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扉を開いて(12/26号)

2010年12月26日(日)はれ

・内需大国インドの飛躍。世界がインド経済に大きな関心寄せる。

 自動車本格的な普及期に入るのは1人当たり国内総生産(GDP)が2000〜3000ドルに達する時期とされ
 中国の4000ドル弱に対してインドは1000ドル超えたに過ぎず。
 ニューデリーやムンバイではモータリゼーション始まる。

 インド平均年齢25歳、15歳未満の人口3割。中間層この10年で3倍。

 今後20年以内にインドは中国、米国に次いで世界第3位の経済大国へ。

 インドへの注目の背景には台頭著しい中国に対抗しうる勢力として各国が期待し始めた側面も。

 インド株式市場3年ぶりの活況。主要30社株価指数SENSEX、11/5に史上最高値2万1004を更新。
 米国の量的緩和策第2弾(QE2)による海外マネーの流入が背景。
 インドでは外国人投資家による売買が制限され、日本の個人投資家がインド株に直接投資は難しく。
 投資する場合は投資信託やインド企業の米預託証券(ADR)など活用する必要。

 「世界の期待の星」死角は、インド経済をけん引する個人消費、物価上昇すれば旺盛な消費にブレーキかかるリスク。
 電力・工業用水の不足。道路などインフラ整備の遅れ。

・日米欧の証券会社相次ぎ日本株に強気見通し。
 米景気の回復などを追い風に「2011年日本株の値上がり率が世界平均を上回る」といった予想目立つ。

 クレディ・スイス(11/5)「日本株に対し強気に転換」

 ゴールドマンサックス(11/15)「アジア地域の市場別で日本株をニュートラルへ引き上げ」

 UBS(11/29)「株式や債券など全資産に占める日本株の投資比率を8%から14%へ」

 ドイツ証券(12/6)「今後5年程度でTOPIXが2000ポイント目指す展開確率33%」

 大和証券キャピタル(12/10)「強気スタンス維持。日本株20〜25%上昇。」

 シティグループ(12/15,16)「日本株10-15%上昇。リスクは欧州金融危機と米長期金利上昇」

 三菱モルガンスタンレー(12/20)「日経平均株価9000〜1万2,000円」

 メリルリンチ日本証券(12/20)「日経平均年央に1万2,000円。年末に1万1,000円」

 みずほ証券(12/20)「米投資家の日本株のアンダーウェート解消」

・鉄鋼大手4社、年間原料コスト前期比約1兆2400億円増。
 来年4-6月期の原料価格はさらに上昇して過去最高水準になる可能性高く、引き続き収益を圧迫する。

・富士電機 <6504> [終値246円]ハードディスク(HD)用媒体事業や自動販売機事業の抜本的なリストラ。
 経営にスピード感、中期戦略具現化しつつある。

・ランキング:
 株主構成外国人比率25%以上、過去5年間の自己資本利益率(ROE)平均10%以上の企業、PER(株価収益率)低い順。

 1位PGM <2466> [終値56600円]予想PER4.3倍、外国人比率72.2%。春先の天候不順による客足の落ち込みが嫌気。

 2位トランコム <9058> [終値1459円]7.1倍、29.2%。住友商事 <8053> [終値1155円]7.2倍、34.8%。

 8位中国塗料 <4617> [終値664円]8.1倍、25.0%。
 海外売上高比率2010年3月期52%。世界で2-3位のシェア。船舶向け塗料が好調。

 16位第一興商 <7458> [終値1498円]9.6倍、29.6%。財務の安定性が評価。市場では相対的に割安感も。

 37位参天薬 <4536> [終値2849円]14.1倍、34.8%。
 海外知名度高まるものの業績振るわず、配当性向4割弱がPERの低さに。

・リンガーハット <8200> [終値1016円]復活遂げつつある。2009年12月以来既存店売り上げの前年比プラスが定着。
 11年2月期の連結経常利益は11億8000万円(前期比51%増)の見通し上回る。
 値上げも国産野菜で安心感。ヘルシーイメージも。株価は3年後までの利益成長折り込みつつある。

・OUT Look:2010年の締めとなる今週の株式相場はわずかに強含む展開か。
 週後半には海外勢がクリスマス休暇から復帰。新年への期待を込めて年末には株価が跳ね上がりやすい経験則も。
 1990年のバブル崩壊以降20年分のデータ、株価年間で上昇は9回。12月月間で上昇は12回と年間の上昇回数を上回る。
 12月最終週に限っては大納会の株価前週末比上昇は16回。ここ7年間では全て株高。
 12月月間で株価上昇した12回のうち11回は最終週に株価上昇。データから今年の終値1万412円に。
 日経平均60年間、各年の12月26,28,29日の株価上昇した確率はいずれも7割超。
 他の営業日で確率7割超は5月1,2,4日など6日間だけ。
 懸念は欧州の財政不安。中国、インド、ブラジルではインフル懸念受けて利上げ実施観測。  

・Wall Street:今週の米株式相場は高値圏でもみあう展開か。
 年末休暇に入っている取引参加者が多く、商いは低調にも。ダウ工業株30種平均2年4ヶ月ぶりの高値。
 4週連続で前週末の水準上回る。金融機関のM&A(合併・買収)や企業の業績改善への期待などを支えに底堅く推移。
 今週は28日に10月の米S&Pケース・シラー住宅指数発表。
 同日米消費者信頼感指数、前月の54.1から56前後まで上昇する見通し。 

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派43%(前回比+14)弱気派22%(同-15)中立派35%(同+1)
 米景気回復期待など背景に日本株の先高観は根強く、今年最後の週の株価上昇を期待する投資家が多かった。

・外国為替証拠金(FX)で円相場を巡る情勢が昨年末に似てきたとの指摘。
 円相場は昨年11月末の1ドル=84円台から年明けには93円台まで急落。
 今年も米国企業の景況感を示す指標などが相次ぎ好転。米金利は上昇基調を強めている。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は原油価格の高騰を背景にノルウェーなど産油国の株価が上昇。
 財政不安が高まるギリシャなどで株価は下落。  (日経ヴェリタス)

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