ギリアド薬に効果

2020年4月17日（金）晴れのち曇り

・安倍晋三首相16日、新型コロナウイルスの感染拡大受け、緊急事態宣言の対象を全国に広げると表明。
都市部から地方への人の移動などで感染が全国にまん延する恐れがああるため。
期間は5/6まで。国を挙げて感染拡大防止に取り込むことになる。
感染への対応を重点的に進める地域も設定。
7日の宣言は、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡に7都府県対象にしていた。
新たに北海道、茨城、石川、岐阜、愛知、京都を加え13都道府県を「特定警戒都道府県」と指定した。

・政府・与党16日、新型コロナウイルスの感染拡大受け、国民1人あたり10万円を給付する。
所得制限は設けない。緊急経済対策を含む2020年度補正予算案を組み替える。
減収世帯に30万円支給する措置は撤回。

・日本航空（JAL）<9201> ［終値1939.5円］2020年1－3月期営業損益200億円規模の赤字（前年同期は306億円の黒字）に。
四半期としての営業赤字は12年の再上場後初めて。
4月以降は一段の業績悪化が避けられない。
収入が大きく減る一方、新型コロナ終息後の回復期に備えて人件費を削れず、警備費用なども合わせた固定費が利益を圧迫。
1－3月期の営業赤字は300億円規模に膨らむ可能性もある。

・米労働省16日発表、失業保険の新規申請件数、4／11までの1週間で524万5千件と、前週（661万件）に近い高水準。
非常事態宣言をした3月中旬から、4週間で2200万件突破。
米労働人口は1億6300万人が、単純計算で8人に1人が職を離れたことになる。
失業保険の申請数は市場予測（500万件）並み。
3月半ば時点の失業率は4.4％だったが、4月は一気に10％を超え、48年の統計開始以来の最悪期（10.8％、82年12月）も突破するとの見方も。

・新型コロナウイルスに対する治療効果が期待される富士フイルム　<4901> ［終値5445円］抗インフルエンザウイルス薬「アビガン」。
政府は備蓄を3倍の200万人分へ増やす計画を掲げるが、通常であれば中国に依存していた原料の国内生産切り替えには時間がかかる。
富士フイルムは原料製造する能力があるデンカ　<4061> ［終値2572円］に委託し、国内生産にシフト。7月から本格的な増産始める計画公表。
国内で原料から製造すると薬価50円の薬に、100円以上のコストが発生することも。
製造コストに見合う薬価を設定し、その価格を維持していく支援も必要。
原薬の海外依存は日本の構造的な問題。
厚生労働省が2013年に実施した後発薬の調達状況に関する調査によると、原薬をすべて国内で調達しているものは金額ベースで3割にとどまる。
残る7割は原薬の全部もしくは一部を海外から輸入。調達先を金額比較で、インド（30％）韓国（26％）中国（24％）に。

・徹底した検査などで新型コロナウイルスの感染拡大を抑えてきたドイツが15日、3月後半に導入した厳しい経済規制の緩和を決めた。
新規感染者数が減少して医療崩壊に至る可能性が低下したためだが、人の動きが活発になれば再び感染が広がるリスクもある。

・米国では、トランプ米大統領が「新規感染者のピークは過ぎた」として経済再開に前向きな姿勢をあらわにしている。
景気低迷が長引けば11月の大統領選の再選がおぼつかなくなるためで、
16日午後（日本時間17日午前）二は外出制限の緩和を始める時期や方法の指針となる工程表示す。
現行の行動制限は4月末で期限を迎える。

・国内の新型コロナウイルス感染者数　国内の確認例9096人（新たな感染者522人　16日午後8時半現在）死者187人（+9）、退院患者数918人。
東京都2595人（+149）神奈川674人（+55）千葉596人（+58）埼玉528人（+16）大阪1020人（+52）兵庫454人（+31）福岡461人（+26）

・厚生労働省「ドライブスルー方式」での新型コロナウイルス検査の実施を認める事務連絡を出す。
経路不明の感染者が急増し、感染経路をたどることで拡大を抑え込む従来方式の限界が明らかになり、消極姿勢を改めることを迫られた。

・新型コロナウイルスによる世界的な景気の落ち込みが米銀の収益を直撃。
16日におそろった米金融大手6行の2020年1－3月期決算、軒並み2ケタ減益に。
各行とも融資の回収可能性を厳しく見積もり、貸倒引当金を積み増した。
M&A（合併・買収）や新規株式公開（IPO）の停滞で投資銀行部門も低調だった。

・米大手金融機関の20年1－3月期決算
JPモルガン・チェース　純営業収益290億ドル（前年同期比▲3％）純利益28億ドル（前年同期比▲69％）
バンク・オブ・アメリカ　228億ドル（▲1％）　40億ドル（▲45％）
シティバンク　207億ドル（12％）　25億ドル（▲46％）
ウェルズ・ファーゴ　177億ドル（▲18％）　6億ドル（▲89％）
ゴールドマン・サックス　87億ドル（▲1％）　12億ドル（▲46％）

・15日投開票の韓国総選挙、革新系与党は定数の6割占める180議席獲得して圧勝。
巨大与党の誕生は、任期満了まで2年残す文在寅大統領の求心力を支える。
悪化が続く日韓関係は当面、改善は見込めないとの指摘も。

・世界各国・地域の新型コロナ感染者数（死者数）4/16午後4時現在、米ジョンズ・ホプキンズ大まとめ　世界全体206.4万人（137108人）
米国639664（30985）スペイン180659（18812）イタリア165155（21645）ドイツ134753（3804）
フランス134582（17188）英国99489（12894）中国83402（3346）日本8626（178）

・中国国家統計局16日、2020年3月の主要70都市の新築住宅価格動向、前月より価格が上昇した都市は38と2月比17増。
下落した都市は1少ない22、横ばいは16少ない10に。

・中国、全国人民代表大会（全人代）が5月中下旬に開かれる可能性があると16日付香港紙、星島日報伝える。

・フィリピン中央銀行16日、臨時の金融政策委員会開き、政策金利の翌日物借入金利を0.5％下げ、2.75％にすると発表。

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・緊急事態宣言の対象区域を5/6まで全国に拡大する。
大型連休中の帰省・旅行、移動を警戒、「人の移動を最小化する」などと説明。

・映画配給大手12社、3月の興行収入総額前年同月比70.2％減の約56億円に。1999年以降3月の興行収入として最低。

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※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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第三者割当

ユーザーベース　<3966> ［終値1993円］4/16　割当先　三菱地所

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、上昇。
米労働省16日発表、失業保険の新規申請件数、4／11までの1週間で524万5千件。
ニューヨーク州のクオモ知事は、今月29日までとしていた市民の外出制限を来月15日まで延長と一時的に
ダウ工業株30種平均は一時300ドル安も引けにかけて下げ幅縮小、プラス圏で取引を終えた。

アマゾン・ドット・コムやネットフリックスが最高値更新、マイクロソフトやインテルなど上昇し、ナスダック総合株価指数を押し上げ。

アップル（+0.79%）グーグル（+0.08%）フェイスブック（-0.41%）アリババ（+2.16%）エヌビディア（+4.94%）
ネットフリックス（+2.91%）アマゾン・ドット・コム（+4.36%）バイオジェン（+3.49%）バークシャー（-0.32%）
マイクロソフト （+3.00%）ラッセル2000（-0.50%）HTG(ハイイールドファンド)（-0.10%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約116.2億株、過去20日間平均約139.4億株。

欧州株式市場の主要3指数はまちまち。
ギリシャ(アテネ総合)株価指数（-0.13％）、イタリア（MIB）株価指数（+0.29％）とまちまち。

16日の東京株式市場で日経平均（-1.33％）は2日続落。
東証株価指数（TOPIX）（-0.82％）は3日ぶり反落。

東証マザーズ（+2.70％）は4日続伸、日経ジャスダック平均（+0.30％）は9日続伸、東証2部（-0.44％）は2日続落で終了。

東証1部出来高は12億9859万株、売買代金は2兆2102億円。
東証1部騰落数は値上がり1,587(73％)銘柄、値下がり534(24％)銘柄、変わらず48(2％)銘柄に。

業種別ランキングでは11業種上昇、22業種下落に。
値上がり上位は、倉庫運輸関連、水産・農林業、情報・通信業、電気・ガス業、小売業、サービス業、鉱業、・・・
値下がり上位は、海運業、輸送用機器、非鉄金属、空運業、ゴム製品、銀行業、精密機器、証券商品先物、・・・

東証1部値上がり上位は、アトラ　<6029> ［現在302円　+80円］アステリア　<3853> ［現在460円　+80円］
新日本理化　<4406> ［現在190円　+29円］竹本容器　<4248> ［現在718円　+100円］

値下がり上位は、anfac　<7035> ［現在996円　-111円］パイプドHD　<3916> ［現在1042円　-106円］
ヨシムラ・フードHD　<2884> ［現在866円　-84円］RPAHD　<6572> ［現在615円　-58円］

三菱UFJ　<8306> ［現在408.3円　-8.7円］みずほ　<8411> ［現在119.9円　-4.1円］三井住友　<8316> ［現在2700.0円　-73.5円］

野村　<8604> ［現在411.0円　-13.8円］大和　<8601> ［現在405.2円　-3.1円］ソフトバンクグループ　<9984> ［現在4430円　+97円］

日本時間現在、シカゴ・マーカンタイル取引所（CME）の時間外取引で、米株価指数先物が上昇。

「バイオ製薬のギリアド・サイエンシズの治療薬と有望視されている製品を新型コロナウイルスの感染者に投与したところ、
熱や呼吸器系の症状が急速に改善した」と伝えた。
新型コロナの治療薬の開発につながり、米経済活動の早期再開が近づくとの思惑が広がった。

ダウ平均CFD（7：50現在）24332ドル（＋794ドル）となっています。

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米国ダウの時間外での上昇で、東京市場も買い優勢の始まりも。

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