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2016年株式相場終了


2016年12月31日(土)はれ
・2016年最後の取引になった東京市場、日経平均株価は終値は15年末比80円(0.42%)高、1万9114円となり、小幅ながら5年連続上昇。
米大統領選後に景気拡大期待から原油、株式に資金流入。
海外で起きた想定外の事態が市場を揺るがし、投資マネーが目まぐるしく動いた1年であった。
日銀 <8301> [終値37950円]が金融緩和の一環として上場投資信託(ETF)を約4兆6千億円買い入れた影響も大きい。
5年連続の上昇は、1989年までの12年連続以来の27年ぶり。

・2016年円相場、対ドルで年間の高値と安値の差は22円台後半と8年ぶりの大きさ。

・商品市況にも資金戻り、総合的な値動き示す「ロイター・コアコモディティーCRB指数」は6年ぶりのプラスに転じそう。
新興国経済への不安も和らいでいる。

・オバマ米大統領29日、米大統領選に干渉するサイバー攻撃に関与したと、
ロシアの情報機関職員35人を国外追放するなど新たな制裁発令。
ロシアは30日「根拠がない違法な措置」と反発しながらも、トランプ次期米政権にらみ対抗措置の見送り決めた。

・米アップル、iPhoneを2017年1-3月期に前年同期比1割程度減産へ。
16年9月発売した「iPhone7」の販売が伸び悩み、「6s」の不振で大幅減産となった16年1-3月期をさらに下回る。

(日経1面)

・国土交通省、2017年度から道路などに立つ電柱なくす「無電柱化」進めるため、
PFI(民間資金活用した社会資本整備)の手法取り入れる。
電線や通信ケーブルを入れる共同溝の整備だけでなく、管理も民間に委託する。無電柱化を加速させる。

・2016年は多くの個人投資家が外国為替証拠金(FX)取引で苦戦。
為替どっとコムの顧客調査、年初から12月までの期間で「損失を出した」との回答が5割超えた。
同様の調査始めた12年以降で最高。英国の欧州連合(EU)離脱決定や「トランプ相場」にうまく対応できず。
「利益が出た」との回答は36.8%、12年以降では最低。

・イタリア中央銀行29日、同国銀行3位モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナに対する伊政府による公的支援の負担額が
66億ユーロ(約8100億円)に上るとの試算発表。
66億ユーロの公的支援のほか、残る22億ユーロ分は同行の劣後債保有する機関投資家が損失として被る見通し。

・欧州連合(EU)欧州委員会29日(日本時間30日未明)、
イタリア政府が国内銀行に提供している資金繰り支援策について、来年6月末まで半年延長することを承認。
モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナへの適用も認める。

・2016年の人民元の対ドル下落率は6%超となり、大規模な切り下げがあった1994年以来の大きさに。
元安がさらなる資本流出につながることを恐れる中国人民銀行(中央銀行)は、国境をまたぐ元取引の監視強化など警戒強める。
30日午後4時半(日本時間午後5時半)時点で1ドル6.9495元と2016年通年で6.6%h下落。
元の値下がりは3年連続、累計下落率は13%近く。

・台湾鴻海精密工業とシャープ <6753> [終値270円]が共同出資するテレビ向け液晶パネル生産会社、
堺ディスプレイプロダクト(SDP 堺市)30日、中国広州市政府と共同で、世界最大級のパネル工場新設を正式に発表。
工場を核とした産業圏区の建設へ約1兆円の投資協定に調印。
買収からわずか4カ月半で、鴻海・シャープは攻めに転じる節目迎える。

・東日本旅客鉄道 <9020> [終値10100円]三井物産 <8031> [終値1607.0円]オランダの鉄道会社アベリオが共同で
英国の主要鉄道路線網の営業権の獲得に向けた最終的な入札に参加。
英仏連合が参加表明、一騎打ちに。落札者は2017年6月に決定。同年10月から営業権引き継ぐ。

・回転ずし最大手あきんどスシロー(大阪府吹田市)、株式の再上場を東証取引所に申請。早ければ2017年3月上場目指す。

・2016年東証1部企業の時価総額が30日時点で571兆円と、1年間で14兆円(2%)減。
昨年比で時価総額額最も伸ばしたのはソフトバンク <9984> [終値7765円]。1兆1757億円増加、時価総額8兆5466億円。
信越化 <4063> [終値9067円]1兆586億円増、キーエンス <6861> [終値80200円]7977億円増。
任天堂 <7974> [終値24540円]3兆4765億円、1兆1028億円(46%)増。

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・2016年東証1部企業の時価総額が30日時点ランキング

1位(前年1位)トヨタ <7203> [終値6878円]時価総額22兆4428億円 昨年末比増減額▲2兆5520億円
2位(3)NTTドコモ <9437> [終値2663.0円]10兆5416億円 3925億円増
3位(4)NTT <9432> [終値4912円]10兆2974億円 1593億円
4位(2)三菱UFJ <8306> [終値720.2円]10兆2044億円 ▲5228億円
5位(9)ソフトバンク <9984> [終値7765円]8兆5466億円 1超1757億円増

・2016年東証1部企業騰落率

値上がり率上位:1位ライフライン <7575> [終値2331円]上昇率275.96%
2位安永 <7271> [終値2068円]261.53% Hamee <3134> [終値935円]259.61%
4位LINK&M <2170> [終値429円]243.20% 5位ヤ―マン <6630> [終値5840円]220.00%

値下がり率上位:1位コロプラ <3668> [終値992円]下落率58.59%
2位クックパッド <2193> [終値1075円]58.52% 3位ライドオンEX <6082> [終値867円]57.60%
4位U-NEXT <9418> [終値592円]54.14% 5位APカンパニー <3175> [終値730円]52.56%

・2017年、干支は酉年。
干支別日経平均平均騰落率(過去5回)、
辰(たつ)29%、子(ねずみ)24%、卯(うさぎ)16%、亥(いのしし)16%、に続く酉(とり)15%(4勝1敗 4連勝中)。

・日経平均株価、月別騰落率(過去10年)、春先と年末に上昇する傾向。
1月(50%)2月(60%)3月(60%)4月(60%)5月(60%)6月(50%)
7月(60%)8月(30%)9月(50%)10月(50%)11月(60%)12月(70%)

(日経新聞)

・政府、日本版GPS(衛星利用測位システム)と呼ばれる準天頂衛星システムの24時間運用目指し、
2017年秋までに測位衛星3基相次ぎ打ち上げることが30日、分かる。
18年4月から米国のGPSとの併用で一般サービス始める。

・中国国有商業銀行、大幅人員削減策進めている。
過去1年で最大手の中国工商銀行が約7600人の行員削減するなど、
大手10校では少なくとも3万6千人以上退職に追い込まれ、過去最大規模のリストラに。

・居酒屋チェーンワタミ <7522> [終値1104円]業績回復。
総合居酒屋の「和民」や「わたみん家」を新業態の「ミライザカ」や「三代目鳥メロ」に転換し復調。

・30日の中国・上海外国為替市場の人民元相場は、
通常取引の対ドル終値(日本時間午後5時半現在)1ドル6.9795元となり、前年末の終値比6.9%下落。
05年に中国が事実上の固定相場制から管理変動相場制に移行してから、最大の下落率となった。
上海株式市場も30日、代表的な指数である総合指数の終値が3103.64となり、前年末(3539.18)比12.3%下落して取引終了。

(産経新聞)

※記事の後ろの記号は、◎(好材料大)〇(好材料)▲(悪材料)×(悪材料大)など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり売り気配になる場合も
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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(今日の一言)

海外NY株式市場は続落、2016年の取引を終えた。

アップル(-0.78%)グーグル(-140%)ヤフー(+0.08%)フェイスブック(-1.12%)アリババ(+0.55%)
ネットフリックス(-1.22%)アマゾン・ドット・コム(-2.00%)バイオジェン(-1.20%)ドイツ銀(+0.82%)
ラッセル2000(-0.44%)HTG(ハイイールドファンド)(+0.03%)NBI(バイオテクノロジー株指数)(-0.73%)
(米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加)

3市場(NYSE、MKT、ナスダック取引所)出来高は約56億株、過去20日間平均約68億株を下回る。

週間ベースでは、ダウは0.9%安、8週ぶりの反落、
ナスダック総合指数は1.5%安、2週ぶりの反落、S&P500種指数は1.1%安 2週ぶりの反落で取引を終えた。

月間では、ダウは3.3%高、ナスダック総合指数は1.1%高、2週ぶりの反落、
S&P500種指数は1.8%高 それぞれ2カ月続伸で取引を終えた。

2016年年間の騰落は、ダウ工業株30種平均は13.4%、S&P500種株価指数は9.5%、ナスダック総合指数は7.5%の上昇で終了。

欧州株式市場の主要3指数はまちまち。
英国FT100種総合指数(ロンドン)は、5営業日続伸、史上最高値更新で終了。
ギリシャ(アテネ総合)株価指数(+1.09%)、イタリア(MIB)株価指数(+0.16%)と上昇で取引終了した。

大納会30日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落で2016年の取引を終えた。
東証株価指数(TOPIX)は2日ぶり反発。
東証1部出来高は16億6786万株、売買代金は1兆7125億円。
東証1部騰落数は値上がり1071銘柄、値下がり768銘柄、変わらず164銘柄に。

東証マザーズ、日経ジャスダック平均と東証2部はそれぞれ2日ぶり反発で終了。

週間ベースでは、日経平均株価は1.6%安、8週ぶり下落、東証株価指数(TOPIX)1.6%安、2週続落。
東証マザーズ指数は4.1%高、2週ぶりの反発、日経ジャスダック平均は1.3%高、8週続伸(累計6.9%上昇)、
東証2部指数は2.2%高、7週続伸(累計14.7%上昇)で終了。

月間ベースでは、日経平均株価は4.4%高、3カ月続伸(累計16.2%上昇)、
東証株価指数(TOPIX)3.3%高、3カ月続伸(累計14.8%上昇)。
東証マザーズ指数は2.1%高、3カ月ぶり反発、日経ジャスダック平均は2.7%高、4カ月続伸(累計11.0%上昇)、
東証2部指数は8.0%高、6カ月続伸(累計26.4%上昇)で終了。

年間ベースでは、日経平均株価は0.4%高、東証株価指数(TOPIX)1.9%安、
東証マザーズ指数は6.3%高、日経ジャスダック平均は3.5%高、東証2部指数は10.6%高で終了。

2016年株式相場終了です。
お疲れ様でした。、

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