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日経ヴェリタス 5/30日号読んでみて・・・

2010年5月30日(日)はれ

・2011年3月期営業利益最高益更新見通し企業147社(新興市場・金融除く)危機下の最高益の理由。

 鬼怒川ゴム <5196> [終値354円]
 カルロス・ゴーン氏絶賛、お手本としようとパリに招く。効率化の「やり込み」が最高益更新の勢い。 

 中国塗料 <4617> [終値625円]船舶塗料で国内シェア6割、先々の受注3年分確保。徹底的にとことんこだわる同社の底力。

 科研薬 <4521> [終値762円]
 特許切れ関節痛薬、患者の「発掘」に努める。整形外科分野に一転集中マーケティングで潜在的な「顧客創造」に成功。

 ドウシシャ <7483> [終値2001円]徹底した「分散型」卸業者でありながら
 家電製品やビール、玩具などPB(自主ブランド)商品の企画・開発を手掛けるユニークな存在。

 ネクスト <2120> [終値70600円]社員の3分の1はサイト開発人員。アイデアが短期間に実現するスピードが持ち味。
 使い勝って向上でユーザー増え、物件情報(広告)を出す不動産会社と徴収する情報掲載料も増える好循環。 

 富士通ゼネラル <6755> [終値440円]家庭用エアコン市場でシェア2位(前年4位)に躍進。
 キーワードは生産改革と在庫管理の徹底というもう一つの「省エネ」。グローバルな空調大手に完全に脱皮。

 日本M&Aセンター <2127> [終値31650円]対象は地方の中小・零細企業。
 「売り手」「買い手」の情報を効率良く吸い上げるネットワーク力で勝負。
 2011年問題、団塊世代の大量退職現象が追い風。潜在的顧客数12万社。中国関連案件にも力。

 連続最高益、サンドラッグ <9989> [終値2119円]1980年7月設立から30年にわたって右肩上がりの業績。

 「リーマン前より収益力高めた企業」
 エルピーダ <6665> [終値1643円]改善幅31.2。カカクコム <2371> [終値344000円]15.8。

 「リーマン前より経営効率高めた企業」DeNA <2432> [終値2720円]改善幅28.7。
 イーアクセス <9427> [終値62900円]25.8。アーネストワン <8895> [終値892円]21.8。 

・6月4-5日釜山で開く20ヶ国・地域(G20)財務相会合、世界の市場関係者注目。

日経ヴェリタスランキング:2011年3月期増配予定企業の予想配当利回りランキング 

 1位TAC <4319> [終値355円]予想配当利回り5.63%。

 2位朝日ネット <3824> [終値278円]5.04%。3位シスプロカテ <2317> [終値54800円]4.74%

 7位中山福 <7442> [終値568円]4.40% 好業績の原動力、プライベートブランド(PB)商品。株価安が配当高める要因に

 10位日本バルカー <7995> [終値191円]4.19% 東南アジアや日本国内で石油化学プラントの設備投資持ち直し。

 20位リョーサン <8140> [終値2234円]3.58% 主力のメモリーやマイコンの販売が回復。
 PBR(株価収益率)0.6倍と株価の下支えにならず。

 23位ココカラHD <3098> [終値1651円]アライドハーツ <3062> [終値1057円]との合併に伴い記念配当8円実施。

・日本円「世界最強通貨」に踊り出る。ギリシャ危機で安全志向強めた投資マネーはドルと円に向かうも、
 米金利の急低下で日米金利差縮まり、円高・ドル安を誘発。円高が続くと日本企業の収益を圧迫し、株式相場でもマイナス。
 喜べぬ「最強」の座。

・世界の主要株価指数、4/28からの騰落率。ロシア最大の下落。日本、中国、オーストラリア株の下落目立つ。

・日本株外国人4月最終週から5月第3週まで先物も合わせて7000億円近く売り越し。 

・「隠れ医療銘柄」キリン <2503> [終値1224円]味の素 <2802> [終値771円]その典型例。

 日機装 <6376> [終値662円]人口透析装置で国内シェア5割。透析機器は景気の影響それほど受けず。

 片倉工 <3001> [終値808円]心臓病テープ製剤「フラントルテープ」を主力製品、国内シェア5割強確保。 

 住友重機 <6302> [終値518円]人間ドックなどで使う磁気共鳴画像装置(MRI)用の超低温冷凍機で世界シェア9割占める。

・海底油田を掘削する洋上の巨大施設「リブ」運営する日本海洋掘削 <1606> [終値3495円]独特の存在感発揮。
 海洋油田開発への規制強化の影響が及ぶのが懸念。

・金属価格の急落、非鉄各社の2011年3月期業績に不透明感漂う。
 ロンドン金属取引所(LME)の銅3ヶ月もの先物4月はじめに1トン8000ドル近くに上昇後、その後下落。
 足元では6500〜7000ドルで推移。
 亜鉛3ヶ月先物4月の2500ドル台から1900ドル台に下落。

 住友鉱 <5713> [終値1282円]銅価格100ドルあたり経常利益の変動11億円。想定銅価格6500ドル。

 三井金 <5706> [終値263円]亜鉛想定価格1トン2300ドル。足元1900ドル台続けば4-9月期だけで20億-30億円の減益要因。

・三井物産 <8031> [終値1321円]今後2年間過去最大規模の投資に踏み切る方針。3つの懸念が株価抑える。
 オーストラリアの資源課税の問題。
 鉄鉱石の需要そのものの懸念。(中国の需要低迷懸念)
 過去最大のメキシコ湾の原油流出。油田に出資している関係上負担の不安心理台頭。

・OUT Look: 今週の株式相場は底固めの展開か。内外の投資家にはけい材が比較的安定した日本株再評価する動きも
 5月第3週(17-21日)外国人投資家の売り越しが目立つ一方で、
 年金基金の資産を預かる信託銀行が約1500億円と大幅に買い越し。
 外国人のそろそろ売り疲れとの声も。
 「政局流動化懸念から外国人様子見に転じる」との指摘がある。 

・Wall Street: 今週の米株式相場はダウ工業株30種平均は節目の1万ドルを挟んで値動きの荒い展開か。
 スペイン格下げなど欧州信用不安根強く、積極的にリスクを取りにくい。焦点は引き続き欧州問題。
 指標では6/1、5月の米ISM製造業景況感指数注目。市場は前月比小幅悪化見込む。
 4日、5月の米雇用統計、非製造業部門の雇用者数前月比約50万人増と大幅改善見込まれる。

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派78%(前回比+22)70%超えは2008年7/18以来。
 弱気派7%(同-19)中立16%(同-2)

・投機筋がある通過を「理由にもならない理由」で買い戻した時、その後は2通り。
 相場は再び下落する展開と「適性水準」で下げ一服する展開。
 ギリシャ危機後の最安値からの急反発したユーロの先行きについて後者の展開予想する参加者が少しづつ増加。

・日本株テクニカル面などで「売られすぎ」を示すシグナル相次いで点灯。

 70%台が「売られすぎ」の目安とされる騰落レシオ(東証1部、25日移動平均)で5/25約66%に。
 4/5に153%と「買われすぎ」の目安120%を大きく上回り、その後急降下し4割程度の水準。

 日経平均の25日移動平均からの下方かい離率「売られすぎ」とされる5%を上回り10.6%まで拡大。

 東証1部全体の予想株価収益率(PER)2009年1月以来となる16倍台まで低下。割安感強まる。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場はユーロ安の一服で投資家心理がやや改善したことで週末にかけ戻り歩調となった。
 ロシアやメキシコ、南アフリカなど従来売り込まれた新興国株中心に買い戻し広がった。(日経ヴェリタス)

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