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扉を開いて(トランプ株高 次の波)


2016年12月11日(日)はれ
・トランプ株高 次の波。今期最高益、強い内需企業を探せ。
12/2まで野村證券 <8604> [終値770.6円]が開いた機関投資家向けイベントには過去最高水準の約600人の海外投資家が詰めかけた。
「トランプ・ラリー」はどこまで続くのか。
9日に一時1年ぶりの1万9000円台に回復した日経平均株価。その上昇の原動力は11/28~12/2の週まで4週連続で買い越した海外投資家。
「円安進行が海外投資家の日本株買いのトリガーになった」と。
買われている銘柄は、海外投資家が手放した銀行株や輸出関連株が中心。
この勢いが継続して日経平均株価は2万円を超えるのか。市場はトランプ相場の持続力に懐疑的な見方も多い。
今上期は日本企業を取り巻く環境は厳しく、3月期企業の16年4~9月期は4年ぶりの営業減益に沈む。
だが16年度通期の業績予想は、800社強と上場企業の4社に1社が営業最高益見込む。
「ニッポン株式会社」の実力がまさに試されている。

・トランプ株高 次の波。逆風に耐え磨いた稼ぐ力。
日本株が2万円超え、上昇する条件は何か。消費低迷の中で収益力高め、今期最高益見込む内需銘柄がカギとなる。

2016年度に営業最高益更新する主な企業。

国内でニッチ市場攻略:エムスリー <2413> [終値2647円]パーク24 <4666> [終値2987円]
ワークマン <7564> [終値3380円]日本ライフライン <7575> [終値2252円]

EC市場拡大の恩恵:大和ハウス <1925> [終値3307.0円]スタートトゥデイ <3092> [終値1762円]
MonotaRO <3064> [終値2205円]GMOPG <3769> [終値3930円]夢の街創造 <2484> [終値2556円]

海外が収益の柱に成長:リンナイ <5947> [終値9390円]関西ペイント <4613> [終値2079円]
ライオン <4912> [終値1796円]ミルボン <4919> [終値4400円]

・トランプ株高 次の波。久々の最高益、上場来高値も続々。地道な構造計画・特需追い風。
久々の最高益になりそうな企業

1位日本ISK <7986> [終値216円]前回の最高益からの年数36年 マイナス金利導入でタンス預金用金庫が好調
2位相模ゴム <5194> [終値879円]約29年 薄型避妊具を訪日客「爆買い」
3位日東ベスト <2877> [終値756円]28年 山形工場への移管で生産効率化
4位平田機工 <6258> [終値5830円]27年 有機ELパネル向け生産設備受注拡大
5位ヨネックス <7906> [終値5150円]26年 中国でバトミントン製品販売伸びる
6位日本色材 <4920> [終値1105円]25年 インバウンド消費好調で化粧品の受託生産が伸びる
7位五洋建 <1893> [終値573円]24年 国内外で大型案件の受注が増える。
8位山崎パン <2212> [終値2127円]23年 菓子パンでの商品絞り込みによる生産効率化
9位星光PMC <4963> [終値1244円]約23年 中国で製紙用薬品が好調
10位ニチハ <7943> [終値2724円]20年 国内の新設住宅着工を追い風に窯業系外装材拡販

・トランプ株高 次の波。
輸出関連、円安で上振れ余地。下期、自動車7社で営業益5700億円押し上げ。
業績に追い風となるのは、自動車や機械、電機といった輸出関連企業。
日本から輸出比率が高いトヨタ <7203> [終値7003円]富士重工 <7270> [終値4823円]は円安効果が大きい。
足元の為替レートでは、トヨタは約3000億円、富士重は700億円超の上積みに。

・トランプ株高 次の波。来期「最高益」の持続力は。
今期は営業最高益になる見通しでも、すでに来期の失速が懸念される企業や業界も目立つ。

飯田グループ <3291> [終値2240円]今期予想営業利益1133億円 来期の市場予想平均の営業利益1130億円
東急不動産HD <3289> [終値706円]730億円 728億円
小野薬品 <4528> [終値2424.5円]725億円 711億円
東宝 <9602> [終値3270円]470億円 438億円
丸一鋼管 <5463> [終値3715円]237億円 229億円
森永乳業 <2264> [終値726円]205億円 185億円
そーせいグループ <4565> [終値13250円]170億円 88億円
富士紡HD <3104> [終値3305円]64億円 50億円

・世界的な株高が一段と加速。
前週は日本や米国、ドイツ株が相次ぎ年初来高値更新。
各国の長期金利が上昇(価格は低下)、投資マネーが債券から株式に流入する構図が鮮明に。
9日の米株式市場でダウ工業株30種平均、ナスダック総合株価指数、S&P500種株価指数はそろって最高値更新。
ダウは今週2万ドルに載せる可能性もある。上昇に弾みをつけたのが8日の欧州中央銀行(ECB)の政策変更。
量的緩和を2017年末まで延ばす一方、資産買い入れの減額決めた。欧州の長期金利上昇誘い、米国金利にも波及。
金利の先高感背景に欧米の金融株を上昇けん引。
日米金利差受け円相場は2月以来の1ドル115円台に下落。
9日米シカゴ市場で日経平均先物は1万9000円台で取引終えており、週明け小高く始まりそう。
日米株価は節目が近づき、利益確定売りが出やすい水準。
13~14日米連邦公開市場委員会(FOMC)や、15日に予定されるトランプ次期大統領の会見での発言に市場の注目が集まりそう。

・掘らずに下水管補強、陥没防ぐ。
博多駅前の陥没では、地下鉄トンネル掘削工事との関連が指摘。
一方、国土交通省によると全国の道路陥没の多くは、下水管破損が原因と。
漏れた下水が土壌を侵食し、地中に空洞ができ、やがてアスファルトや車の重みに耐えられず陥没に至る。

積水化学 <4204> [終値1822円]SPR工法の効率化取り組む。
得意とする素材のポリ塩化ビニール(塩ビ)使って管の内側から補強するもの。
リボン状の塩ビをらせん状に巻き、古い下水管の内側にもう一つの管(更生管)つくり、
最後に特殊なモルタル充填し隙間を埋めて完成。
古い管を掘り起こすのに比べ、工期では4割、工事費では半分程度に減らすことができる。
自動モニタリングは5年から10年後の実用化めざす。

大きな陥没事故を起こさないためには、予防だけでなく早期発見も重要。
アジア航測 <9233> [終値482円]ミリ単位の路面のひび割れ状況調べられる測定車開発。
時速80KMで走っても1ミリメートル程度のひび割れ判読。時速30KMなら0.25ミリメートルのひび割れ判読。

応用地質 <9455> [終値1402円]スマホの加速度センサー使って路面損傷を簡単に把握できるシステム開発。
自治体などにサービス提供する予定。

・カジノ関連賑わう。法案衆院通過、依存症に懸念。
インターライフ <1418> [終値324円]6月末からの株価上昇率103.8% 大型商業施設のお内装工事
オーイズミ <6428> [終値739円]93.0% メダル計数機などの開発
日本金銭機械 <6418> [終値1445円]78.4% 貨幣識別機
セガサミー <6460> [終値1788円]62.7% パチスロや娯楽施設を展開
イチケン <1847> [終値424円]61.8% 商業施設建築
フジHD <4676> [終値1667円]45.1% IR施設の開発を計画

・自動運転技術開発するZMP(東京・文京)19日予定していた東証マザーズへの新規上場延期発表。
同社に出資する関連銘柄で失望売り目立つ。

JAFCO <8595> [終値4080円]出資比率10.01% 9日の下落率▲4%
FVC <8462> [終値2474円]5.53% ▲17%(ストップ安)
JCVケンウッド <6632> [終値307円]4.61% ▲5%
マクニカ富士 <3132> [終値1323円]3.69% ▲5%
コマツ <6301> [終値2792.5円]3.07% ▲1%

・注目企業ここが知りたい富士フイルム <4901> [終値4363円]再生医療産業「主役」になるか。
M&A(合併・買収)駆使し、再生医療で攻勢かける。
素材であるiPS細胞から、軟骨といった人体の一部まで一気通貫で手掛ける事業モデルが見えてきた。
「医薬」の顔が目立つようになれば、指標面からも株価上昇要因になりそう。

・日本取引所グループ <8697> [終値1795円]金融とIT(情報技術)融合したフィンテックの活用に乗り出す。
仮想通貨のビットコイン支える分散型台帳技術「ブロックチェーン」使って株式やデリバティブの取引を記録し、
有価証券の精算や決済、保有者管理などの売買契約後の処理業務の効率化目指す。
事業化に向けてフィンテック技術を持つ企業への出資も検討。

・トランプ次期大統領の経済政策に期待したトランプ相場が1カ月迎え、東京株式市場では選別物色の動き出る。
強い米国復活掲げるトランプ政策の恩恵測る物差しは「米国比率」。

自動車:富士重工 <7270> [終値4823円]11/8比騰落率 22.6% 米国売上高比率 61.5%
トヨタ <7203> [終値7003円]18.8% 38.9% スズキ <7269> [終値4002円]1.0% -%

食品:キッコーマン <2801> [終値3515円]2.8% 43.3%
日清食品HD <2897> [終値5670円]▲3.6% 10.3% ハウス食品 <2810> [終値2204円]▲4.5% 5.2%

化学:大陽日酸 <4091> [終値1397円]33.8% 29.4% 信越化 <4063> [終値9123円]15.4% 23.1%
積水化 <4204> [終値1822円]11.4% 7.9%

精密:オリンパス <7733> [終値4170円]17.3% 35.1%
キヤノン <7751> [終値3422.0円]15.3% 30.1% ニコン <7731> [終値1750円]6.3% 25.4%

通信:ソフトバンク <9984> [終値7825円]21.4% 46.7%
NTTドコモ <9437> [終値2600.5円]3.0% ー% KDDI <9433> [終値2907.0円]▲2.3% ー%

機械:竹内製作所 <6432> [終値2536円]32.0% 46.2% コマツ <6301> [終値2792円]23.2% 35.7%
日立建機 <6305> [終値2567円]18.2% 12.3%

日経平均株価 10.6%

・OUT Look:今週(12~16日)の株式相場、日経平均株価は1万9000円台で値固めの展開か。
米連邦公開市場委員会(FOMC)で大方の予想通り米利上げが実施されれば、年内の重要イベントは無事通過へ。
米大統領選以降、日経平均は大きく上げたが、上げ余地指摘する声は少なくない。
円安進行も海外投資家の買いを後押しする。
日本株を取り巻く環境は良好、特に円安は支援材料。
輸出企業の業績の前提とする想定為替レートは1ドル100~105円程度と実勢より円高で設定。業績上方修正期待は高まる。
海外勢の買い越し基調も続きそう。11月だけで1兆5400億円買い越し。
米大統領選転機に海外勢が日本株を見る目は変わり、「日本株は安すぎる点に注目する投資家が増えた」とも。

・Wall Street:今週の米株式相場は過去最高値圏での推移が続きそう。
前週ダウ工業株30種平均は5日連続で最高値更新。
上昇ピッチの速さを警戒する声もある反面、今週もリスクオンムード継続と。
ダウは今週にも節目の2万ドル大台突破する可能性も。
今週の注目材料は13、14日予定の米連邦公開市場委員会(FOMC)。
市場では1年ぶりの利上げはほぼ確実視、焦点はFOMC後に公表されるメンバーによるフェデラルファンド(FF)金利の将来予想に。
当局が来年以降何回の利上げ見込むかが。金融市場の先行き左右。
ひとまず年2回ペースとの見方も、従来より利上げペースが速めることが示唆されれば、売り圧力が強まる可能性も。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は主要25の株価指数のうち23指数が上昇。
リスクオン鮮明に。

上位1位イタリア週間騰落率7.06% 2位ドイツ6.57% 3位ポーランド6.51% 4位ロシア5.71% 5位メキシコ5.29% 6位フランス5.18%
下位25位中国▲0.34% 24位ベトナム▲0.31% 23位ブラジル0.31% 22位マレーシア0.76% 12位米国3.06% 11位日本3.1%

・日露首脳会談、市場は期待先行。
ビジネス拡大への転機となるか。プーチン大統領が15~16日に訪日、領土問題の行方に関わらず、政府は経済協力加速する。

ロシア関連銘柄。
健康寿命の伸長:日揮 <1963> [終値2172円]リハビリセンターの開設検討

都市つくり:双日 <2768> [終値301円]ハバロフスク空港の運営参画
トリドール <3397> [終値2387円]モスクワに丸亀製麺出店
ダイドードリンコ <2590> [終値5560円]自動販売機事業展開
Jパワー <9513> [終値2890円]電源開発や送電網

エネルギー:川上塗料 <4616> [終値294円]ガスプロム社へ天然ガスパイプライン用塗料納入
兵機海運 <9362> [終値193円]建機など海上輸送
トーヨーカネツ <6369> [終値327円]LNGタンクメーカー大手
国際石油帝石 <1605> [終値1248.0円]国営石油ロスネフチと提携関係
三井物産 <8031> [終値1696.5円]風力発電事業も
千代田化工 <6366> [終値887円]「サハリン2」の生産設備手掛ける

産業多角化:リンコーコーポ <9355> [終値279円]新潟港の港湾輸送大手
東洋埠頭 <9351> [終値196円]ロシアで通関業務
ハイレックスコーポ <7279> [終値3025円]自動車用ケーブルを現地生産
マキタ <6586> [終値7560円]電動工具販売、拠点拡充中。

極東の産業振興:極洋 <1301> [終値2667円]天然資源を輸入

先端技術交流:エージービー <9377> [終値900円]植物工場の進出検討
東海運 <9380> [終値475円]植物工場の進出検討

・米バロンズから:来年の推奨銘柄10選はこれだ!!

アルファベット 実質価値低下は800億ドル(約9兆円)近い現金の保有。
その大半が米国外、有利な税制導入されれば米国にボドされる可能性。

アップル 主要IT企業の中では極めて割安な株価。PERは17年9月期予想利益1株9ドルに対して12倍。

シティグループ 金利上昇追い風。同社株の状況は来年一変する可能性も。

デルタ航空 PERは16年と17年の予想利益の9倍。米ムーディーズから投資適格格付け獲得。自社株買いも積極的。

ドイツテレコム 保有するTモバイルUSの株価が4割高の54ドルに上昇の一方、ドイツテレコムは13%下落。強気派は目標株価20ドル。

メルク がん免疫薬「キイトルーダ」は肺がん患者への主要治療薬にあると期待。

ノバルティス 多角化進め、17年予想利益1株4.97ドルン対しPERは14倍に満たない。利回り3%超。

トールブラザーズ 株価約29ドルで、17年10月のPERは10倍未満と割安。

ユニリーバ 9月以降20%下落、多少魅力的な株価に。

ディズニー 来年には再び2ケタ成長回復と。
(日経ヴェリタス)

日経ヴェリタスを含め、日経新聞、日経産業新聞、日刊工業新聞
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