
普天間移設振出しへ
- 2010年05月23日
- 株式投資・経済ニュース全般
2010年5月23日(日) 暖かい雨
・日米両政府、沖縄米普天間基地移設先、名護市辺野古とする方針で大筋合意。具体的な位置や工法は秋まで先送り。
沖縄の反発必至で実行困難な情勢。迷走の末振り出しに。
・レナウン <3606> [終値141円]
中国繊維大手山東如意集団(山東省)引受先とする第三者割当実施。同社の傘下へ入る方向で最終調整。
・自動車・電機大手設備投資対象の選別進める。2010年度の設備投資額4年ぶりに増加に転じるも水準依然低い。
「新興国」と「環境」に重点投資。
・地方銀行の業績不振深刻に。上場地銀84行・グループのうち3分の1超が2011年3月期に前期比で最終損益見込む。
本格的な収益回復に向けた打開策見出せず。
・世界の金融市場でヘッジファンドが新興国通貨や国際商品などのリスク資産圧縮する動き強める。
欧州財政問題に加え、世界経済の成長が鈍化しかねないとの懸念背景。
・欧州で市場批判や金融規制強化論に勢い。新たな金融システム不安を巻き起こすリスクも。
・NEC <6701> [終値252円]中国で医療機関向け情報システム事業に参入。
中国政府医療サービス向上へ2011年までに8500億元(約11兆2000億円)投資計画。日米欧のIT大手に先駆けて市場開拓する。
・商船三井 <9104> [終値602円]日本とロシア極東結ぶコンテナ船頻度現在の2倍、月4便へ増やす。海上輸送需要増と判断
・ニトリ <9843> [終値7370円]不況こそチャンス。
国内重視姿勢。年30-40店舗のペースで出店。投資額好景気から5割から2倍へ増加。
・NY株式市場ダウ工業株30種平均4日ぶり反発。一時1万ドル割り込むもユーロ相場ひとまず下げ止まりを好感。
金融株中心に取引終了にかけて買い戻し進む。
・美術品オークション価格大幅に下落。オークション平均落札価格金融危気前2007年比47%安。昨年より約10%安。
国内デフレ長期化観測が市場に影落とす。(23日 日経新聞)
・欧州市場、銀行間の「相互不信」強まる。ロンドン銀行間取引金利21日、昨年7月下旬以来の高水準0.5%近くまで上昇。
ドイツ国債への資流入目立つ。
・日経平均株価3日続落。年初来安値を3ヶ月半ぶりに好新。
前日欧米株式相場の大幅安やドルやユーロに対して円相場の上昇嫌気。
・民主党小沢一郎幹事長、東京地検特捜部再び嫌疑不充分で不起訴処分。東京第5検審査会2度目の審査に入る。
・「6/24公示、7・11投開票」日程となる参院選まで鳩山・小沢体制で突っ込む。
・日経平均株価5ヶ月ぶり安値。4月下旬以降の株価下落、日本は米国やドイツを上回り、ギリシャなど南欧諸国に匹敵。
外需依存高く世界景気の変調に敏感に反応、日本の不安定さ浮き彫り。
・米金融危機防止へ新たな金融規制強化。監督当局の権限強化、金融機関の高リスク事業制限。
・ドイツ・メルケル首相と英国・キャメロン首相、ベルリンで会談「強いユーロに興味」一致。
通貨防衛に向けて独英首脳連携する姿勢示す。
・トヨタ <7203> [終値3355円]
電気自動車(EV)分野で米ベンチャーステラ・モーターズ(カリフォルニア州)との資本・業務提携。
・日産 <7203> [終値674円]電気自動車(EV)用急速充電器開発。
EV開発に培った技術や自社工場の生産設備生かしコスト削減。標準品の半分相当147万円売り出す。
・東芝 <6502> [終値467円]中国やロシアなど新興国で発光ダイオード(LED)照明の販売に乗り出す。
2015年度にはLED照明の海外売上高比率3割以上に引き上げる。
・ステラケミファ <4109> [終値2951円]リチウムイオン電池に使う電解質の生産能力現在比2.4倍年2000トンに引き上げ。
同社リチウムイオン電池向け電解質の外販メーカーで世界シェアトップ。
・4月の粗鋼生産量前年同月比56.7%増898万8000トン。前年同月を上回るのは6ヶ月連続。
・主要ゼネコン43社の2009年度海外建設受注実績、前年度比32.7%減少。
ドバイショックで中東地域での受注額96.4%減。北米や欧州でも振るわず。受注額7000億円割り込みは1980年以来29年ぶり。
・日本ユニシス <8056> [終値644円]ネットマークス <3713> [終値14000円]8/1付で完全子会社化。
ネットマークス株1株にユニシス株25株割り当て。
・国内電力会社購入、中国産発電用石炭(一般炭)2010年度価格交渉上げ幅5割で過去最高の08年度に次ぐ水準。
電力各社の発電コストの上昇につながる。
・エフオーアイ <6253> [終値6円]東京地検に破産申し立て。負債総額約92億円。
・スカイマーク <9204> [終値363円]羽田空港の深夜早朝枠使い羽田-グアム間夜間チャーター便運航。
5年ぶり国際線運航で収益上乗せ見込む。
・日立 <6501> [終値366円]カナダのサスカチワン州政府とエネルギー・環境分野の技術開発で協力。
二酸化炭素の回収・地下貯畜や次世代送電網など技術を現地で実証。
・ヤフー <4689> [終値31950円]とスクェア・エニックス <9684> [終値1655円]パソコン向けゲームの提供で連携。
「Yahoo!ジャパン」に戦国シュミレーションゲーム27日に配信。基本利用料無料、武器などアイテムに課金。
・エルピーダ <6665> [終値1614円]坂本社長、
DRAM価格と為替相場が現在水準維持すれば2011年3月期営業利益前期比実績5.6倍、1500億円上回るとの見通し示す。
追加公募増資は「現在のところ考えず」
・株式相場の長期トレンドを示すと解釈される日経平均株価の200日移動平均線21日、
2009年8月以来約9ヶ月ぶりに「下向き」に転じる。
・東証1部年初来安値更新銘柄数、今年最多の390銘柄に。約1年7ヶ月ぶりの高水準。
・ジャスダック投資別売買代金、5月2週(10-14日)個人買い越し。外国人も買い越し。
・原油価格大幅に下落。投機マネーリスク回避しようと海外先物市場で売り込み。
ドバイ原油大型連休明けから今月初めから13%安。WTI今月初めから21%の下落率に。
・プラチナ(白金)地金国内価格21日急落、5ヶ月ぶりの安値。
海外相場大幅下落に加え、為替の円高・ドル安が国内価格の下げ幅拡大。(22日 日経新聞)
・口蹄疫感染拡大、宮崎種牛にも及ぶ。「忠富士」殺処分。残り5頭異例の1週間の経過観測へ。(23日 産経新聞)
・クリントン米国務長官来日、鳩山首相、岡田外相との会談も滞在時間3時間15分。
5日滞在する次の訪問国・中国との扱いの差大きく。普天間の影響も。
・日銀金融政策決定会合、民間金融機関通じ、成長分野の企業に資金供給するため、
低利固定で年単位の資金貸し出す新たな仕組の大枠示す。今夏にも実施。
急激な円高と株安などにも有効な手立て見出せず、難しい金融政策運営続く。
・欧州連合(EU)財政金融界各作業部会、ギリシャ財政危機の再発防止や今後の危機管理話し合う。
ドイツ単独実施空売り規制、連携強化必要と単独行動批判。 (22日 産経新聞)
・ギリシャ財政危機に端を発した通貨ユーロの先安観は市場に根強い。
投機マネーが安全志向強め、円に流れ円高進行が日本経済を揺さぶるリスクも。
対円での4月末と直近安値比ユーロの下落率14%、豪ドルで17%。
・ユーロ危機の展開、3つのシナリオ。
シナリオ1:危機封じ込め、ユーロは現行のまま存続。
ユーロ安追い風に新興国市場が勢いのあるうちに外需で稼ぎ、財政赤字国は金融支援を使って再建進める。
シナリオ2:ギリシャなどユーロ圏離脱、小ユーロ圏が存続。ハードランディングであるが、あく抜け感も。
今後1年程度はこのような展開にはならないもののギリシャ財政再建遅れると現実味も。
シナリオ3:ユーロの統合深化、危機バネに財政・政治統合へ。国家主権さらに制限し、欧州に連邦制導入。
・日本最大投資信託、グローバル・ソブリン・オープンの運用正念場。
積極的なユーロ建て投資裏目。価格21日5663円と1997年設定以来最低水準に落ち込む。
・日本株3ヶ月ぶりの1万円台割る。欧州問題と為替安定に向かえば「再び業績拡大に関心向く」との見方も多い。
・日経ヴェリタスランキング:ネットキャッシュ(現預金と短期有価証券の合計=手元流動性=から有利子負債を引いた額)
1位任天堂 <7974> [終値26000円]ネットキャッシュ1兆2523億円。
浮いた資金を商品開発に投入し、付加価値高い製品で稼ぐ。
2位武田 <4502> [終値3740円]8799億円。手元資金に余裕のあるうちに新薬候補拡充へ。
3位キャノン <7751> [終値3725円]8043億円。製品の高シェアと生産効率の高さ強み。
14位東エレク <8035> [終値5330円]2439億円。受注急回復する今期、研究開発に過去最高の670億円投じる。成長投資加速
25位ヤフー <4689> [終値31950円]1292億円。売上高営業利益率5割強の高収益体質とネット企業特有の「持たざる経営」
26位セコム <9735> [終値3980円]1288億円。グループ資金を効率管理。
・スマートフォン(多機能携帯電話端末)電子部材、日本勢まだ優位。
日東電工 <6988> [終値3170円]タッチパネル構成部材高シェア。
旭化成 <3407> [終値483円]端末の向き検知する地磁気センサー高シェア。
・エノテカ <3049> [終値59200円]「アジアのワイン首都」香港、巨大市場開拓着々進む。10年後国内海外比率半々に。
中国ワインブーム照準。長期熟成で在庫が含み益発生しやすく。含みに注目すれば株価の見直し余地も。
・企業業績、会社側の営業利益予想と市場の予想(アナリストのコンセンサス)に大きな差のある企業。
市場予測が会社予想を大きく上回る会社:
トヨタ <7203> [終値3355円]市場予想との差2893億円。東電 <9501> [終値2277円]1642億円。
三菱商事 <8058> [終値1982円]1167億円。ホンダ <7267> [終値2823円]1006億円。
市場予測が会社予想を大きく下回る会社:
伊藤忠 <8001> [終値738円]▲223億円。コスモ石 <5007> [終値246円]▲139億円。
郵船 <9101> [終値324円] ▲110億円。豊田織機 <6201> [終値2392円]▲104億円。
・OUT Look: 今週の株式相場 は戻りを試す展開か。
日経平均株価週内で6.5%下落。世界の主要な株式市場の中でも下落際立つ。
4/5の年初来高値からの下落率は13.7%に達する。
注目指標の一つ、日経平均の25日移動平均といの乖離率。
この1年移動平均から5%以上、下方乖離したのは昨年7月、10月、11月と今年の2月。
そのたび日経平均は上昇に転じ、10月除き上昇幅は1割以上。
「一般に5%以上下方乖離すると株価は底値圏」5/21マイナス8.67%。
反発力高めそうな理由に各国政府による政策対応の可能性。ユーロや株式の追随売り出にくく。
下値の節目は昨年7月9050円と同11月9081円と切り下がる。
自律反発のめどは1万円付近と200日移動平均1万361円が意識。
・Wall Street: 今週の米株式相場は前週に引き続き欧州の財政不安を背景に神経質な展開続きそう。
昨年3月から今年4月までの相場の上げは「ベアー・マーケット・ラリー(弱気相場の中の一時的上昇)」と捉える向きも。
・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派56%(前回比+4)3/12以来の2ヶ月ぶりの高水準。
弱気派26%(同+3)中立18%(同-7)
強気派の根拠、好調な企業業績に対して、割安な株価。弱気派の根拠、リスク資産の縮小傾向続くと野懸念。
・鉄鉱石や非鉄金属の価格が下落に転じ始めた。最大の需要国である中国で在庫積み上がったことが背景。
欧州経済の不透明感もあり調整長引くとの観測浮上。
・世界市場往来:先週の世界の株式相場はほぼ全面安。
ドイツ国債などの空売り規制打ち出し、売りが禁止されてない通貨ユーロが急落して動揺走る。(日経ヴェリタス)
—————————————————————————————
第三者割当
キャリアデザイン <2410> [終値11000円]9104株 1万1020円 6/9 割当先 多田同社社長兼会長など計32先
株式併合
Oakキャピタル <3113> [終値22円]8/3 10株→1株
—————————————————————————————
(今日の一言)
週末の海外NY株式市場は、4日ぶり反発。
値ごろ感からか押し目買いや自律反発狙いの買いが入る。
寄り付きから下落で一時は1万ドル割れも。
金融規制の強化で売られていた金融株が市場を主導した。
週間ではダウ工業株30種平均は4%2週ぶり下落、ナスダック総合指数は5%2週続落、S&P500種は4.2%の2週ぶり下落した。
大岩川源太の「泣いて貯まるか!」
☆5/25、5時半ぐらいから設営。
源太のワンコインセミナー
少人数ワンコインカンパ制。
渋谷徒歩10分 大向区民館 先着15名
募集はgenta@asset-jp.jp へ。
場所は
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/kmkaikan/km_omukai.html
大岩川源太の資産運用経済セミナー東京・世田谷
6月5日(土)6日(日)13:30〜16:00
『混迷した日本政治と上がってきた株式』
講師:大岩川源太(無料銘柄相談も実施)
大阪恒例株式セミナー大阪・梅田
6月5日(土)12:20〜14:50
『今年も年央は株祭りだ!』
講師:岡本昌巳氏&特別ゲスト
●5月27日(木)雨宮京子さん
講演&パネルディスカッション
ナノキャリア主催「個人投資家説明会」
詳細は株式にっぽんWEBサイトより
───<お気楽メルマガ>──────────────────
★株式投資専門のメルマガ「お気楽ニュース」★
創刊13年(まぐまぐ殿堂入り)
毎日の株式市場の動きや株式投資の参考になる企業ニュースを
タイムリーにお届けいたします。(日刊:無料)
──────────────────<お気楽メルマガ>───
<<(株)アスリーム免責事項>>
● 本資料は、投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的としており、
特定の銘柄について投資勧誘を目的にしたものではありません。
本資料言及した銘柄や投資戦略は、投資に関するご経験や知識、
財産の状況および投資目的が異なるすべてのお客様に、一律に適合するとは限りません。
また株式・債券等の有価証券の投資には<<手数料等およびリスクについて>>
記載したとおり、株価・債券価格等の有価証券価格等の下落や
発行者の信用状況の悪化等により、投資元本を割り込むおそれがあります。
銘柄の選択、投資判断の最終決定は、お客様自身の判断で行なうようにお願いいたします。
———————————————————————–
株式会社アスリーム
INTERNET MEDIA OF INVESTMENT NEWS
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場2-14-5
mail: office@koronoasa.com
URL : http://koronoasa.com/
———————————————————————–
記事の続きはコロ朝プレミアムで!