
逆風下 5Gという光明
- 2020年03月01日
- 日経ヴェリタス
2020年3月1日(日)晴れ
・逆風下 5Gという光明 遠隔医療・在宅勤務など注目
次世代通信規格「5G」でパンデミック(大流行)を防げ。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で株式市場が大荒れになる中、遠隔医療に関連する銘柄が気を吐く。
代表格が昨年12月に東証マザーズに上場したメドレー <4480> [終値1636円]。
自宅に居ながら医療機関の診療を受けられるアプリ「CLINICS」手掛け、年初からの株価上昇率は26%に達する。
・逆風下 5Gという光明 遠隔医療・在宅勤務など注目
5G元年となる2020年。スタートから数年は仮想現実(VR)ゲームなどエンターテインメント分野での活用に限られると考えられてきたが、
ここへきて状況が変わる可能性が出てきた。
新型コロナへの感染を防ぐのに有効なのは、人と人が接しないこと。
遠隔医療だけでなく、在宅勤務者が仮想で集い業務を進めるテレワーク、授業を自宅で受ける遠隔教育などの需要が急拡大している。
こうしたサービスを効率的に機能させる基盤となるのが5G。
・逆風下 5Gという光明 遠隔医療・在宅勤務など注目
5G浸透による業績拡大が期待される関連銘柄は買われている。
テレワーク向けのクラウドサービス提供するfonfun <2323> [終値577円]の株価は年初来で41%上昇。
ウェブ会議システムのブイキューブ <3681> [終値700円]も先週、一時1000円台と約3年半ぶりに4ケタの大台に乗せた。
クラウド型の学習教材を展開するすららネット <3998> [終値6310円]は年初来で34%上昇した。
・新型コロナウイルスの感染拡大が、世界の株式市場を揺るがしている。
ダウ工業株30種平均は2/27に過去最大となる1190ドル安を記録。
前週(24~28日)の下落率は12%に達した。週間の下げ幅は過去最大で下落率もリーマン・ショック直後の2008年10月以来の大きさ。
株安の引き金は欧米での感染拡大への警戒感。
前週はダウ平均を構成する30銘柄が全て下落。アップルなどGAFA4社の時価総額だけで約4300億ドル(約46兆円)減少。
「恐怖指数」とも呼ばれ投資家心理図る米VIX指数も2.3倍に急上昇し40を突破。
上昇の勢いはリーマン・ショックを上回り、新型肺炎への警戒感の強さを物語る。
日経平均株価も28日時点で2万1142円まで下げ、週間下落率は10%と2016年2月以来の大きさとなった。
日経平均VI(ボラティリティー・インデックス)は42.81と16年2月以来の高水準となり、東京市場でもリスク回避姿勢が強まった。
・逆風下 5Gという光明 遠隔医療・在宅勤務など注目
「家にいながら」社会の要請
新型コロナウイルスの感染拡大で世界的な株安の連鎖が広がる。
一方、遠隔医療や在宅勤務などを支える次世代通信規格「5G」への期待が高まる。
5G銘柄が逆風下に差す一筋の光明となりそう。
・逆風下 5Gという光明 遠隔医療・在宅勤務など注目
「5G元年」の関連銘柄
NTTドコモ <9437> [終値2927.5円]5Gに関するインフラを構築 連結純利益 5750億円(▲13%)
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・逆風下 5Gという光明 遠隔医療・在宅勤務など注目
5G関連銘柄の実力を測る上では、中長期的な視点も重要になる。
20年から2~3年間は黎明期で通信網が全国隅々に拡大し5Gのエコシステム(生態系)が繁栄を極めるのは5年~10年後とみられるから。
5~10年後の5G関連銘柄
大成建設 <1801> [終値3695円]建機の遠隔操作。作業員への危険情報の警告 連結純利益 1090億円(▲3%)
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・「感染源が不明な新型肺炎の広がりを意味する可能性がある」米疾病対策センター(CDC)は2/26、
カリフォルニア州で新型コロナウイルスへの感染者が出たことを受け警告発した。
新型肺炎をアジアにとどまる「対岸の火事」とみていた欧米投資家は、リスク回避を迫られた。
急激なリスクオフで、世界各地の主要株価指数は軒並み急落。
米ダウ工業株30種平均と独DAX指数の前週の下落率は各12%に及んだ。
大荒れとなった株式市場だが市場関係者が今、中止するポイントは3つある。
1.米欧での感染拡大 2.企業業績への影響 3.米連邦準備理事会(FRB)の利下げの規模と回数
当面の焦点となるのが米欧での感染拡大に。
・新型コロナウイルスの感染拡大受けて、株式市場で富士フイルムHD <4901> [終値5277円]への注目が増している。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・イノベ企業ファイリング ラクスル <4384> [終値2829円]印刷・物流 空き時間シェア
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・ペッパーフードサービス <3053> [終値698円]2/26に開いた決算説明会では、
苦戦の続く主力業態「いきなり!ステーキ」の追加的な店舗閉鎖など明らかにし、2020年12月期の最終黒字化目指すとした。
だが株価には反転の兆しが見られず。客足と市場からの信頼を取り戻す道のりは平たんではない。
・MARKETS COMMODITY 安全資産の金 7年ぶりの高値 集まる逃避マネー 足元では損失補填売り膨らむ。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて、金価格が一時、7年ぶりの高値圏まで上昇した。
株式市場が世界同時株安に陥る中、逃避マネーが米ドルや米国債とともに「安全資産」とされる金に流入した格好。
世界経済の減速懸念も強まり、「最後の砦」として金が一段高となるとの予想も多い。
ただ足元では株式市場などの損失補填のため、金も売りが膨らむ。
投資家のリスク回避姿勢は一段と鮮明に。
金価格は28日の取引で一時、1トロイオンス=1564ドルと2月中旬以来の安値まで売り戻された。
・MARKETS STOCK 全面安も個人は逆張り 強気型上場投資信託(ETF)の活況も懐具合は悪化か。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・MARKETS FOREX 感染拡大で円相場乱高下 4カ月ぶり円高、欧州にも飛び火で。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・MARKETS 仮想通貨
インターネット上の暗号資産(仮想通貨)ビットコインが大幅安になっている。
情報サイトコインディスクによるとドル建て価格は日本時間20日時点で1ビットコイン=8800ドル台と前の週末(9700ドル近辺)から大きく下落。
世界的な株安が続いており、「投資家が積極的にリスクを取れなくなったことで、ビットコインを一時的に法定通貨に換える動きが出ている」と。
ただビットコインは5月に採掘の報酬でもらえるコインの量が半分になる「半減期」迎えるとみられており、需給がひっ迫しやすい状況にある。
・世界株式番付:先週の世界の株式相場は主要25の株価指数のうち全指数が下落。
上位1位マレーシア週間騰落率▲3.17% 2位台湾▲3.37% 3位香港▲4.32% 4位中国▲5.24% 5位シンガポール▲5.34%
下位25位ポーランド▲15.30% 24位ロシア▲14.76% 23位ドイツ▲12.44% 22位米国▲12.36% 21位フランス▲11.94% 14位日本▲9.59%
・銘柄ウオッチ トップが語る クリエイト・レストランツHD <3387> [終値855円]岡本晴彦社長
今後も業績がいい企業を毎期数社ペースで買収していきたい。
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