インフラ10兆円市場始動

2020年8月9日（日）晴れ

・インフラ10兆円市場始動　災害復旧・老朽化対策・・・最新テックに迫る
およそ1カ月前の令和2年7月豪雨は、熊本県中心に多くの命を奪い、家屋を破壊した。
人々の生活を守るはずのインフラの脆弱さが露呈し、強靭化は道半ば。
「市町村の強靭化計画が遅れている。計画を策定した自治体は約3割の520地域にとどまる」。
「頻発、激甚化している自然災害から国民の生命と財産を守るため、強靭化に向けた防災減災、社会インフラの恒久対策は不可欠だ」と、
業界挙げて取り組む姿勢を改めて示した。

・インフラ10兆円市場始動　災害復旧・老朽化対策・・・最新テックに迫る
「インフラの保守・補修需要は年間10兆円を超える規模になる」。
高度成長期の1970年代に整備した橋やトンネル、港湾、堤防などのインフラが、耐久年数の50年を迎えるため。
企業は老朽化したインフラを強靭化する「保守テック」に磨きをかける。
産業ドローン（小型無人機）開発の自律制御研究所（ACSL）<6232> ［終値2162円］インフラ点検や災害時の支援などに使うドローンを開発。
橋やトンネル、下水管などの異常の早期発見に売り込む。

・インフラ10兆円市場始動　災害復旧・老朽化対策・・・最新テックに迫る
コロナ禍で2021年に延期された東京五輪・パラリンピックに向けた工事は落ち着き、インフラ更新や保守の巨大市場が始動する。
独自技術を武器に国土強靭化に取り組む企業に迫った。

・インフラ10兆円市場始動　保守テック、老朽化に挑む
高度成長期に建設された道路や橋、トンネルなどインフラの保守・補修需要が拡大する一方、国や地方自治体の財政は厳しい。
建設業界の人手も不足する中、インフラを効率的に保守できるテクノロジーを持つ企業の活躍の場が広がっている。

・インフラ10兆円市場始動　保守テック、老朽化に挑む主な保守テック銘柄

ショーボンドHD　<1414> ［終値4520円］
建造物のひび割れ補修や耐震補強などコンクリート補修大手。橋梁の修繕工事の技術にも強み。

※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済  http://www.koronoasa.com/info/

・トヨタ　<7203> ［終値6878円］6日、2020年4‐6月期連結決算純利益が前年同期比74％減、1588億円だった。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済  http://www.koronoasa.com/info/

・コロナ禍からの回復は「K字型」に。
急回復する「V字型」、時間がかかる「U字型」、低迷を抜けられない「L字型」といった議論よりも、
強いところはより強く、厳しいところはさらに落ちていく二極化の議論。
それを上向きとした向きが離れていく「K」の形になぞられる。

・欧州自動車各社が新型コロナウイルスによる打撃にお苦しむ。
独フォルクスワーゲン（VW）や独ダイムラーなどはそれぞれ2020年4‐6月期に2000億円超の最終赤字計上。
年後半の生産・販売回復に期待をかけるが、思惑通りに運ぶかは見通せない。
自動車産業の浮沈は欧州の景気を左右する。
コロナ禍は、電動化やデジタル化で大変革の最中にあった欧州自動車各社に、変革の加速を突き付けている。

・イノベ企業ファイリング　トビラシステムズ　<4441> ［終値1899円］迷惑電話番号フィルターシステムを開発する。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済  http://www.koronoasa.com/info/
・新興株市場が活況。東証マザーズ指数は先週（3～7日）、約1カ月ぶりの高値。
2020年4‐6月期決算で業績が悪化した大手企業が目立つ中、東証マザーズ上場銘柄への機関投資家による物色が進んでいる。
感染拡大の影響を受けにくい国内需要を中心としたIT（情報技術）株が多いことも一因となっている。

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