光ファイバー回線整備計画2年前倒し

2020年6月15日（月）晴れ　新聞休刊日

・中国・北京市政府は14日、記者会見し、新たに44人の感染を確認したと発表。
市内最大である市内の食品卸売市場と全員が関係しており、市政府は「非常時に入った」と宣言。
市当局はすでに周辺の居住区を封鎖し、人の出入りを規制。
周辺住民と、14日以内に同市場を訪れた人全員にPCR検査を実施する方針。

・東京都で新型コロナウイルスの感染者が再び増えている。
14日には新規感染者が47人と5月5日以来の高い水準になった。
都では5/25に国による緊急事態宣言が解除された前後から、1日当たりの感染者が多くなっている。
中でも目立ったのは接客飲食業の従業員など夜の繁華街での感染報告。

・米国の民間宇宙企業スペースXが新たな時代の扉を開いた。
5/30に米航空宇宙局（NASA）の宇宙飛行士2人を乗せた有人宇宙船「クルードラゴン」の打ち上げに成功し、
翌31日には高度400キロメートルにある国際宇宙ステーション（ISS）の結合モジュールに無事ドッキングした。

・米経済は活動再開から1カ月の節目を迎えるが、景気回復のペースおよび継続性も、
米国がコロナウイルスの感染を抑え込めるかどうかも、依然として不透明。
携帯電話の位置情報や従業員の勤務時間管理、週間失業保険申請件数といったデータは、景気回復が着実に進んでいることを示している。
だが統計は州による違いが鮮明な上、経済活動の回復ペースが速い場所ほど感染が広がっていることを示す証拠もある。

・ムニューシン米財務長官は、新型コロナの感染が今後どのようになるにせよ、米経済を再び封鎖することはないと表明。
このため、公衆衛生上の不安と、厳しい感染抑止策の復活に対する忍耐力の低下を天秤にかける仕事は、州・地方政府に委ねられる。

・安倍晋三首相は14日のインターネット番組で、米国が開発を進める新型コロナウイルスのワクチンについて
「すごく早ければ年末に接種できるようになるかもしれない。日本も確保できるよう交渉している」と語った。
政府が開発中の感染者と接触した可能性を通知するスマートフォンアプリは
「今週中のリリースを目指して開発の最終段階に入っている」と説明。
経済対策に盛った持続化給付金などに関する事務委託費を巡っては
「費用は実費精算だ。事業に関わる実費が発生しない限り支払わない」と改めて強調した。

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・新型コロナウイルスの感染者が収束傾向にある中、第2波の兆候を察知するための態勢整備が進んでいる。
検査能力が拡充したPCR検査に加え、感染の有無を短時間で調べることができる抗原検査、抗体検査を使い分け、
感染の広がりをいち早く見極められるかが課題に。
海外で先行する下水調査にも流行の端緒を捉える役割が期待される。

・新型コロナウイルスの感染拡大した3、4月の東京都内の死者数が計2万801人で、記録の残る1999年以降最多を記録。
過去5年の同時期の平均死者数に比べて計1481人多く、新型コロナが影響した可能性も。
専門家は「医療ひっ迫の影響などで公表数より多かった恐れもある」などと指摘。

・政府は高速大容量のインターネット通信ができる光ファイバー回線の整備計画を当初より2年前倒しし、
来年度中にほぼ全ての世帯に光回線を普及させる。
新型コロナウイルスの感染拡大でテレワークや遠隔教育の需要高まり、高速通信網は急務となっている。

・米国株は11日に史上4番目の下落幅を記録。
政府や米連邦準備理事会（FRB）による政策総動員が、新型コロナウイルスの打撃を受けた景気の「V字回復」につながるとと楽観論が吹き飛んだ。
期待先行で急回復し、過熱感が出ていた株式相場は急速に冷え込んだ。
株価急落が一時的な調整に終わるか、3月に続く「二番底」まで滑り落ちるか、正念場迎えた。

・ニューヨーク株式市場の1日の下げ幅。
1位2997.10ドル安（2020年3月16日）翌日1048.86ドル高　2日後1338.38ドル安
2位2352.60ドル（20年3月12日）翌日1985.00ドル高　2日後2997.10ドル安
3位1013.76ドル安（20年3月9日）翌日1167.14ドル高　2日後1464.94ドル安
4位1861.82ドル安（20年6月11日）翌日477.37ドル高　2日後（6月15日）
5位1464.94ドル安（20年3月11日）翌日2352.30ドル安　2日後1985.00ドル高

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※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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（今日の一言）

週末の海外ＮＹ株式市場は、反発。
前日に1861ドル安と史上4番目に大きい下げとなった反動で、個人投資家などによる押し目買いが入った。
もっとも、新型コロナウイルスの感染「第2波」への懸念は根強く、小幅に下げる場面も。
ダウ平均の上げ幅は800ドルを超える場面があった。

アップル（+0.88%）グーグル（+0.67%）フェイスブック（+1.85%）アリババ（+1.12%）エヌビディア（+1.55%）
ネットフリックス（-1.76%）アマゾン・ドット・コム（-0.51%）バイオジェン（-1.39%）バークシャー（+1.79%）
マイクロソフト （+0.79%）ズーム（-1.15%）ラッセル2000（+2.32%）HTG(ハイイールドファンド)（+0.99%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約130.8億株、過去20日間平均約129億株。

週間ベースでは、ダウは5.6％安、ナスダック総合指数は2.3％安、S&P500種指数は4.8％安、それぞれ4週ぶりの反落で取引を終えた。

欧州株式市場の主要3指数はまちまち。
ギリシャ(アテネ総合)株価指数（+0.29％）、イタリア（MIB）株価指数（+0.43％）と反発。

週末12日の東京株式市場で日経平均（-0.75％）は2日続落。
東証株価指数（TOPIX）（-1.15％）も4日続落。

東証マザーズ（-0.78％）、日経ジャスダック平均（-1.00％）、東証2部（-0.99％）はそれぞれ2日続落で終了。

週間ベースでは、日経平均株価は2.4％安、東証株価指数（TOPIX）2.6％安、ともに4週ぶり反落。
東証マザーズ指数は0.3％高、10週続伸（68.3％上昇）、日経ジャスダック平均は1.1％安、7週ぶり反落、
東証2部指数は0.0％安、7週ぶり反落、東証REIT指数は0.2％安、4週ぶり下落で終了。

6月19日（金）から出張で、22日（月）まで4日間お休みをいただきます。
23日から平常配信いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

続きの個別銘柄等は【コロ朝プレミアム】に掲載済
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2020年6月13日（土）配信（6/12収録）

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櫻井英明さんの取材力と推理・想像の合わせ技、ご期待ください。

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2020年7月4日（土）開催　14：20～16:50（開場　14：10）

7月の相場展望と有望注目銘柄。

アフターコロナの市場展望

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