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日経ヴェリタス 5/2日号読んでみて・・・

2010年5月2日(日)はれ

・日本企業、20億人という膨大な人口抱えるアジア市場が生命線になりつつある。アジアの覇者が世界を制す。

 ユニ・チャーム <8113> [終値9140円]VS恒安国際集団、内陸部でのシェア争い。
 ブランド力維持しながらの低価格品普及させる「ニ正面作戦」取り組まねば2位争いから脱落しかねず。
 
 楽天 <4755> [終値72900円]VSアリババ、「真の世界企業へ脱皮の一年」(楽天三木谷社長)と位置付け。
 アリババとタオパオ兄弟会社で相乗効果で楽天が中国市場で成功は容易ではない。
 年後半にも中国進出。百度(バイドゥ)と合弁会社設立。サービスの利便性どこまで高められるかがカギ。

 全日空 <9202> [終値298円]VSシンガポール航空、全日空今期3期ぶりの黒字確保(50億円)を必達目標。勝負の年。

 シャープ <6753> [終値1226円]村田製作所 <6981> [終値5600円]VSサムスン、3D(3次元)テレビサムスン2月下旬発売
 シャープ今年度中3Dテレビ発売。3Dでは優位性も。
 村田生産性2倍に高め対抗。アジア市場に積極的に新製品投入。 

 新日鉄 <5401> [終値336円]VSポスコ、韓国ポスコ大きくリード。
 顧客の勢いの差、新日鉄主要顧客トヨタ <7203> [終値3665円]ポスコは現代自動車。コスト競争力の高さもポスコの強み

 三菱重工 <7011> [終値380円]VS現代重工、収益構造の違いで明暗。造船事業比率が三菱重工1割に対し、現代重工4割。
 
・欧州「GPS(ギリシャ、ポルトガル、スペイン)危機」と呼ぶべき事態招きかねず。
 破綻リスクを取引するCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)ネット取引額(買い・売りの差引残高)
 GPS3カ国にアイルランド、イタリア加えた「PIIGS」は残高上位の常連。市場は万一に備え身構えている。 

・コマツ <6301> [終値1906円]板根会長「世界経済は新興国が引っ張る」新興国バブルはそんなに深刻な問題ではない。
 世界の建機需要2015年ぐらいに、これまでのピークの07-08年を抜く。高原状態が続く。 

・ロート製薬 <4527> [終値1026円]売上げの約6割、営業利益の約5割を「スキンケア」関連で稼ぐ化粧品メーカーの実態。
 アジアに積極進出、急速に存在感高める。「製薬会社の化粧品」というコンセプトの読み当る。
 高い成長率・収益性、株価は化粧品メーカーとしての「実力」織り込まれていない。

・証券会社2010年3月期決算、主要24社の約8割の20社、最終黒字。リーマン・ショック後の最悪期から立ち直り印象付ける。
 個人部門は新興国関連など投資信託の販売回復。法人部門は企業の増資ラッシュが業績押し上げ。

・日本のバイオベンチャー内外機関投資家の注目集める。2000年第1次ブーム経て、投資回復期入り、黒字転換する企業増加。
 第2次ブーム到来との呼び声も。上場27社のうち今期最終損益黒字予想4割の11社に。

 メディネット <2370> [終値43300円]「細胞加工センサー(CPC)」強み。
 細胞加工件数累計8万件、世界シェア3-4割占める。

 テラ <2191> [終値1512円]樹状細胞ワクチン療法確立し黒字化。配当開始。

 タカラバイオ <4974> [終値229400円]がん免疫療法の事業化乗り出す。
 リンパ球遺伝子組み換え、がん細胞だけ狙い撃ち新技術を開発。 

 オンコセラピー <4564> [終値188500円]がん治療ワクチン開発。
 製薬大手と提携契約結び一時金収入増。2期連続の黒字見込む。

 アンジェスMG <4563> [終値171000円]
 「コテラジェン」遺伝子治療薬、先進国で初の承認の可能性。ロイヤルティ収入見込める。

 そーせい <4565> [終値130100円]国内外の製薬大手と提携。フィデリティ投信約14%持つ。

・OUT Look: 今週の株式相場上値の重い展開か。
 日本企業の輸出アジアにシフトする中で株価欧州問題で左右されるのは国内に有力な買い手がないため。
 相場浮揚のカギは売買シェア5割以上占める外国人投資家。
 5月は欧米のヘッジファンドが中間決算迎え、利益確定売りが出やすいとされ海外動向から目離せず。 

・Wall Street: 今週の米株式相場はもみあいか。
 金融大手ゴールドマン・サックスの提訴問題きっかけに金融株の動向に不透明感強まる。
 4月の米雇用統計発表(7日)。雇用者数の増加幅拡大するなど景気回復基調鮮明になれば株価下支えしそう。

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派37%(前回比-5)弱気派27%(同+3)中立37%(同+4)

・市場では「6月=円安」説ささやかれ始める。
 米連邦公開市場委員会(FOMC)声明、米早期利上げ観測に再び火をつけようとしている。
 6月に向けて政局混迷を深めれば、円安はやしたい向きの格好の材料にも。

・スクランブル:ギリシャ問題巡り、乱高下する東京株式相場。
 5月はアジアでも政治イベント多く、上値追いは難しいとの見方。
 ドイツ5/9議会選挙、「国民の過半数が反対するギリシャ支援について、9日までは政府の前向き姿勢はトーンダウン」
 6月の英国議会下院選挙も懸念、「ハングパーラメント」(どの政党も過半数に届かない宙ぶらりん議会)に陥り、
 英国株や通貨ポンドの下落につながりやすい。
 中国人民元の切り上げ懸念も根強い。節目と意識は24.25日の米中戦略・経済対話。
 日本では普天間基地移設問題の決着期限5月末に迫る。
 ヘッジファンドの換金売りも出安いとされ「Sell in May(5月に売れ)」との言葉も。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場はギリシャとゴールドマン・サックス問題に振り回される。
 ギリシャ国際の格下げ機に欧州株一斉に下落。
 4/30ゴールドマン捜査の報道で米国が大幅安。
 スペイン・ポルトガル・アイルランドは大きく下げ、欧州株全般に下落目立つ。
 ベトナムやフィリピンなどアジア株は総じて底堅く。 (日経ヴェリタス)

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