扉を開いて(1/23号)
- 2011年01月23日
- 株式投資・経済ニュース全般
2010年1月23日(日)はれ
・「元気な会社」シリーズ。大きくはないがたくましい会社に注目。
シコー <6667> [終値166800円]スマートフォン(多機能携帯電話)内蔵に使う超小型モーターで世界屈指のシェア。
カメラのオートフォーカスに欠かせない部品。
アドアーズ <4712> [終値78円]シニア需要は大きなチャンス。
レアメタル危機:森下仁丹 <4524> [終値330円]仁丹のカプセル技術を生かしたレアメタル回収手法。
電気や熱、有機溶剤などを使う従来手法より圧倒的に効率良く、コストも安い。
スマートフォン来襲:メイコー <6787> [終値1828円]
液晶テレビ向け基板は世界シェアトップもスマートフォンと自動車向け集中へ大転換。
高齢化社会:東祥 <8920> [終値565円]
平日の昼間、フィットネスクラブ高齢者で一杯。60歳以上の比率が5年間で約2倍。
セキュリティー:「ネット社会の番人」というべき存在、イー・ガーディアン <6050> [終値4660円]
24時間体制で監視するオペレーター総勢300人。
・アジア株失速。インドネシア総合株価指数(ジャカルタ指数)年初から9%、フィリピン総合指数(PSEi)6%下落。
インフレ懸念で金融引き締めへの警戒感強まり、外国人投資家が売りに転じる。調整当面続くと見られる。
・不動産投資信託(REIT)市場活況。東証REIT指数、2010年の年間上昇率27%。日経平均株価(3%下落)と対照的。
起爆剤は10月日銀「資産買入基金」創設。REIT11年末めどに500億円買い入れる。
・スカイマーク <9204> [終値1220円]無借金経営を見直しへ。
業績回復が鮮明になっていることも経営陣の背中を借り入れ検討に押す。
・フジクラ <5803> [終値407円]不動産事業が収益源に育つ。約160億円の連結営業益の約3割占める計算に。
当面不動産が業績下支えの構図に。
・伊藤園 <2593> [終値1400円]
本来のお茶である実験、「緑茶革命」農家の育成まで目配り。優先株流動性低く、実態以上に割安とも。
・ランキング:ジャスダック企業の株価上昇率ランキング(2010年11月2日から)
首位日本通信 <9424> [終値15940円]上昇率314.0% 米アップル「iPhone(アイフォーン)」輸入販売。
2位シナジーマーケティング <3859> [終値4700円]236.4%
米セールスフォース・ドットコムと昨年10月資本・業務提携。
3位倉元製作 <5216> [終値324円]155.1% スマートフォン向け中小型液晶パネル受注堅調。
6位エムティーアイ <9438> [終値175500円]75.5% スマートフォン向けアプリケーションの分野で成長期待。
11月複数の交流サイトを一括管理できるアプリ開発会社を子会社化。
28位アールテックウエノ <4573> [終値87500円]58.5% 北米独占的供給契約医薬品「ルビプロストン」販売拡大期待。
・カーシェアリング拡大で恩恵及ぶ企業
オリックス <8591> [終値8050円]子会社オリックス販売(東京・港)2010年9月末三大都市圏中心に730ヶ所拠点運営。
三井物産 <8031> [終値1393円]子会社カーシェアリング・ジャパン(東京・渋谷)2009年1月に参入。
パーク24 <4666> [終値888円]
子会社マツダレンタカー(広島・広島市)通じて2009年3月からカーシェアリング事業展開。
長谷工 <1808> [終値76円]子会社長谷工コミュニティー(東京・港)通じて参入。
2月に横浜市で完成するマンション(総戸数141戸)に専用車両1台置く。
・OUT Look:今週の株式相場はいったん調整局面入りか。
昨年11月上旬の量的緩和策(QE2)きっかけに始まった日経平均株価の上昇は
先週末にかけての大幅下落でひとまずブレーキがかかった格好。
相場けん引してきた海外投資家の「日本買い」は一巡も。上値を目指すには新たな材料が必要と。
市場の楽観ムードはなお根強い。懸念材料の新興国の金融引き締めも日本株には追い風と指摘。
これ以上は新興国株は買いにくく、日米など先進国への資金シフトと。
主要企業の決算発表本格化、業績予想の上方修正が相次げば、日本株が新興国株から逃げ出すマネーの受け皿にも。
・Wall Street:今週の米株式相場は上値を試す展開か。
企業業績への期待が上昇基調をどこまで支えられるかが焦点。
ダウ平均先週まで8週続けて前週比で上昇。心理的な節目1万2000ドル迫る。
今週は航空機大手ボーイングやインターネット検索ヤフー、建機大手キャタピラー、石油大手シェブロンなど決算発表。
10年12月期米国内総生産(GDP)速報値発表。
実質成長率前期比年率で3%台半ばと前期(2.6%)からプラス幅広げると見込まれる。
25-26日今年最初の米連邦公開市場委員会(FOMC) も開かれる。
・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派22%(前回比-19)弱気派54%(同+27)中立派24%(同-8)
日経平均株価は上昇を続け過熱感高まり、先週中国利上げ懸念などをきっかけに売上高が膨らむ。
1万円を大きく割り込むような事態予想する声は少ない。
・日本株に調整色。騰落レシオ(東証1部)110%と「買われ過ぎ」の目安とされる120%を33営業日ぶりに下回る。
これまで過熱感が強かっただけに短期的な調整は避けられないとの声が増える。
利益確定売りが出やすいことに加え、2010年10-12月期決算への期待感の後退が背景にも。
・世界市場往来:先週の世界の株式相場は中国の国内総生産(GDP)が予想以上の伸び率を示した事で
金融引き締め懸念が強まりアジア株が軒並み下落。
ギリシャやスペインは年明けからの好調を維持、それ以外の欧州と米国は小幅な動きにとどまる。
・2010年10-12月期決算、見どころや注目銘柄について国内証券・投信など市場関係者32人アンケート。
注目企業:村田 <6981> [終値5920円]8人。
コマツ <6301> [終値2415円]日産 <7201> [終値824円]6人。三菱商事 <8058> [終値2273円]5人。
海外企業決算で特に注目銘柄:アップル5人。キャタピラー3人。インテル、シスコシステムズ2人。
営業利益が上振れしそうな企業。企業予想とアナリスト予想とのかい離率が大きい企業。
トヨタ <7203> [終値3370円]29.9%。富士フイルム <4901> [終値3015円]28.9%。JX <5020> [終値555円]23.7%。
(日経ヴェリタス)
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