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日経ヴェリタス 7/25日号読んでみて・・・

2010年7月25日(日)暑い

・逆襲スリヘッジファンド、2008-09年世界のヘッジファンドは資金流出に見舞われるも、2010年1-3月期流入超へ転じる。
 運用資金の総額1兆6679億ドル(約150兆円)と08年末の大底から19%増。
 現在東京株式市場の全売買に占めるヘッジファンドの比率は30-40%に上る。大半は海外勢。
 不安定な動きを続ける世界市場。
 空売りや逆張りを駆使してリスク回避(ヘッジ)するというヘッジファンド本来の持ち味に見直し。

・日本企業の2010年4-6月期決算発表、今週から本格化。4-6月期は好業績の可能性高く。
 問題は通期業績予測、為替の円高や世界景気の減速懸念から下期にかけて失速警戒する見方強まる。
 反面、新興国の経済成長の恩恵受ける。

・世界景気に不透明感、29日海運大手3社、日本郵船 <9101> [終値331円]商三井 <9104> [終値587円]
 川船 <9107> [終値355円]2010年4-6月期決算発表。
 「海運が上向けば、マーケット全体にも波及」と。

・欧州銀行資産査定(ストレステスト)欧州20ヶ国の91行のうち、
 景気悪化やソブリンリスク(政府債務の信認危機)シナリオを織り込むと資本不足になる銀行は7行。
 米国などに比べ遅れていた欧州金融機関の情報開示が進んだことは前進も、
 ギリシャなどが債務不履行(デフォルト)になるリスクまでは反映せず。市場では不十分という見方くすぶる。

・日経ヴェリタスランキング:純資産増加率の高い会社。過去3年間(2007年3月末〜10年3月末)純資産増加率。 

 1位田辺三菱 <4508> [終値1284円]増加率168.22% 三菱ウエルファーマと合併。総資産3年前比2.7倍へ。

 2位ソネット <3789> [終値207400円]増加率142.43% 今年2月USEN <4842> [終値56円]からプロバイダー事業取得。

 3位ダイワボウ <3107> [終値175円]増加率134.41% 2009年ダイワボウ情報システムを完全子会社化。

 11位NTT都市開発 <8933> [終値70500円]増加率57.55% 東京大手町の再開発などに伴いオフィスビル相次ぎ取得。

 20位新和海運 <9110> [終値9110円]増加率35.13% 保有船舶32隻(353億円)から42隻(584億円)に拡充。
 有利子負債残高281億円から486億円に膨らむ。

 27位ニチイ学館 <9792> [終値768円]増加率29.27% 2007年11月旧コムスンから介護施設買収。 

 41位センコー <9069> [終値276円]増加率23.91% 3年間で新増設した物流センターは計14ヶ所。M&Aにも積極的。

・KDDI <9433> [終値428000円]
 2010年4-6月期連結決算、営業利益前年同期比9%減。スマートフォン(高機能携帯電話)出遅れ響く。

・DIC <4631> [終値138円]30万品目の取り扱いが「非効率」のもと。
 事業仕分け改革始まる。利益率現在の水準の2倍となる10%へ。 

・世界最大の投資ファンド、米ブラックストーン・グループ、日本で始動も先行き慎重スタンス。

・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「異例な不確かさ(unusually uncrrtain)」21日上院銀行委員会で発言。
 日本の二の舞の不安、読めない要素多すぎ。

・OUT Look: 今週の株式相場は上値を試す展開か。
 欧州銀行の資産査定(ストレステスト)の市場予想の範囲内の結果となり、
 今週日米ともに堅調な企業業績に改めて市場の関心集まりそう。
 日経平均株価は直近高値(9795円)を目安に上昇する場面もありうる。
 株式市場は米景気の弱さと日米の企業業績の底堅さというマクロとミクロが綱引きする展開に。
 
 27日キャノン <7751> [終値3445円]29日パナソニック <6752> [終値1130円]東芝 <6502> [終値449円]
 ソニー <6758> [終値2513円]などの輸出企業の決算発表集中。
 円高懸念を抱える日本企業の場合「業績の上振れ期待しづらい」
 米企業の好業績が確認されて米株価上昇すれば、リスク許容度高めた投資家がドルを買い戻し、円高一服する可能性高まる。 

・Wall Street: 今週の米株式相場は上昇基調になりそう。
 マクロ経済統計は下振れ気味だが、アジアなど新興国の成長を取り込めるグローバル企業は好決算を連発。
 ダウ工業株30種平均はいったん下落しても割安感から買われ易く。
 主要500社の4-6月期決算発表済みの企業の86%が市場予想上回る。
 マクロとミクロの「ねじれ」の原因は今の世界経済のけん引役が欧米からそれ以外の地域に移っていること。
 グローバルに展開する大企業ほど欧米景気の減速による影響受けにくく、株価も堅調。

 今週の注目指標、30日4-6月期の米国内総生産(GDP)速報値。市場予想は実質年率2.5%成長。
 1-3月期(2.7%)から減速する見通し。アナリストはここへきて下方修正多く失望招くリスクも。

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派59%(前回比+5)弱気派16%(同-12)中立24%(同+6)
 弱気派が6/11以来の低い水準。

・日経平均株価22日にかけて5営業日続落、年初来安値(9191円60銭)目前まで迫る。
 先週前半の市場の反応は過剰とも。騰落レシオ(東証1部・25日移動平均)22日6月以来の70%割れまで低下。
 中長期観測では配当利回りの高さが買い安心感につながるとの声。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は中国やブラジル、ロシアなど新興国株、
 オランダやスペインといった欧州株などの上昇目立つ。
 週半ばまで欧州ストレステスト公表控え様子見ムードも米国などの主要企業の好決算続き買い安心感広がる。
 カナダ・ブラジルが利上げ踏み切り、一部の国は金融危機からの出口戦略本格化。

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