の足を引っ張る。
事前の市場予想は低めに出る傾向もあり、0.4%の小幅な減益は最終的にプラスに転じる可能性も残る。
市場が期待するのは10-12月期の業績回復の「角度」。現時点では約8%の増益が見込まれている。
企業業績が総益基調に戻る道筋が明確になれば、米株式相場の下支えとなる一方、追加の利上げもしやすくなる。
日本でも※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://kabucoro3.toypark.in/index.html
・年内利上げの地ならしを進める米連邦準備理事会(FRB)。
だが、12日公表した9/20~21日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨からは、
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://kabushiki.toypark.in/index.html
・ソフトバンクグループ <9984> [終値6710円]投資戦略加速。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/koroasamembers/
・注目企業ここが知りたい ラオックス <8202> [終値786円]
訪日外国人(インバウンド)消費の雄として名をはせ、その恩恵にあずかってきた。
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・東京株式市場で投資家の不安心理がジワリと広がっている。
米国※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://kabushiki.toypark.in/index.html
・OUT Look:今週の株式相場、日経平均株価は1万6500~1万7000円と狭い範囲でのもみ合いに。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/koroasamembers/
・Wall Street:今週の米株式相場は上値を試す展開か。
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・ランキング:経常利益の進捗率の高い主な2月期決算企業ランキング
1位あさひ <3333> [終値1231円]3~8月の経常利益の通期予想に対する進捗率95.6% 電動やスポーツ用自転車好調。
2位いちご <2337> [終値451円]84.4%
3位松竹 <9601> [終値1244円]83.3% 英が好調、歌舞伎は客層拡大。
4位わらべや日洋 <2918> [終値2391円]83.2% チルド弁当が好調。
9位ニトリHD <9843> [終値11980円]62.3% 都心出店で新規客つかむ。
18位ハイディ日高 <7611> [終値2549円]55.2% 「ちょい飲み」需要で単価上昇。
・世界市場往来:先週の世界の株式相場は主要25の株価指数のうち8指数が上昇。
上位1位中国週間騰落率1.97% 2位イタリア1.13% 3位ブラジル1.08% 4位ドイツ0.85% 5位日本▲0.02%
下位25位香港▲2.59% 24位フィリピン▲2.49% 23位シンガポール▲2.09% 22位ロシア▲1.90% 015位米国▲0.56%
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